3階の者だ!!

DEBがお送りするネタバレありのコミックス紹介ブログです。 短編物では一話にスポットを当てて、長編物ではこの後どうなるの?と言うところまで紹介しているつもりです!

2008年12月

本日紹介いたしますのはこちら、「カミヤドリ」です。
角川書店さんの角川コミックス・エースにて刊行されています。

作者は三部けい先生。
三部先生(瓦敬助先生)の紹介は12月24日「菜々子さん的な日常RE」、12月25日「鬼燈の島」の紹介をご参照くださいませ。

さて、こちらの作品は異世界ファンタジー的な舞台で特殊な能力を持つ主人公が怪物と戦う能力バトルものに分類される作品です。
しかしその内容は非常にシビア且つ残酷なもので、単なる能力バトルものにおさまっていません。
その戦う怪物と言うのが奇病により怪物へと変化してしまった人間なのです!
変化してしまった人間を助けるすべはなく、殺すしかありません。
主人公達もその奇病の力を借りてその怪物を排除していくのですが、いつその奇病が発生するのかという危険と隣り合わせの状態で戦い続る運命を背負っています。
その上戦う怪物と言うのが時として大切な人物であったり、肉親であったりもするのです。
そんな世界観ゆえに、主要な人物だろうと続々と退場していくストーリー展開はスリリングそのもの。
確かな画力で描かれる、次々と繰り広げられる凄惨なバトルと非常なドラマが行着く暇もなくつむぎだされ、主人公は様々な人物と悲しい別れを告げながら過酷な現実を歩んでいくのです。

それはさておきまして、三部先生の魅力と言えばやはり(?)肉感的な女性キャラ。
今作でもやはり個性的な女性キャラが数名登場しておりまして、ムッチリボディを惜しげもなく曝け出してくださいます。
ダイナマイツなボディの持ち主からペタンコな少女まで幅広くカヴァーしてらっしゃるこの作品でイチバン目立つキャラクターと言えばやはり主人公の一人とも言える少女、ヴィヴィでしょう。
褐色ボディにローブ一枚しか身に纏わない彼女は、いわゆる「パンツはいてない!」というアレです!
それだけでなく、口数少なく純粋で時に冷酷、体に似合わぬオオバサミのような得物と銃器を扱うという萌え要素満載少女!
はいてないだけに物凄くきわどいカットもたっぷり収録し、全裸も惜しげなく披露してくれるどっきどきどん一年生状態!!
うへへ、三部先生は俺を萌え殺す気に違いあるまい!!

シリアスでシビアな内容は手に汗握る素晴らしいもので、アクションシーンも迫力満点、そのうえ萌えも完備している隙のない「カミヤドリ」は全5巻が好評発売中です!
現在は続編に当たる「神宿りのナギ」がエースアサルトで連載中ですので入手も容易なはずです!
燃えも萌えも泣き要素も完備したこの作品、読まなければ勿体無いですぜ!!
さぁ、本屋さんにダッシュ!!


カミヤドリ (1) (角川コミックス・エース)
角川書店
三部 けい

ユーザレビュー:
凄絶地獄絵巻な世界の ...
格好よくて可愛い!  ...
待望の第一巻カミヤド ...
amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by ウェブリブログ



本日紹介いたしますのはこちら、「風まかせ月影蘭」です。
角川書店さんの角川コミックス・エースにて刊行されています。

作者は原作が大地丙太郎先生、作画がSUEZEN先生。
大地先生といえば数々のアニメに監督としてかかわっている方で、その作品には「こどものおもちゃ」「十兵衛ちゃん」「ギャグマンガ日和」など多数。
スピーディー且つハイテンションなギャグ作品を得意としている方で、各作品で高い評価を得ていらっしゃいます。
作画のSUEZEN先生の紹介や著作である「新性生活-ネオ・ライフ-」の紹介は12月3日の記事にて記載しておりますのでお暇でしたらご覧くださいませ。

さてこちらの作品、2000年にアニメが放送されています。
といってもマンガ版が原作と言うわけではなく、当時(今も?)流行に流行ったメディアミックスのマンガ版というやつに当たります。
と言いましてもよくある描かされている感の強い作品ではなく、SUEZEN先生独自の味も存分に取り入れられています。
どんな作品かといいますと、女素浪人の月影蘭と猫拳の使い手であるミャオの二人がトラブルに巻き込まれながらも旅をする、というギャグ時代劇。
SUEZEN先生の持ち味(?)である性的なニュアンスを漂わせるギャグエピソードや蘭の出自に迫る重要な話まで幅広いストーリーに、色気ある絵柄があわさってえもいわれぬ味を生み出している力作です。

単行本には4Pに渡る大地先生とSUEZEN先生の対談が掲載されており、大地先生のこの作品に対する愛情の深さが熱く語られている点も要注目。
続編やりたいね、とか実写版もいいね、とか話してらっしゃいますが、今見るとなかなか現実は厳しかったようで……
ただ、2005年に「風まかせ けやき十四」と言う舞台劇を作ったようで、ただのリップサービスではなかったようです!

