本日紹介いたしますのはこちら、「百舌谷さん逆上する」です。
講談社さんのアフタヌーンコミックスにて刊行され、アフタヌーンで連載中の作品です。

作者の篠房六郎先生は数々の雑誌で活躍している漫画家で、四季賞の受賞経験もある実力派です。

さてこの「百舌谷さん逆上する」では非常に面白い設定が取り入れられています。
いまや押しも押されぬツンデレブーム。
そのツンデレが病気だと世間的に知られている世界のお話なのです!!
病名は「ヨーゼフ・ツンデレ博士方双極性パーソナリティ障害」だそうです。
すごい!それっぽい!!
で、その病が発症している少女、百舌谷小音(もずや こと)が主人公となってツンデレによって巻き起こるトラブルを描いている作品です。
百舌谷さんの他に中心となる人物は主に2名。
貧乏で冴えない、芦屋雁之介を思わせる風貌の男子、樺島(かばしま)。
そしてクラスの中心的存在の活発な男子、竜田揚介(たつた ようすけ)です。
そのツンデレによってクラスから距離を置かれる百舌谷さんですが、だれにもわけへだてなくちょっかいを出す竜田にひょんなことから親切にされてしまいます。
その時毎日ちょっかいを出し続ける竜田と反撃し続ける百舌谷さんを揶揄した落書きを見つけてしまいます。
それを見て自分の感情を知ってしまったのか、百舌谷さんは竜田を突き飛ばし(その上ストンピングをしたのですが)7針も縫う大怪我を負わせてしまいます。
そのあと自分の出生をのろって激昂する百舌谷さんですが、教室に戻ると自分の水着を手にしている樺島を見つけてしまいました。
実際は百舌谷さんを良く思わないクラスの女子に汚されていた机や持ち物を掃除し整理してあげていた樺島でしたが、水着を手に持っている状態では言い逃れが出来るはずもありません。
誰にも言わない代わりに百舌谷さんに絶対服従する奴隷として生きることになる樺島なのでした……

その後ある下心から百舌谷さんと竜田がデートすることになり、樺島もツンデレの症状が出ないように文字通り黒子となってサポートすることに。
ですが様々な事情によって不調に終わります。
百舌谷さんと竜田は内心惹かれあっている様子も伺えるのですが、樺島の存在や竜田に恋している五島さんの存在もあってすれ違い、二人の中は最悪になってしまいます。
今後二人はどうなるのか!?また、健気な樺島の立場は!?五島さんの片思いの行方は!?目が離せない展開のまま第2巻に続きます!

ザックリと省略をさせていただいてますが、本作には様々な要素が散りばめられています。
この漫画の主題ともいえるツンデレによる萌え要素。
その病気ゆえに巻き起こるトラブルによるギャグ要素。
そして片思いやすれ違いが巻き起こるラブコメ要素。
自分の生い立ちや境遇に悩むシリアス要素。
それぞれが絶妙に絡み合い、奇麗に纏め上げられているのです!

萌え、ギャグ、そしてドラマが絶妙な割合で混ぜ合わせられている「百舌谷さん逆上する」は第1巻が好評発売中です!
さぁあなたも新たな萌え漫画の第1歩を目撃しましょう!
今すぐ本屋さんにいそげっ!!


百舌谷さん逆上する 1 (1) (アフタヌーンKC)
講談社
篠房 六郎

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ツンデレとはなにかを ...
ツンデレとはこういう ...
2重3重におもしろい ...
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