3階の者だ!!

DEBがお送りするネタバレありのコミックス紹介ブログです。 短編物では一話にスポットを当てて、長編物ではこの後どうなるの?と言うところまで紹介しているつもりです!

本日紹介いたしますのはこちら、「金剛番長」第5巻です。
小学館さんの少年サンデーコミックスにて刊行、週刊少年サンデーにて好評連載中です。

作者は鈴木央先生。
第4巻までの「金剛番長」の紹介は「鈴木央」のテーマにてまとめましたのでお時間などございましたらご参照下さい。

さて、第4巻でとうとう幕を開けた暗契五連槍とアイドル番長軍団の闘いは、苦戦をしながらもアイドル側が4連勝をおさめました。
勝ち抜き方式でないこのバトル、すでにアイドル側の勝利のような気もしますが気にせず物語は進みます!

この第5巻では今までにない圧倒的パワーを感じさせる爆熱番長と我らが金剛番長の戦いが開始するところから始まるわけですが、闘いの開始前に卑怯番長に卑怯な手で敗れたカブキ番長の手によって闘技場が崩落させられてしまいます。
このままでは生き埋めと言うところで、金剛番長と爆熱番長が協力してこのふたり以外の番長達を外にいガスコトに成功します。
生き埋めとなってしまった両番長……不死身と思われていた金剛番長も流石にこれでは助からない……
と言うことはまったくなく、殆ど無傷でふたりとも地面から出てきました。うーんやっぱり不死身。
そしてようやくふたりのバトルが始まるわけですが、またしても横槍が入ります!
なんとたまたま周辺で自衛隊が演習をしており、ミサイルとかガンガン飛ばしているのです!!
容赦なく爆撃に見舞われる番長達ですが、金剛番長や爆熱番長はそのミサイルではまったくダメージを負いません!
それどころか飛んで来たミサイルをつかんで棍棒のように叩きつけるなど、武器にする始末!!
無論そんなことをすれば爆発するわけですが、それでも両番長とも無傷なんだから困ったもんです!!
人知を越えたタフネスぶりもいい加減にしろ!!!みたいな!!
ミサイル棍棒アタックも含め、一方的に攻め込む爆熱番長ですが、金剛番長の一撃を食らっただけで顔色が変わり、吐血するではないですか!
ミサイルも効かない爆熱番長が、金剛番長の一撃で何故大ダメージを受けてしまったのでしょうか!
その答えは金剛番長自らが応えてくれました。
「俺の拳骨はミサイルより痛え!!それだけだ!!」
それだけだそうです。

というわけで結局は爆熱番長との格の違いを見せ付けることとなった金剛番長。
暗契五連槍とのバトルがどういう結果になったのかはもはや説明するまでもないでしょう……
そんな訳で新シリーズが始まります。
突然やってきたのはマシン番長。
そう、名前のとおりマシンの番長で、瞬く間に三つの区を陥落したつわものです。
マシンですから、頭を銃で打たれようと無傷ですし、遠く離れた位置から狙撃されようとロケットパンチで撃破可能です。
……人間外でもいいのかよ!もはや番長とか飾りに過ぎねえよ!!
とにかく彼の狙いは金剛番長のようす。
何か惹かれるものがあったようで、仲良くなった月美の静止も効かずに金剛番長VSマシン番長が始まってしまいます。
マシン番長の強さは凄まじく、金剛番長の力をもってしてもダメージを与えられません。
ミサイルより痛いパンチでノーダメージって……恐るべき耐久力……
攻撃力も一級品で、金剛番長をみるみる追い詰め、ついには金剛番長の体をドリルで貫いてしまいました!!
ピクリとも動かない金剛番長を前にマシン番長はこういいました。
「生体反応ゼロ、心配停止― 金剛番長ノ死亡ヲ確認。」

金剛番長の死を前に、怒りに燃える卑怯番長達は敵を討つ決意を固めます!
金剛番長すら一蹴するマシン番長に、アイドル番長軍団は勝ち目があるのでしょうか!
そして泣き叫ぶ月美を見て謎のノイズが発生したマシン番長の今後の動向は!?
古来よりこういったトンデモバトル漫画ではあてにならないとされる「死亡確認」、今回こそは確かなのか!?
様々な疑問が次巻にて明かされる、ハズです!!!

