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本日紹介いたしますのはこちら、「ハチワンダイバー」第11巻です。
集英社さんのヤングジャンプ・コミックスにて刊行、週刊ヤングジャンプで好評連載中です。

作者は柴田ヨクサル先生。
柴田先生の紹介等は「柴田ヨクサル」のテーマにてまとめておりますのでよろしければご覧下さい。

さて、第10巻ではとうとう地下から脱出する為の最後の勝負が始まろうとしていました。
相手は地下最強の男、右角。
この地下では負けしらずらしい右角に菅田は勝利することができるのでしょうか?

と言うわけで第11巻。
早速始まる菅田対右角は、右角の自分語りから始まりました。
プロの道を閉ざされた後、何もかもに興味のなくなった自分を目覚めさせてくれたのが音楽だ、と言うことを。
15分切れ負けだと言うのに5分以上も使って。
しかしそれは右角の変身ならぬ変心の前触れだったのです。
その自分を目覚めさせてくれた音楽を聞くや否や、のらりくらりとした人物と言う印象を受けた右角は豹変!
牙をむき出しにして荒々しく攻め立てる野獣のような人格に変貌したのです!
速攻を仕掛けて来る右角に戸惑う菅田ですが、文字山のアシスト(といってもコーヒーの差し入れですが)によって冷静さを取り戻します。
攻め攻めの右角を相手に銀を引いて体勢を取り直せば菅田が打ちやすくなる……そんな状況でしたが、冷静になった今こそ菅田は逆に銀をぶつけるのでした。
ハチワンシステムはそんな簡単に読みきれるものではないと、菅田自身も野獣のような一手で返答したのです!

今までの地下の相手ならこれで勝利していたところですが、今回は流石に相手が違いました。
右角の実力は本物で、攻め合いの中で菅田に決定打を浴びせたのです。
負けを意識せざるを得ない状況に追い込まれてしまう菅田。
吐き気とともに後に大きく倒れこんでしまうのですが……
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ココからが本当の勝負の始まりでした!!

ダイブの最中、そよの、「受け師」の棋風を体得した菅田。
そよラヴの賜物で得たこの強靭な受けで瞬く間に完全に体勢を立て直します。
ですがラヴパワーは菅田だけのものではなかったのです。
右角もまたこの地下のポリスマン的存在の女性、凛を愛しており
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いきなり求婚したのです!
期せずしてどちらも愛のため引くことのできない勝負となったこの一戦。
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なんだかわけのわからない、それでも必要以上に熱い熱い激戦となりました!

一方のそよも鬼将会の本部にたどりつきます。
丁度そこに澄野たちもたどりついていました。
斬野は実力不足とされてはじかれてしまいますが、そよと澄野はとうとう内部に潜入。
第1歩である地下での100万獲得の為、そよは驚きの勝負を提案します!

地下編もクライマックスを迎え、第2段階に突入も目前。
放っておいても盛り上がるところですが、そこはこの「ハチワンダイバー」ですから、相当に盛り上がっています。
とにかく熱い台詞の応酬と、まるで殴りあうかのような(実際叩き合ってはいますが)迫力の将棋シーンは読むものを没入させ、読み進める手を止めさせてくれません。
いままではっきりとはしていなかったそよの恨みの根源も僅かではありますが明かされ始め、徐々に謎に包まれていたそよと言う人物像も見え始めました。
先日「ハチワンダイバーDS」「ハチワンダイバーwii」が発売され、いまだ盛り上がり続けるハチワンダイバー。
漫画も絶好調で、目が離せませんね!

野獣同士がラブパワーでぶつかり合う将棋漫画、「ハチワンダイバー」第11巻は好評発売中です!
いまだ高いテンションで突っ走り続ける熱血将棋漫画、見逃す手はありませんよ!
恒例の単行本書き下ろし漫画も収録し、雑誌派も安心の1冊!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!


ハチワンダイバー 11 (11) (ヤングジャンプコミックス)
集英社
柴田 ヨクサル

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今巻も絶好調誘爆を繰 ...
虎穴に入るアンチ鬼将 ...
引き続き最高です。前 ...
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