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本日紹介いたしますのはこちら、「餓狼伝」第24巻です。
講談社さんのイブニングKCより刊行、イブニングにて連載されています。

作者は板垣恵介先生。
板垣先生の他作品等は「板垣恵介」のテーマにて紹介をまとめさせていただいておりますので、よろしければそちらも合わせてご覧くださいませ。

さて、第23巻では長かった北辰館トーナメント編が決着。
優勝者VS松尾象山こそ実現はしませんでしたが、衝撃の試合の連発であった大会は盛況のまま幕を閉じます。
そして大会終了後、丹波はトーナメントに参加していた選手達に突然ルール無用の「喧嘩」を申し込み始めるのでした!

大会きっての実力派、片岡の道場を訪ねた丹波は挑発を繰り返し、喧嘩に持ち込むことに成功します。
片岡の右拳を掴み、まずは握手からだろうと嘯きつつ頭突きを放つ丹波。
卑劣な手段に怒る片岡ですが、丹波は意に介さず訓練器具を武器に使って更なる攻勢に出ます。
予想外の奇襲に片岡は完全に虚を突かれ、その隙に丹波は左ハイキック一閃!
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あっという間の決着となるのでした。

続いて丹波が訪ねたのはFAWの道場。
かつて梶原に不覚を取ったあの場所です。
そこでは鞍馬が一人黙々と鍛錬にいそしんでいました。
突如現れて声をかけてきた丹波に
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いきなりドロップキックを放つ鞍馬!
丹波が喧嘩をしに来たことを察知しての先制打です!
本来は町のゴロツキ、喧嘩はお手の物だと自信を見せる鞍馬ですが、丹波は「街頭ルール」と「武」の違いを体で教えてやろうと構えすら取りません。
そんな丹波に対して鞍馬がまず取った行動はタオルを目くらましとして投げつけ、その隙にダンベルを手にとること。
このダンベルで殴ろうか、投げつけようか……と脅し文句を並べる鞍馬ですが、丹波はあせるどころか
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おもむろに刃物を取り出し、鞍馬の足元へと投げ渡したのです!
それを手に取った鞍馬。
自分にはどうせ使えないとたかをくくっているのかと丹波に問う鞍馬。
丹波はその問いを、捨てる度胸は無いが使える度量も無い、と一笑に付します。
ですが鞍馬は迷うことなく刃物を丹波へとまっすぐその刃物を突き出しました!!
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が、その刃物が丹波に届くよりも早く拳が鞍馬の顔面へと達したのです!
一見以外にも見えますが……「刃物の素人」と「素手の達人」が勝負をした結果としては至極当然の結末。
丹波の行動はそこへ誘導だったのです!

完全な敗北を喫した鞍馬にフンドシ担ぎからやり直せと命ずるグレート巽。
いくらプロレスラーとしてはまだ未熟な鞍馬が一人負けただけ、とはいえ巽は相当はらわたが煮えくり返っているようで、3人のレスラーを自分の部屋に呼びつけました。
人気も実力もパッとしない中年ロートルレスラー3人。
巽は彼らに札束を渡し、「丹波文七を囲め」とだけ命令しました。
格闘家でもアスリートでもない彼らですが、「プロレスこそ最強」と嘘をつき続けながら数十年生き続けてきています。
そんな彼らだからこそ反則、裏切り、八百長……本当の何でもありであるプロレスの強さを持っているのです!

彼らは早速アルバイト帰りの丹波の前に姿を現しました。
1人が人気の無い駐車場に誘導し、タバコを投げつけてからの奇襲……と思わせての隠れていた二人目による襲撃!
意表を突かれて一時は追い込まれる丹波ですが、すぐに体勢を立て直して反撃!
あっさりと形勢逆転、逆襲の開始!!……と思いきや、レスラー達はいきなり土下座して許しを乞うではありませんか。
拍子抜けした丹波ですが、その油断の隙に今度は3人目のレスラーが背後から一撃!!
今度は3人がかりで攻撃し、丹波に猛攻を仕掛けるのでした!!
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と言うわけで丹波が大暴れする今巻。
8年ぶりに本格的に戦いを繰り広げる丹波の姿は今まで驚き役に徹していた鬱憤を晴らすかのように輝いております!
もう「主人公(笑)」とは呼ばせません!!
……トーナメント前と後で全然戦い方が違う気がするのは置いておいて……
とにかく突然はじめた丹波の喧嘩行脚、何らかの目的があるはず!
その目的であろう次なる激闘がどんなもので誰とやろうとしているのか。
明かされる日、そして実現する日が楽しみですね!
流石に単純に「見てるだけじゃ我慢できなくてやっちゃった!!」というオチではない、はずです……!

いよいよ主役が戦いはじめる、「餓狼伝」第24巻は好評発売中です!
すっかり噛ませ役が板についてきてしまった鞍馬のかわいそうっぷりも堪能できますよ!
さぁ、本屋さんにいそぎましょう!!


餓狼伝 24 (イブニングKC)
講談社
夢枕 獏

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原作は知らないけれど ...
パワーインフレ真っ最 ...
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