単行本のオマケとして、恒例の番長図鑑に加え、なんと「元祖!浦安鉄筋家族」と微妙にネタが被ったからと殆ど丸々1話ボツになった幻の41話が収録!!
仕上げ中の描き直しと言う事で、適当なのかなーと思いきや、殆ど完成原稿と言える出来上がりは驚嘆するばかり。
この段階から殆ど書き直したの!?と言わざるを得ないような、鈴木先生の真面目さがひしひしと伝わってきます。
べつに被ったからってパクリとかいいませんよ鈴木先生!
心の広い(?)チャンピオン読者なら「シンクロニシティ」の一言で済ませてくれるはずです!!

ますます激しいバトルが繰り広げられ、激動の展開を迎えた「金剛番長」第5巻は本日発売です!
21世紀、おそらく最初にして最高(いろんな意味で)の番長バトル漫画、活目してみるべし!!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!

表紙はこちら!!
画像

しかし鈴木先生本当に楽しそうに描いてますよね……


金剛番長 5 (少年サンデーコミックス)
小学館
鈴木 央

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本日紹介いたしますのはこちら、「キン肉マン2世 ~オール超人大進撃~」です。
集英社さんのVジャンプブックスコミックスシリーズにて刊行されています。

作者は勿論ゆでたまご先生。
キン肉マン関係の記事は「キン肉マン」のテーマにてまとめておりますのでよろしければそちらも見てやってくださいませ。

さて、いまやキン肉マンを越える長期連載作品となっている「キン肉マン2世」。
1998年に連載を開始してから現在の「究極の超人タッグ編」まで11年もの長期連載となっていますが、プレイボーイでの本編に加えてVジャンプでこちらの「オール超人大進撃」を足掛け7年にわたって同時に連載していたのです!

では一体どういう内容なのか、本編とはなんか違うのか?と言われますと、これがまた結構違うのです。
まず注目すべきなのは主人公の万太郎の性格。
ぐうたらでめんどくさがり、カルビ丼が大好きで臆病、のような性格は共通しているのですが、このVジャンプ版では必要以上に痛めつけられている仲間の姿に怒りの炎を燃やす強い正義感を持っているのです!
さすが少年向け雑誌であるVジャンプ向け、万太郎も少年向け性格にチェンジだ!!
とはいえやはりなんだかんだいって作者はゆで先生。
子供向け2世として明るく楽しくわかりやすい作品作りを目指しているであろう反面、つよい電波を発することも忘れてはいません!!……っていうかその子供向けと言うことを忘れて電波を発しています!
なにせ記念すべき第1話の敵超人がプリプリマン!!!
そう、初代キン肉マンで悪魔超人として登場し、その後消息が不明となったあの顔がお尻の超人、プリプリマンなのです!!
しかも恥じらいを覚えたのか、なんか顔(というか尻?)にパンティーまで被っていて見た目の変態度は大幅アップ!
使う技にいたっては「ガス・エクスプロージョン」と言う口からガスを吐く技まで出してきます!!
もういや!!いくら子供がそういうの好きだからって1話目からそれでいいんかい!!
ほかにもジェイドがヘルメットを伸ばすと言う不可思議な技を使ったり、モチの超人VSタコの超人(名前は天タコルズ)が特設鍋リングで戦い、負けた超人は煮込まれて食べられてしまう(しかも普通の観客に)と言うガクブルものの闘いや、万太郎がたこ焼きになって食べられそうになる(しかもキン肉マンに)というホラーかよ!と言うような激しい電波が発されております!!
こりゃあ子供向けだからと敬遠するのは勿体無いですよ!

勿論見所は電波だけではありません。
本編では2世の初代かませ犬の名をほしいままにしていたガゼルマンの貴重な戦闘&勝利シーンが描かれていますし、超人オリンピックならぬ「超人一等祭」が開かれ、ケビンと万太郎以外本編とはまったく違う顔ぶれが並ぶトーナメントが繰り広げられるなど、キン肉マンらしい熱いバトルも収録されています!
しかもそのシリーズではキン肉マンでは非常に珍しい戦う女性超人が2名も参加しており、その活躍にも要注目!
漫画以外の企画も充実しており、Vジャンプ版には登場しないキャラが続々入賞する謎の人気投票を始め、登場する超人のデータが記載されている名鑑や、ガゼルマンのインタビューなどのお楽しみがたっぷりですよ!

