本日紹介いたしますのはこちら、「プピポー!」です。
ソフトバンククリエイティブさんのフレックスコミックスにて刊行されています。

作者は押切蓮介先生。
押切先生の紹介は8月18日の「ミスミソウ」の紹介記事に掲載しておりますのでそちらも参照くださいませ。
以前も紹介した「でろでろ」「ゆうやみ特攻隊」の他にも4コマ漫画などを多数連載中で、その連載作品数は現在7作。
その活躍はまさに今が旬といえるやも知れません!

さてこちらの「プピポー!」ですが、押切先生の得意とする心霊要素を取り扱った作品です。
ですが他の作品と同じように、この作品でもまた違ったジャンルに挑戦しています。
「でろでろ」がホラーギャグ、「ゆうやみ」がホラーバトル、「ミスミソウ」がサイコスプラッターというように分類しますと、こちらの「プピポー!」は感動ホラーとでも言うのでしょうか……とにかくそういった「心霊いい話」のような作品です。

生まれつき普通の人が見ることのできない存在を見ることができる少女、姫路若葉(ひめじ わかば)。
彼女はその能力ゆえに孤立し、寂しい毎日を送っていました。
そんなある日道端で段ボール箱の中にたたずんでいる生き物を見つけます。
それはなんかピンク色のフカフカした謎の生き物でした。
謎ではあるもののぬいぐるみのようにかわいらしいそれは若葉に気が付くと「プピポー!」と鳴きました。
彼女はそれに「ポーちゃん」と名付け、家に連れ帰り飼う(?)ことにしたのです。

ポーちゃんは不思議な力を持っており、一緒にいる人に見えないはずのものを見させたり、悪霊を吸い込んで消してしまうことができます。
そんな不思議な力を持つポーちゃんと触れ合うことによって若葉は徐々に変わっていき、家族との距離を縮め、友達を作るまでになったのでした。

そんなこんなでポーちゃんの持つ不思議な力によって様々な人物が救われたり成長したり癒されたりしていくお話になっています。
こちらの作品は押切先生得意のバトル(バイオレンス)シーンこそほとんど存在せず、ギャグもやや控えめ。
ですがその分暖かな人間関係を描いたドラマに力を入れています。
様々な作品を連載しつつそのどれもが似て非なるジャンルを描くというチャレンジャー、押切先生。
もう感服するしかありません!

少女と謎生物のふれあいを描いたハートフルホラー漫画「プピポー!」は第1巻が発売中です!
2009年1月には第2巻の発売も予定されており、ワクワクがとまりません!
さりげなく伏線らしきものが描かれているなど今後もますます目が放せないこの作品、是非読んでみてください!
さぁ、本屋さんに急ぎましょうか!

ちなみに連載誌というか掲載媒体がFLEX COMICS ブラッドということで、ネット上で無料にて読むことができます。
読んでみて購入を検討してみるのもいいかもしれませんよ!

プピポー!1 (Flex Comix)
ソフトバンククリエイティブ
押切 蓮介

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