画像

本日紹介いたしますのはこちら、「バチバチ」第4巻です。
秋田書店さんの少年チャンピオンコミックスより刊行、週刊少年チャンピオンにて連載されています。

作者は佐藤タカヒロ先生。
本作の紹介は「バチバチ」のテーマでまとめておりますので、過去記事にご興味がおありでしたらご覧いただければ幸いです。

さて、第3巻でデビュー戦を勝利で飾った鯉太郎。
第2戦は因縁深い王虎との決戦です!
やはり凄まじい戦いとなった一番ですが、土俵際で鯉太郎は王虎に上手投げを打たれてしまいます。
とっさに下手投げで応戦する鯉太郎!!
果たしてどちらが勝利を収めるのでしょうか!!

という緊迫の場面から始まる第4巻。
投げの打ち合いとなれば上手を取っている王虎が絶対的に有利。
更に王虎の方が自力で勝っていることもあり、鯉太郎の勝利は絶望視されます。
ですが鯉太郎は凄まじい執念で王虎の左足を蹴り上げ、体勢を崩すことに成功!
2人同時に土俵へと倒れこみます!
画像

王虎よりも体が下になっている鯉太郎ですが、咄嗟に出たかばい手を引っ込め、顔から落ちることによって不利な状況をカバー。
かばい手を出したままにした王虎よりもほんの一瞬遅れて土俵に体をつけたのです!

行司も一瞬迷ったものの軍配を鯉太郎に上げます。
が、すぐさまつけられる物言い。
土俵際で見ていた他の新弟子達は鯉太郎の勝ちだろうと囁くのですが、世間の目も気にしたのか結局同体の取り直しとなるのでした。

この結果に一番喜んでいたのはほかならぬ鯉太郎。
あんな咄嗟に出た投げで勝ったところで運がよかっただけ、本当の力で勝利を収めたいと思っていたのです!
取り直しということで土俵に戻る二人ですが、
画像

鯉太郎の額はぱっくりと割れて顔面が血まみれです。
更に王虎にはもはや油断はなく、先ほどのようなまぐれは望めません。
ぶちかましとハリという自分の武器が通じなかった鯉太郎は勝負を前にして早くも追い込まれてしまいます。
にもかかわらず光を失わない鯉太郎の瞳に怒りをあらわにする王虎。
画像

全身から殺気をたぎらせ、格の違いを見せ付けんと構えるのでした!

そこで鯉太郎が取った構え。
それは今まで自分がしてきたぶちかましの特訓を信じてのクラウチングスタートのような構えでした。
画像

これならば両足での構えに比べて威力自体は落ちるものの、より速度が出て相手の機先を制することが出来ます!
周囲の客はふざけた構えだとみなし、場内は一部の鯉太郎の仲間を除いて王虎コール一色に染まってしまいます
そんなムードの中でかけられた開始の合図。
超高速で突っ込む鯉太郎に待ち構えていたのは王虎の左張り手だったのです!

まともに強烈な一発を食らっても倒れず更に突っ込んでくる鯉太郎!
王虎の強烈な張り手といえども左手一本では止まらず、
画像

ガンガンと突っ込んでいきます!
そのたびに左手で応戦する王虎ですが、遂には当たり負けしてしまい大きく左手をはじかれてしまいました!
好機とばかりに今まで以上に体を沈めて力を溜め、渾身のぶちかましを放つ鯉太郎!
しかし王虎もさるもの、鯉太郎の顔面に右の張り手を炸裂させるのでした!
画像


崩れ落ちる鯉太郎ですが、すぐさま意識を取り戻してその瞳に闘志を復活させます!!
そして王虎も先ほどのかばい手に加えてこの右張り手で今度こそ右手を負傷!
お互い大ダメージを負った状態ですが、双方一瞬も引きません!
執念と闘志がほとばしる因縁の対決、その決着は間近です!!

というわけで激しすぎる大激戦が決着。
全身に込められた力の入り具合がみるものに伝わってくるような肉弾戦は必見です!
そしてこの一戦で得たものは鯉太郎にとっても王虎にとっても大きいもので、二人の今後を大きく左右するものになったようです。
手に汗握る一戦に、これから続いていくであろうこの二人の戦いが今後より激しいものになることが確実視されるドラマが展開。
現状でも熱いこの作品の、これから更に高まる熱を確かに予感させるものになっているのです!
そしてそんなメインストリーム以外のストーリーにも注目。
幕下全勝優勝をかけた兄弟子の阿形と、かつて鯉太郎に敗れてしまった猛虎が同じく全勝優勝に廃業をかけた一戦が繰り広げられます。
譲れない想いに関しては鯉太郎より上かもしれないこの2人の戦いにも目が離せません!

チャンピオン連載作品中トップクラスの熱さを誇る「バチバチ」最新第4巻は好評発売中です!
全編隈なく気合満点で繰り広げられている本作、熱い漫画が好きな方なら見逃す手はありませんよ!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!


バチバチ 4 (少年チャンピオン・コミックス)
秋田書店
佐藤 タカヒロ

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by ウェブリブログ商品ポータルで情報を見る