本日紹介いたしますのはこちら、「少女ファイト」第5巻です。
講談社さんのイブニングKCにて刊行、イブニングで月1で好評連載中!

作者は日本橋ヨヲコ先生。
「少女ファイト」の簡単な紹介は08年9月1日に記事にて記載しておりますのでそちらもよろしければご覧くださいませ。

さて、第4巻では合宿を経てチーム全体の結束が強まり、練とシゲルがラヴい関係になったりと順調に物語は進んでいきました。
ところがついに姿を見せた唯。
狂犬と呼ばれたいた時代の練にやすやすと付いていっていた彼女は、圧倒的な力で黒曜谷を撃破します。
そのバレーの実力だけでなく、ミチルや練達との関係を揺るがす不安要素を持つ彼女の登場で、物語は大きく動く予兆を見せ始めました……

そんなところで第5巻。
いきなり唯が黒曜谷にやって来てしまいます。
人を思いのままにコントロールしてしまう唯の登場にミチルは戸惑いますが、唯はかまわず黒曜谷のメンバーに次々と揺さぶりをかけてくるではないですか。
学の芯の強さのおかげで大きな被害は無いまま唯をやり過ごすことに成功しますが、今後も彼女の動向には目が離せません……。

そして大阪遠征が始まります。
賭けバレーの件などで関東で試合のしづらい黒曜谷はわざわざ大阪まで行って大会に参加することになったのですが、そこはいわば伊丹の地元。
彼女は極道の祖父を持つがゆえ、どんなにバレーで活躍しても八百長をしていると言われ続けてきました。
そんな過去をリセットすらために関東に来たわけですから、大阪に行くこと自体がかなり不安だったようです。
地元での試合をする不安や、唯の揺さぶりもあってイライラが募り、キャプテンに注意されたことをきっかけに「1ローテしか体の待たない人に注意されたくない」と暴言を吐いて伊丹は宿泊先から飛び出してしまいました。
たまたま飛び出すところに居合わせた三國によって様々な事実を知り、自分の間違いを認めてチームと和解することが出来たのですが……
伊丹と三國にフラグが立つ羽目になってしまいました!
畜生!!伊丹さんは俺の嫁なのに!!許さん、許さんぞ三國!!!!
……すみません、取り乱しました……

伊丹も加わってフルメンバーの黒曜谷は難大会を勝ち上がって行きます。
他チームからの陰口はルミコや練によって振り払われ、観客からの野次はすっかりフラグが立ってしまった三國からの応援で克服。
そうなればもはや敵無しといったところなのですが、そんな時伊丹の祖父が危篤だと言う一報が届いたのです!
しかし決勝の相手は伊丹のかつてのチームメイトのいる高校。
元気でやっているという姿を見せたい伊丹は祖父の元には行かず、試合に出場することを選択します。
祖父は嫌いだと言い張る伊丹ですが、心の底ではやはり心配のようで試合の中で焦りを見せ、ミスを連発します。
かつてのチームメイトにも心配され、今のチームメイトにも祖父の元に行くべきではないかと説得される伊丹ですが、彼女は皆の優しさに涙を浮かべながらも頑なに断り続けてしまい……

と、このような感じで今回は伊丹さん大活躍の一冊になっています。
伊丹の祖父はどうなるのか?大会を優勝で飾ることが出来るのか?ついでに男子の方も優勝できるのか?結論はすべてこの単行本にあります!
貴方の目で確認してください!
それにしても第5巻は伊丹さんのツンデレッぷりが遺憾なく発揮されていまして、この巻で伊丹さんの魅力が判る方も多いはず!!
でもダメですよ!伊丹さんは俺の嫁ですから!
……えー、それはおいておきまして、伊丹さんを取り巻くドラマだけでなく、監督や練の姉の過去や、成長を続ける黒曜谷の実力が見られる充実の内容です!
とくに伊丹さんを説得するチームメイトの優しさというか、強い絆を感じさせるシーンは涙なくしては読めませんって!マジで!
更に巻末にはいつもの脇役や小物の解説に加え、黒曜谷女子1年生の仔細なプロフィールが収録されてお得!
同時発売の特装版には豪華声優陣+日本橋先生書き下ろしシナリオで贈るドラマCDが付いており、ファンの方なら必携のブツです!
制作協力・プロダクションI.Gとクレジットされていますので、アニメ化なんかも密かに進行している可能性も……?

青春がぶつかり合う高校生女子バレー漫画、「少女ファイト」第5巻は好評発売中です!
09年も注目のこの作品、アニメ化とかの前に買っておけばミーハー扱いされずに済みますぜ!
さぁ、今すぐ本屋さんにダッシュです!!



少女ファイト 5 (5) (イブニングKCDX)
講談社
日本橋 ヨヲコ

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