3階の者だ!!

DEBがお送りするネタバレありのコミックス紹介ブログです。 短編物では一話にスポットを当てて、長編物ではこの後どうなるの?と言うところまで紹介しているつもりです!

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本日紹介いたしますのはこちら、「ストップ!!ひばりくん! コンプリート・エディション」第1巻です。
小学館さんから刊行されています。

作者は江口寿史先生。
江口先生は77年にデビューし、同年に連載を開始したギャグマンガ、「すすめ!!パイレーツ」でいきなりブレイク。
その後81年から本作の連載を開始し、こちらはアニメ化もされ一大ムーブメントを起こす作品になりました。
当時から江口先生の描く女性キャラ(含むひばりくん)は男性読者を惹きつけており、現在はより洗練され主にイラストを本業に活躍されているようです。

あれよあれよと言う間に人気作家になった江口先生。
ですがこの「ストップ!!ひばりくん!」から大きな変化が訪れます。
絵にこだわるようになったためか、別の要因なのか……本人以外知るところではありませんが……発表する作品発表する作品、完結しなくなってしまったのです!
この作品はその未完作品第一作となる作品で、人気作のまま突然連載終了、数年間単行本未収録の話があるまま放置されることに。
人気作でしたので、その後未収録話を収録したワイド版的なものも刊行されたのですが、最終話は近年刊行された文庫版まで収録されることはありませんでした。
そして今回刊行されたこのコンプリート・エディション。
今回は今まで単行本収録時の再構成によって未収録だったページなども完全収録され、しかも雑誌掲載時のカラーやパートカラーも完全再現するそうで。
版型もB6よりもやや大きいワイドなサイズで、大き目の江口先生の絵を堪能できます!

ではこの「ストップ!!ひばりくん!」がどういう話なのか、ご存じない方のためにさらりと紹介しましょう!
物語は主人公の耕作が唯一の肉親であった母をなくし、母の知人に引き取られることになるところから始まります。
その知人とは母に恋焦がれていた男で、関東大空組という組の組長でした。
極道とは言え組長はなかなか気さくで(少なくとも耕作に対しては、ですが……)、耕作を歓迎してくれます。
そんななかこれからいっしょに暮らすことになる組長の娘達を紹介されるのですが、そのどれもが美女ぞろい。
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長女のつぐみ、次女のつばめ、三女のすずめ、彼女たちも割りと素直に耕作を受け入れてくれるようです。
期せずして両手に花の生活を送ることになるようで、極道の居候とは言えまんざら悪い気はしない耕作。
ですが組長にはもう1人子供がおり、その人物が耕作の日常に更なるトラブルを巻き起こします。
その人物こそひばり。
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耕作と同い年の美しいこ高校一年生なのですが……彼はなんと男だったのです!
ひばりくんはなにやら耕作が気になるようで、様々なアプローチをかけてきます。
男とわかっていても見た目はそこいらの女性よりもよっぽど美しい美少女。
耕作の悩みの耐えない毎日が始まるのでした!

根本的にギャグ漫画でして、心が女、体が男……というひばりの苦労が多いであろう状況もコミカルに描かれており、暗い要素はありません。
ギャグを主体にはしているものの、耕作とひばり、そして周囲の人物が複雑に絡み合うラブコメ漫画でもあり、ストーリー的にも見所ありです。
その上登場人物も個性豊かで、特にひばりの姉妹である3人の女性キャラは今見ても十分に可愛らしい、萌えるキャラとなっています!
もちろんひばり萌えますぜ!要男の娘属性ですが!
ですが、ギャグやキャラの髪型などの絵柄などにどうしても時代を感じてしまう所。
しかし丁寧に、スッキリと描かれた絵柄は古さはあり、現在の絵柄と比べるとどうしても達者とはいいづらいですが、それでもキレイで魅力的な絵柄です!
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江口先生の絵柄には時代やテクニックを超越した、何かがある!と感じさせてくれるでしょう!!

