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本日紹介いたしますのはこちら、「オールラウンダー廻」第2巻です。
講談社さんのイブニングKCより刊行、イブニングにて連載されています。

作者は遠藤浩輝先生。
本作第1巻と遠藤先生の簡単な紹介は09年4月29日の記事にて触れておりますので、御興味等ございましたらご覧になってくださいませ。

さて、今までなんとなく格闘技をやっていた廻が、リングで再開を果たしたかつての友人や対抗意識を燃やす道場生によって徐々に真剣になり始めた第1巻。
技術もフィジカルもまだまだにも程がある廻ですが、第2巻ではどうなるのでしょうか?

2回続けての敗戦、しかも2敗目は打撃によるノックアウト。
さすがに悔しさを感じた廻は、早朝の走りこみや筋トレを実行し食事も気を使いはじめます。
道場での練習も密度の濃いものになっており、今までスパーで勝っていないライバル的存在の勇大からあわや一本を、しかも勇大の得意な技を逆に使って取れる寸前まで行くほどに上達していました。
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そんなある日、指導員をしていた選手の二人に試合が組まれたということで代理の指導員が来ることに。
代理で打撃の基礎を教える指導員はなんと
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美女でした!
しかしここでつい勇大の口から「女じゃねーか!」と本音が漏れてしまいます。
指導員のまりあはならば認めさせてあげようとスパーリングの申し出をするのでした!

技術はともかくパワーならば自分が上、ローやボディで片付けてやると意気込む勇大ですが、ローはステップであっさりかわされ、パンチもすべて「パーリング」という技術で捌かれてしまいます。
攻め手をすべて封じられた上で強烈な右フックをもらい、ダウンを喫する勇大。
なんとまりあは道場の会長の姪で、オランダで女子キックのチャンピオンになったこともある超一流の選手なのでした。
これはさすがに認めざるを得ない……そんなところで廻がまりあにスパーの申し出をするではないですか!
空手の蹴り技を使って周囲とまりあを驚かせる廻。
バックステップで蹴りをかわしたまりあに廻はここぞとばかりに自分が2敗目を喫することになった「下半身への攻撃と見せかけて右のロングフック」を繰り出したのです!
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KOするには至りませんでしたが、ひやりとさせる場面を作り出した廻。
ですがその後あっさり逆転されて敗戦するのでした。
しかしその「やられた技を自分で使いこなす」という驚きの才能の片鱗を垣間見せるのでした。

その後まりあのもとでみっちりと打撃の基礎を反復練習する廻と勇大。
そこで出会ったのが179センチという長身の女子高生キックボクサー、真希でした。
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年令やキャリアから考えると抜群の身体能力とテクニックを持つ彼女ですが、その長身ゆえ対戦相手がなかなか見つからずにいやいやながらも総合……廻たちと同じアマ修斗に出場することに。
廻、勇大、真希の3人は同じ大会で同時に試合が組まれるのでした。
廻は初勝利をつかむことができるのでしょうか?
総合初挑戦の真希はどうなるのか?
注目の大会の幕があけます!

いままであまり褒めるところのなかった気のする廻の格闘技術がいよいよ上達を始めた本巻。
バキをはじめ、格闘漫画の主人億にはつきもの(?)であるラーニング能力を発揮し、これから飛躍のときを向かえそうです。
やっと主人公らしくなってきましたね!
ヒロイン的存在になりそうな真希との御約束とも言えるイベント
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も体験し、まさに主人公街道まっしぐらです!
また、第1巻に引き続いて格闘技漫画ではさりげなく珍しい「リアルな技術の応酬」が描かれており、こちらも要注目。
格闘技好きならずともうならされる事間違いなしですよ!

格闘技ファン必見のリアル志向総合漫画、「オールラウンダー廻」第2巻は好評発売中です!
勝ちへの執着も見せ始めた廻の成長に超期待ですよ!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!


オールラウンダー廻 2 (イブニングKC)
講談社
遠藤 浩輝

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