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本日紹介いたしますのはこちら、「ハーメルンのバイオリン弾き~シェルクンチク~」第3巻です。
スクウェアエニックスさんのヤングガンガンコミックスより刊行、ヤングガンガンにて連載されています。

作者は渡辺道明先生。
本作の紹介等は「渡辺道明」のテーマにてまとめましたので、よろしければそちらもご参照ください。

第2巻でグレートに眠っていた魔王の血が覚醒。
リュートや魔法学園の生徒たちが協力して動きを封じようとしますが、謎の黒い妖精を使ってそれを阻止しようとする存在も現れて……

というところからはじまる第3巻。
苦心の末グレートを封じ込めた結界が黒い妖精の手助けもあり崩壊。
そんな大暴れをはじめようというグレートの前に立ちはだかった人物……それはシェルでした。
弾けないバイオリンを弾きながら、グレートにはこれがいいよと語りかけます。
ですが今のグレートにそんな声が届くわけもなく、ぼろぼろに打ちのめされてしまいました。
転がり落ちたバイオリン。
それを手に取ったのはリュートでした。
グレートほどではないものの魔曲を弾くことの出来るリュートが紡ぎ出したのは「シューベルトの子守歌」。
赤ん坊のグレートを寝かしつけるために母が歌い、少年時代のグレートが魔王化した時に父が弾いたこの曲に望みを託したのです。
効果があるのか、苦しみだすグレート。
ですがまだ魔王化を解除するには至らず、魔曲をやめさせようとリュートに襲い掛かります。
それを防いだのはぼろぼろになっていたはずのシェルだったのです!

魔曲の作用によって強化されたシェルは身を挺してリュートをかばいます。
その姿はかつて魔王化した時にその身でグレートを受け止めた母の姿を思い起こさせました。
幼き日の記憶が呼び起こされたのか、心の奥底で自分の呪われた運命に絶望するグレート。
ですがその心の中を読んだかのようにシェルはグレートを優しく抱き、
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「ずっとそばにいるよ」と語り掛けました。
その熱く優しい友情の呼びかけへ
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残酷な返答が返されるのでした……

瀕死となりながらもグレートになおも優しい言葉をかけ、とうとう魔王化を沈めたシェル。
意識を失いますが、覚醒したグレートに抱きとめられるのでした。
やっと騒動が治まったと思ったのもつかの間、突如乱入してきた黒い人影。
グレートから大量の「魔王の血」を抜き取ったその男は黒い妖精をけしかけた人物で、その姿も黒い妖精そのもの。
怪しげな力を使う男を学院の試験官が追いかけますが、またも現れた謎の人物に妨害されて逃走を許してしまいます。
逃走を助けた人物……
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彼女はどうやらシェルと関係があるようで、見た目からするとどうやら妖精。
妖精たちがなにやら良からぬことをたくらんでいることは間違いない様子ですが、それがいったい何なのか、そしてシェルと少女の関係とは。
謎は深まっていきます……

その後物語は学園生活に突入します。
一転してギャグが多目、しかも前作ではシリアス一辺倒だった大魔王ケストラーまでギャグのために登場してくれます!
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しかしこちらでも物語のキーとなるであろうシェル自身の謎も明かされ、さらに謎が増えたりします!!
うーん、これは先が楽しみですね!!

謎が謎を呼ぶ展開に、呪われた宿命に足掻くグレート、そしてシェル。
シリアスで重厚なドラマが展開されつつも、畳み掛けるようなギャグで笑いも取るという攻めに来るこの作品。
前作を読んでいないと思い入れがない分前作既読の方に比べると少し面白さが薄れるかもしれませんが、それでもなお楽しめるものに仕上がっていますよ!
単行本書き下ろしの四コマ漫画や、第2巻から始まったカバーしたのおまけ漫画&キャラクター解説などの単行本オリジナル要素も満載でおなかいっぱい間違いなしです!

壮大な物語の序曲が奏でられる、「ハーメルンのバイオリン弾き~シェルクンチク~」最新第3巻は好評発売中です!
シリアスでありギャグでもある、渡辺先生ワールドを存分にお楽しみください!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!