3階の者だ!!

DEBがお送りするネタバレありのコミックス紹介ブログです。 短編物では一話にスポットを当てて、長編物ではこの後どうなるの?と言うところまで紹介しているつもりです! ※作品記事につきまして、権利者様が問題があると感じられた場合はご一報ください。対応いたします。

2009年08月

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本日紹介いたしますのはこちら、「スーパーロボット烈伝」です。
小池書店さんから刊行されました。

作者は原作が永井豪先生、作画が石川賢先生&ダイナミックプロとクレジットされています。

さて、こちらの作品は99年ごろからマーミットさんから発売されたフィギュア、「小合金(ミニメタル)」についていた漫画全10冊を一冊にまとめた単行本となっています。
初単行本化は02年に双葉社さんから発行されたもので、今回は新装版ということになるようです。

どう行ったお話かと言いますと、ダイナミックプロが誇る巨大ロボット「マジンガーZ」「グレートマジンガー」「グレンダイザー」「ゲッターロボ(G)」「鋼鉄ジーグ」が一同に会し、地球を滅ぼさんとする謎の超巨大生命体「破壊神バロン」とその手足である破壊獣と激戦を繰り広げると言うものです。

今作の特徴は中盤まで物語に明確なテンプレートが敷かれているということ。
そのテンプレートは「その話の主役的ロボがピンチに陥り、仲間の助けによって逆転」「次の話の主役的ロボはその話で助けに入ったロボ」というもの。
これによって世にも珍しい「マジンガーZを救うジーグ」「氷付けにされたグレートをゲッタービームで解凍」というレアシーンを堪能することができます!
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中盤あたりからは石川先生の趣味なんでしょうか、主役はゲッターとジーグあたりに絞られ、破壊神バロンとの決戦が描かれます。
一人だけ生身でないジーグが決死の覚悟でバロンにつっこむシーンはジーグ(の数少ない)ファンには堪らない物があるはず!
ゲッターエンペラーっぽい見た目のバロン
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の強さも相まって、ジーグが輝いて見えますよ!

ジーグの活躍もあって一度は倒したかに見えたバロン。
ですがバロンは自らの種のような物を残しており、再び成長を遂げて地球に脅威を与えようとしていました。
マジュニアを生んだピッコロ大魔王みたいな感じです!

月で生まれ変わったバロンと最終決戦に挑む最強ロボット達。
完全武装して挑むのですが、バロンの圧倒的パワーに歯が立ちません。
そこで最後の手段として登場したのが
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スーパーロボット達が乗り込んで操縦する「ハイパーロボ ダイナミックサーガ」です!!
すげえ格好&ネーミング!!
止めは中央のキャノンから発射されるとっておきで決着するのですが、そのとっておきとはグレートマジンガーそのものでした!
こんな大仰な射出口があるのに撃つのは弾やビームじゃないとは!!すごいぜ!!

これでもかと繰り広げられる夢の競演にロボット好きなら手に汗握ること必至!
さらにジーグの活躍を始め、スペーススーツやらコスモナイザーウェポンというなにやら謎の武装をまとうロボット達などのいろいろな方面での見所が満載です!
また、後半になると明らかに石川先生の物ではない絵が増え始めるのも印象的で、
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「誰!?」と思わず呟いてしまうことでしょう!

公式でダイナミックプロのロボットが競演する興奮の作品、「スーパーロボット烈伝」は全国書店にて発売中です!
熱血バトルにシュールなシーンが
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折り混ざった不思議な味わいのこの作品。
ダイナミックプロのロボットの、特にジーグやゲッターが好きな方なら必見の一冊ですよ!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!