勧善懲悪少年向けキン肉マン2世、「キン肉マン2世 ~オール超人大進撃~」は全4巻が刊行されています。
主人公らしいマン太郎が見てみたい貴方やガゼルマンが好きな貴方に特にオススメのこの一冊、是非ともご一読くださいませ。
さぁ、本屋さんにダッシュだ!!


それにしても3巻までは物凄くテンポよく進むのに、4巻だけ異様にたっぷり1試合をやってるのが謎です!!
さすがゆで先生!とことんマイペースだぜ!!

キン肉マンII世(second generations)~オール超人大進撃~ (1fight) (Vジャンプブックス―コミックスシリーズ)
集英社
ゆでたまご

ユーザレビュー:
本編にはない魅力のあ ...
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本日紹介いたしますのはこちら、「悟空道」です。
初出は秋田書店さんの少年チャンピオンコミックス、新装版はチャンピオンREDコミックスにて刊行されています。

作者は山口貴由先生。
先生の作品の紹介等は「山口貴由」のテーマにてまとめさせて頂いておりますので気が向いたら見てやってくださいませ。

さてこちらの作品、タイトルから見てわかるように西遊記をモチーフにした物語となっています。
ところがというかやはりと言うか、玄奘がお供の3人とともに天竺を目指す、と言う大筋以外は殆どオリジナルのストーリー。
西遊記漫画ではこうなることが多いですな!

日本に数多くある西遊記漫画ですが、この「悟空道」の特色と言えば何か、と言われればやはり独特の山口先生節でしょう。
登場人物それぞれが濃すぎるぐらいの個性を持ち、それら全てがいきいきと動き回ります。
ストーリーも悟道と妖怪のバトルと、悟道と玄奘との解りあいながらも解りあえない不思議な関係の二つに重きを置かれており、熱血もドラマ性も両立させており、非常に完成度の高い作品になっているのではないでしょうか。

バトル描写は「覚悟のススメ」でも見られるような激戦ぞろいで、思わず手に汗握る素晴らしいものです。
「覚悟のススメ」では主人公が強化服に身を包んで戦うと言ういわば「仮面ライダー」だったわけですが、今作では巨大化して巨大な妖怪と戦う、「ウルトラマン」的なところがあり、文字通りスケールの多きバトルが展開。
悟空は如意棒程度しか武器を持たず、戦う敵もロボットなどに乗ったりすることはあるものの、打撃戦が殆ど。
巨大な体と体がぶつかり合い、その質量の凄まじさまで感じさせる戦闘シーンはさすがと言う他ありませんよ!
そのバトルシ-ンも凄いのですが、今作はやはりストーリーの奥深さもわすれてはなりません。
序盤ではステレオタイプとすらいえるような聖人の玄奘ですが、彼女(この作品では普通に女性です)の本来の目的や立場など、が物語が進むにつれ明らかになっていきます。
その正体は意外なもので、玄奘をこういった役どころにするのは非常に珍しいのではないでしょうか!
玄奘だけでなく、悟空の粗暴ながらも魅力的なキャラクター造形も魅力的ですし、登場する敵妖怪達もただただ卑劣で外道な存在から、自分の特殊な体を呪うがあまり暴走してしまうもの、親に捨てられ自らの作り出した兵器のみを信じるようになったものまで、まさに千差万別。
凡庸な敵キャラという者はほぼなく、どれもが強いドラマを感じさせてくれるキャラクターばかりです!
そのキャラクターが生み出す、1話1話気合のこもった壮絶ストーリーは圧巻そのものなんです!!

西遊記漫画の最高峰、「悟空道」は少年チャンピオンコミックス版が全13巻、完全保存版と銘打たれているチャンピオンREDコミックス版が全6巻刊行されています。
昨日紹介した「覚悟」と同じく、インタビューや連載時のコメントを収録し、書き下ろし漫画まで収録された完全版がおすすめです!
圧巻のバトルと壮絶で厳しいストーリの末にやってくる、登場人物全てが救われる史上最大(?)のハッピーエンドは必見ですよ!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!

