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本日紹介いたしますのはこちら、「百舌谷さん逆上する」第4巻です。
講談社さんのアフタヌーンKCより刊行、アフタヌーンにて連載されています。

作者は篠房六郎先生。
篠房先生と本作の紹介は「百舌谷さん逆上する」のテーマにてまとめておりますので、そちらもあわせてご覧くださいませ。

嵐のような夏休みが過ぎ去っていった第3巻。
様々な出来事を体験した百舌谷さんは自分がしたいとを成し遂げる自分になろうと決心。
そのために自分の支えとなっていた樺島に甘えてしまわないように、と絶交してしまうのでした。

夏休みは明け、学校は運動会に向けて盛り上がり始めていました。
百舌谷さんは樺島とすっぱり縁を切り昔のように一人で過ごそうとするのですが、今度は竜田が何かと絡んでくるようになりました。
夏祭りに打ち上げられた花火を見て夏を振り返り、感極まってしまった百舌谷さんのところにたまたま竜田が現れ、おもわず寄りかかって号泣した……という一件以来、どうやら竜田は百舌谷さんに本気でお熱になってしまったようなのです。
冷たくあしらわれてもめげない竜田はなにかと百舌谷さんの世話を焼こうとします。
その延長線上に浮かび上がってきたのが遊園地に行った際百舌谷さんと一緒に居て怪しい動きをしていた黒尽くめの男。
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そいつが百舌谷さんを悩ませているに違いない!と竜田はその人物の捜索も始めるのでした。
実際はその黒尽くめは樺島なわけで、全然ピントが外れた推理なわけですが……

竜田の奮闘はとりあえず置いておきまして、クラスでは運動会の応援合戦で女子が行う種目を決めることになりました。
委員長の発案&担任の趣味もあり、あっさりチアリーディングに決定。
クラスは盛り上がりますが、百舌谷さんは非常にご不満な様子で不機嫌なオーラが全身からほとばしっています。
ここぞとばかりに百舌谷さんの前にやってきた委員長は、やる気が無いのかホントはやりたいけどそれを抑えているのか知らないが決まったことはキチンとやってもらわないと困る、と妙に挑発的な態度で言い放って立ち去っていきます。
実は委員長がチアを発案したのには策略が隠されていたのです。
チアはツンデレの症状を出さないように気を抜けばしまらず、かと言って気合を入れれば暴言を吐いたりして滅茶苦茶になる……どう転んでも百舌谷さんには向かない種目。
竜田にぞっこんの委員長は百舌谷さんの名誉を地に落とそうと卑劣(?)な謀略を計ったのでした!

その日の放課後、樺島は取り付く島も無い百舌谷さんの態度に困り果てながら帰途についていました。
何が気に入らないのかとため息をつきながら歩いていると、ふと目に付いたのはゴミ捨て場に捨てられている奇麗に梱包された包み。
あまりの量に興味をそそられ、紐をほどいてみるとそれはなんと全てがエロスな本だったのです!
ちょうどその時近所の人が通りがかり、たまらず家に逃げ帰る樺島。
家に帰ってもそれの欲しさに頭が支配されてしまいます!
ですが誰かに拾っているところを見られたりしたら、と考えると踏ん切りがつきません!
そこでひらめいた一つの手段。
樺島は見られても自分が誰か解らなければいい、とあの格好に身を包むことにしたのです!!

ちょうどそのころ、第3巻で樺島にのされた不良たちが樺島のクラスメイトを拉致していました。
といっても別に袋にしようとか人質にして樺島への復讐に利用しようとしているわけではなく、とりあえず仲間に引き込んで情報やらを引き出すことにするようです。
その仲間に引き込む手段とは「エロスな本を与える」こと!
そしてその本の入手先は先程樺島が目撃した大量エロス本廃棄地帯だったのです!

黒子ルックに身を包み、リヤカーを引いてエロス本を回収する樺島。
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ちょうど不良たちもゲットするためにやってきており、エロス本を積んだリヤカーをひいている樺島を発見。
不良は樺島に声をかけるのですが、用件を聞くまでも無く樺島は超スピードでダッシュして身を隠すのでした。

たまたま隠れた茂みの近くにクラスメイトたちがおり、なにやら相談をしています。
樺島のせいで先程のクラスメイトが拉致されたと言っているのですが、樺島はそれが耳に入っても身に覚えが無くきょとんとするばかり。
ですが会話の流れで百舌谷が出てくると、樺島は一瞬でダッシュ!
そのクラスメイトがいると言う橋の下へと超高速で向かうのでした!
……リヤカーを引いたまま……

橋の下ではいろいろ早とちりした竜田が単身クラスメイトを救いに突入していました。
しかしいくらなんでも年齢差がある上多勢に無勢、あっさり撃退されてダウンします。
そこに現れた樺島。
樺島は
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圧倒的な強さで不良たちを全滅させてしまいます!
そこでようやく倒れ付している竜田に気がつく樺島。
百舌谷がここに居ると勘違いしている樺島は竜田にどこに居るか知らないか、と質問します。
同時に竜田がボロボロなことに気付いて病院に連れて行こうとするのですが……いまの樺島は例の黒尽くめ。
竜田はそれが樺島であることも知らず、百舌谷を悩ますそいつを懲らしめようと殴りかかってくるのでした!
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この事件をきっかけに樺島は新たな決意をし、自分磨き(間違った方向に……)をはじめ、ストーリーからはややフェードアウト。
そんななかやってくる運動会。
百舌谷さんを巡る環境にも変化が現れ、チアリーディングに真面目に打ち込んだりもします。
ですが百舌谷さんには目立つことの出来ない理由もあり、とんとん拍子に物事が進みません。
さらに委員長は溜め込んでいるモヤモヤがとうとう噴出してしまい、後戻りできない状況へと追い込まれてしまいます!
このままではチアが成立しない……?と言う状況にまで追い込まれ……
色々どうなってしまうのでしょうか!

スピーディーかつ詰め込みに詰め込まれた大充実の内容は今巻も健在。
コミカルなギャグシーンやシリアスな精神描写など、とにかく様々な味わいが隅々にまでいきわたった一冊に仕上がっています。 
相変わらずツンデレている百舌谷さんも大変よろしいのですが、委員長の感情も難しい状況になっており、今後どうなって行くのか目が離せません!
単行本描き下ろしの巻末のおまけ漫画は今回は残念ながら無い……のですが、カバー下本体にガッチリ描き下ろしてありますのでご安心ください!

ツンデレを巡る四角関係が加速する、「百舌谷さん逆上する」第4巻は好評発売中です!
各種パロディやギャグも冴え渡り、女装まで登場してしまう本作。
とにかく充実した内容に楽しめること必至ですよ!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!


百舌谷さん逆上する 4 (アフタヌーンKC)
講談社
2010-02-23
篠房 六郎

ユーザレビュー:
これからですよ 篠房 ...
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