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本日紹介いたしますのはこちら、「友達100人できるかな」第4巻です。
講談社さんのアフタヌーンKCより刊行、アフタヌーンにて連載されています。

作者はとよ田みのる先生。
今までの本作の紹介は「とよ田みのる」のテーマにてまとめておりますので、よろしければごらんください。

紆余曲折はあるものの、順調に友達を増やして行っている直行。
友達の数も人間宇宙人動物合わせて18名となりました。
とはいえこのペースで100人の友達が出来るのはいつになるのやら……

その後も友達を増やしていった直行。
そのがんばりとさくらの懸命な主張によって試験は第2段階に進みます。
さくらは直行にプレゼントがあると言いながら部屋を突然訪問し、今までずっと付けっぱなしになっていたカウンターを外してくれました。
入浴の際にも外すことのできなかったカウンターが外れ、開放感に喜びを隠せない直行。
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ですが喜びもつかの間、すぐさまカウンターの外れた部分に新しい腕時計状のものをはめ込むさくら。
これは友達が20名を突破したプレゼントとのことで、今まで1人ずつしかセットできなかったものが吹く数人同時にセットできるようになった優れものなんだそうです。
この機能を使えば、あらかじめ複数人にセットしておくことによって、友人関係がほんの一瞬だけ成立しただけのような関係でもその一瞬を逃さず「友達のひとり」にカウントされる……と言うことで、今まで以上に友達を増やすのに役立ちそう。
早速直行は同じ班のクラスメイト達を一挙にセットするのでした。

ところがメリットだけがある虫のいいアイテムをさくらが出してくれるはずもありません。
なんとこのグループセット、自分以外のセットされた人物同士の友人関係も成立しないと友達をカウントされないんだそうです!
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勿論今までどおり一度セットした関係をキャンセルすることは不可能。
同時に何人もの関係を進められるというメリットを翳ませてしまう厳しいデメリットもあったわけです。
ですが不幸中の幸い、セットしたのが同じ班の皆と言うことで、行動を共にすることが多い=チャンスも多い面子。
直行はすぐさま体育の授業でおこなわることとなった班対抗戦のポートボールで結束を強めようと気を取り直すのでした。

ですがやっぱりそう簡単にはいきません。
直行とさくら、そしてグループセットされた4人で構成されたこの班が丸ごと仲良しになるには問題がいくつか存在するのです。
やんちゃで元気な男子である堀切と、学級委員の女子である神原は意見や考え方でぶつかり合うことが多く、おとなしい女子の野々村や、いまひとつ影の薄い男子の霞野は運動が苦手でどうにもポートボールでは存在感を発揮できません。
どうもこの班、チームワークの必要なスポーツで親交を深めるのは難しい構成なようです。
しかし班行動はスポーツ以外にもいろいろな活動もあることだし、チャンスはまだまだあるはずだと直行はまたまた気を取り直すのでした。

どっこい翌日は席替えを実施し、班を再編成することになってしまいます。
直行はしどろもどろになりながら何とかその決定を覆そうとするのですが、かろうじてポートボールのときだけ以前の班で行うという条件まで抑えることしか出来ませんでした。
早くもチャンスが激減した今、直行は昼休みにも特訓してポートボールで優勝を目指そうと班の皆に声をかけます。
共通の目的で一丸になればきっと皆が友達になれると考えたのでしょう!
幸いにも班の皆は練習に参加することを承諾してくれました。
気弱な野々村には、ボールが来たら怖がらずにすぐナカマにパスしてしまえばいいよとアドバイス。
もともと運動が苦手でゴールマン志望の霞野にはキャッチの練習を。
こうして個別に練習をつみ、当初は完封負けしていた試合も勝つまでには行かないまでもそれなりに点数を入れ、それなりに失点を抑えることに成功します。
ですが勝つには一番の問題である堀切と神原のチームワークを改善することが必要不可欠。
二人の息さえ合えば勝ちは見えるのですが、やはり二人は直行が提案したチームワークの訓練、二人三脚は受け入れてくれません。
ですがその直後の試合が6対8での惜敗だった上、体育苦手組の2人がやる気を出してくれたこともあって2人はいよいよ特訓に挑んでくれることになったのでした。
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全敗で挑む最後の一戦。
実際は負けても仲良しになれるような気もしますが、当の直行はこの試合に負けたら人類滅亡と言う意気込みで試合に挑みます。
霞野もしっかりとキャッチをこなし、野々村も的確にパス。
ネックだった堀切と神原も息を合わせ、ゲーム終了間際で同点と言うところまでたどり着くことが出来ました。
ですが最後の最後、ボールが敵チームに奪われてしまい大ピンチに。
直行は意を決して守備には戻らず、敵陣のゴール前へと走り、自分が死んでも取るから一回だけ本気でブロックしてくれとさくらにお願いをしました!
中立の立場と自称しながら、なんだかんだ言って直行が好きなさくらはゲームだからよしとしようといって思いっきりブロックしてくれます。
直行はそれをガッチリキャッチするものの、本気で本気のブロックだったため、球の勢いで吹っ飛ばされてしまいます。
球はこぼれ、敵の手の内に。
しかし直行はあきらめず、敵の繰り出したパスを必死にカットしました!
こぼれた球は直行の執念の表れか、かろうじて霞野の待つゴールのほうへ……
ですが今にも終了のホイッスルが響こうかと言うギリギリな時間な上、敵のブロックもきっちりついている状況で……
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地球の命運をかけた最後の一投、果たして受け止めてもらうことが出来るのでしょうか!?

というわけで、新たな機能に振り回されることとなる今巻。
リスクは高いものの、この同時複数人セットは直行にも、そして何よりこの調子で100人っていつまでかかるんだよ!とちょっと心配しちゃう読者(と多分とよ田先生)にもリターンの大きい機能と言えそうです。
毎回これだけの人数を同時セットすることは無いでしょうが、これからもちょくちょくとグループセットは行われていくことでしょう。
クラスメイト同士の友人関係を描けることによるドラマのふくらみも期待でき、物語のバリエーションも増加する事必至!
これからの展開がより一層楽しみなものになりそうです!
今回紹介したエピソードの他、早速グループセットを使ったエピソードや、未来で面識のある人物とのセット、ちょっと年齢差のある人物とのセットなどなど、様々な人物との物語が用意。
これからの展開は勿論、今巻でも多種多様なお話が楽しめますよ!

新たな段階に踏み込んだ、「友達100人できるかな」第4巻は好評発売中です!
友達を作っていくと言うただひとつの目的を描き続ける本作。
パターン化していってもおかしくない題材ながら、登場する人物や条件などを駆使してまったく飽きさせない内容を作り上げて下さっています!
友達10人ごとに何か大きな変革があるようですし、まだまだ新鮮な楽しさを提供してくれそうですね!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!


友達100人できるかな(4) (アフタヌーンKC)
講談社
2010-11-22
とよ田 みのる

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