本日紹介いたしますのはこちら、「水木しげる妖怪コレクション」です。
双葉社さんの双葉文庫名作シリーズにて刊行されています。

作者はもちろん水木しげる先生です。
「ゲゲゲの鬼太郎」「悪魔くん」「河童の三平」などなどの有名作品を書いてきた超人気漫画家なのはいうまでもありますまい!
鬼太郎なんかは「墓場鬼太郎」までアニメ化し、それをカウントすれば6回もアニメ化した上、実写ドラマ化や実写映画も製作され、まさに国民的人気作品です!
「悪魔くん」も実写化やアニメ化され、なぜか俺は「悪魔くんタロット」と「悪魔くんタロットデラックス」を付属品がちょっと違うだけなのに両方買った思い出があります!
象人や家獣が好きでした!!

さてこちらは水木しげる先生が知名度を広げ、めきめきと頭角を現してきた1964~1974年の読みきり作品が14編収録されています。
どの作品も鬼太郎のようなヒーローはおらず、一般の人々が奇怪で幻想的な事件に巻き込まれていくものばかり。
人々はただ翻弄され、時に痛い目を見たり時に喜びを得たりと多種多様な展開が用意されています。
水木先生特有の電波ユニークな展開や、意外に結構好きなシモネタが出てくる話も収録!
夢オチの話があるのも印象的です!!
他にも第2期アニメ版鬼太郎にアイディアを流用(?)した作品「原始さん」が収録されているなど、鬼太郎ファンとしてもニヤリとできるつくりです。

水木しげる先生のファンはもちろん、現代の鬼太郎しか知らない=水木先生の本来の作風を知らない方にも入門書としてオススメできる「水木しげる妖怪コレクション」は好評発売中です!
第5期アニメ版ゲゲゲの鬼太郎のアニメ映画の公開も近い今こそリアル水木先生に触れるいい機会ではないでしょうか!!
というか水木先生今年で86なのに新連載始めてるし、精力的すぎ!!
現代に生きる妖怪、水木先生の生き様に惚れるしかない!!
さぁ、いまこそ本屋さんにだっしゅです!!



しかし水木先生の作品って端から読んでくとおんなじネタ描いてる事が多いんですよね……
多分貸本時代の作品を多くの目に触れさせたい気持ちで描いたんでしょうけど。
貸本版とこの商業誌版の同ネタをあわせてみるとより楽しいかも!!
貸本版の入手は難しい(ちょっと前文庫で何か出てたような……)かもしれませんが、案外図書館にあったりもするのでお近くの図書館に行くのも手ですよ!