本日紹介いたしますのはこちら、「SKET DANCE(スケット・ダンス)」第9巻です。
集英社さんのジャンプ・コミックスにて刊行、週刊少年ジャンプで連載されています。

作者は篠原健太先生。
今までの本作の紹介は「スケット・ダンス」のテーマにてまとめておりますので、よろしければそちらもご覧下さい。

さて、一時期はジャンプの巻末の方に載り続け、ファンをヤキモキさせ続けたこの作品もついに第9巻を数えました。
その上掲載位置も真ん中～やや後ろ位に安定し始め、10月にはドラマCDの発売まで決定しました。
ドラマCDではまだ「いよいよアニメ化か！？」とまでは到らないものの、一定以上の支持を受けていることは確か。
ファンとしては今後の更なる飛躍を望んでドラマCDを買うしかありませんね！！

この第9巻。
たまにあるシリアスな長編は一切無く、完全なギャグメインの巻になっています。
久々に振蔵がメインとなる話や

もはや欠かせない浪漫がメインの話

等のセミレギュラーたちが活躍するものから、前巻に登場した新キャラのレミ先生のキャラを掘り下げる話や、

スケット団の3人がほぼ全編通して着ぐるみを着っぱなしで奮闘するという絵面的に珍しい話などなど、とにかく今回もバラエティ豊かです。

その中で今回とりわけ興味深いのが、第9巻のサブタイトルにもなっている「ハズカシガール」という1編。
前後編の2話を使って繰り広げられたこのお話は、ヒメコに一目ぼれする男、仁が現われることから始まります。
彼はとにかくヒメコに猛烈にアタックを仕掛けてきて、ヒメコは困り果ててしまいます。
そこで咄嗟に「彼氏がいる」と嘘をついてしまい、仁は苦し紛れに付いた嘘だろう、嘘でないなら証明して見せてくれ！と追い詰めてきます。
そこでヒメコは仕方なく付き合っていると嘘をついた相手……ボッスンとデートをすることに！
ボッスンのことですから、事情を話せばどんなことになるかわかりません。
事情を隠していろいろと苦心しながらも

デートに誘ったヒメコ。
ボッスンに対していろいろと「想う」ところのあるヒメコの壮絶な空回り（とスイッチの野次馬）が始まります！

影から見ている仁はボッスンとヒメコが恋人っぽくないことを指摘し、彼と一緒に見守っているスイッチはその意見を踏まえて無線でヒメコのアドバイスをする……

テレまくるヒメコに、いつもどおりに接するあまりいろいろ酷い目に会うことになってしまうボッスン。
ギャグとラヴコメ的要素の両方でニヤニヤしてしまう内容です！！
なかなか珍しい、乙女している可愛らしいヒメコが拝めますよ！

ボッスンの空気読めなさは相変わらずですが！

オマケ要素も豊富でして、例の作品解説やQ&Aに加えてボツとなった特別編、「2人はナーバス！　夏真っ盛り！心は盛り下がり？の巻」のネームを完全収録！
やたらに嫌な登場人物たちの人間関係と、鋭いローキックに注目です！！
これは完成版を見てみたい……！
いや、いろんな意味でジャンプには載せ辛いと思いますが！！

ドラマCDも発売が決まり、ますます絶好調の学園お助けコメディ、「SKET DANCE」最新第9巻は好評発売中です！
相も変らぬ賑やかでひたすらに楽しいこの作品、日常生活に疲れたあなたにオススメです！きっと夏バテも癒されますよ！
さぁ、本屋さんに急ぎましょう！！