本日紹介いたしますのはこちら、「それでも町は廻っている」第6巻です。
少年画報社さんのYKコミックスより刊行、ヤングキングアワーズにて連載されています。
作者は石黒正数先生。
石黒先生や他作品等の紹介は「石黒正数」のテーマにてまとめましたので、ご興味などございましたらあわせてご覧ください。
さて、いわゆる日常ギャグ漫画である本作。
本巻でも変わらぬノリで楽しませてくれます!
今巻では完全に一話完結の話が8編収録。
相変わらず報われない真田の片思いの話に
ばっさりと髪の毛を切った歩鳥が拝める話、
母方の実家に里帰りし、怪事件を華麗に解決できなかった話
などなど、ファンタジー要素のないスタンダードな日常が営まれています。
その他歩鳥の妹や紺先輩などがメインとなった脇役キャラの活躍する話も多数あるのですが、今回(も)ひときわ輝いていたのはやはり伊勢崎さんことエビちゃんではないでしょうか!
ある日歩鳥の弟、猛は風邪を引いて学校を休み、床に伏せっていました。
熱のせいかなぜかエビちゃんの夢を見てしまい、なんだか妙に意識してしまう猛。
そんなときまるで図ったかのようにエビちゃんがやってきたではないですか!
学校生活にはつきもののプリントや給食のデザートなどを持ってきてくれたワケですが、こういうのはたいてい家が近くて仲の良い同性の友達が行くもの。(ですよね?)
エビちゃん積極的ぃ!
一方病床でもみえそうになったスカートの中身を
そっと隠してあげる(そしてエビちゃんのツンを味わう)ジェントルな猛くん。
これはエビちゃんならずとも惚れるってもんですよ!
そんな状況で差し出されたファッションカタログ。
そこにはなんとエビちゃんがモデルとして掲載されているではないですか!
エビちゃんはテレながらもカタログを猛にあげ、「明日も休んだら来てあげる、そのかわり自分が休んだらタケルが来て」と言い残して去っていったのでした。
その夜、エビちゃんに無視されてしまう夢を見て飛び起きた猛。
悪夢のせいか汗をびっしょりとかき、すっかりと風邪は治ってしまいました。
ですがその悪夢のせいか昨日の別れ際の言葉に惹かれたのか、猛はもう1日休みますが……
という、最後のオチに至るまでエビちゃんの魅力全開の一編になっています!
エビちゃん以外のキャラクターも何人か絡むネタが複数ちりばめられてもいるエピソードで、そちらも十分に面白いのですが……エビちゃんのかわいらしさの前にはかすんでしまうってもんですよ!!
今回もキャラクターがイキイキと活躍をしてくれている本作。
いつにもまして平和なお話が多く、単純に笑えます!
更にラブコメ分もいつもより心なしか多くなっており、ニヤニヤ笑いまで止まりません!
あほな子を愛でる日常ギャグ漫画、「それでも町は廻っている」最新第6巻は本日発売です!
ギャグも萌えもおなかいっぱい楽しめるこちらの作品、エログロなどの要素がほぼない皆様にお勧めできる内容となっています!
日常漫画を読む方なら避けて通るのはもったいないですよ!
さぁ、本屋さんにいそぎましょう!!
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