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本日紹介いたしますのはこちら、「藤子・F・不二雄大全集 ドラえもん」第10巻です。
小学館さんより刊行されました。

好評刊行中の本大全集の紹介は、「藤子・F・不二雄」のテーマにてまとめておりますので、よろしければごらんくださいませ。

さて、この昨年より刊行されている大全集の「ドラえもん」もいよいよ二桁の巻数に突入してきました。
大長編の刊行も始まり、まだまだ弾がたっぷりと残されている「ドラえもん」。
今巻は70年度生まれの方向け学年繰り上がり掲載されています!

やっぱり見所のたくさんある本作ですが、今巻注目したいのは「大あばれ、手作り巨大ロボ」。
この作品、どうやら名作の呼び声高い「のび太と鉄人兵団」の元となったっぽい作品なのです!

優にジャイアンを超える大きさを持つロボット。
グランロボと言うこのロボ、リモコンで2足歩行する上パンチとかまで出来るさりげない超高性能おもちゃです。
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例によってやっぱりラジコンマニアのスネ夫のいとこが作ったもので、やっぱり例によっていつものメンツに見せびらかしていたのでした。
そして例によってパンチ力を試したいなどと言ってのび太はロボットをを通していじめられるわけです。

そうなると例によってのび太はロボ欲しいとドラえもんに泣きつきます。
きみ、何年生になったんだい?とぼやきつつも結局出してくれるドラえもん。
それは未来のおもちゃ、「『タイタニックロボ』のプラモデル」でした。
かなり大きな箱に入っている部品を組み立てると、なんか変な台形みたいなものが出来上がりました。
もちろんこれがロボットだと言うわけではなく、出来上がる巨大ロボの一部……足の部分です。
全16箱のパーツをくみ上げ、全部つなげると全長10メートルの巨大ロボットになるというのですから、のび太はもう大喜び!
このまま自分の部屋では組み立てられないと知るや否や、さっそく人里離れた山奥に移動し、意外な難易度に苦労しながらも着々と作り続けるのでした。

下半身を作り上げると、もう夕方。
残りは明日にしようと引き上げようとした矢先、人なんて普通来るはずも無い山奥だと言うのに3人の子供の人影が見えました。
このあたりには村も学校もないはずだと気にはなりますが、華麗にスルー。
明日には完成させてしまおうと決意を固めてその日は終わるのでした。

翌日、のび太はロボット作りに夢中だったせいで宿題を忘れ、こってりと絞られちゃいます。
とりあえずロボット製作は忘れ、昨日と今日新たに出された宿題に集中するか……とうなだれつつ帰宅。
ところがその帰り道、再びグランロボを伴ってジャイ&スネが登場し、今度はキック機能をつけてもらったよ、といいつつロボットにのび太を蹴っ飛ばさせてくるではないですか!!
わずか1日の間に、ボーっとしていたとはいえ小学3年生(掲載誌と同年齢と推定)をふっとばすほどの蹴りを、バランスを崩さず繰り出せる機能をつけるとは……スネ夫のいとこ、天才以外の何者でもねえ!!
……ということは置いておきまして、その傍若無人ぶりに頭にきたのび太、家に飛んで帰ってロボット作りに没頭するのでした!!

ものすごい勢いで頑張るのび太でしたが、あえなく日没。
あと少しで出来上がりと言うところまでこぎつけながら、完成は翌日に持ち越されてしまいました。
その日も帰り際に3人の子供を見かけますが、またもスルー。
そして宿題もスルーし、再び先生にどやされます。
帰り道にはまたもジャイスネが待ち構えていましたが、流石ののび太も2度同じ轍は踏まず、こっそりと様子を伺いました。
すると今度はハンドミサイルをつけたなどと話しているのです。
スネ夫のいとこどんだけ暇なんだよ!!という突っ込みは置いておきまして、これでのび太の闘志は再燃!!
家に帰るのですが、ドラえもんの姿が見えません。
でももはや完成は間近なので、1人で作成地にむかい、あっさりと完成させてしまいます。
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さすが未来のおもちゃだけあって壮絶な高性能ぶりなようで、のび太でも簡単に操縦可能!
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ただならぬ笑い声を上げながら空を飛んでいつもの空き地に移動し、ジャイスネが操縦して遊んでいたグランロボを踏み潰してしまうのでした!!
こののび太、容赦せん!!