スーパーロボット烈伝 (キングシリーズ)
小池書院
永井 豪

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本日紹介いたしますのはこちら、「職業・殺し屋。」第14巻です。
白泉社さんのJETSコミックスより刊行、ヤングアニマルにて連載されております。

作者は西川秀明先生。
西川先生に関しては「西川秀明」のテーマで紹介等をまとめておりますので、そちらもご覧いただければ幸いです。

さて、第13巻で開始されたキング・カーネル編。
キング・カーネルの実力は驚くべきもので、グリーンベレーすらも一網打尽にしてしまいます。
その上依頼を受けた蜘蛛に同行していた武部3佐も一撃の下に昏倒。
連れされれそうになりますが、背後から蜘蛛が忍び寄るのでした。

第14巻では早速蜘蛛とキング・カーネルの激闘が始まります。
蜘蛛の持つ武器、伸縮自在の「蜘蛛の糸」による攻撃をキング・カーネルは愛刀で防ぎます。
ですがあまりの鋭さに愛刀は真っ二つに欠けてしまいました。
特異な武器と圧巻の俊敏さに蜘蛛を「脅威」と認めたキング・カーネル。
手榴弾を用いて蜘蛛の追撃を振り切り、武部3佐を誘拐していずこかへと去ってしまうのでした。
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グリーンベレーを率いていた唯一の生き残り、バート軍曹とともにキング・カーネルの住む洞穴へと向かう蜘蛛。
洞穴はそれほど遠くではないものの、至る所に罠が仕掛けてあり、なかなか思うように先に進むことができません。
その道程で蜘蛛はバートからキング・カーネルの正体を聞かされます。
本名、ロバート・ブラウン。
元米軍兵で、「伝説のグリーンベレー」と呼ばれている。
そして年齢は、84歳。
84歳です!
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このマッスルで!!スペックやドリアンも真っ青ですな!!
そのマッスルおじいちゃん、キング・カーネルは核兵器にも匹敵すると言う恐るべき兵器を持っており、これを盾に日本の中に自分の国を作り上げたのでした。

84歳でマッスルなキング・カーネル、あちらの方もまだまだ現役な用で、武部3差にそれはもう激しく襲いかかります。
あわよくば諸ともに命を奪おうと体内に隠した爆弾すらも見破られ、ズタボロにされてしまう武部3佐。
ですがそこにやっとのことで蜘蛛たちがたどり着きました。
キング・カーネルに圧倒され、戦う心を失い欠けていたバートも蜘蛛の力を借りて
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すっかり若本ボイスが似合う男の顔になりました!
ですがここでキング・カーネルを倒すタイムリミットが近づいていることを明かされます。
キング・カーネルの持つ兵器は地球規模の大災害を起こす恐れのある恐ろしいもの。
もし後2時間半いないに取り戻せなかったなら、地域一帯ごと核爆弾で焼き尽くすというのです!
それを知ったキング・カーネルは怒り狂い、その兵器をミサイルに搭載して世界にまきちらそうとするではないですか!
卑しい殺し屋は握るのは、日本の、世界の命運!
作品史上最大スケールのシリーズがとうとう決着です!

と言うわけでキュートな笑顔を持つマッチョおじいちゃん、キング・カーネルが大活躍する第14巻。
度を超したパワフルぶりは圧巻と言うほか無しです!
本作には欠かせないものとなっているエロスシーンもあるにはあるのですが、このシリーズのそれは正直痛々しくてアレです!
ですがその悲痛な場面などがあってこそ感じられる逆転のカタルシスは特筆もの!
ヘタレのバートが成長を遂げる場面も相まって、読者をスカっとさせてくれる結末を迎えます!
このほかあんまりにもタイムリーな麻薬関係のエピソードに、第11巻に登場して以来久々の登場となる「炎の魔女」、魔由香が活躍するエピソードを収録。
こちらはいつものような世界の命運とか関係ない、比較的普通な事件をとりあつかったエピソードとなっています。

卑しい蜘蛛が世界を救う、「職業・殺し屋。」第14巻は好評発売中です!
はっちゃけまくるキング・カーネルや、いちいち若本口調でしゃべるバートなどなど、ネタ的にも見所満載ですよ!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!


