本日紹介いたしますのはこちら、「ヴァイブ」です。
講談社さんのミチャオKCより刊行され、携帯コミックのMiChao!で連載されています。

作者のみやすのんき先生は80年代後半の美少女漫画ブームの一翼を担った漫画家です。
同時期に活躍していた遊人先生や山本直樹先生などと比べるとすこしばかり影が薄いような感もありますが、いまだ現役バリバリで精力的に作品を生み出し続けています。
代表作は「やるっきゃ騎士(ナイト)」「AV(あぶ)ない奴ら」等でしょうか。
まるっこいかわいらしい感じの絵柄と下ネタ多目のエロコメディを得意としています。

さて、こちらの「ヴァイブ」はいままでのみやす先生の作風とは一味違い、シリアスな要素の多い作品となっています。
その大まかな流れはこんな感じです。
誰かを激しく憎んでいる人間がいると、そこに謎の男VIBE(ヴァイブ)がやってきます。
そして彼は聞くのです。
「復讐しませんか?」と。
そして彼は奇妙な携帯電話を使い、奇妙な能力であっというまに復讐を遂げてしまいます。
あるものは痛めつけられ、あるものは社会的に抹殺され、あるものはその命を……

人知れず人の恨みをはらす、その話の作りはまさに仕事人のそれです。
復讐を果たす武器が携帯電話というのも現代的で、且つ掲載媒体が携帯コミックという背景を考えると非常に面白い設定ではないでしょうか。
ただみやす先生らしくエロス成分は多めなんですけどね!
第1巻に収録されている全ての話がセクシャルな恨みなのが流石だぜ!

みやす先生にその昔お世話になった方や、エロス+仕事人という響きに何か感じる方にオススメの「ヴァイブ」第1巻は好評発売中です。
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