ご満悦で元の山奥に戻り、明日から平和のために働こう!と今まさにスネ夫のおもちゃを破壊してきたばかりののび太は宣言。
宿題やろうと部屋に戻ろうとするのですが、突然タイタニックロボがひとりでに動き出すではないですか!
どうものび太がくみ上げたのがまずかったようで、コントロール装置を組み間違えていたようです。
ちょうど帰ってきたドラえもんに助けを求めるのですが、どうもこのまま燃料切れまでだましだまし動かし続けるしかないそうで。
内蔵した単三電池4本が切れるまで、およそ10時間!
やむなく電池切れまで無目標に飛び続ける2人。
その時、ふぶいてきた山中に人影が見付かるのです。
それは今まで何度か見かけていた3人の子供。
どうやら毎日この山を3時間かけて通って通学していたらしいのですが、この吹雪で遭難してしまったそうです。
エネルギー切れまでやることもないわけですし、3人を乗せて村まで送り届けてあげることにしました。
無事送り届けた後、あの山があるせいで3時間も歩かなければならない3人を不憫に思ったのびドラ。
そこで思いついたのは、タイタニックロボを使って山にトンネルを掘ること!!
この大仕事をすればちょうどエネルギーも消費するわけで、まさに一石二鳥とバカスカ山にパンチ!
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無事トンネルを掘り終えたところで日も暮れ、エネルギーも切れるのでした。
……そうとう岩盤の硬い山だったんですよね!ただ穴開けただけでトンネル完成って言い張れるってことは!!
ですがのび太が家に帰ると宿題とママの小言が待っているわけで。
のび太は「エネルギーがあるうちに学校を壊して置けばよかった」と、平和を守ろうといったその口で無茶を言うのでしたとさ。

というわけで、細部や結果こそ大きく違うものの「スネ夫がいとこのロボを自慢」「更にでかいロボを作ろう」という、導入部がまさに鉄人兵団そのものな本エピソード。
その共通点を抜きにしても、巨大ロボットという男のロマンに繰り返し同じシチュエーションをするギャグ、力を持ったのび太の危なさなどの要素を詰め込みつつ、最後にいい話で終わってしっかり落ちると言う盛りだくさんなお話です!
このほか、感動必至の「精霊よびだしうでわ」や、「小学六年生」3月号収録と言うことでほんのり最終回風味の読後感を感じさせる「のび太もたまには考える」、このエピソードのための未来道具が登場せず、どこでもドアとタイムふろしきだけの登場で展開するめずらしいエピソード「木の葉でお買い物」などなど、注目のエピソードが多数掲載!
時代の流れか、某機動戦士を髣髴とさせる「バンダム」のプラモが登場する「プラモが大脱走」も必見です!
「バンダム」はそうでもないのに、「ニーンジャ」(外箱には『ZAB』って書いてあるんですけどね)はどうみてもズゴック……!!
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そのほかそのまんまな見た目のモビルスーツの姿もちらほら……!
恒例の特別資料室は今回ちょっぴりしかありませんが、それを感じさせない大充実の内容となっていますよ!

とうとう二ケタ台に突入した「藤子・F・不二雄大全集 ドラえもん」第10巻は好評発売中です!
次々出ているにもかかわらず、クオリティの下がることなど無いドラえもんには感服するばかり!
どれから買っても外れナシですので、まだ未購入の方でもお好きな巻をお好きなときにお買い求めになっても大丈夫だと思います!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!


ドラえもん 10 (藤子F不二雄大全集)
小学館
2010-10-25
藤子・F・不二雄

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