「男の娘」?既に江口先生が28年前に通過しているッッ!!といわんばかりの名作の完全版、「ストップ!!ひばりくん! コンプリート・エディション」第1巻は好評発売中です!
現在某大人気アイドル育成ゲーム最新作にまで取り入れられたほどのムーブメントであるジャンル、「男の娘」。
その原点を完全版が刊行された機械に触れてみてはいかがでしょうか!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!

ちなみに耕作とひばり、結婚してます。
アニメ版の中の人が、ですが!
古谷徹(耕作役)さんと間嶋里美(ひばり役)の馴れ初めはこの作品なんだそうで。
アムロとダルタニヤンか!すごい夫婦ですな!!


ストップ!!ひばりくん! コンプリート・エディション1
小学館クリエイティブ
江口 寿史

ユーザレビュー:
3巻まであるのね・・ ...
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本日紹介致しますのはこちら、「美女アマンダ」です。
ぶんか社さんのぶんか社コミックスにて刊行されました。

作者は三家本礼先生。
三家本先生は98年ごろから活躍を始めた漫画家で、ひたすら血潮飛び散る漫画を描き続けていらっしゃいます。
代表作は「ゾンビ屋れい子」で、こちらは実写ドラマ化やドラマCD化された人気作。
連載開始当初は死人を生き返らせて現世に残した恨みやなんかを解決していくような割りと正統派ホラー漫画だったのですが、連載が続くにつれ特殊能力を持つゾンビを召喚して戦わせるジョジョっぽい漫画に変化。
それにあわせてキャラクター達もたくましく描かれるようになり、いまは非常にパワフルな画風になっています。

さて、こちらの作品は近年の三家本先生の読み切りを集めた短編集になっています。
収録作品は5本。
クリーチャーの登場するアクションから最近の三家本先生的に珍しい正統派のホラー、オカルト要素のまったく無いものまで様々収録されていますが、どれにも共通しているのはやっぱりスプラッタ描写。
どれをとっても惨殺されまくり、惨殺しまくりなのです!

まず収録作をざっと紹介したいと思います。
役所で見かけた男性に取材を申し込んだことから恐怖のクリーチャーと出会うことになってしまう「美女アマンダ」。
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少年が趣味で書いていたイラストが具現化し、少年を騙そうとしていた少女たちを惨殺する「画女」。
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雇われたメイドが次々消えていく、奇妙な屋敷の秘密が明かされる「サクリファイス」。
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給食のことを何より大事に考えるあまり暴走し、給食費未納一家に襲い掛かる「給食の飯田さん」。
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そして今回取り上げて行きたい正統派ホラー、「地獄のてるてる坊主」です。
この作品はとにかく最近の先生作品では珍しいスプラッタ描写メインの話では無いホラーです。
いや、もちろんスプラッタ描写はあるんですが、そちらはあくまでホラーを形作る一要素。
あくまで「アメミヤさん」という謎の怪人が巻き起こす恐怖を描いているのです。

「アメミヤさん」と友達になるともらえるというてうてる坊主。
それを真っ直ぐつるすと必ず晴れ、逆につるすと必ず雨が降るという魔法のアイテムです。
運動会が中止になればいいと考えていた主人公とその友人は、運命か偶然かそのアメミヤさんに遭遇し、「友達になるからてるてる坊主を下さい」とお願いし、てるてる坊主をもらいます。
ですがまったく別のトラブルが起き、二人が運動会を嫌がる要素が消滅。
てるてる坊主は必要なくなり、友人は軽い気持ちで捨ててしまいました。
その夜友人の下にアメミヤさんがやってきて……
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翌朝には変わり果てた姿となって発見されたのです……