表紙はこちら!!
画像



悟空道 1 (1) (チャンピオンREDコミックス)
秋田書店
山口 貴由

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本日紹介いたしますのはこちら、「覚悟のススメ」です。
初出は秋田書店さんの少年チャンピオンコミックス、07年に発売された完全保存版は同じく秋田書店さんのチャンピオンREDコミックスにて刊行されました。

作者は山口貴由先生。
山口先生の紹介や、「シグルイ」、「サイバー桃太郎」などの他作品の紹介は「山口貴由」のテーマにてまとめておりますのでよろしければご覧下さい。

いまや「シグルイ」で大ブレイクした山口先生ですが、やはり山口先生の名をあげた作品と言えばこの「覚悟のススメ」でしょう。
劇画時代の行き過ぎなバイオレンスと下品なエロスを残しながら、ギャグあり熱血ありの少年漫画へと昇華したこの作品は当時の読者達の度肝を抜いたものです。

内容を簡単に説明してしまうと、主人公の葉隠覚悟(はがくれ かくご)が「強化外骨格 零」と呼ばれる強化服を着込み、世界転覆をたくらむ覚悟の兄、散(はらら)が率いる悪の軍団と戦う、というものになります。
ですがそれはあくまで簡単に説明した場合でして、実際はそんな簡単に説明しきれる作品ではありません。
まず強化外骨格とは平和の為に死んでいった三千の英霊達が宿された生きている(幽霊が付いているのでやっぱり死んでるんでしょうか……?)鎧で、認められていないものが着ようとすれば五体が砕かれてしまうと言うとんでもない代物。
装備している兵器も、一瞬で生物の水分を奪ってしまうものや、数秒で人を死に至らしめる毒ガス、超高速で噴射されるジェットなどなど、それはもう恐ろしいものばかり。
登場する敵たちはそれももってしても一筋縄ではいかない難敵ばかりなのですから困ったものです。
挙句に中盤では敵はどんどん強くなっていくにもかかわらず、その装備を失った状態で戦うことになるのです。
絶望的な状態でも自らが修めた最強の格闘術、「零式防衛術」を用い、「覚悟完了」と言うキメ台詞とともに挑みかかるのですから、その凄まじさといったらありません。
主人公だから危なかったけどなんとなく勝利した!というようないい加減な勝負など一切なく、血反吐を吐き、死の間際に追い詰められながらも、覚悟のもつ信念やそれに惹かれたものたちの助けを得て勝利を重ねていくその様は手に汗握ること必至です!

ストーリーはそれほど凝った物ではありませんが、それを補って余りある超絶バトルの連続とキャラクターの個性の強さがあります。
覚悟の実直そのものの人間性は勿論好感が持てる、というか憧れるところなのですが、やはり敵役の散のカリスマ性が素晴らしいです!
部下達を愛し、地球を愛し、弟を愛するあまり地球を統べようとする散さまの麗しさといったらありませんわ!
その上圧倒的な強さも持ち合わせているんですから完璧ですよ!
見れば必ず貴方も「螺旋!」と叫びながら憎いあいつの腹辺りを掌打したくなるはずだ!!
そして散さまに限らず強い個性を持つキャラクターから生み出される名台詞も多数存在することを触れないわけには行かないでしょう!
「覚悟完了」という台詞は2ちゃんねるあたりでも頻繁に使われていましたのでご存知の方も多いはずです。
ほかにも男らしい……いや、漢らしい台詞がココでは上げきれないほど数々存在します!
是非とも目にしていただいて、心に熱い何かを滾らせていただきたいです!!!

超絶血闘漫画、「覚悟のススメ」は完全保存版が全6巻、チャンピオンコミックス版が全11巻で発売中です!
チャンピオンコミックス版のほうが安価に手に入りますが、完全保存版は巻末に雑誌掲載時の作者コメントが載っていたり、作者さんのインタビューが掲載されていたり、チャンピオンREDに掲載された続編、「覚悟のススメ VOLTEX」が収録されていたりの豪華仕様になっております!
個人的には完全保存版がオススメです!!

覚悟に立ちふさがる数々の強敵との決闘、散との宿命の大激闘、最後の最後にやってくる盛り上がりまくるラストシーンは必見!
間違いなく傑作と言える作品ですよ!
これを見ずして死ぬのは漫画好きの名折れです!(いいすぎ?)
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!

