本日紹介いたしますのはこちら、「ピューと吹く!ジャガー」第16巻です。
集英社さんのジャンプ・コミックスにて刊行、週刊少年ジャンプにて好評連載中です!

作者はうすた京介先生。
うすた先生といえば「セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん」で大ブレイクした、いまや言うに及ばない人気漫画家。
「マサルさん」では全国の小中高生を主に一代ムーブメントを起こしたり、「武士沢レシーブ」で伝説の最終回を作り上げたりとさまざまな功績を築きました。
現在連載中のこちら、「ジャガー」でもドラマCD化、ゲーム化、OVA化、映画化など様々なメディア展開をしており、いまだ高い人気を誇り続けています。

さてこの第16巻。
いつもどおりのジャガーです。
ジャガーはひたすらボケたおし、ピヨ彦はつっこみつづけ、高菜は空回り、ハマーはダメ人間で不動は空気……
いつもどおり、安定した面白さを保ち続けております。
……これでは感想が終わってしまうので、ここでジャガーで珍しい6話にわたった長編、笛タンクワールドカッ笛編に注目してみましょう!
ある昼下がり、ジャガーは突然ピヨ彦にペタンクを言う遊びを知っているかと聞いてきます。
勿論マイナーなその競技をピヨ彦が知っているわけもないのですが、ジャガーはペタンクと笛をミックスした競技、笛タンク(プェタンク)をやろうと続けてきました。
マイナーな競技な上に更にマイナーに進化した笛タンク、わけもわからぬまま始めてみることになります。
ところがそんな時、その場に世界各国の笛タンクの猛者たちが続々と現われるではないですか!近所の公園に!
なし崩し的に始まる世界対抗笛タンク大会、「第一回笛タンクワールドカッ笛」!
大国アメリカ!北の脅威ロシア!成長著しい中国!オサレなフランス!情熱のブラジル!えーと……ナイジェリア!なんとなく来ていたエペスネ共和国!みんな日本語ぺらぺらだ!!!
つわものぞろいのワールドカッ笛、ジャガーは勝ち抜くことが出来るのでしょうか!!
世紀の対決が今、始まる!
別に勝っても負けてもどうなるわけでもないんですけどね……

ちなみに作中に出てくるペタンクは実在のスポーツで、来年で発祥から100年を迎えるなかなか歴史深い競技です。
日本にもペタンク協会がありまして、そちらも来年で創立40周年という由緒正しい団体です。
全国で定期的に大会も行われているようで、今後ますます発展していくことでしょう!
……しかしジャガーで取り上げられた週とか協会のHP、アクセス数多くてビックリしたんじゃないでしょうかね……?

そしてこの単行本、とうとう増田こうすけ先生の描いたジャガーが収録されました。
雑誌に掲載されたのが07年夏ですから、1年半越しの掲載と言うことになります。
逆の立場であるうすた先生版ギャグマンガ日和は08年4月発売の「ギャグマンガ日和」第9巻に収録されていますので、そこから考えてもなかなかの時間差!
じらしとはなかなかのテクニシャンヌです。
肝心の内容ですが、増田先生節が遺憾なく発揮されており、さらにジャガーという作品にしては珍しい、ジャガーが損をする系の話なのが印象を深めております。
「セパ…セパパアアアア!」と快感に身もだえするピヨ彦は必見だ!!

現代もジャンプのギャグマンガ界をリードし続ける、「ピューと吹く!ジャガー」最新第16巻は大好評発売中です!
アニメ映画の放送も始まり、実写版映画のDVDもリリースされ、OVA第2期も発売中と波に乗っているこの作品、読まない手はありますまい!
……あとはテレビアニメ化を残すのみなんですが……何故かしませんよね。
黒いネタ多いからなんですかねぇ……
ともかく!本屋さんに急ぎましょう!!


ピューと吹くジャガー 16 (16) (ジャンプコミックス)
集英社
うすた 京介

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