3階の者だ!!

DEBがお送りするネタバレありのコミックス紹介ブログです。 短編物では一話にスポットを当てて、長編物ではこの後どうなるの?と言うところまで紹介しているつもりです!

本日紹介いたしますのはこちら、「めんたるダイバー」です。
大都社さんのハードコミックスにて刊行されています。

作者はこやま基夫先生。
こやま先生の紹介や最新作である「なおざりダンジョン」第5巻の紹介は8月28日の記事にて記載しておりますのがご興味等ありましたらご参照くださいませ。

さて、こちらの作品は1993年ごろアスキーさんから刊行された作品で、精神世界に入り込む能力を持つサイコダイバーの少年と少女が活躍する物語です。
で、いきなり余談ですがこのサイコダイバーという単語は結構な曲者でして、夢枕獏先生の創作した言葉なんです。
なんか許可なく使うと怒られるようでして、今回紹介する大都社さん版の「めんたるダイバー」にはしっかりと「※サイコダイバーという言葉は夢枕獏氏の創作です。」と言う文章が記載されております。
あの有名ゲーム「真・女神転生」でも使われていた言葉ですが、リメイク版ではソウルダイバーに変更されているなんてこともあったり。
要するにこちらの記事も○C・夢枕獏先生ということでひとつよろしくお願いします!!

というわけでサイコダイバーの能力を持つ少年と少女が、精神世界で心をひとつにすると合体して究極精神体「アニマ・アニムス」へと変化し、同じくサイコダイバーの能力を持ち、悪行を働く組織と対決する、と言うこちらの作品。
他のこやま先生作品と同じようにゆるいギャグと独自の軽妙なテンポですいすいと読み進められる楽しい一作です。
ですがさすがはこやま先生と申しますか、そのバトルシーンは漫画界を見通してもなかなかないであろう「超人VS怪人の口喧嘩」で展開するのです!
精神世界は自我の強さ=絶対的な強さというわけで、口喧嘩に勝ったほうが完全な勝利を収めると言うわけでして、毎回のようにアニマ・アニムスのありがたい(?)お説教が拝めます。
なんらかの教訓を与えようとする作品はとかく「説教くさい」と言われがちですが、この作品は大丈夫。
なにせ説教する漫画なんですから!
そんなテーマ性だけでなく、勿論大きな起伏のあるストーリー展開も秀逸。
最後にやってくる怒涛の急展開とクライマックスは迫力満点の口喧嘩が繰り広げられますよ!!

今でも現役で活躍し続けるザ・マイナーメジャーのこやま先生が生み出す世界に(多分)類を見ないお説教バトルマンガ、「めんたるダイバー」はただいま発売中です!
こちらも新装版として再発売されたのが2000年と古めなので入手はしづらいかもしれませんが……古本屋さんとかにきっとあるはずです!
さぁ、今すぐ本屋さんにダッシュだ!!

表紙はこちら!
画像



めんたるダイバー (1) (Hard comics)
大都社
こやま 基夫

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本日紹介いたしますのはこちら、「さくらがんばる!完全版」です。
集英社さんにて刊行されています。

作者は中平正彦先生。
1993年ごろデビューした漫画家で、原作つきやゲームのコミック化を多く手がけていらっしゃいます。
なかでもストリートファイターシリーズとは非常に縁が深く、関連漫画作品はなんと4作も描いており、そのどれもが好評。
そのうえストリートファイターシリーズ自体にも漫画版の設定や技などが逆輸入されるなど、非常につながりが深いものになっています。
初(?)のオリジナル連載となった「破壊魔定光」は6年間の長期連載の上アニメ化も果たし、ストーリー展開に関しても十二分な実力の持ち主であることを証明しました。
余談ですが「破壊魔定光」は多分漫画史に残る最大人数の被害者が出た漫画です!(多分)
現在はコミックリュウにて「ドリームバスター」を連載しており、そちらも好評のようです。

さて、こちらの「さくらがんばる!」は今は亡き新声社さんにて刊行されていたゲーメストの増刊的存在だった月刊コミックゲーメストにて連載された作品です。
「破壊魔定光」をウルトラジャンプで連載していたつながりなのか、集英社さんからB5版の超大型+400P超のダイボリュームでこの完全版が刊行されました。
「ストリートファイターZERO2」で大きな反響を巻き起こしたキャラクター、さくらを主人公として激しいバトルを通して出会いや成長を描いています。

さくらの真っ直ぐな性格や、キャラクターのイメージを崩さない素晴らしいストーリーが魅力的なのですが、この作品でなんと言っても外せないのがさくらのライバル、かりんの登場でしょう。
現在ではすっかりいることが当たり前のキャラクターですが、初出はこちらの作品なのです。
リュウに対するケンのイメージで中平先生が生み出したキャラクターをカプコンさんがZERO3に逆輸入した形になります。
漫画版をリアルタイムで読んでいた俺にとってはまさにサプライズで、当時はビックリなんてもんじゃないほど驚いたものです。
あと思ったよりキンキンした声にもビビりました!
他にもカプエス2に先駆けてファイナルファイト2のマキが出てくるなどカプコン作品とのつながりは多数存在。
連載当時読者から募集したネタオリコンや実践的+見栄えのするオリコンを作品中に登場させるなど、様々な試みがなされているのも注目です!