時は流れ、主人公は1児の母に。
ある時、娘に工作に使う箱が無いかと聞かれ、何気なく押入れにあった箱を取り出します。
なんと、その中にはあのてるてる坊主があるではないですか!
どこにしまっていたのかも忘れていたてうてる坊主ですが、アメミヤさんは死んだ、と言う噂を聞いていたこともあり、トラウマの払拭とばかりに遊びに来ていた娘の友達にてるてる坊主をあげてしまうのです。
肩の荷が下りたとばかりに一息つく主人公ですが、その夜……!
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うーん正統派!
ひたすら理不尽な恐怖が満載の一編になっています!
他の作品も見所がたくさんありまして、「美女アマンダ」の救いの無いストーリーや、「画女」のキャラの外道っぷりと「うお!?」と唸ってしまう衝撃の終わり方は特に必見!
各話に登場するクリーチャーのキモさもすばらしく、それ以上に「人間のクズ」の描写が上手いんです!
物凄く惨たらしく殺されていく人物達ですが、こりゃ殺されてもしょうがないよね!と何故か納得してしまうほどのクズぶりが堪能できます!!
血生臭いなんてもんじゃないスプラッタ描写も無論健在でして、なんかもう凄い勢いで血みどろまっしぐらですよ!
やってることはホラー&スプラッタなのになんだか笑えてしまうシュールな展開相変わらずありまして、特に「給食の飯田さん」はそのエッセンスだけで出来ているかのような勢い。
実はこういう作品こそ三家本先生の本領なのでは無いかという気さえします!!

また、単行本書下ろしで「刺青消しゴム」というこれまたナンセンスな感じのギャグ短編が収録。
読み手を不可思議な世界へと導いてくれること必至!
表紙の折り返しやカバー下にも手が加えられており、ページ数は少ないながらも一手間かけられた一冊です!

三家本先生の魅力がギュギュッと詰め込まれた、「美女アマンダ」は好評発売中です!
いろいろな意味で見所の多い一冊ですので、スプラッタ描写が苦手でなければ一読してみてはいかがでしょうか!
あ、スプラッタ描写といってもモツやらは殆ど無く、「ザクッ!」「ブシャーッ!!」って感じの切断&血が噴射程度(程度、といっていいのかはわかりませんが……)なので比較的グロ度は少な目かもしれません!
とにかく夏ですし、欠かせないホラー的な楽しみとしてよろしいのでは!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!


ところで「画女」にでてくる女戦士もアマンダって名前なんですが……
三家本先生、アマンダさんに何かトラウマでもあるのでしょうか!


美女アマンダ (ホラーMコミックス)
ぶんか社
三家本 礼

ユーザレビュー:
著者初の短編集 デビ ...
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本日紹介いたしますのはこちら、「ちぇんじ123(ひふみ)」第10巻です。
秋田書店さんのチャンピオンREDコミックスにて刊行、チャンピオンREDにて連載されています。

作者は坂口いく、岩澤紫麗両先生。
両先生や本作の今までの紹介は「ちぇんじ123」のテーマにてまとめておりますのでそちらもよろしければご覧下さい。

さて、第9巻ではみきりもゼロとの融合に成功。
順調に人格の統合が進んでいるかに見えましたが、生来の人格であると思われていた素子も後天的な人格の一つであり、融合が進めば消えてしまう疑いが持ち上がりました。
悩む小介川ですが、そんな状況の中素子の持つ稀有な能力に惹かれた謎の少女そらが暗躍をはじめ、ゆっくりと考える時間すら与えてはくれないようです……

そんな状況の第10巻。
小介川の誕生日と言うことで、二人はデートすることになりました。
いまだにキスすらしていない近年稀に見るピュアなカップルですが、絆は確かなものになっている様子。
しかし二人も間もなく高校3年生になり、受験などに追われてデートをする時間も作りづらくなりそうです。
そこで小介川は受験勉強が本格化する前にバイトを始め、数の減るデートのグレードを上げようと考えました。
早速コンビニでバイトする小介川ですが、そこにやってきた新人アルバイトが……なんとそらでした。
彼女はとにかく実力を発揮した素子の力を体験したいようで、戦うきっかけを作るために小介川を利用しようとしていたのです!
小介川に気のあるふりをしてわざと素子に見える場所でキスをするなど揺さぶりをかけるそらですが、
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小介川が異様に優しく人を傷つけるようなことをしない人物で、自分達を決して裏切らないと確信しているひふみ達は怒るまでには到りません。
ですが、そらの予期しないところから事件は起こります。
騙されていると知らない小介川が思い入れの詰まったビデオテープをそらに渡すのですが、たんなるきっかけに話題の出たテープなど見る気も無いそらはゴミ箱にポイ捨てしてしまうのです。
それを偶然みていたひふみ達は怒りを感じ、そらの「愛とか正義とかの奇麗事をいう人は嫌い」という言葉が止めとなって再びゼロが姿を現わすのです!

