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本日紹介いたしますのはこちら、「鉄のラインバレル」第12巻です。
秋田書店さんのチャンピオンREDコミックスにて刊行、チャンピオンREDにて好評連載中!

作者は清水栄一、下口智裕両先生。
過去のラインバレル関連記事は「鉄のラインバレル」のテーマにてまとめておりますのでそちらもあわせてご覧くださいませ。

さて、第11巻では加藤機関の作戦を辛くも阻止しました。
しかし加藤からすればそれも予想の範囲内。
慌てるどころか2052年に人類が絶滅することを声高に宣言したのです。
城崎からもそれは事実であると聞かされ戸惑う早瀬ですが、そんな中九条と再会します。
これが新たな物語の始まりとも知らずに……

と言うわけでこの第12巻。
ザ・九条美海とでも言うのでしょうか、ともかく九条を中心に話が進みます。
2度にわたって早瀬に命を救われた九条は、すっかり早瀬にホの字(古い?)になってしまいました。
結構積極的な彼女は早瀬とデート。
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……なんだこのリア充会話は……!
えー、ともかくいとしの早瀬にイルカのぬいぐるみまでプレゼントされ、すっかりご満悦です。
しかし九条、クラスメイトだけでなく同じアイドルグループのメンバーにもいじめられており、悩み苦しみ……自らを救ってくれた早瀬を心の拠り所としていたようなのです。
そんなことも知らずに陰湿ないじめをたくらむメンバーは、なんと早瀬のプレゼントのぬいぐるみをずたずたに引き裂いて捨ててしまいました。
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たまらずに飛び出した九条がたどりついたのは黄泉平坂……謎のマキナのような巨大メカが眠っていた場所です。
そして九条はそこにいたマキナ、ペインキラーのファクターとなってしまうのでした。
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その場に駆けつけた早瀬達に、自分も早瀬と同じファクターになれて嬉しいとはしゃぐ九条。
しかし彼女はマキナに殺されてもいないのにファクターになったと言います。
なにか引っかかる早瀬達ですが、考える時間もなく加藤機関が強襲してきました。
そこでいの一番に戦いに挑んだのが誰であろう、九条でした。
やる気マンマンで挑みかかりますが、戦いなれない九条はやはり劣勢に。
集中砲火を受けて装甲がボロボロに破壊され、敗北を迎えた……かのように見えました。
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装甲は確かにはがれましたが、それはあくまで単なる外部装甲。
キン肉マンでいうオーバーボディです。マイルドマンです。
真の姿になったペインキラーは凄まじい猛攻であっという間に加藤機関を撃退してしまいます。
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ボロボロに敗北した、と言うように見せたのも九条自身が作り上げた演出だったのです!
圧勝した九条は早瀬が褒めてくれるだろうとまたもやハイテンションではしゃぎますが、早瀬が返したのは拒絶の言葉でした。
無理もありません。
九条の激しすぎる攻撃で多くの人々が住む町が……燃えていたのですから……

絶望からの解放を感じてからまたも絶望に落ち込んだ九条。
彼女が今後早瀬達に何らかの影響を与えることは間違いないでしょう。
それが心強い味方としてのプラスの影響なのか、何らかの凶事を巻き起こすマイナスの影響なのか、それはまだはっきりとはわかりません。
とりあえず言えることは、少なくともプラスの影響だけではないということでしょう。
暗雲が渦巻く九条と早瀬達の今後に目が離せません!

アニメも無事(いろいろ言われてますが)終わり、こちらもクライマックス近しといった風情の「鉄のラインバレル」第12巻は好評発売中!
アニメと原作は別物と言うくらい違いますので、アニメ版がしっくり来なかったあなたもぜひ一読していただきたいものです!
原作はほぼ全編ハードな展開なので、ビックリすること間違いなし!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!