本日紹介するのはこちら、「フランケン・ふらん」です。
秋田書店さんのチャンピオンREDコミックスにて刊行、チャンピオンREDにて連載中です!!

作者の木々津克久先生は2002年にマガジンSPECIALで連載を経験した後、2006年にチャンピオンREDでこの「フランケン・ふらん」の連載を開始しました。
丁寧で細かい画風が特長なのですが、その特長を活かしてグロいシーンを描くのが印象的といわざるを得ません!
いま週刊少年チャンピオンで短期集中連載されている重い障害を持った超能力少女のハートフルな感動漫画「ヘレンesp」と同じ作者さんだと言うことを知っているとより楽しめる……かもしれません!

さてこちらの「フランケン・ふらん」はジャンルワケをするならホラーコメディ漫画ということになります。
ですがホラーと言うほど心霊などのオカルティックな要素は無く、むしろ(無茶はありますが)科学というか医学と言うか、そういったもので説明をつけている現実主義の作品作品です。
それでもホラーに分類されてしまうのはあまりあるグロテスクな描写のせいでしょう!
脳みそ心臓当たり前、ありとあらゆる臓器がそこかしこに登場するばかりか、改造による人外生物や体が虫になってしまった少女などなど、もうグロの限りを尽くしています。
とはいえ単なる悪趣味なスプラッタ作品ではなく、内臓が必然的に出てくる内容……手術をメインにすえている為なのです。
……趣味がいいとは言えない内容ですが!

ではどんな内容なのかといいますと、こんな作品です。
主人公のふらんは斑木という博士の「最高傑作」で、その姿は一見すると可憐な美少女。……体中のつぎはぎと頭に刺さった電極が無ければ、ですが。
ふらんは人知を遥かに越えた医学技術を持っており、ものすごく新鮮なら死体ですらギリギリ生き返らせてしまう程です。
ですが人格に少々問題があるのです。
根は素直で人の頼みは断れず、親子や友人などの情にももろいですが、基本的に普通の人間とは考え方が違うと言うか……人の命や倫理観というものをとても軽視しているきらいがあるのです。
基本的に助けられる人命は全力で救助するのですが、どんな形であっても生きていればいい、みたいなありえない手術を施してしまうことも多く、自分の気に入らないものにはものすごく(人間としての人生オワタ\(^o^)/みたいな)酷い目にあわせたりもします。
その数々の手術内容たるや、バラエティ豊かな上にそのどれもがここに書くことをはばかられるような衝撃的なものばかり!!
二人の男の子に告白されてどちらかを選べない女の子を二つに分裂させたり、生首を臓器移植用に作ったボディに移植して生き返らせたりとホントもう一般の人が見たら勘弁してくださいというようなものが目白押しなんですよ!
そんな彼女の可愛くもゆがんだ日常と手術を中心に展開する多種多様な事件をブラックなギャグをまぶしながら展開するのがこの作品なのです!!

とにかくグロい上にブラックなので万人にはとてもオススメできませんが、そういう描写が平気な人には単純なスプラッタ漫画でなく、様々な人間ドラマや主義なんかを感じることができて楽しめるはずです!!
キャラクターも魅力的で萌えられる人は萌えられる筈!
っていうかこういう人体改造的なものに萌える人もいる筈!!
グロが平気で主人公が必ずしも正義と言うわけではない作品が好きな方にはオススメできる「フランケン・ふらん」は第2巻まで好評発売中!!
「シグルイ」と「聖痕のクェイサー」と「フランケン・ふらん」を読めばチャンピオンREDが大体どんな雑誌かわかるといえるかもしれないチャンピオンREDのスプラッタ的描写をリードするこの作品、読まない手はありませんよ!!
……グロが平気な人に限りますが!!
さぁ、グロが平気なひとは今すぐ本屋さんにダッシュ!!

フランケン・ふらん 1 (1) (チャンピオンREDコミックス)
秋田書店
木々津 克久

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なんかamazonの評価が真っ二つになってて面白いですね……
それだけ評価が分かれる作品なのはわかります!!