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本日紹介いたしますのはこちら、「むげんのみなもに」第2巻です。
一迅社さんのIDコミックスより刊行されました。

作者は高崎ゆうき先生。
本作第1巻の紹介は、10年10月24日の記事にて記載しておりますので、よろしければそちらもご覧くださいませ。

さて、普通の人間よりも早くからだが成長してしまうみなもに時間を与えるため、時間商人と取引しているカギリ。
時間を与えるには他人の時間を奪うしかないのですが、不老不死の寿命を持つカギリの時間では他人に分け与える価値がないと一蹴されてしまいます。
そこでカギリはやむなく、悪人相手と言う限定をして逃げ道を作りつつ、他人を殺してその時間を作り出していたのです……

カギリに買ってもらったリボンをつけ、鏡に向かってはしゃぐみなも。
そこで彼女は、最近自分が鏡を割っていないことに気がつきました。
依然はどんどん年をとっていくのがいやで、頻繁に割ってしまっていたはずの鏡。
そういえば最近は、心なしか自分の見た目があまり変わっていないような……
それはおかしいことなのですが、嬉しいことでもあります。
何がなんだかわかりませんが、嬉しいことが起きたならカギリのおかげに違いない!
そう考えたみなもは、カギリの観察を始めました。
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ですが、カギリが学校に行っている間は観察できないことに気がつき、仕方なく家に帰ることに。
その帰り道、歩いていた親子連れの会話から、水面は大好きなキャラのパーカーが限定販売されていることを知りました。
うらやましい、欲しい、と言った旨のメールを思わず限りに送ってしまうみなも。
しかし今は学校中、慌てて送ったところですぐメールが帰ってくるはずがありません。
反射的に行動してしまった自分を悔いるみなもですが、意外にもメールはすぐ帰ってきました。
学校中なのにはやいなぁ、むりしなくていいのになぁ、と微笑みながらそのメールを見ようとするみなも。
その瞬間、水面のお玉の中に記憶がよみがえりました。
昔自分が、メールしたのになかなか帰ってこなかったと泣いて抗議したこと。
そしてその抗議のすぐ後、時の感覚があいまいな自分が勝手に長い時間待ってしまったように感じてしまっただけだ、と謝ったこと。
そのときのカギリの悲しそうな表情を。
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自分のためにすぐメールを返してくれたことに感動し、カギリへの思いを深めたみなもは、カギリの観察を続けることにしました。
それは今までのような目で見る観察ではなく、おうちで行っている二人の交換日記の読み返しですが。
記憶があいまいになってしまう生で様々な記憶を忘れてしまっている自分ですが、日記さえ読めば過去のやりとりやカギリの行動がわかるはず。
ウキウキ気分で日記をめくってみると、交代で書くはずの交換日記なのに、カギリが妙に連続して書いていることが多いと気が付きました。
毎日書いていたはずなのに、なんでこんなことに?そう思った瞬間、みなもはまたも気が付いたのです。
時の感覚があいまいな自分がいなかった時間も、カギリは日記を書いてくれていた。
その場にいなかった自分に笑いかけてくれていたんだ、と!
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事実に気が付いたみなもの心には、ふつふつとカギリと会いたいという感情がわきあがってきました。
するとそのカギリから電話がかかってきて、帰るのが一時間後くらいになってしまうと断りを入れて来ます。
直接的には言いませんが、前後の会話からするとカギリはこれからわざわざ先ほどのパーカーを買ってきてから帰ってくるようです。
わざわざ探しに行ってくれるカギリ。
いつでも自分のことをやさしく包んでくれたカギリ。
過酷な運命にさらされているはずの自分が、何故「自殺」と言う行動を選ばなかったのか……
全てカギリが、自分の不幸を覆い隠して余りある程の幸福を与えてくれたから。
みなもはその時、始めて自分がカギリのことを日常でいつも言っている「好き」以上の「好き」であることがわかったのです!!
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カギリに会いたいと言う気持ちをより強くしたみなもですが、いつの間にか眠ってしまったようです。
ふと目を覚ますと、外は真っ暗。
ですがいつもなら隣に眠っているはずのカギリがいないではないですか。
会いたいと思い立ったらもうとまりません。
みなもはなんとなくこっちにいる感じがする、と勘を働かせて夜の街に出て行きます。
まるでカギリとつながっているような気がする!そんな予感をたどって路地裏にたどり着くと、そこには
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手を真っ赤に染めたカギリと、死体が転がっているではありませんか!!
ついに自分が最も見られたくないことを、最も見られたくない人物に見られてしまったカギリ。
そして、何よりも大切な人が許されない重大な罪を犯していることを目の当たりにしてしまったみなも。
果たして2人はこの後どうなってしまうのでしょうか!!

というわけで、今巻で完結となる本作。
本格的に物語が動き始め、一気に急転直下!
カギリの、みなもの、そして時間商人の衝撃的な過去が明かされるのです!
非情な運命にもてあそばれていたかに見えたカギリとみなも。
その運命の大本とも言える、カギリの過去がついに判明!
そして物語も感動のラストを迎えることになるのです!

百合百合キャッキャとシリアスが混載する、「むげんのみなもに」最終第2巻は全国書店にて発売中です!
儚げな筆致で描かれる非情な運命の行く末は?
萌えだけでない、重いドラマの結末をその目でご覧ください!!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!


むげんのみなもに 2巻 (IDコミックス 百合姫コミックス)
一迅社
2011-06-18
高崎 ゆうき

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