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本日紹介いたしますのはこちら、「藤子・F・不二雄大全集 ドラえもん」第5巻です。
小学館さんから刊行されました。

本大全集の紹介は「藤子・F・不二雄」のテーマにてまとめておりますので、そちらもよろしければご覧くださいませ。

ファン必携の大全集、ドラえもんも第5巻。
今回も550Pを越える超絶ボリュームです。
年代別学年繰り上がり方式での掲載と言うことで、1年生向けのごく簡単な2P完結型の話が収録されていたり、学年誌と別れを告げる6年生むけの最終回っぽさのある話が収録されていたりとバラエティ豊か。
そんな中で今回は映画の原作ともなった「ぼく、桃太郎のなんなのさ」にスポットを当てたいと思います!

「ぼく、桃太郎のなんなのさ」は、ドラえもん映画史上唯一の夏休み公開+大長編と併映しない中編映画作品です。
内容はご存知の方も多いとは思いますが、のび太たちがタイムマシンで過去に行き、なぜか当時自分達の町にいたらしい桃太郎の謎に迫ると言うもの。
映画版ではおなじみの面子で展開する本作ですが、原作版ではスネジャイしずかは未登場!
代わりになんと別作品の主人公、「バケルくん」が競演するのです!!

夏休み、いつものようにだらけるのび太。
時期はもう8月終盤、そろそろ宿題が終わらないと大騒ぎするころだ……と心配するドラえもん。
ところがどっこいのび太は大学生となった未来の自分を連れてきて、宿題を終わらせてもらっていたのでした!
しかし大学のび太も暇ではなく、社会科の町の歴史を調べると言う宿題だけは自分でやれと去っていきました。
ですがのび太には秘策がありました。
タイムマシンで直にこの町の歴史をみてくるというのです!
それを止めるドラえもん。
のび太はアレなんで気がつきませんでしたが、100年の歴史を直で見るには100年かかるわけで。
気付いたのび太は結局ドラえもんに泣き付くのでした。

ドラえもんが出したのは好きな時代の写真を取れるタイムカメラ。
これである程度適当に写真を取り、大きな事件があったら現地調査に行こうということにしたのです。
いろいろ事件と言うのはあるもんだと調査していると、600年ほどさかのぼったところで怪しげな写真が出てきます。
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どう見ても桃太郎!!
まさか桃太郎は実在の人物だったのでしょうか!?

舞台は変わり、主役はバケルへと移ります。
空き地で倒れている外人がいると友人に教えられ、言葉のわかる外人の人形へと変身して自宅へ連れ帰るバケル。
何でも彼は方向音痴がたたって行き倒れたと言うのです。
食事をご馳走して人心地ついた外人は日本にやってきた理由を語りました。
観光、と言うのも勿論あるのですが、本来の目的はオランダの自宅に古くから伝わっていた不思議な絵。
まるで写真のようだと言うその絵にはなんと
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桃太郎の姿が!!
バケルは外人にくつろいでくれと言い残して、ドラえもんに相談しようと家を出るのでした。

3人がそろうと、早速調査に向かいます。
目的地にはたどり着いたものの、到着時に何か衝撃があった上なにやらドラえもんの様子がおかしいです。
桃太郎の手がかりを探るため鬼ヶ島を目指そうと言うことになり、絶対に沈まない「モモボート」と言う乗り物に乗り込んで川を下ります。
ところが急流に巻き込まれ滝から落下!!
バケルとドラえもんは無事海岸に流れ着くのですが、のび太は1人はぐれてしまうのでした。

そのころのび太は
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桃から生まれてました。
モモボートを拾った老夫婦がボートに包丁を入れたわけです。
桃太郎と名づけられてしまったのび太はその桃太郎を探しているんだよとその場から逃げ出そうとするのですが、はらぺこで動けなくなってしまいます。
そこに追いついてきた老夫婦にどこへ行くのかと訪ねられたのび太は素直に「鬼ヶ島」と答えました。
それを聞いた老夫婦、桃太郎ことのび太は神から使わされた子なんだからイケる!と鎧やらきび団子やらを与えて家から送り出すのでした。

海岸に行けばドラえもんたちに会えるだろうと急ぐのび太。
そこになんと人語を喋る雉と猿が姿を現し、きび団子をモリモリ貪り出したではないですか!
なんとその鳥獣はドラえもんとバケル。
自分達を鬼の仲間だと勘違いした村人から逃げるためありあわせのどうぶつ人形に乗り移ってしのいでいたのです。
桃太郎も見つからないしバイオレンスな目には会うし、じゃあ帰りますかとなるのび太たち。
ところがこのタイミングでドラえもんがタイムマシンが壊れて帰れない、とカミングアウト!
どうするんだよ!とあわてる一同ですが、のんびりあわてる暇も無く追手の村人が襲来!
逃げるように四次元ポケットから取り出したモーターボートに乗り込み、半ばやけくそで鬼ヶ島へと向かうのでした!
そこにはなんと本当に鬼がいて、3人に物凄い勢いで襲い掛かってきたのです!!
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桃太郎はどこに行ったのか、鬼の正体とは、そしてあの謎の写真&絵の由来とは!?
全ての謎が明かされます!!

と言うわけで、バケルくんとの競演と言う非常にレアな作品となる本作。
バケルの人形に変身する能力が活かされるため、ドラえもんの秘密道具が気持ち控えめになっているところが特徴でしょうか。
それ以外にはバケルとの目だった絡みなどは特に無く、割と普通のドラえもんのいちエピソードとなっています。
夢の競演だからと言って肩肘張らないF先生らしさが垣間見れるような気がしますね!

そのほかにも2度もおばあちゃんの登場エピソードを収録して泣かせてくれたり、いつものようなシュールな一コマで笑わせてくれたりとしっかり楽しめます。
恒例の資料集も充実しているのですが、その中でも今回は当時の学年誌で大好評を博していた「うわさの姫子」との競演作品が目を引きます。
F先生が1P、「うわさの姫子」の藤原栄子先生が1Pずつ描いた2P漫画と言う形式のこの作品ではなんと
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ドラえもんの皮が剥がされます!!
F先生自身が描いた、公式皮剥げドラえもんは必見ですよ!!

バケルくんや姫子との競演が見られる「藤子・F・不二雄大全集 ドラえもん」第5巻は好評発売中です!
小学一年生掲載作品ではひたすら悲惨な目に会うジャイアンにも要注目ですよ!!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!



ドラえもん 5 (藤子・F・不二雄大全集)
小学館
藤子・F・不二雄

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