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本日紹介いたしますのはこちら、「黄昏少女×アムネジア」第1巻です。
ガンガンコミックスJOKERより刊行、ガンガンJOKERにて連載されています。

作者はめいびい先生。
めいびい先生は作画担当めいびい先生と話担当のリンリン先生の二人組みからなる漫画家で、05年ごろから活動をされています。
デビュー時は成年向け漫画を描いてらっしゃいましたが、その後ヤングチャンピオン烈というやっぱりエロマンガ青年誌で連載、本作でいよいよ少年誌での連載となりました。

本作はホラー風味の事件解決物漫画です。
学校にまつわる怪談を題材にした様々な事件を解決していく作品なのですが、解決方法が少々変わっている面白いものになっています。

物語は主人公の中学1年生、新谷貞一が旧校舎で迷ってしまうところから始まります。
この旧校舎、幽霊が出ると言う噂のある学校の七不思議のひとつに数えられている場所で、なんだかいい思いはしません。
入り組んでいる旧校舎をさまよって出口を探しているうち、倉庫のような場所を見つけました。
中に大きな鏡があり、気味の悪さを感じていると不意に後から声をかけられました。
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彼女が出口まで案内してくれると言うのでホイホイ付いていく新谷ですが、歩いている途中に何故彼女が1人であんな場所にいたのか、ひょっとして旧校舎の幽霊なのではないかという考えが頭をもたげてきました。
出口にたどりついた時、その疑問に答えを出す為にどうしてあそこにいたのかを聞く新谷。
すると彼女はあっさりと自分が旧校舎の幽霊だと認めるのでした。
庚夕子となのる彼女は自分が死んだ時より前のことが思い出せないようで、長らくさまよっていた様子。
新谷だけが見たり喋ったり触れたりするようで、
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いろいろ役得もあるようです!

夕子はちゃんと触れ合える新谷の存在が嬉しく、お弁当をあーんしてあげたり膝枕をしてあげたりといろいろうらやましいことをして楽しみます。
そんな時突如として新谷の脳裏に少女がどこか地下室のようなところで泣き叫ぶ姿がフラッシュバックしました。
その映像と旧校舎の怪談と照らし合わせ、閉じ込められてしまっている夕子の亡骸がある場所をひらめく新谷。
新谷は夕子の制止を振り切ってすかさずその場に向かうと、やはりそこには無惨な姿となった遺骸があったのです。
自分の無惨な姿を見られてしまった夕子は体を震わせて……
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はずかしがるのでした。

体の奥の置くまでバッチリ見られてしまった夕子は新谷に取り憑きます。
とりつく、といってもおどろおどろしいそれではなく、今までのように仲良くうらやましい毎日を過ごすだけなんですけど!
ですがもうひとつ彼女に押し付けられたことがありました。
それは「怪異調査部」と言う部活動。
夕子は最初は興味がないといっていた生前の自分のことの調査を新谷に手伝わせる為の部を作ったのです!
そんな特に何をしていいかもわからない部活を作ったそばからいきなり怪異に怯える少女がやってきて助けを乞われる新谷。
怪異調査部としての活躍が(望まずして)始まるのでした!

まず本作で面白いのは学校の怪談を取り扱っていると言うのに霊等のオカルティック要素が夕子だけ、と言う部分でしょう。
幽霊である夕子が実際は霊等が絡んでいない事件を解決していく、という普通とは逆の立ち位置が非常に新鮮です。
その事件の解決法もこれまた新鮮でして、新谷以外には見えないと言うことを利用して幽霊のふりをするというもので、幽霊が幽霊のふりをするという力任せなもの!
そういった設定の奇抜さだけでなく、降りかかる事件もしっかりとしたドラマ性を持っており、様々な要素で読み手を楽しませてくれます。

その様々な要素の中には見た目的なものも含まれています。
しっかりと書き込まれた確かな画力を感じさせる絵柄はホラー仕立ての本作にマッチして、
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恐ろしさや緊迫感をより増幅!
そしてその魅力的な絵柄でサービスシーンまでふんだんに盛り込まれているのですから
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まさに死角ナシでしょう!
「ぽよっ」ですよ!!

巨乳美少女幽霊とキャッキャウフフしながら怯える人々を救っていく、「黄昏少女×アムネジア」第1巻は好評発売中です!
物語はしっかりと作られたホラー仕立てサスペンスで楽しめるのですが、やはりここは幽霊ながらもやわらかくお茶目な夕子さんに萌えるがいいさ!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!


黄昏乙女×アムネジア 1 (ガンガンコミックスJOKER)
スクウェア・エニックス
めいびい

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