本日紹介いたしますのはこちら、「SKET DANCE(スケット・ダンス)」第13巻です。
集英社さんのジャンプ・コミックスより刊行、週刊少年ジャンプにて連載されています。
作者は篠原健太先生。
本作は「スケット・ダンス」のテーマにて今までの紹介をまとめております。
そちらもよろしければご覧ください。
まさかの(失礼!)小学館漫画賞受賞と言うことで、更なる飛躍も期待してしまう本作。
そんな目出度さはさておきまして、今巻もいつもと変わらぬギャグとシリアスが繰り広げられております!
相変わらずのドタバタギャグと、油断したところにやってくる真面目なお話のコントラストが楽しめる第13巻。
様々な物語が収録されているわけですが、今回取り上げるのは3話使って繰り広げられる壮大な(?)ギャグエピソード、「ユーガッタメール!」です!
ひょんなことからたまたま見かけたウェブサイトの管理人の質問にメールで答えることになったボッスン。
しばらく立つとその管理人、プリンからお礼のメールが届きました。
知らない人に感謝されていると言う今までない体験にモヤモヤするボッスンですが、そのメールが疑問文がはいっていることに気が付きます。
と言うことは答えを求められているのか?と根が真面目なボッスンは考えまして、悩んだ末にその質問に答えるメールを送信しました。
流れ的に相手もそのメールに返信してくるわけで……
ボッスンはすっかりそのメールのやり取りにはまり込んでしまうのでした。
プリンのメールを一日千秋の想いで待ち続け、そのメールに一喜一憂しているボッスン。
その体がプリンプリンだというプリンとは一体どんな人物なのか!
意外にもその人物は近くにいたのです!
それは第11巻から登場しているパワフルな内気少女、森下……でした。最初は。
内気な彼女は男性からのメールに驚き、返信しようとしたところ持ち前のパワーで自分の携帯を破壊してしまいます。
そこで無難な返事を打ってくれるようたまたまそこに通りがかった……ヒメコに託していたのです!
フリーメールを使っているため、携帯が違っていても大丈夫と言うことですっかり任されたヒメコ。
その後は流れでどんどんとメールをくれた男性、サムライ……ボッスンと親しくなっていき、すっかりメル友状態になってしまったというわけです!
お互いまさかメールの相手が身近すぎる人物だとは知らず、夢中でメールを続けます。
ヒメコの謎の見得なんかもありまして、どんどんプリンに幻想を抱いていくボッスンはテンションがあがる一方。
ヒメコ自身もどこと無く知っている誰かのセンスに似ていると感じ、サムライにときめきのようなものを抱くのでした!
部室で会話も無くメールに没頭している2人。
もともと解りやすいリアクションをとるボッスンとヒメコだけに、メールを受け取るたびに反応する様を見てスイッチは明らかな違和感を感じます。
早速独自の情報網を駆使して森下がヒメコにメールを託したこと突き止めると、ある企みを実行するのでした!
と言ってもいつものように直接手を下したりはしません。
したことと言えばただ一つ、
「メル友とはお互い同意があれば合うのが自然」といったようなことをさりげなく二人に語ったことだけです。
勿論良くも悪くも単純な2人ですから、ドキドキしながらも早速会ってみようという結論に達します。
夜、自分の気持ちを確かめたいとメールするボッスン。
会ってみないかというサムライのメールに同時に同じことを考えていたと更にときめいてしまうヒメコ。
同時にスイッチから合うべきだという話を聞かされていたのだから当たり前ですが!
お互いがお互いだと言うことも、スイッチのたくらみも知らず胸躍らせる二人!
とうとうサムライとプリンの邂逅のときがやってくるのです!!
と言うわけでボッスンとヒメコの悲しいくらい面白い空回りが楽しめるエピソードが収録された本巻。
本当のことを知らず、ウキウキワクワク状態のボッスンやヒメコの様子を見ればニヤニヤが止まらないこと必至です!
そんなほほえましくもバカバカしいエピソードのほか、ボッスンがトイレを我慢すると言うだけの更にバカバカしい話や、ボッスンが透明人間になるものの街中で全裸のまま透明効果が薄れて言ってしまうという更に更にバカバカしい話などクオリティの高いバカエピソードが収録!
バカ話だけでなく、生徒会の浅雛と椿の絆を描いたシリアスシリーズの前半も収録!
ギャグで散々楽しませておいてシリアスな話の導入で終わらせるという生殺し状態となっています!!
単行本のオマケとして恒例の作品解説やQ&Aも完備し、今回はキャラクターならぬエピソードの人気投票の結果も掲載!
今巻も漫画以外の部分でも楽しませてくれますよ!
漫画賞も受賞してより勢いづくかもしれない「SKET DANCE」最新第13巻は好評発売中です!
ドラマCD第2巻の発売も間近!
否が応でも盛り上がるってもんですね!!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!