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本日紹介いたしますのはこちら、「藤子・F・不二雄大全集 パーマン」第6巻です。
小学館さんより発行されました。

本大全集の紹介は「藤子・F・不二雄」のテーマにてまとめておりますので、ご興味などございましたらそちらもあわせてご覧くださいませ。

さて、本作は様々な雑誌で連載してきたパーマンのうち、「小学一年生」「幼稚園」「よいこ」「めばえ」といった幼年向けの作品を集めたものとなっています。
なんといってもすごいのは、カラーページの再現。
もともと白黒のページはどうしようもないものの、そのほかの9割以上すべてオールカラー(あるいはパートカラー)で収録されているのです!!

幼年向けということで、一作あたりのページ数は非常にコンパクト。
最長のものでも8P、最短のもので1P2コマという極短いものばかりです。
なんとその作品数70以上!
更にその全てが各誌の67年3月号~68年9月号の間、僅か1年半の間に生み出されていると言うのですからF先生は凄いにも程があるというものです!!

短編でかつ子供向けと言うことで、主なストーリーは日常生活の困ったことなんかをパーマンに変身して解決すると言う単純なものが多くなっている本巻。
パパに傘を届けたり、虫取りに行ったり、魚を取りに行ったり……
そんなのどか過ぎるお話がほとんどなのですが、パーマンの花形ともいえる怪人との対決や人助けなんかもちゃんとはいってます。
子供にもわかりやすい見た目を重視したのか、怪人たちは相当インパクトあるものぞろい。
ドラクエのフレイム……ではなくその名もずばり「火の玉男」、
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パーマンですら破ることは出来ない超絶装甲を持ちながらやることは食べ物を盗むことと言う「怪物戦車」……
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そんな出オチ的な怪人で、しかも8Pしかないにもかかわらずきっちりと最初は怪人が勝ち、パーマンが逆転勝ちするという起伏が設けられているのは流石F先生と言う他ありません!
また、目立つのがパーマンセットを誰かに使われてしまう話。
基本的にミツ夫のミスが原因なんですが、パパがマント使って空から降りられなくなってしまったり、カエルが装備してミツ夫を蹴っ飛ばしたり、挙句の果てには
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雪だるまが……!!
怪奇現象……ではなく、ちゃんとタネがあるのでご安心を!!

そして「めばえ」に掲載された1P漫画もまた変わった味わいが楽しめます。
2コマ縛り(まれに3~4コマになりますが)と言うことでかなりシンプルなものになっているのですが、その内容たるや
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シュールなものが揃ってます!!
パパがパーマンおんぶするとか……一体どういう状況でこうなったのか謎過ぎです!!

連載初期と言うことでまだ固まっていない変なカラーが拝める
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というカラーならではの見所も満載!
更に非常にレアと言わざるを得ない不二家のペコちゃんと競演するミルキーの広告なんかも掲載され、根幹はとにかく終始レアもの尽くしの一冊になっています!

大充実のカラー作品がおなかいっぱい堪能できる「藤子・F・不二雄大全集 パーマン」第6巻は好評発売中です。
スーパーマンやパーやんが1回ずつしか登場しないと言ういつも異常に不憫な彼らのファンには寂しいかもしれない本作。
パーやんラブな方には涙を呑んでいただくとして、見るだけで心躍るカラフルな仕上がりになっております。
対象年齢が低いだけにいつものような面白さはありませんが、普段とはベクトルの違う楽しさが味わえますよ!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!


パーマン 6 (てんとう虫コミックス)
小学館
藤子・F・不二雄

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