ゼロの強さはそらの予想を大幅に上回り、彼女は一方的に蹂躙されてしまいます。
怒りのままに動くゼロは容赦ない攻撃を叩き込み、
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そらの命までも奪おうとするのですが……ここで登場するのはやっぱり小介川!
情け無いお人よしとはいえ素子やひふみ達との強い絆を持つ彼の説得によってひびきが覚醒し、ゼロとの融合に成功するのでした!
これでひふみとゼロとの融合が完了。
その瞬間、ひふみたちの中に強烈な一つの記憶が浮かび上がりました。
それはあまりにも衝撃的で、その衝撃のあまりひふみたちが生み出されるきっかけとなった記憶だったのです!

衝撃の記憶、それは母の亡くなった日の記憶でした。
母1人、子1人の家庭で過ごしていた素子。
母は仕事が忙しく、なかなか親子の時間を作れなかったようで、その日も約束していた幼稚園最後の運動会に突然行けなくなってしまいます。
約束を破った母に悲しみとそれ以上の怒りを覚えた素子は言ってはいけない台詞……
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「お母さんなんか死んぢゃえ」と口走ってしまいます。
そしてその瞬間……あまりにも不幸な事故が母を襲うのです。
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読者や周囲の人物にはそれはあくまでたまたまタイミングが悪かったに過ぎず、素子のせいではない事は解りきっています。
ですが幼い素子は「自分が母を殺した」と考えるに到ってしまいます。
こんな自分が幸せになってはいけない、こんな自分なんて要らない……記憶と共に取り戻したかつての自分の結論。
それを知った瞬間、素子の中から「素子」が消えうせたのでした……


物語は本格的に佳境!
物語の軸となっていた人格の統合が進み、素子がまさかの消失。
まだ完全に消え去ったとは限らず、いずれ姿を見せる可能性もあるのですが……忘れていた過去を思い出し、自分自身の存在まで否定するような状態になった素子がやすやすと元に戻るとは考えづらいものがあります。
今まで築き上げてきた小介川と素子の絆が今後を左右することは間違いないでしょう!
そして今まで謎だった月島やそらの「添の一族」の長の意外な正体や組織の全容、目的も判明しはじめ、そちらも話に絡んでくることでしょう。
素子の行方や、素子が帰ってこなかった場合のひふみ達の身の振り方、ゼロは完全に消えたのか、素子の本来の人格はどうなっているのか、そして小介川の今後の動向は……などなど、これからクライマックスに向けて更に盛り上がること必死!
ますます目が離せません!
今後話の流れ的に少なくなってきそうなエロス要素(小介川敵に言うなら「サムシングワンダホー」だそうな)ですが、今回はまだそれなりにあります!
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とりあえず今のうちに堪能しておいた方がいい……かもしれません!

激動の急展開を迎えた美少女多重人格エロスアクション、「ちぇんじ123」最新第10巻は好評発売中です!
とにかく今巻の展開は特筆物の衝撃度!
エロスやアクションだけではない、本作のストーリー面での強さも見せ付けてくれますよ!
これはぜひとも読んでみて頂きたいです!
あ、勿論エロスやアクションもハイレベルなんで大丈夫!!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!