いまだ数少ないギャグ時代劇の雄、「風まかせ 月影蘭」は全国書店にて販売中です!
2000年発売と古めの作品で、アニメ版の人気も大好評と言うわけでなく、単行本も全一巻ということでなかなか書店さんでは見かけないかもしれませんが、探せばきっとある、ハズ……
お酒とおからが妙に欲しくなる一品、是非体験すべし!
とにかく本屋さんに行って見ましょう!

表紙はこちら!!
画像

……帯ボロボロなのは見逃してください……


風まかせ月影蘭 (角川コミックス・エース)
角川書店
大地 丙太郎

ユーザレビュー:
呑みたくなってくる作 ...
amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by ウェブリブログ



本日紹介いたしますのはこちら、「めんたるダイバー」です。
大都社さんのハードコミックスにて刊行されています。

作者はこやま基夫先生。
こやま先生の紹介や最新作である「なおざりダンジョン」第5巻の紹介は8月28日の記事にて記載しておりますのがご興味等ありましたらご参照くださいませ。

さて、こちらの作品は1993年ごろアスキーさんから刊行された作品で、精神世界に入り込む能力を持つサイコダイバーの少年と少女が活躍する物語です。
で、いきなり余談ですがこのサイコダイバーという単語は結構な曲者でして、夢枕獏先生の創作した言葉なんです。
なんか許可なく使うと怒られるようでして、今回紹介する大都社さん版の「めんたるダイバー」にはしっかりと「※サイコダイバーという言葉は夢枕獏氏の創作です。」と言う文章が記載されております。
あの有名ゲーム「真・女神転生」でも使われていた言葉ですが、リメイク版ではソウルダイバーに変更されているなんてこともあったり。
要するにこちらの記事も○C・夢枕獏先生ということでひとつよろしくお願いします!!

というわけでサイコダイバーの能力を持つ少年と少女が、精神世界で心をひとつにすると合体して究極精神体「アニマ・アニムス」へと変化し、同じくサイコダイバーの能力を持ち、悪行を働く組織と対決する、と言うこちらの作品。
他のこやま先生作品と同じようにゆるいギャグと独自の軽妙なテンポですいすいと読み進められる楽しい一作です。
ですがさすがはこやま先生と申しますか、そのバトルシーンは漫画界を見通してもなかなかないであろう「超人VS怪人の口喧嘩」で展開するのです!
精神世界は自我の強さ=絶対的な強さというわけで、口喧嘩に勝ったほうが完全な勝利を収めると言うわけでして、毎回のようにアニマ・アニムスのありがたい(?)お説教が拝めます。
なんらかの教訓を与えようとする作品はとかく「説教くさい」と言われがちですが、この作品は大丈夫。
なにせ説教する漫画なんですから!
そんなテーマ性だけでなく、勿論大きな起伏のあるストーリー展開も秀逸。
最後にやってくる怒涛の急展開とクライマックスは迫力満点の口喧嘩が繰り広げられますよ!!

今でも現役で活躍し続けるザ・マイナーメジャーのこやま先生が生み出す世界に(多分)類を見ないお説教バトルマンガ、「めんたるダイバー」はただいま発売中です!
こちらも新装版として再発売されたのが2000年と古めなので入手はしづらいかもしれませんが……古本屋さんとかにきっとあるはずです!
さぁ、今すぐ本屋さんにダッシュだ!!

表紙はこちら!
画像



めんたるダイバー (1) (Hard comics)
大都社
こやま 基夫

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by ウェブリブログ



本日紹介いたしますのはこちら、「さくらがんばる!完全版」です。
集英社さんにて刊行されています。

作者は中平正彦先生。
1993年ごろデビューした漫画家で、原作つきやゲームのコミック化を多く手がけていらっしゃいます。
なかでもストリートファイターシリーズとは非常に縁が深く、関連漫画作品はなんと4作も描いており、そのどれもが好評。
そのうえストリートファイターシリーズ自体にも漫画版の設定や技などが逆輸入されるなど、非常につながりが深いものになっています。
初(?)のオリジナル連載となった「破壊魔定光」は6年間の長期連載の上アニメ化も果たし、ストーリー展開に関しても十二分な実力の持ち主であることを証明しました。
余談ですが「破壊魔定光」は多分漫画史に残る最大人数の被害者が出た漫画です!(多分)
現在はコミックリュウにて「ドリームバスター」を連載しており、そちらも好評のようです。

さて、こちらの「さくらがんばる!」は今は亡き新声社さんにて刊行されていたゲーメストの増刊的存在だった月刊コミックゲーメストにて連載された作品です。
「破壊魔定光」をウルトラジャンプで連載していたつながりなのか、集英社さんからB5版の超大型+400P超のダイボリュームでこの完全版が刊行されました。
「ストリートファイターZERO2」で大きな反響を巻き起こしたキャラクター、さくらを主人公として激しいバトルを通して出会いや成長を描いています。

さくらの真っ直ぐな性格や、キャラクターのイメージを崩さない素晴らしいストーリーが魅力的なのですが、この作品でなんと言っても外せないのがさくらのライバル、かりんの登場でしょう。
現在ではすっかりいることが当たり前のキャラクターですが、初出はこちらの作品なのです。
リュウに対するケンのイメージで中平先生が生み出したキャラクターをカプコンさんがZERO3に逆輸入した形になります。
漫画版をリアルタイムで読んでいた俺にとってはまさにサプライズで、当時はビックリなんてもんじゃないほど驚いたものです。
あと思ったよりキンキンした声にもビビりました!
他にもカプエス2に先駆けてファイナルファイト2のマキが出てくるなどカプコン作品とのつながりは多数存在。
連載当時読者から募集したネタオリコンや実践的+見栄えのするオリコンを作品中に登場させるなど、様々な試みがなされているのも注目です!

