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本日紹介いたしますのはこちら、「伊藤潤二 恐怖マンガ Collection(いとうじゅんじきょうふまんがこれくしょん)」です。
今は亡き朝日ソノラマさんから刊行されました。

作者は勿論伊藤潤二先生。
伊藤先生の作品紹介は「伊藤潤二」のテーマにてまとめておりますので、ご興味ございましたらそちらもご覧くださいませ。

さて、こちらは97年から99年にかけて刊行された、その時点での伊藤潤二先生作品をまとめた全集的単行本です。
勿論中身はこれでもかこれでもかとホラー漫画です!

全16巻にも及ぶこの単行本、伊藤先生の新旧織り交ざった作品を堪能できます。
収録作は映画化した「首吊り気球」、「案山子」、「死人の恋わずらい」等の知名度もインパクトも抜群の作品をはじめ、双一シリーズや押切シリーズなどの連作、「フランケンシュタイン」と言う超有名作品のリメイク等、実に様々。
中には「なめくじ少女」というあまり嬉しくない知名度の広がり方をした作品もありますが……(知らない方は『なめくじ少女』でググって見ましょう!)
そんな多種多様な作品の中、やはり伊藤先生を語る上で避けて通れないのは「富江」でしょう!

「富江」はやはり伊藤先生の代表作と言うことで、この単行本でも1・2巻に割り振られています。
もはや説明不要ともいえるこの「富江」ですが、名前くらいは知ってるけど……という方のためにも紹介したいと思います。
ミステリアスな美少女、富江。
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彼女はその絶世の美貌と魔性の魅力によって年齢を問わない殆ど全ての男性を虜にします。
それによって現われた先々でトラブルを起こすのですが、彼女の恐ろしさはそこではありません。
富江の虜となった男性は絶対服従といってもよいほど心酔するのですが、同時に富江を奪われたくないと言う嫉妬心や、わがまま放題の富江に対する憎しみといったものも増大させていきます。
そして富江本人も非常に飽きっぽく、虜になった男性がどんなに尽くそうともいずれ興味をなくして違う男を求めてしまうのです。
そうなる虜となった男の取る行動はひとつ。
富江を殺し、バラバラにしてしまうのです!!
そして彼女の持つ本当の恐ろしさはここから発揮されます。
バラバラに切断された死体のそれぞれが不気味に蠢きだし、再生。
そのバラバラになった一つ一つが富江となり、各地に散らばっていくのです!
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各地で恐怖を巻き起こして増殖を続ける「富江」は、一世を風靡した「リング」に端を発する「増殖系ホラー」の魁ではないでしょうか。
とにかく富江の持つおぞましさと、登場人物が持つことになる狂気の描写は鬼気迫るものがあり、これぞホラー漫画!と言うにふさわしい漫画になっています。
この「富江」以外の作品もグロくて狂っていて……なによりも奇抜なオリジナリティの溢れる作品ばかり。
ホラーが苦手でなければ確実に楽しめるものばかりです!
ギャグ要素の強い作品や、一周回ってもはやギャグマンガになっている作品もあるので息抜きもできますよ!!

伊藤先生クロニクル、「伊藤潤二 恐怖マンガ Collection」は全16巻で発売中です!
文庫版として「伊藤潤二 恐怖博物館」もでておりますが、どちらにしろ朝日ソノラマさん亡き今絶版。
プレミアがついていてむしろ文庫の方が入手困難だったりする始末です。
かさばりますがこちらの方が入手しやすいのではないかと!
さぁ、古本屋さんとかに急ぎましょう!!

それにしてもいろいろと傑作もある中、ぶっちゃけ富江しか紹介しなかったけど良かったんでしょうかね。
まぁ伊藤先生作品の主役と言うか、顔は富江だということで勘弁してやってください!
……あれ、誰か来たようです……
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ひぃ!すみません!!淵さん!!


伊藤潤二恐怖マンガCollection (1)
朝日ソノラマ
伊藤 潤二

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元祖・富江!!伊藤潤 ...
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