「ストリートファイター4」の家庭用が2009年2月に決定し、その家庭用オリジナル追加キャラクターとしてさくらが登場することが決まっていますが、その他の追加キャラクターであるダンや元もこちらの作品に登場しており、非常にいきいきと活躍しております。
元の圧倒的強さ(普通に銃撃避けたりします)も勿論ですが、ダンの物凄くかっこいい姿が拝めるのは貴重と言う他ありますまい!
普段はギャグキャラな彼ですが、宿敵であるサガットと出会った時の真剣な表情はマジ必見です!

迫力満点のバトルシーンに、ゲームでは描ききれていないキャラクターの魅力を存分に引き出したゲームのコミック化の教科書的存在、「さくらがんばる!完全版」は全国書店にて発売中です。
ただストリートファイター15周年を記念した4年前の2004年に刊行されたものですので、少々見つけづらいかもしれませんが……
そもそも2008年に20周年って言ってるのになぜ4年前に15周年なんだよって感じです!!
(一応補足しておきますとPCエンジンで出た「ファイティングストリート」というストリートファイターの移植版の発売から数えて15周年だったらしいです。何故?って感じは残りますが……)
当時の単行本に掲載されたおまけ漫画や、ウルトラジャンプの増刊に掲載されたさくらVSKOFの京が実現した特別編も収録、更におまけページやカバーイラストも完全書下ろしでちょうごうか試用となっておりますこの一冊、少々お値段は張るもののオススメせざるを得ません!!
スト4を迎えるに当たって必携の作品、是非とも手に入れるべし!
さぁ、本屋さんとか古本屋さんにダッシュです!


さくらがんばる!―完全版
集英社
中平 正彦

ユーザレビュー:
未収録あり。全作読み ...
夢中でした。格闘ゲー ...
桜花、咲く現在では廃 ...
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本日紹介いたしますのはこちら、「タケルヒメ」です。
集英社さんのヤングジャンプ・コミックス・ウルトラにて刊行されています。

作者は細野不二彦先生。
言うに及ばぬ大ベテランの大物漫画家で、「ギャラリーフェイク」「GuGuガンモ」「どっきりドクター」「さすがの猿飛」などの多くのアニメ化作品をもつヒットメーカーでもあります。
扱うジャンルは本当に多種多様で、この人なんでこんなにいろいろなジャンルに精通してるの?と誰しもが思わざるを得ないほどの懐の深さを持っているのが最大の特長ではないでしょうか。
現在も2作ほど連載を持ち、30年近く一線で走り続けていらっしゃいます。

さてこちらの作品、細野先生がまだ創刊してそれほどたっていないウルトラジャンプで不定期に連載されたものです。
ジャンルはいうなれば妖怪退治物。
頭に奇妙な面をつけた少女、タケルが鋳物を生業にするジジとともに日本を旅して回ると言う内容です。
それほど珍しい題材と言うわけではありませんが、タケルについている面や妖怪の不気味な造形や、細野先生ならではの巧みな物語運びは素晴らしいものがあり、当時流行っていた感のある凡百の妖怪裳のとは一味違う作品に仕上がっています。
様々な過去や確執を抱えながらも天真爛漫で楽しげに日常を送るタケルはプリチー極まりありませんぜ!

この単行本には3つのエピソードが収録されており、そのどれもが印象深く切ないエピソードばかり。
妖怪のおどろおどろしさやアクションシーンの激しさもあいまって読者に感動を与えてくれることは間違いないのではないでしょうか。
あほな子かつ健気なタケルがまた可愛いんですよこれが。

細野先生の隠れた名作、「タケルヒメ」は全国書店にて発売中です。
ただ発売が2001年と結構古いので、某大手古本屋さんの105円コーナーとか見るほうが見つけやすいんじゃないかなー、なんて思います。
一応「第1巻」と銘打ってありますので、いつか来ると信じている第2巻を信じて購入すべし!
……「火星人刑事」といい、さりげなく未完結の漫画多いんじゃないか、ウルトラジャンプ……!
えー、ともかく、おどろおどろしくも血生臭い妖怪の恐ろしさと、タケルの萌えっぷり(こればっかり書いてる気がしますが)が堪能できるこちらの作品、是非ご一読いただきたいものです。
さぁ、本屋さんに急ぎましょうか!


