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本日紹介いたしますのはこちら、「少女ファイト」第8巻です。
講談社さんのイブニングKCより刊行、イブニングにて月イチで連載されています。

作者は日本橋ヨヲコ先生。
本作の紹介は「日本橋ヨヲコ」のテーマにてまとめておりますので、よろしければあわせてご覧くださいませ。

さて、練の移籍をかけた新人戦も無事完勝をおさめた黒曜谷。
ですがキャプテンを取り巻く状況はどんどんとのっぴきならない状況になっており、千石との関係は難しく。
それでも練は、バレーでどんな嫌な思い出も殺して、いい思い出に生き返らせる……と訴えるのでした。

白雲山の1年生は、朱雀高等学校の1年生と練習試合をしていました。
1年生とはいえ本命と言える強豪の白雲山ですが、この朱雀には大分苦戦しているようです。
苦戦するのならば明確な理由があるはずですが、どうもいつのまにか追いつかれている……と言うような、つかみどころの無い強さなのです。
気分屋の唯が本気を出せば事情も違ってくるのでしょうが、唯は朱雀の選手が
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「何も考えないでバレーをやっている」からつまらないと、一向にやる気を見せないのです。
実はそれこそが朱雀の育成方針。
あえて選手に個性を作らず、選手のパワーバランスをそろえて安定感を出す。
それこそがこの朱雀の突出した点の無い=攻略の難しい強さを生み出す秘訣なのです!

途中、白雲山の攻撃を真似するかのように同じ攻撃で点を取ってきたときに唯がやる気を出すのですが、朱雀の選手の一人に家族らしき人物から応援の声が飛んだことで一気にやる気喪失。
唯を欠いたも同然の白雲山は、負けこそしなかったものの、ぎりぎりの辛勝をおさめるのがやっと。
ですが唯は悪びれず、模擬試験で満点をとっても意味が無い……などと言うばかりなのでした。

この白雲山VS朱雀の練習試合ですが、キャプテンが偵察しに来ていました。
その様子を窺いに千石も来ていたのですが、2人はまたそこで口論することになってしまいます。
それもキャプテンの朱雀に対するある感情のせいなのです。
朱雀高校の監督、槌家はサラの父親。
度重なる家庭内暴力のせいで、サラとサラの母親を路頭に迷わせた、憎むべき相手!
幼き日のキャプテンが、いつかバレーで強くなって倒し、大手を振ってサラと一緒にいる、と決意し、バレーを始めるきっかけともなった相手なのです!

千石は槌家に復讐するつもりで朱雀と試合をするのならやめておけと忠告したため、キャプテンは千石には関係ないと反発。
ですが千石は関係あると反論し、ついにこういうのです。
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父にキャプテンと本気で付き合うと告げる、と!
そんなことをすれば千石の父は責任をとるといって仕事をやめるだけだろう、もう戻る、とその後の会話を切り捨てて走り去っていくキャプテン。
今日の夜は親の決めた婚約者である三國と会食があるから……とその後の連絡もシャットアウトしてしまったキャプテンですが……
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その顔には抑えきれない涙と笑みが漏れていたのでした。

やがてキャプテンは、メンバー全員の前で堂々と朱雀の槌家はサラの父親で、絶対に倒したい相手だと宣言。
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しかしここで発表したのは意思表明だけでなく、サラが本当はどう思っているかを確認したいと言うこともあったようです。
ですがサラはそれにはっきりとした返事をすることができません。
周囲は思い空気に包まれたまま解散。
それぞれはそれぞれの想いを胸に帰宅するのです。

おそらくこれからの黒曜谷の指揮を左右するだろうこの事件。
ですがキャプテンを揺るがす事件はまだ続きます。
サラのことを含め、自分以外の人に迷惑をかけないからと言う理由で千石をあきらめ、三國と結婚することを決めたキャプテン。
が、キャプテンと三國の結婚に反対している広之が、前巻の千石とキャプテンのホテルでの密会を撮影したムービーを手に入れてしまったのです!
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このままではせっかくの決意も水泡に帰してしまいますし、避けたかった千石の父の失職も招いてしまいかねません。
本作の味方側(一応)の中でも飛びぬけて厄介な広之。
彼の思惑にキャプテンははまってしまうのでしょうか?
この事件、意外な方向に転がっていくのです!!

というわけで、サラとキャプテンを忠臣とした過去が明かされた本作。
これで主要キャラのバックボーン話は一回りし、これでいよいよ未来を見据えた話になっていくのでしょうか!
……ユカだけそういう話はありませんが、彼女の過去やら背景やらはないような気がします……
ともかくこのあと、物語はVS朱雀と、学の弟、明の引きこもり克服に焦点を当てて展開していきます。
前者はともかく、どうやって後者の流れに話を持っていくのか?
そのあたりはある人物の機転のおかげ。
いろいろな方向から、積まれている問題を一つ一つ解決していく流れはさすがといえましょう!!

そして今巻も好評の特装版が同時発売。
今回のオマケは明の描いた読切漫画の複製原稿(と言う体の漫画)です!
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入っている封筒も劇中の「少年ファイト」のものになっていたり、その原稿用紙も漫画用原稿用紙だったりと、細かいところにも行き届いた心配りが憎いブツになっているのです!
内容のほうは16Pと言うこともあり、かなりざっくりしたお話になっていますが、明の生い立ちなんかを考えるとなかなか深い感じがします!
なにより中学生なのにこれだけ描けるってすごすぎるよ!明君!!!

キャプテンとサラの過去が明かされる、「少女ファイト」第8巻は好評発売中です!
キャプテンがバレーを始め、サラがキャプテンの家の住み込み使用人のような存在になったきっかけとなる槌家が登場する今巻。
この壁との激突で、それぞれの絆がより強まるのか、ほころびるのか。
注目したいところですね!!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!


少女ファイト(8) (イブニングKCDX)
講談社
2011-07-22
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少女ファイト(8)特装版
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