本日紹介いたしますのはこちら、「フランケン・ふらん」第3巻です。
秋田書店さんのチャンピオンREDコミックスにて刊行、チャンピオンREDにて連載中です!

作者は木々津克久先生。
木々津先生の著作は「木々津克久」のテーマにてまとめておりますので、よろしければご参照くださいませ。

さて、とうとう発売されましたスプラッター医療漫画、「フランケン・ふらん」第3巻。
今回もますますエログロ描写に拍車がかかっております。
新キャラの歩く臓器保管庫ことアドレアも登場し、ふらんの手術がどんどん場所を選ばないものになり、舞台もどんどんと広がりを見せてくれます。
この臓器を「出し入れ」するアドレアさんはどうやら木々津先生のお気に入り(先生曰く「もしかして凄くエロイ」そうな)らしく、当初は一回ぽっきりの登場予定だったようなのですがちょこちょことその後も登場。
確かに惜しげもなく自らの体の一部である臓器を提供し、やせ細っていく彼女の姿は健気で好感が持てます。……あとで「利子付きで回収」しなければ、ですけど……
とにかく巻末に書き下ろしで彼女のルーツの漫画まで描かれており、今後の彼女の活躍が期待できそうです。
また、第2巻で登場したヴェロニカをメインに据えた物語もあり、敵役として登場したかに見えた彼女が実はふらんよりもよっぽど常識人であることがわかり、その上ツンデレぶりまで発揮してくれているのも要注目ではないでしょうか!
幾度となくほほを染めて照れてみせるヴェロニカは、あまりに普通ではない人が多すぎるこの作品の一服の清涼剤となっています!
たまに凶器だしたり殺し屋を真っ二つにしたりしますけどね!!
ちなみにその殺し屋が水木先生の「吸血鬼エリート」がモデルに見えるのは気のせいじゃないですよね……?

そういう萌え(?)要素だけではなく、相変わらずのノーマルな人には見せられない描写も満載です。
自殺志願者を生きた着ぐるみに改造してしまったり、半身をのっとってしまうまでに成長する人面瘡を外科的に切り取ってしまうなどなど、他人には見せられない話がたっぷり。
更には超巨大な怪獣が日本の離島に上陸し大パニックになるというふらんには珍しい話も収録。
ニンゲン(http://images.google.co.jp/images?hl=ja&q=%E3%83%8B%E3%83%B3%E3%82%B2%E3%83%B3&btnG=%E7%94%BB%E5%83%8F%E6%A4%9C%E7%B4%A2&gbv=2)を髣髴とさせるデザインの怪獣の大活躍と、その目的の意外さはビックリすること間違いなし!

単行本のオマケも豊富でして、先ほど書いたアドレアのルーツを語る漫画に加え、恒例の各話解説も収録。
さらにカバーで大胆にサービスをしているアドレアが描かれています……が、カバー下の本体には「中身」が描かれており、オチまで付いてます!
そのカバー下には怪獣の話の後日談的漫画も描き下ろされており、サービス精神満点ですよ!

21世紀をリードするスプラッター医療漫画、「フランケン・ふらん」最新第3巻は本日発売です。
愛と狂気とエロスとグロと萌えとギャグと……様々なエッセンスが交じり合った不思議な魅力を持っているこの作品、表紙を見て「お?エロそう!」と思って買った人にトラウマを残すこと確実!
覚悟のある方は是非とも読んでみるべし!
あ、勿論普通にそういうの好きな人も必読ですぜ!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!

表紙はこちら!!
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