今回紹介するのは「24のひとみ」です。
作者は倉島圭先生で、こちらも秋田書店よりチャンピオンコミックスで全6巻が刊行されています。

この漫画はタイトルをみてわかるように、かの有名な「二十四の瞳」と関係が……まったくありません。
強いてあげるなら主人公が教師だという点でしょうか。
ですがこの主人公であるひとみ先生はただの教師ではありません。
美人ではあるものの……とんでもない嘘つきなのです!
そんなわけでこの漫画は嘘つき教師であるひとみ先生が手を変え品を変え、生徒たちや他の教師、挙句の果てはまったく関係ない人までを巻き込んでその卓越した(?)嘘で混乱させていくお話なのです。

ジャンルとしてはよくある日常ギャグ漫画なのですが、この作品は一味も二味も違う独自の魅力的なテイストを持っています。
いわば新たなジャンル、掛け合いギャグなのです!
……ギャグ漫画は当然掛け合いで展開していくって?まあそういわれればそうなんですが、そういうことじゃないんですよ。
ほぼ全てのコマでひとみ先生とその犠牲者の掛け合いがあり、その掛け合いだけで話が進んでいくんです。
ほとんどのコマでひとみ先生は嘘をつき、犠牲者はひたすらだまされたりつっこんだりする。
そんな構図だけで進んでいくこの漫画は倉島先生の独特で天才的とも言える台詞回しの妙を存分に味あわせてくれますよ!

そして絵的にも独自の芸風があります。
ひたすら掛け合いだけで続いていくだけに、普通なら絵の変化というものがほとんどなくなりますよね?
そういったことを打破する為に倉島先生がとった手段は……
 ネ タ です!!
1コマまるまる何の関係も無い絵が描かれていたかと思えばまた別のコマでは駄洒落をイラスト化したものが載っていたり、下ネタを隠喩した絵が描かれていたり、危険な時事ネタを書き込んでいたりとバラエティ豊富。
うへ、こんなネタ描いても大丈夫なの!?と余計な心配をしながらニヤニヤすることも出来ます。

今年の6月に完結し、最終巻である6巻が8月に刊行されたばかり。
ご存知の方も多いとは思いますが、「1分半劇場」として秋山莉奈さんが主演でTVドラマ化もしました。
そっちの出来は正直ノーコメントですが、チャンピオン完全オリジナル作品としては異例ともいえるドラマ化をした、という点でも注目できるのではないでしょうか。

嘘にまみれた人生で、更なる嘘つきの世界にどっぷりとはまれるこの作品。
貴方の本棚の彩りにぜひ一冊、いかがなもんでしょうか。
姉妹品にヤングチャンピオンで連載されていた「メグミックス」もあります!
こっちはさらに下ネタ成分大増量!!


24のひとみ 1 (1) (少年チャンピオン・コミックス)
秋田書店
倉島 圭

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原作:壺井栄 小豆島 ...
これはひどい。絵柄の ...
嘘にも2種類ありまし ...
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