「ストリートファイター4」の家庭用が2009年2月に決定し、その家庭用オリジナル追加キャラクターとしてさくらが登場することが決まっていますが、その他の追加キャラクターであるダンや元もこちらの作品に登場しており、非常にいきいきと活躍しております。
元の圧倒的強さ(普通に銃撃避けたりします)も勿論ですが、ダンの物凄くかっこいい姿が拝めるのは貴重と言う他ありますまい!
普段はギャグキャラな彼ですが、宿敵であるサガットと出会った時の真剣な表情はマジ必見です!

迫力満点のバトルシーンに、ゲームでは描ききれていないキャラクターの魅力を存分に引き出したゲームのコミック化の教科書的存在、「さくらがんばる!完全版」は全国書店にて発売中です。
ただストリートファイター15周年を記念した4年前の2004年に刊行されたものですので、少々見つけづらいかもしれませんが……
そもそも2008年に20周年って言ってるのになぜ4年前に15周年なんだよって感じです!!
(一応補足しておきますとPCエンジンで出た「ファイティングストリート」というストリートファイターの移植版の発売から数えて15周年だったらしいです。何故?って感じは残りますが……)
当時の単行本に掲載されたおまけ漫画や、ウルトラジャンプの増刊に掲載されたさくらVSKOFの京が実現した特別編も収録、更におまけページやカバーイラストも完全書下ろしでちょうごうか試用となっておりますこの一冊、少々お値段は張るもののオススメせざるを得ません!!
スト4を迎えるに当たって必携の作品、是非とも手に入れるべし!
さぁ、本屋さんとか古本屋さんにダッシュです!


さくらがんばる!―完全版
集英社
中平 正彦

ユーザレビュー:
未収録あり。全作読み ...
夢中でした。格闘ゲー ...
桜花、咲く現在では廃 ...
amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by ウェブリブログ



本日紹介いたしますのはこちら、「タケルヒメ」です。
集英社さんのヤングジャンプ・コミックス・ウルトラにて刊行されています。

作者は細野不二彦先生。
言うに及ばぬ大ベテランの大物漫画家で、「ギャラリーフェイク」「GuGuガンモ」「どっきりドクター」「さすがの猿飛」などの多くのアニメ化作品をもつヒットメーカーでもあります。
扱うジャンルは本当に多種多様で、この人なんでこんなにいろいろなジャンルに精通してるの?と誰しもが思わざるを得ないほどの懐の深さを持っているのが最大の特長ではないでしょうか。
現在も2作ほど連載を持ち、30年近く一線で走り続けていらっしゃいます。

さてこちらの作品、細野先生がまだ創刊してそれほどたっていないウルトラジャンプで不定期に連載されたものです。
ジャンルはいうなれば妖怪退治物。
頭に奇妙な面をつけた少女、タケルが鋳物を生業にするジジとともに日本を旅して回ると言う内容です。
それほど珍しい題材と言うわけではありませんが、タケルについている面や妖怪の不気味な造形や、細野先生ならではの巧みな物語運びは素晴らしいものがあり、当時流行っていた感のある凡百の妖怪裳のとは一味違う作品に仕上がっています。
様々な過去や確執を抱えながらも天真爛漫で楽しげに日常を送るタケルはプリチー極まりありませんぜ!

この単行本には3つのエピソードが収録されており、そのどれもが印象深く切ないエピソードばかり。
妖怪のおどろおどろしさやアクションシーンの激しさもあいまって読者に感動を与えてくれることは間違いないのではないでしょうか。
あほな子かつ健気なタケルがまた可愛いんですよこれが。

細野先生の隠れた名作、「タケルヒメ」は全国書店にて発売中です。
ただ発売が2001年と結構古いので、某大手古本屋さんの105円コーナーとか見るほうが見つけやすいんじゃないかなー、なんて思います。
一応「第1巻」と銘打ってありますので、いつか来ると信じている第2巻を信じて購入すべし!
……「火星人刑事」といい、さりげなく未完結の漫画多いんじゃないか、ウルトラジャンプ……!
えー、ともかく、おどろおどろしくも血生臭い妖怪の恐ろしさと、タケルの萌えっぷり(こればっかり書いてる気がしますが)が堪能できるこちらの作品、是非ご一読いただきたいものです。
さぁ、本屋さんに急ぎましょうか!


タケルヒメ 1 (1) (ヤングジャンプコミックス)
集英社
細野 不二彦

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by ウェブリブログ



このページのトップヘ