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本日紹介いたしますのはこちら、「孔雀王 曲神紀」第10巻です。
集英社さんのヤングジャンプ・コミックスにて刊行、週刊ヤングジャンプにて連載されています。

作者は荻野真先生。
今までの今作の紹介等は「孔雀王」のテーマにてまとめておりますので、そちらもよろしければご覧になってくださいませ。

さて、前巻では新たな敵、ヤマタノオロチが現われました。
さらに「八の神」という脅威の存在がちらつき始め……

そんな続々と明らかになる新事実の中、第10巻は始まります。
さっそく大山津見から語られたのは、我々がよく知るものとは大きく違うヤマタノオロチの神話の本当の姿、神の間で語られる「真話」でした。

それははるか昔、まだ人間と神の距離が極近かった頃の話です。
滅多な事で死ぬことはない神々。
そんな神が続々と死体となって発見される事態がおこりました。
当時から神と人との間で唯一「死と病」を研究していた月読はその調査を命じられます。
死体を一時的によみがえらせて語らせると、死んだ女神はどうやら男に恋をしていた様子。
その恋の相手の名は「八千矛(やちほこ)」。
八千矛がもたらしたのは女神の死体だけではありません。
被害を受けた女神達の半分に、通常の神には見られない明確な「老い」がもたらされていたのです!
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しかもその老いた女神達はそれぞれが八千矛の子供を生み、その後急激に老いさらばえたのだと!

本来老いも病みもしない神。
すなわちそれは「子供の神」も存在しないということです。
ですが八千矛の生ませた子供たちもまた神であり、今まで存在したことのなかった「子供の神」となります。
その異様な事態に緊張の走る神々ですが、八千矛は近々また神たちの住む皇宮に侵入するであろうことは確実と考え、月読に守備を任せるのでした。

そしてやはりやってきた八千矛。
新たな女神を毒牙にかけますが、月読は何とかその現場に到着します。
自らをイザナギに変わる「産ませの神」であると名乗る八千矛ですが、5柱の神を殺し、また5柱の神に子供を産ませたもののやはり老いを与えて殺す。
ですが月読は数の減るばかりの産ませしかできない八千矛が「産ませの神」であるはずがないと一蹴。
八千矛に強烈な一打を叩き込んで動きを止めることに成功します。
そこで月読は八千矛に宿らせれば自らのコントロール化におくことの出来る蛾を使い、八千矛の全てを掌握します。
問い詰める月読ですが、結局八千矛自身も自分のルーツなどははっきりとわかっていないようで、彼が何者なのかはわかりません。
その上「イイ女を孕ませろ」と言う命令を受け、最初に襲った女のことを語りだすと異常な姿に変貌!
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爆散し、消滅してしまうのでした。

得体の知れないまま消えた八千矛。
しかし八千矛は2度生まれていたことから、3度目もあるかもしれない……と考えた天照は八千矛の産ませた子供の神たちを皆殺しにしようとします!
ですがそれを阻止したのはなんとすべての神の父であるイザナギでした。
イザナギは子供の神たちを文字通り自らの子供のようにかわいがり、天照達を自分の手足や道具に過ぎないくせに勝手なことをするなと怒鳴り散らす始末。
神々に滅亡をもたらす恐れがあるというのにもかかわらず八千矛を放っておけとまでいうイザナギですが、神々はそれに従うしかなく……
ところが月読はこのやり取りから八千矛もまたイザナギの手足や道具……つまりイザナギの持つ何かの化身だという結論に行き着くのでした。

明かされた衝撃の過去。
明かされたといってもまだまだ謎は多く、イザナギの思惑や八千矛、そしてヤマタノオロチの素性や彼に子を産ませるよう命じた存在など、物語はますます混迷を深めるばかりです。
とにかく放っておけば人間たちのみならず、神達にも甚大な被害をもたらすであろうヤマタノオロチ。
ヤマタノオロチによって殺された女神達の復讐に燃える大山津見達と、本来の目的である明星を取り戻す第一歩として神と協力関係になろうと言うことになった孔雀達の利害が一致。
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当面の目的は協力してヤマタノオロチの打倒、と言う一点に絞られたようです!

舞台は変わり、とある場所で踊る女性が登場します。
孔雀王読者ならばよく知る特長を持つ彼女は……
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やはり月読(人間)です!
彼女もなにやら神をめぐるトラブルに巻き込まれているようで、早速物語に絡んでくる様子!
ますます先が楽しみですね!!

元祖退魔師バトル漫画の最新作、「孔雀王 曲神紀」最新第10巻は好評発売中です!
なんかもう最近ちっとも法力とかの出番ありませんし、曲神すらでてきませんが……とにかくそれでも物語が進んでいるのは確か!
今巻ではヤマタノオロチの過去の話に終始して戦闘シーンは殆どありませんでした。
ですがこれで仕込みは万全、あとはヤマタノオロチとの戦闘を迎えるだけ!(まあもう少し過去話はありそうですが……)
より一層激しさを増すであろう神々とのバトルを楽しみに待とうではありませんか!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!

ところで、月読(人間)様が目が見えない、って設定完全に忘れてませんか……荻野先生……
そして何より、退魔聖伝のとき孔雀に月読(人間)を頼まれたはずの阿久谷(アコヤ)はいずこへ……
設定の変更は置いておくとして、アコヤはこのまま放置したりしませんよね!荻野先生!!