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本日紹介いたしますのはこちら、「藤子・F・不二雄大全集 パーマン」第7巻です。
小学館さんから刊行されました。

大好評発売中の藤子・F・不二雄大全集に関しては「藤子・F・不二雄」のテーマで紹介をまとめております。
よろしければそちらもご参照くださいませ。

さて、パーマンの刊行も今巻を合わせて残すところ2回。
第6巻では単行本にはなかなか収録されない幼児向け作品を集めたものでしたが、今回の収録作はまたガラリと色を変えているのです!

今巻の収録作は83~84年の「てれびくん」「コロコロコミック」掲載作。
第6巻までのパーマンが大体66~68年にかけて発表された作品だったので、その間なんと15年も開いています。
何故15年もたっていきなり再連載が始まったのかと言うと、83年から開始されたアニメの第2期放映にあわせたため。
その第2期のアニメは4年間も放映された人気作となりました。

15年のブランクがあると言うことで、この83年開始版は様々な設定の変更がなされています。
スーパーマンの名前がバードマンに変更されたり、飛行速度が時速91キロから119キロに増加していたり(なんでも新幹線に追いつく速度にしたかったらしいです)、ブービーが動物園の猿ではなく普通の民家で飼われているペットの猿になったり、旧版ではほとんど登場しなかった作中でのパー子の素顔が惜しげもなくさらされたりしています。

そんな変更点を活かしてか、この第7巻収録作品ではパー子……というより星野スミレの出番がかなり多くなっています。
パーマンの仕事に芸能界と忙しすぎる日常に充実感を感じてはいるものの、やっぱり疲れも感じてしまうパー子。
誘拐犯に誘拐されたことによって、これで堂々と休める!と喜ぶお話など、超頑張りやさんなパー子さんを楽しめます。

そんな頑張りパー子に突然休暇が与えられるお話が「パー子の羽衣伝説」です。
毎月三日ずつ各パーマンに交代で休みがもらえることになり、くじ引きで一番最初に当たったのがパー子。
1号、ブービー、パーやんの3人にバードマン直々の「絶対パー子を呼ぶな」と言う命令が下され、パー子は完全フリーの3日間の休日を過ごすことが出来るのです!
星野スミレの日常はコピーロボットにまかせ、この際だからと空に浮いたまま風の流れのままたどり着いたところにいこうという文字通り風任せな旅に出るパー子。
たどり着いたのは無人島らしき南の島でした。
早速マントとマスクを脱ぎ捨て、
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パー子は水着姿になって海に飛び込みます。
バッヂをくわえてスキューバダイビングも楽しみ、のんびりとした最高のバカンスを謳歌するのでした。

ところが浜に戻ると荷物が風でばらばらに飛び散っています。
幸い服は全て見つかりましたが、大事なマスクとマントがありません。
あわてて探し回ると鳥がマスクをくわえて飛んでいる姿を見つけました。
岩をよじ登ってマスクを取り返そうとするパー子ですが、マスクもマントもなければやはりただの少女。
足を滑らせ、
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岩壁から落下しまうのでした!

気がつくと布団に寝かされています。
痛む腰をおして外に出ると、自分が朽ちかけた集落のような場所にいることがわかりました。
人の気配がないようだと杖を付きながら歩いていると、突然後ろから老人が!
逃げるパー子ですが、腰が痛んで歩くこともままならず、すぐに追いつかれてしまいます。
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そして先ほどの布団に連れ帰ると、いきなりパー子に服を脱げと強要!!
まさかのエロス展開……ではなく、薬草を塗った湿布を貼ってくれたのでした。

どうやらこの老人、何かの約束を守るためこの島でひとり暮らしているようです。
食事を振舞い、2~3日後には船が来るからそれまで静養しているようにつげる老人。
偏屈ではあるものの、優しい人物なようです。
とりあえず安心したパー子は床に付くのですが、見上げた先には自分のマントがぶら下がっているではないですか!
老人が浜で拾い、風呂敷代わりに使っているのだそうです。
ですがアレが自分のものであると主張し、マントを使って帰ったりなんてしたら自分がパーマンであることがばれてしまいます。
1号に助けを求めようにもマスク無しでは自分の正体がばれてしまうわけで、それもよろしくありません。
手も足も出ないパー子は悩みながら眠りに付くのでした。

朝起きるとすっかり腰の痛みは消えています。
お礼も言いたいことですし、姿が見えない老人を探すと墓の前に座って今は亡き妻に語りかけていました。
その会話の内容から鳥が岩場の上に集まっていると言うことを知ったパー子は、そこにマスクがあるに違いないとあたりを付け、こっそり老人の家からマントを持ち出して岩場へと飛びます。

岩場へ付くとちょうど老人が鳥の卵目当てに岩壁を登っていました。
登っている最中マスクを見つける老人は、気になって手を伸ばします。
その瞬間、油断したのか足を滑らせてしまう老人!
まっさかさまに地面へと落ちていきます!!
パー子は無我夢中で一緒に落下していたマスクを装着し、
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そのまま老人を抱きとめ救出。
老人は無事です!
しかし目の前で変身して救われたのですから、当然老人はパー子の正体を知ってしまいました!
取り返しの付かないことをしてしまったと嘆くパー子。
泣き崩れるパー子に老人は何がなんだかわからないが、秘密にしなければならないことならば誰にも喋らないと約束してくれます。
しかしやはり無常にも姿を現すバードマン。
パー子に最後の時がやってきてしまうのでしょうか!?
大丈夫!
バードマンのイケメンぶりが発揮されるハッピーエンドが待っています!!

というわけで星野スミレ祭りが開催されている第7巻。
このほか、ブービーがサルになるセルフ(?)パロディや、
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パーマンが3人がかりで真っ向勝負の末負けてしまう超強敵の登場
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などなど、見所満載!
旧版からのおなじみギャド連も悪連に改名し、今回もあの手この手でパーマンに襲い掛かってきますよ!
今回もパーマンは大小問わない規模で大活躍です!!
更に多くの人が疑問に思っていたに違いない、ブービーが正体をばらすと恒例の「動物にする」おしおきはどうなるのかがあきらかに!!
こちらもマジ注目です!!

新たなパーマンが見られる「藤子・F・不二雄大全集 パーマン」第7巻は好評発売中です!
仕切りなおしてもやっぱりハイスペックすぎて出番の少ないパーやんに涙するべし!!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!



パーマン 7 (藤子・F・不二雄大全集)
小学館
藤子・F・不二雄

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