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本日紹介いたしますのはこちら、「バクマン。」第11巻です。
10年12月に集英社さんのジャンプ・コミックスより刊行、週刊少年ジャンプにて連載されています。

作者は小畑健、大場つぐみ両先生。
「バクマン。」のテーマにて本作の紹介をまとめておりますので、よろしければそちらもご覧ください。

さて、進退を賭けての新連載を作り出すため奮闘していたサイコーたち。
自分達の全てを注ぎ込んだ新作を考える二人が考え出し、連載までこぎつけたのは「完全犯罪クラブ(仮)」という新たな切り口の作品でした!

担当が元の服部に戻り、シュージンの原作を文章にするという環境の変化などもあり、モリモリと筆の進む二人。
正月休み返上で連載用のネームを作り出します。
さっそく服部と打ち合わせをすることになるのですが、疲れているにもかかわらず二人はどこを直せばいいかとそれはもうグイグイ来るではないですか!
そのやる気に素直に感嘆した服部は、そのやる気をくじかないようにアドバイスしようと心がけます。
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ですがまず口を開いたのはシュージンでした。
「完全犯罪クラブ」言う仮タイトルはまったく同名の物があるけどどうしようか、と。
それは確かに変えたほうがよかろうと案をだしあう3人。
横文字にしようかとか、シンプルにキャラ名をそのままにするか……などと考えますが、ピンとくるものがないまま2時間が経過。
とりあえず名前は宿題と言うことにして、ネーム本編のお話に入っていくことにしました。
と思いきや、服部はまだネーム直しの段階だが原稿にしなくていいのかと聞いてきます。
帰ってきたのは、本当に限界ギリギリまで考え抜いて面白くしたいんだと言うやっぱりやる気満々マンな返答です!
そのやる気を買って服部はもしなんなら近々予定されている連載作家が集うの新年会にでなくてもいい許可を与え、ズバリと直すべき部分を告げたのでした。

直す部分とは、「主人公をもっと主人公らしくする」ということ。
リアル世界設定のなお話で、普通の小学生と言う縛りはありながらも、あまりに普通すぎるデザインで物足りないと言うのです。
やはりなかなかうまいこといかないもので、デザインはその新年会の日になっても固まっていませんでした。
ですがその新年会の日に見かけたカヤの携帯電話を見てサイコーは閃きます!
いまどきの女性らしい、ジャラジャラとぶら下げられた携帯ストラップ。
そこで、
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主人公の持つ携帯に様々なツールをストラップとしてぶら下げさせ、ついで(?)に犯罪モードの時には眼鏡をかけさせると言うキャラ付けを発案したのです!

キャラデザインが決まり、サイコーたちはようやく現行作業に移り始めます。
新たなアシスタントも元デザイン系専門学校生の森屋、漫画は未経験ながら絵は達者な白鳥の2人を加え、前作から引き続き参加する折原とともに仕事をすることになりました。
良くも悪くもそれぞれの漫画論を持っている白鳥と森屋はいきなり衝突するものの、
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説得力あるサイコーの言葉を聞いて和解し、現場の雰囲気も上々。
しかもその衝突がきっかけで今まで決まっていなかったキャラクターの名前も決まり、雨降って地が固まった感じでよい方向に進みます!
タイトルもその流れでひらめいたのか、「完全犯罪クラブ」を言葉を置き換えて英語にし、その頭文字をとった「PCP 完全犯罪党」に決定!
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内容もネーミングも会心のできとなり、サイコーたちは第1話のアンケートで絶対1位を取ると、自信と言うか、不退転の決意を示したのでした!

ですが一つだけ不安な点もあります。
「PCP」連載第1話が載るジャンプには、ライバルであり盟友でもある福田渾身の新作読みきり、「ロードレーサー淵切」が掲載されるのです。
ジャンプ読者の少年があこがれるであろうバイクを取り扱い、その上少年受けには定評のある福田の新作なのですから自身のある作品と言えども胡坐はかいていられません!
連載作業に一生懸命で、世間の反応など気にしていられないし、アンケートの結果をただ待つわけにも行かずに仕事を続けるサイコーたちですが、どうしても気にはなってしまいます。
エイジを倒すには第1話がアンケート第1位と言うのはもはや最低条件。
大事な大事な第1話のアンケート結果は、意外な結果となったのでした!

というわけで、いよいよ勝負の連載作が始まった今巻。
この「PCP」の連載開始をきっかけに、ジャンプ連載陣のやる気もモリモリと上昇!
打倒エイジを目標に掲げるサイコーシュージンだけでなく、引き上げられるかのように福田や岩瀬、そしてエイジ本人もあの手この手で作品のクオリティを上げていくのです!
今まで以上に作品同士のぶつかりあいが激化し、作品を作り上げていく様子なども描かれ、いままで思い悩むシーンが多めになっていた本作も初期のような明るくやる気の溢れる展開が連続!
熱い展開に引き込まれるのではないでしょうか!

新連載に全力投球する「バクマン。」第11巻は好評発売中です。
アニメ第2期も決定し、まだまだ任期が続いていくことが予想される本作。
ちょろっと顔を見せてくれた中井さんの復活とかにも期待しながら今後に注目ですね!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!


バクマン。 11 (ジャンプコミックス)
集英社
2010-12-29
小畑 健

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