ちぇんじ123 10 (チャンピオンREDコミックス)
秋田書店
坂口 いく

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本日紹介いたしますのはこちら、「チェンジH pink」です。
少年画報社さんから刊行されました。

こちらの単行本はいわゆる特定のテーマで統一された作品の集まったアンソロジーです。
そのテーマとは「TS」。
ピント来ない方のために詳しく説明しますと、Trans Sexual(トランスセクシャル)の頭文字をとった略称で、「性転換」を意味します。
ネット上の創作作品でのTSといいますと大抵は魔法やら超科学やらで完全に男→女や女→男のように性別が変化してしまう物のことを指しますが、本作では非常に広義の意味でのTSを取り扱い、「女装少年」や「男装少女」や男でも女でも無い「両方」もまでもが内包されており、作家陣の趣味に走った作品がずらりと並んでおります!

執筆している作家陣はなかなかの顔ぶれで、エロス漫画界ではもはやビッグネームの甘詰留太先生、「エクセルサーガ」でお馴染みの六道神士先生、「イケてる2人」の佐野タカシ先生などの漫画好きなら誰しも知っている程の先生が執筆。
他にも自身が半陰陽である新井祥先生や、チャンピオンREDいちごで連載中のおりもとみまな先生、実力派女性エロス漫画家のポン貴花田先生などなどのマイナー気味ながらもしっかりした能力と熱いパトスを持った先生方がガッチリとスクラム。
内容的にも作家的にも、とにかくいろいろな意味で目が離せない一冊です!

前述したように扱っているジャンルは「TS」の一言で括るには少々幅が広いものがあります。
甘詰先生の「BOY MEETS GIRL GIRL MEETS BOY(ボーイミーツガール ガールミーツボーイ)」は奇病によって女性化が進みつつある少年が同じ病気の少女に出会っていろいろと性的な意味で教えあうお話ですし、
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六道先生の「ACCOMPLICE(アカンプリス)」は屈強な男子が女装した様(とその周囲の反応)を滑稽に描いたギャグ漫画ですし、
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塩野干支郎次先生の「BLOOMED IN ACTION(ブルームド イン アクション)」は「Mr.clice」と「マリア様がみてる」を混ぜたようなハイブリッド(?)漫画ですし……

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とにかく様々な視点からTSにアプローチした、TSの幕の内弁当といった風情になっています。
……入門書、というには性的すぎますけど!!

直接的な描写は乳首券が発行される程度で成年指定がつかないレベルなのですが、「汁」や「行為そのもの」の描写があるなどエロス要素は濃厚!
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これをおこさまにみせるなんてとんでもない!!
ヤングキングやヤングコミックの流れを汲む単行本のようなのでエロスなのは当たり前といえば当たり前なのですが……
とにかく「女体化」というジャンルに興味がある方、女装少年が好きな方、男装少女が好きな方、両方ついてるのが好きな方など幅広いジャンルを網羅していますので、その極近いと認めざるをえないジャンルの開拓に最適といえます!!
目覚めなくていいのに目覚めてしまう、新たな扉を開いてみませんか!?

ところで「サロン・ド・エトワール」という女装して女性にエロいことをしようとする比較的普通(何をもって普通とするのかは置いておきまして!)な漫画を描いていらっしゃる鈴木晶子先生。
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この絵柄、ギャグなどの作風、おっさんキャラの造形などなど、見れば見るほど安達哲先生にしか見えないのですが……
よく似た別人?アシ等の近しい人?やっぱり本人?
謎は深まるばかりです……

恐らく日本初、漫画史上に残るかもしれないTSオンリー非成年向けアンソロジー、「チェンジH pink」は好評発売中です!
女装男子好きなら必読、そうでなくても一見の価値アリといわざるを得ないこの一冊、歴史の証人としてぜひ一読なされてはいかがでしょうか!
でも性的なのでその辺が苦手な人は注意です!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!

……冷静になって考えるとこの本、ごく真っ当な「TS漫画」がほとんど無いですね……
1作だけ……?
2重3重に凄い……ぜ……!

チェンジH pink (TSコミックス)
少年画報社
甘詰留太

ユーザレビュー:
豪華メンバーによる女 ...
TSコミックと名を打 ...
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今現在、なんか微妙にプレミアついてるっぽい……?
なんとなく重版される気がしますので、通販を利用される方は特に焦らず待ってみることをオススメします!

