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本日紹介いたしますのはこちら、「弱虫ペダル」第5巻です。
秋田書店さんの少年チャンピオン・コミックスにて刊行、週刊少年チャンピオンにて好評連載中です。

作者はお馴染み渡辺航先生。
渡辺先生作品の紹介は「渡辺航」のテーマにてまとめておりますのでよろしければご覧くださいませ。

さて、第4巻では白熱の一年生レースが決着しました。
小野田は正式なものではないとはいえ山岳賞を獲得。
優勝はデッドヒートの末、今泉の手におさまりました。
第5巻ではついに「部活動」としての活動が本格的に始まります!

いきなり始まった「個人練習」。
2・3年生と1年生がマンツーマンで走るこの練習、その目的は各々の自身を叩き潰すと言うえげつないもの。
鳴子には田所が、今泉には部長がつくことになり、小野田には巻島が相手となりました。
鳴子も今泉も絶対的な差を見せ付けられるも心は折れず負けても再勝負を挑むなど、むしろ闘志を燃やします。
一方の小野田ですが……これがまた小野田らしい結果となりました。
巻島は小野田と同じ、坂道を得意とするクライマー。
ですが巻島は手足が異様に長い得意な体系を生かした独特の走法を使います!
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この異様でありながらも速い走法を操る彼の異名は「頂上の蜘蛛男(ピークスパイダー)」!
異様である事に驚くどころか、真似しようとする純真な小野田に巻島は助言を与えます。
「人の真似をするな、自分のスタイルを貫け」、と。
そして、「自己流で速かったらサイコーにかっこいい」、と!

その後インターハイの県予選が行われます。
その大会の存在自体を小野田達は知らされておらず、ショックを受ける間もなく3人は会場へと向かいました。
そこではあまりにも圧倒的な力の差を見せ付けて優勝する3年生の姿が。
彼らは駆けつけてきた3人の何故呼ばなかったかと言う問いに、インターハイで戦う相手に余計な情報を与えたくないから1年生は呼ばなかったと答えます。
そう、1年生にもインターハイに参加させるつもりがあるというのです!!
そのためには今よりもっともっと速くなることが必要。
手っ取り早く速くなる手段、合宿が始まります!!

会場に向かう途中で車酔いの為、後続の車がやってくるまでひとり山中で休むことになった小野田は、1人の男に出会います。
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真波山岳(まなみ さんがく)も小野田と同じく、坂を登るときに笑顔になると言う男。
なにやら未来のライバルとなる予感がひしひしとします!

そしてたどりついた合宿場。
ここでは4日間で1000キロ走れ、と言う過酷極まりないノルマを課せられます。
しかも小野田、今泉、鳴子の3人には自転車に各々の得意分野を封じる仕掛けをつけ、そのまま走ることを強いるではないですか。
更にこれについて来れないものはインターハイに出る資格はないとまで言い切りました。
苦しむ3人ですが、持ち前の気概で乗り切ることが出来るのでしょうか……?

と言うわけで今回は新キャラの登場と上級生の実力にスポットライトが当てられています。
巻島先輩の不器用だけどいい人キャラもステキですが、なんと言っても田所先輩には惚れるしかありますまい!
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これですよ!!この体系でマッスルと言い切る彼にはもはや惚れる他ありません。
皆さんも今後の田所先輩には要注目です!!
合言葉は「肉弾列車」!!
更に萌えを愛してやまない渡辺先生だと言うのに、今回は女性キャラの登場無しなのも驚きです!!
もしかしたら見落としがあるかもしれませんが、名前のある女性キャラって今回一コマも出てないのではないでしょうか!
今回はとにかく巻島先輩や田所先輩に萌えろと言う事ですね!!わかります!!
でも真波の幼馴染の「幼馴染の三角メガネの委員長」の存在が明かされましたので、今作では貴重な女性キャラの補充も間近のようですな!
まったく渡辺先生には油断が出来ませんぜ!
巻末に収録されている書下ろしのコラムは今回5Pと大増で、相も変らぬ自転車ラヴ溢れるページになっております。
正直自転車はよくわからない俺ですが、先生が好きで好きでたまらないと言う情熱は痛いほど伝わってきますよ……!

チャンピオンではレアな超正当スポーツ少年漫画、「弱虫ペダル」第5巻は大好評発売中です!!
自転車を知らなくても厚くなれること間違い無しのこの作品、スポーツマンガが嫌いでなければ超オススメですよ!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!