タケルヒメ 1 (1) (ヤングジャンプコミックス)
集英社
細野 不二彦

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本日紹介いたしますのはこちら、「それでも町は廻っている」第5巻です。
少年画報社さんのYKコミックスにて刊行、ヤングキングアワーズにて連載中です。

作者は石黒正数先生。
石黒先生の紹介や「それでも町は廻っている」の簡単な紹介は10月12日の記事にて取り扱っておりますので、気が向きましたら読んでやってくださいませ。

さてこちらの「それでも町は廻っている」第5巻。
今までどおりの笑いあり涙ありの日常が繰り広げられている……と言いたいところですが、根幹には今までと大きな違いが存在しています。
それは妖怪やら怪物やらが登場していること!
いままでもあの世やら幽霊やら宇宙人やらが登場しておりましたので、何を今更と言う感じもなくはないのですが……
ここまで明確な人外生物が出てきたのははじめてではないでしょうか!!
とはいっても決して襲われたり戦ったりするわけではなく、物語の一要素としてアクセントのひとつに使われているだけなんですけどね。
ただ、モマンの登場シーンは要注目ですぜ!

クリーチャーの登場の他にも、紺先輩と歩鳥が突然仲良くなっていた本編の空白期間、要するにちゃんと仲良くなったきっかけの出来事がかかれていたり、骨董屋の静の秘められた正体が明らかにされていたり、歩鳥の役に立つような立たないような才能が判明したりと今後にかかわってきそうな要素もたんと収録。
今回も相変わらずただのあほな主人公があほな日常を送るだけの漫画ではない、様々なドラマが感じられる奥深い作品に仕上がっており、油断できません!
個人的には新キャラの糸峰さんが好みなんで再登場を期待してます!

目次のページからしっかりと描き込まれ、おまけページまできっちり描かれて、白いページのない充実の内容となっております。
収録話も最初のほうで投げていた伏線(?)を最後の話で回収しているなど非常におさまりよくなっており、満足感もひとしおです。

あほな日常に幅広く様々な要素の詰め込まれている「それでも町は廻っている」第5巻は本日発売です。
隅々まで力の込められた内容に、さりげない萌え要素も詰め込まれたこの作品に死角無し!
今巻も伊勢崎さんことエビちゃんに萌えろ!!
さぁ、本屋さんにダッシュです!!

表紙はこちらです!
画像






本日紹介いたしますのはこちら、「鬼燈の島(ホオズキノシマ)」です。
スクウェア・エニックスさんのヤングガンガンコミックスにて刊行、ヤングガンガンにて連載されています。

作者は三部けい先生。
別名義の同一人物である瓦敬助先生の紹介および著作の「菜々子さん的な日常RE」の紹介は先日、12月24日の記事にございますのでご参照くださいませ。

さて、こちらの作品はいわゆるサスペンス漫画ということになります。
良心の蒸発により孤児となった兄妹が絶海の孤島に存在する孤児院兼学校に入るところから物語は始まります。
その島に住んでいるのは生徒が6人、教師達大人が4人の僅か10名。
のどかな田舎で心の傷を癒す為にあるかのようなこの場所ですが、なにやら奇妙な点がいくつか存在しました。
何よりまず主人公が気になったのが、自分の部屋としてあてがわれた部屋にあった机。
依然住んでいた少年の名前が記されているその机には空かない引き出しがひとつ付いていました。
気になって仕方の無い主人公は無理やりそこをこじ開けます。
するとそこにはべっとりとついた血の汚れと、一本のナイフが……!

ガキ大将的ポジションにいた少年が教えてくれた、生き延びる為の約束は二つ。
大人の言うことを信じないということと、大人に本当のことを話さないということ。
それを守らなかったがために主人公の前に住んでいた少年は殺されたというのです。
一見すると優しく生徒想いの教師や、野良作業に従事する園長、職業教師と言った感じの冷たい印象しかない教師、長身の無口な教師。
そのどれもが敵であり、下手をすれば命を奪われる、と。

やがて主人公達はある部屋を見たことにより大人達への不信感を確かにします。
むざむざ命を奪われるならばと島からの脱出を決心し、実行に移しました。
それに気付いた教師達は、何かに取り付かれたかのように子供たちを追うのでした……

ともすれば単純な子供VS大人の生死をかけた追いかけっこというありふれた(?)題材に見えるこの作品。
ですが謎の幽霊少女や、いまだ不透明な大人たちの目的などなど、多くの謎を秘めた物語なのです。
作者さんのあとがき漫画にもにおわされている物語をひっくり返すようなどんでん返しが隠されていることは恐らく間違いないでしょう。
現時点でも十分に先が楽しみで仕方ないこの物語にまだまだ大きな起伏が待っていると言うのですから、まーこれは見逃す手は無いでしょう!!
三部先生といえばむっちりした女性キャラというイメージが(俺には)ありますが、この登場人物が子供とおっさんばかりの作品にも勿論むっちり要員はいるのでご安心を。
しかも保体の先生と小学5年生だっつうんですから参ったもんですよ!!
三部先生わかってらっしゃるよ!

孤島に蠢く奇妙な惨劇に目が離せない、「鬼燈の島」は現在2巻まで発売中です。
エロス&ホラー&サスペンスという王道的組み合わせを確かな実力を持つ三部先生が描くわけですから外れる要素なし!
こういうドロドロしたお話が平気なら必見の作品ですよ!!
さぁ、今すぐ本屋さんに急ぎましょうか!


鬼燈の島-ホオズキノシマ- 1 (ヤングガンガンコミックス)
スクウェア・エニックス
三部 けい

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