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本日紹介いたしますのはこちら、「アブラ・マンダラ」です。
少年画報社さんのYKコミックスにて刊行されました。

作者はこやま基夫先生。
こやま先生の作品紹介は「こやま基夫」のテーマにてまとめておりますのでそちらもよろしければご覧下さい。

さて、こちらの作品は分類するなら日常ギャグ漫画に当たります。
注目すべき点は主人公が占い師の家系で、占いをメインとした物語運びがされること。
少女漫画以外では殆ど皆無といっていい、稀少な占い師漫画なのです!
……まあノリの軽いコメディ、ようするにいつものこやま先生作品ではあるのですが!

主人公の宝阿弥星魅(ほうあみ ほしみ)は進学に悩む一見普通の女子高生。
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しかし彼女は若い女性で嫌いな人など殆どいない、占いを毛嫌いしている様子。
そんな彼女を尻目に、いっしょに下校する友達はやっぱり占い大好き。
下校途中に出会った不思議な美女が
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高名な占い師だと知り、さっそくその占い師のいる店に行ってみようということになります。
嫌がる星魅ですが結局押し切られてその店「ジプシーハウス」に入ることになりますが、そこにいたのはお目当ての占い師ではなく、
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もうちょっと……こうなんていいますか、攻撃的な感じの占い師でした。
ですがその占い師も実力は確かなようで、星魅の名前から現在の状況、あげくに今はいている下着の模様まで当ててしまうでは無いですか!
こりゃ凄い!まさに本物!!
……ところがこの占いには裏がありまして、この「ジプシーハウス」、実は星魅の自宅なのでした。
最初に出てきた占い師が長女の瞳魅(ひとみ)、そして占って見せたのが次女の刻魅(ときみ)。
星魅はその末っ子で当然全てを知る仲なわけでして、金と名声に対する執着心の強い刻魅が急遽星魅をサクラ代わりにして見せたのでした!

この3姉妹はかつて昭和史にその人有りといわれるほどの大占い師、宝阿弥寿庵(ほうあみ じゅあん)の孫娘でして、由緒正しい名門占い師の家系。
長女次女共に占い師となり、星魅も当然……と考えられていたのですが、占いに左右される人生などとんでもないと進学し自ら望んだ進路に進みたいと反発。
頑なに占いの道に進むことを拒んでいるのです。
そんなある日、一家に舞い込んできたテレビ出演の以来。
美少女3姉妹占い師として出てくれと頼まれたわけで、星魅は当たり前のように断る……と思われたのですが何故か出演を快諾!
このテレビ番組の収録中にある人物と出会うことから物語は動き始めるのです!
といってもこやま先生作品ですからそんな大それたものでは無いんですが!!

近作の肝は占い師漫画という奇抜なアイディア。
そしてやはりこやま先生ならではの個性的なキャラ群でしょう!
当時の世相もあってか、変な占いをするキャラクターが大勢登場。
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相変わらずの軽いノリで難しいことを考えずに楽しめる内容です。
その上占いにはつき物の恋愛話もあり、いつにもましてキャラクター重視の物語という感覚を強めています!
それでいて占いという題材ながらも家族の絆やら自分自身で作り出す未来やらの現実的でしっかりとしたドラマ要素もあり、ただキャラクターが活躍するコメディにとどまらない面白さも内包しているところ模様注目ですよ!

少年&青年漫画史上稀に見る占い師コメディ、「アブラ・マンダラ」は全4巻にて発売されています。
もう15年近く前の作品ですので新刊は購入不可能ですが、結構古本屋さんではよく見かけますのでそちらをあたってみてはどうでしょうか!
この作品連載時の94~95年位から既にCG彩色をしている所も地味に注目ですよ!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!


ところでこの3姉妹、長女がおっとり優しい母親代わりのロングヘアー、次女がお金にうるさいシニカルなおかっぱ、三女が常識人でおてんばな感じの女子高生……ってなんかサンデーで人気あってアニメ化までされそうな感じのキャラ設定ですね!





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