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本日紹介いたしますのはこちら、「文化部をいくつか」です。
集英社さんのヤングジャンプ・コミックス・ウルトラにて刊行されました。

作者はF4U先生。
2002年ごろから成年向け漫画を中心に活躍している漫画家で、おそらく全年齢向けの単行本は本作が始めて。
シンプル且つ丁寧で可愛らしい絵柄が特長的です。

さて、こちらの作品は学園を舞台にした日常ギャグ漫画に分類されます。
生徒数6000人を越えるマンモス高校の様々な文化部1話1部ごとを取り上げて、エロスを交えたギャグ短編が展開していきます。
まさに成年向けで活躍中!!というエロスな描写がそこかしこにあり、放送中の放送部員のぱんつを放送部長が舐めたり、あげくにその部長が自分のぱんつから突然「金剛丸」と仰々しい名前の付いたどうみても大人のおもちゃを取り出しその部員におしりに当てたりと、世が世なら成年向け間違い無しです!
生物部では馬を愛するあまり発情期の世話をしたり、馬に乗っているだけで
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こうなったり、もうやりたい放題ですよ!

じゃあ全編こんな調子なのハァハァ、と思いきやそうではありません。
5話目くらいからその図式は崩れ始め、エロスは影を潜めて生徒会長を中心としたシュールでカオスなギャグが繰り広げられていく漫画へと変化していきます。
各文化部をとりあげ……という図式すらなくなり、生徒会長のわがままな思いつきに振り回される話が中心になるのですが、それがまた実験的というか……やりたい放題です!
生徒会長がエコを訴えて背景やらベタやら作画やらを省エネし始め酷い有様になっていく、と思いきやそれは漫画内で漫画内のキャラが主役となった漫画を読んでいたと言う話だった、と言うあらすじを書くだけでわけのわからない話や、
生徒会長が少子化を解消する為に啓蒙アニメを作ると称し、ポ○モンとウルトラマンと生殖行為の暗喩(直喩かも……)を合成し、BL要素やショタ要素をも取り入れたハイブリッド作品を作り上げる話など、それはもう自由自在な物語が繰り広げられます。
そして最終回にいたってはメタフィクションの様相まで呈し、突然最終回となった人気のなさを悔やみ、同作者の別作品に出場してでも生き延びる為に突然キャラ作りをはじめる始末!
動物耳をつけて語尾に「コン☆」とか付け出したり、生物部の部長など行き過ぎて野生児になってたり、挙句の果てにオカルト部なんてこれですよ。
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とにかく最後は力技でハッピーエンドを迎えるのですが、流れるように書き下ろしのオマケにまで繋がっていく切ないオチは必見です!

エロスと思わせて何でありのギャグ漫画、「文化部をいくつか」は全国書店さんにて好評発売中です。
萌え目的は勿論、やりたい放題なギャグが好きな人にもオススメです!
さぁ、本屋さんに急ぎましょうか!!