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本日紹介いたしますのはこちら、「魍魎の揺りかご」第4巻です。
スクウェア・エニックスさんのヤングガンガンコミックスより刊行、ヤングガンガンにて連載されています。

作者は三部けい先生。
今までの紹介は「三部けい」のテーマにてまとめています。
よろしければご一緒にご覧くださいませ。

さて、前巻で今回の殺人鬼になる現象が、猿を宿主にしていた寄生虫によるものであることがわかりました。
だからと言って情況が好転しているわけではなく、以前船の中に閉じ込められたまま。
更に犠牲者は増える上、感染してしまったカナが、完全に発症して我を失ってしまう前に感染していない真琴たちも道連れにしようと画策し……

カナと2人きりになってしまった春日。
ですが、春日がちょっとした探し物をするためにカナと別れたその瞬間、何者かの手によってかなのすぐ近く似合ったボンベが爆発しました!
その音が鳴り響いてすぐ、春日は今の音は何だとカナの元へと戻ってきたのですが、そこにカナの姿はありません。
カナは別の部屋へと移動し、身を隠していたのです。
体中に突き刺さった食器類。
刻まれた傷がすぐに治ってしまう様子を見られてしまっては、自分が感染していることが完全にばれてしまう。
そう考えたカナは、傷が治るまで隠れることを選んだのです。
ですが、この痛みはカナを更なる狂気へと導くのです。
春日はカナが感染していることに気がつき、感染しているかどうかを確認するためにボンベを爆発させたに違いない。
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……殺す。

その頃、腕に焼印を入れることによって感染者かどうかを判別し、焼印がないものは容赦をしないという非情な判断をしていた芹沢達のグループに衝撃が走っていました。
サーベルによって殺されている、三人の外国人。
冷静な芹沢は、おそらくこの三人を殺したのは感染者や狂気に狩られた人間などではなく、身内か何かを焼印のあるものに殺され、復讐に燃えている人物であろうと推測します。
刺し傷などの状態から、その復讐者、「十字架狩り(クロスハンター)」は凄まじい腕前を持っている上に冷静な強敵だと考えられ……
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感染者以外にも厄介な敵を作ってしまった形になりました。
正面から戦っても勝ち目はない上、相手はクレバー。
おそらく多くの生存者が、脱出と保身のため上の方、船底へと向かっていることも気がついているはずで。
このままでは遭遇を避けることはできないでしょう。
芹沢は、仲間内で一番体格のいい大河原に武器を持たせ、遭遇に備えます。
するとその直後、タイミングを窺ったかのようにクロスハンターが姿を現しました。
まともに戦っては勝ち目なし、がむしゃらに逃げても危険区域に戻るだけ。
最初に狙われたやつは全速力で来た道を引き返せ、と全員に告げる芹沢。
賢いヤツならば、おそらく最初に狙うのは体格がいい大河原か芹沢でしょう。
覚悟を決め着る間もなく、クロスハンターは狙いを定めました。
狙われたのは……
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大河原です!
大河原は全速力で引き返し、芹沢達は別方向に駆け出すのです!!

そのころ、春日はエレベーターの前で思案していました。
もちろんエレベーターは動いていませんが、入り口とその向かい側の入り口は開いています。
当初はカナをわたらせるためにいたか何かで橋を作ろうとしていたのですが、春日一人ならジャンプで飛び移れそうです。
先ほどまでより向こう側が暗くなった気がするものの、ここは悩んでいても仕方ありません。
飛ぶしかない、と覚悟を決めたその時、向こう側から走ってくる人影が見えました!
クロスハンターから必死で逃げる大河原です!
何かにおわれているのか、と様子を見ていた春日。
大河原もエレベーターの穴を飛ぼうとしたのでしょう、向こう側から速度を緩めずに突っ込んできます……が!
向こう側の入り口に差し掛かったとき、大河原は
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ガラスのようなものにぶつかったではないですか!!
ガラスを突き破り、バランスを崩してエレベーターの穴へと落下していく大河原。
この高さではおそらく、助からないでしょう……
ですが春日にとって問題はそこではありません。
本来そんなところにあるはずのないガラスの壁。
おそらくそれは自分を殺すために用意した罠だろう!
そして、さらに大河原が逃げてきた脅威がこちらに迫っていると言うことも無視できません。
……後者の脅威はすぐに判明しました。
ゆっくりと姿を現す、クロスハンター。
彼は大河原が落下して死んでいるであろうことを確認し、また向こう側へと戻っていきます。
春日は身を隠してクロスハンターに発見されずに済みましたが……
向こう側にはクロスハンター(春日はその正体を知りませんが)、そしておそらく罠を仕掛けたであろうカナがいます。
なんにせよ敵しかいない向こう側。
ここは思案のしどころですが、敵しかいないならばそれなりの対応が出来る、そう考えて春日は向こう側へと飛びうつります!
まず気をつけなければならないのはカナのトラップだろう……
そう考え、注意深く様子を窺いながら先に進む春日。
するとそこにはカナが隠れもせずに待っているではないですか!!
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首をつり、ぶら下がった状態で……!!
あのカナが本当に自殺などするのでしょうか?
この事件をきっかけに、春日の本性が明らかにされるのです!!

というわけで、新たな展開を迎える本作。
なんと言っても今巻の目玉は、春日です。
前述の紹介ではまだその全貌が明らかになってはいませんが、彼の本性は予想を超えるものでした!
そんな春日と、恨み、妬み、他人の不幸を願うカナ。
カナが残す恐怖の遺産が、この後の物語を大きく左右することになりそうです!!
生き残っていた人物も減っていき、物語は徐々に最終局面へと近づいているわけで。
真琴達、春日、クロスハンター、芹沢達、そして感染者。
彼らがどのように絡み、そして誰が生き残るのか。
生き残ったあと、脱出は出来るのか。
興味は尽きませんね!!

カナと春日の狂気が踊る、「魍魎の揺りかご」第4巻は好評発売中です!!
次々襲い来る恐怖。
状況的にも生存者的にもまだ完結まではひと悶着もふた悶着もありそうですね!!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!


魍魎の揺りかご(4) (ヤングガンガンコミックス)
スクウェア・エニックス
2012-01-25
三部 けい

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