最後に忘れてはいけない名台詞でお別れ!
「G(ジャイアント)・さらば!!」


覚悟のススメ 1 (1) (チャンピオンREDコミックス)
秋田書店
山口 貴由

ユーザレビュー:
生涯最高の漫画この作 ...
濃いかつて少年誌で連 ...
覚悟完了!単行本も持 ...
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本日紹介いたしますのはこちら、「速攻生徒会」です。
初出は新声社さんのゲーメストコミックス、新装版は講談社さんのアフタヌーンKCにて刊行されました。

作者は小川雅史先生。
小川先生の紹介と、先生の著作である秋田県のご当地ヒーローを漫画化した「超人ネイガー ヒーローズ」の紹介は08年10月15日の記事にて触れておりますのでご興味のある方はご覧くださいませ。

さてこちらの作品、連載が開始されたのが1994年。
時はまさに格闘ゲームのブームが全盛期を迎えようとしていました。
その格闘ゲームブームに乗り、部数を上げていたアーケードゲーム専門誌「ゲーメスト」。
「ザンギュラのスーパーウリアッ上」「インド人を右に」「たしかみてみろ!」という数々の誤植を生み出したことで有名な雑誌ですが、売り上げの上昇に気をよくし2匹目のドジョウを狙ったのでしょうか「コミックゲーメスト」というアーケードゲームの漫画化をメインに据えた漫画雑誌を創刊したのです。
「KOF94外伝」「さくらがんばる!」などのゲームが原作となった人気作がいくつか生まれる中、完全なオリジナル作品で雑誌中1~2を争うほどのヒット作となったのがこの「速攻生徒会」です。

内容は常人をはるかに上回る戦闘能力をもつ「鉄腕」と呼ばれる人間が戦闘を繰り広げるというものです。
特徴的なのは先ほども書いたように格闘ゲーム全盛の時代背景を受けてか、格闘ゲームの影響を強く受けた……というか格闘ゲーム風の作品になっていることです。
戦闘は基本的に1VS1、作中に出るキャラクターの必殺技にコマンド表示が出る、キャラクター同士のダイアグラム(対戦相性表)が記載されている、小パンチに反応して飛び込んでくる相手を対空で落とす、などなど随所に盛り込まれている格ゲー的要素は当時非常に心惹かれたものです。
豊富に登場するキャラクターも非常に個性的で、勝つためなら何でもありの主人公の本多愛をはじめ、眼鏡を外すと目が3になる委員長の榊原優子、女子高生にして現役漫画化で魔剣ならぬ魔ペンで戦う酒井綾などなど……
彼女たちがドタバタギャグを巻き起こしたり、激しいバトルを繰り広げたり、学園を支配しようとする陰謀と戦ったりするお話なのです。

小川先生独特のテンションの高いギャグや強烈な戦闘シーンはデビュー作であるこの作品ですでに発揮されており、奔放な主人公が周囲に影響を与え「楽しく」対戦をするという概念を拡げていくというストーリーもカタルシスを感じさせてくれる爽快なものとなっています。
セオリーを無視した展開も多数ありますが、それすらも小川先生の持ち味となって楽しめる名作といえるのではないでしょうか。

2度にわたるドラマCD化、セガサターンでの格闘ゲーム化、そして7冊しか刊行されていないゲーメストΖ文庫での小説化と言う数々のメディアミックスを果たしたコミックゲーメスト最大の功労作、「速攻生徒会」は全3巻が刊行されています。
新声社さんの倒産により長らく単行本は2巻まで刊行の未完結状態でしたが、01年に講談社さんから新装版が発売されめでたく完結いたしました。
……「制服ぬいだら♪」といいそういうの多いですね講談社さん……
格闘ゲーム好きは恐らく間違いなく楽しめますし、テンションの高いドタバタギャグが好きな方、熱いバトル漫画が好きな方なども楽しめるこの作品、ぜひご一読下さい!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!


……格ゲー版はさりげなく秀作!!

速攻生徒会 1 (1) (アフタヌーンKC)
講談社
小川 雅史

ユーザレビュー:
格ゲー全盛期、の漫画 ...
やっぱりこれ。 キャ ...
復活!!本多愛を中心 ...
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