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本日紹介いたしますのはこちら、「絶対可憐チルドレン」第20巻です。
10年2月に小学館さんの少年サンデーコミックスより刊行、週刊少年サンデーにて連載されています。

作者は椎名高志先生。
椎名先生と本作の過去の紹介は「椎名高志」のテーマにてまとめておりますので、よろしければそちらもご参照くださいませ。

度重なるトラブルとテストという最大の難関をなんとか乗り切ったチルドレンたち。
第20巻では新たな局面が展開します!

薫の誕生日が間近に迫ったある日。
薫に隠れてサプライズなお祝いをしようと紫穂、葵、ちさと、そして悠理。
それぞれが知恵を絞って何がいいかを考えようとするのですが、薫が自分も混ぜろと乱入し、なかなかうまいこと話し合いの場がもてないのでした。

1人自室で薫に対するプレゼントにと用意したイヤリングを眺めている悠理。
すると背後がら突然怪しげな少女が姿を現し、
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悠理の体を貫きます!
が、その瞬間悠理の体の主導権はミラージュのものへと移り、あっという間に少女の背後の回って逆に拘束してしまうのでした。
するとテオドールという男が遅れて現れます。
どうやら彼はいったん悠理をブラック・ファントムのもとへとつれて帰りたいようなのですが、悠理の人格の1人であるファントムが断固として拒否するのです。
先ほどのイヤリングを薫に渡すことで計画が進むようなのですが、とりあえず秋までにはどうにかするから待てと告げるミラージュ。
了承するテオドールですが、計画の鍵となる薫をブーストさせる為の生贄として1人の少女を置いていきました。
ナイという名の少女は、生贄になるための障害になりうる悠理の感情移入などをさせないために顔を隠しています。
影を使う能力と透視能力があるらしい彼女ですが、なにやら悠理に不思議な点を発見。
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それは「ファントム」「ミラージュ」「悠理」のどれでもない、第4の人格があるということでした!

ナイはミラージュの能力によって、悠理が拾ってきた黒猫としての姿に偽装して生活することになります。
薫の誕生日祝いの話し合いもなんとか進み、悠理の提案によってみんなで歌を歌おうということに落ち着きます。
折角だから楽器も演奏しないかと提案するちさとに楽器なんて出来ないと断ろうとする悠理ですが、突然僅かに様子が変わってその提案を受け入れるのです。
紫穂ですら確信をもてない僅かな変容はおそらく悠理の中の人格の1人が導いたものなのですが……
とにかくみんなで楽器&歌という今はやりの(?)バンド展開に突入!
てんで楽器なんて出来ない葵の戸惑いをよそに、
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一同は俄然もり上がるのでした!!

そのころ悠理の部屋で暇をもてあましながらも大人しく待っていたナイ。
突然テレパシーを受信し、導かれるままにそれが発されているところへ向かいます。
するとそのテレパシーの出先はプレゼントするよう仕向けられたイヤリングでした。
そのイヤリングから発せられるテレパシーは自分が悠理の中に眠る4人目の人格であると名乗ります。
そして悠理に従うように告げられているナイに、それならば自分にも従えるだろうと何かの指示を与えるのでした……
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というわけで、かおるを狙うブラックファントムの企みが確実に始動する本巻。
その中で独自に動き始める第4の人格という、非常に気になる展開が繰り広げられています!
彼女の狙いはどうやら薫たちを狙う本来の目的とは違い、むしろ薫たちの助けになるようなものであるようなのですが……
この第4の人格がもたらした状況の変化は今後物語を大きく左右することになりそうです!
更にチルドレンたちの水着や浴衣やらが拝めるエピソードも収録!
物語だけでなく眼福も与えてくれるというわけです!
その上単行本描き下ろしのオマケ漫画4Pも収録!
至れり尽くせりの内容となっています!

7月には中学生編のOVAの発売が予定されている「絶対可憐チルドレン」第20巻は好評発売中です!
今月発売予定の第21巻では、OVAの予告DVDが付いた限定版の発売も決まっているようで、ファンなら抑えておきたいところ!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!


絶対可憐チルドレン 20 (少年サンデーコミックス)
小学館
2010-02-18
椎名 高志

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心苦しいけど言っちゃ ...
他のキャラにもスポッ ...
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