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本日紹介いたしますのはこちら、「弱虫ペダル」第11巻です。
秋田書店さんの少年チャンピオンコミックスより刊行、週刊少年チャンピオンにて連載されています。

作者は渡辺航先生。
渡辺先生に関しては「渡辺航」のテーマにて紹介をまとめさせていただいていますので、そちらもよろしかったらご覧くださいませ。

気持ちの力によって見事田所がファーストリザルトを獲得した第10巻。
熱すぎる最初の激闘は決着したものの、レースはまだまだ続きます。

目前に迫る箱根の山。
天下の嶮と歌われただけあり、これからも厳しいレースとなるのは明白です。
ですがその厳しい箱根をチームを引っ張りながら登ることこそが巻島の、そして坂道の仕事。
坂道は確かな決意を胸に秘めながらペダルをこぐのでした。

やがて田所&鳴子と合流する総北一同。
ねぎらいの言葉をかける一同に実力を見せ付けたと余裕ぶった台詞で返す鳴子達ですが、それもつかの間、もうまもなく「山」が始まります。
部長の立てた作戦は田所と鳴子が後ろについて足を休め、今泉は部長とともに今のペースで進み、巻島は山で追いすがってくる各チームのクライマーを抑える……
そして坂道に課せられたのは
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「先陣を切ってチームを引っ張る」ことでした!
これが出来るのはお前以外いないと力強く語る部長に坂道は全力で答えます!

山直前の市街地にはいると、いいポジションを取る為に後続が続々と距離を詰めてきました。
その中の1人、箱根学園の東堂がなにやら気さくに声をかけてきます。
ナルシーな自信家である東堂ですが、どうやら巻島とはながらくライバル関係の様子。
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地元である箱根のレースではこれ以上好きにさせないと宣戦布告だけし、自分のチームへと戻っていくのでした。

山は近付き、どんどんと他のチームが固まって団子状態になり始めてきます。
チームを引っ張るために抜かれるわけにはいかないと焦りを見せる坂道。
ペダルをこぐ足にも一層力が入るのですが……

給水ポイントでボトルを受け取り、山に備える総北メンバー。
ところがここで鳴子が衝撃の一言を発します。
「小野田君が来てへんです…………」
戸惑う総北メンバーはとりあえず今のポジションのまま進むことにするのですが、更にショッキングな声が聞こえるではないですか!
なんと後方集団で落車が起きたというのです!!

その落車にはかなりの人数が巻き込まれていました。
各校1~2人巻き込まれてしまったらしい大規模なこのアクシデント、その被害者の1人に
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坂道も含まれていました。
トップを走っていたチームを先頭で引っ張らなければならないはずの自分が大地に倒れ付している……
そんな状況を飲み込むと、震える手であわてて外れていたチェーンを直しにかかります。
焦り慌てながらなんとかチェーンを嵌め、落車の傷もたいしたことないと確認して走り出そうとする坂道。
その時係員から突然声をかけられます。
「リタイアする?」と。
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なんと坂道はあろうことか最下位に転落していたのです……

坂道がいないことによって東堂との対決も諦めてチームのための走りを徹底する巻島。
とにかく坂道はそんな巻島の、チームのためにも走り始めます。
そこにやってきた手嶋たちの控え組。
ボトルを新しいのに変えるなど手助けをてきぱきとこなしてくれるのですが、坂道はそんな手嶋におそるおそる訊ねました。
最下位だが今から先頭に追いつけるか、と……
その問いに手嶋は答えます。
大丈夫とかてきとうなことは言わない、
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登りで100人抜けば必ず追いつく、お前なら出来る!と!!
手嶋たちに背中を押されて発射する坂道。
後先のことなど一切考えず我武者羅にペダルをこぎ続けます!
全国の猛者が集うインターハイという舞台での100人抜き。
無茶としか言いお湯のない目標ではありますが……
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控え組の想いも乗せ、坂道執念の猛烈な追い上げが始まるのです!!

というわけで衝撃のトラブルに見舞われてしまう坂道。
今までにも数々驚きの結果を残してきた坂道ですが、今回はその中でも一層ハードといわざるを得ません!
一心不乱にペダルを回す坂道の猛追はこれまた驚くばかりの凄まじさで、読み手を熱くさせてくれること間違い無しです。
そして巻島と東堂の過去も語られており、この2人の対決をより期待の大きいものにしています。
ほとんど互角の戦いを繰り広げてきた巻島と東堂。
3年生である今年のこのレースが最後の決着戦となるのですが……
この対決を実現させるためにも、坂道に更なる期待をかけてしまうわけです!
また、みんな大好き御堂筋くんも本巻ラストの方でいよいよ出番です。
本格的な活躍は次巻以降ですが、どんな飛んでもっぷりを見せてくれるのかこちらも楽しみでしょうがありません!!

坂道決死100人抜きが敢行される「弱虫ペダル」最新第11巻は好評発売中です!
熱いにも程がある本作ですが、今巻もまたいつもどおり……いや、いつもより更に熱く熱く物語が展開します!
坂道のほとばしる想いをあなたも是非とも体験ください!!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!


弱虫ペダル 11 (少年チャンピオン・コミックス)
秋田書店
渡辺 航

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