本日紹介いたしますのはこちら、「弱虫ペダル」第3巻です。
秋田書店さんのチャンピオンコミックスにて刊行、週刊少年チャンピオンにて連載中です。

作者の渡辺航先生の紹介は9月22日の「制服脱いだら♪」第2巻の記事を参照してください。
また、「弱虫ペダル」に関しても第1巻が8月16日、第2巻は9月8日の記事であらすじやら感想やらを書いていますのでご覧になっていただければ幸いです。

さて前巻ではいよいよ初レースとなる1年生対抗レースの開始、といったところで終わっていました。
第3巻では早速レーススタート。
レース序盤の追い抜き禁止区間こそ大きな波乱もなく進みますが、その追い抜き禁止区間が終わるや否や小野田はみるみると差をつけられてしまいます。
他の1年生は体力や技術ではなく自転車の差だと指摘し、小野田を置いて先に行ってしまいます。
あせる上にチェーンがはずれ転倒してしまった小野田。
そこに一台のワゴンが近寄ってきます。
その車の助手席から顔を出し、小野田に対して「止まれ」と指示を出したのは部長でした。
このレースは実力を測るためのレース。
ですがあまりに遅い選手は後ろからやってくる回収車に回収され、リタイヤとなってしまうという話を聞いていた小野田は鳴子や今泉と一緒に走るという目標を達せないとおびえ、まだ走れると足掻きます。
ですがすぐに転倒し、前に回りこまれてしまいます。
絶望する小野田ですが、なんとそこからは一台のロードレーサーが。
初心者の小野田のために特別に貸し出されたものでした。
これがテニスならラケット、野球ならグローブとバット、サッカーならスパイクシューズに例えられる、ロードレースに無くてはならない道具なのです!
とうとう紛れもない未経験者だった小野田が本当の第一歩を踏み出したのです!!

ロードレーサーを手にした小野田は水を得た魚のように凄まじい速さでコースを進んでいきます。
激坂と呼ばれる急な上り坂の続く道でどんどんその他大勢の1年生を抜いていき、あっという間に前には今泉と鳴子だけという状況になります。
ですがずっと車で後を着いて来て様子を見ていた部長が「このままでは追いつかない」と明かします。
そしてこのまま走り続ければ初心者が初レースで3位という快挙。
しかし二人に追いつきたいなら更に大きくスピードをあげる必要があり、そうすればおそらく体力切れで坂を登りきるかその手前でリタイア。
そのどちらかを選べと小野田に告げました。
小野田は迷わず叫びました。
「ボクは追いつきます!」と。

一冊のうちに緊張から楽しみ、喜び、絶望、そして感動と様々な局面を迎える小野田。
もって生まれた才能なのか、その急激な成長と純粋な感情に胸が熱くなること間違い無し!!
特に追いつくと決心した後の小野田の快進撃は言葉に尽くせないほどのワクワクを与えてくれますよ!!
書き下ろしのおまけページは3P。
渡辺先生のラヴ溢れる自転車の解説コーナーになっており、自転車さっぱりわからんという人にもわかりやすい解説をしてあります。
渡辺先生本当に自転車好きなんだなぁ……

そんなワケでいよいよ開始され、悲喜こもごも激動の展開を迎えるレースが収録されている「弱虫ペダル」第3巻は好評発売中です!!
なんでも1・2巻も同時に増刷されたそうですので興味のある方はこれを期にそろえてみるのもいいかもしれませんよ!
さぁ、今すぐ本屋さんに急ぎましょう!!

表紙はこちら!
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