職業・殺し屋。 14 (ジェッツコミックス)
白泉社
西川 秀明

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本日紹介いたしますのはこちら、「偽書 ゲッターロボ ダークネス 始動編」です。
白泉社さんのJETSコミックスより刊行されました。
現在はヤングアニマル増刊Arasiにて連載されていますが、本巻に収録されているのは休刊直前のマガジンZにて連載されていた物です。

作者は西川秀明先生。
西川先生や現在同時に連載されている「職業・殺し屋。」の紹介は「西川秀明」のテーマにてまとめておりますので、よろしければそちらもご覧下さいませ。

さて、本作は言わずと知れたロボット漫画(&アニメ)の傑作、「ゲッターロボ」を西川先生の手で再構築した作品です。
西川先生らしいド迫力の戦闘シーンと大胆なアレンジが加えられた刺激的な作品となっています。

物語は荒廃しきった東京から幕を開けます。
東京は8年前に浅間山麓で原因不明の大爆発が起こり、人工物から自然物、生物にいたるまでが蕩けて混ざり合った混沌の世界となっていました。
そしてそのころから「イデア」と名乗る化け物のような存在が現れ、荒廃した東京に細々と生きる人間たちを苦しめているのです。
その日もイデアたちは自らの支配を受け入れない人間を排除していました。
手も足も出ず蹂躙されていく人間たちですが、そこに突如一人の男が現れたのです。
両腕に鋼鉄の義手を身につけたその男の名は了。
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彼は人間離れした破壊力を発揮し、イデアたちを瞬く間に撃退したのでした。

助けたお礼として食事をご馳走になる了。
ですが出てくる料理は魚に歯ブラシが融合していたりと、まともな食材はひとつとしてありませんでした。
かまわずに食べる了ですが、奇妙に融合していたのは食材だけではなく
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了が助けた人々も、だったのです。
了はそれを見た瞬間に「ゲッター線照射障害」だと理解するのですが、まさにその瞬間再びイデアが攻め込んできました。
現れたイデアはかなり巨大で凶悪。
しかしそれに臆することも無く、了は「奴らに奪われたすべてを奪い返してみせる」と立ち向かうのでした。

人間離れした戦闘能力を有する了といえども巨大すぎるイデア相手ではさすがに分が悪いようで、劣勢に追い込まれてしまいます。
止めとばかりに巨大イデアがこぶしを振り下ろすと、地中から巨大なドリルが伸び、逆にイデアのこぶしを貫板ではないですか!
地中から姿をあらわしたのは
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ゲッターII!!
了はゲッターロボのパイロットの一人だったのです!
そしてその場でゲッターに乗り込み、武器すら使わずにイデアをズタズタに引き裂きました!
了は自分たちをイデアに奪われたすべてを奪い返す奪還者(ゲッター)だと宣言。
イデアの総大将、早乙女賢を殺す決意を固めなおすのでした!


とにかく西川先生らしい激しいシーンの連続が息をもつかせない圧巻の作品となっている本作。
キャラクターもリョウ・ハヤト・ムサシの3人……という構造は変わらないものの、いろいろと大胆に設定の変更が加えられています。
そもそもリョウが「竜馬」では無く「了」で、両腕が義手という時点でもはや別人なのですが、ハヤトやムサシはもっと別人になってます!
ハヤトはクールな2枚目という設定はそのままなものの、常時精神安定剤を使っており、いったん戦闘衝動を開放すると狂ったように暴れまわる戦闘マシンになってしまうというイカレっぷり!
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戦闘スキルは了以上、その他のスキルでも3人中最高ですがこの性質のためにリーダーにはなれないんだそうです!
そしてムサシは
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ツインテールで16歳の女の子。
……変化にもほどがありますよ!!
もう完璧に原作の面影なしです!!
これも時代の流れなのか……!!
三者三様のパイロットたちですが、イデアへの憎しみを持っているという点では共通。
やさしくてかわいいムサシですらイデアに対しては恐ろしいほどに豹変するくらいで、過去何があったのかが気になるところ。
今後明かされるであろう衝撃の過去が楽しみです!

ストーリーにもイデアが「光」でゲッターが「闇」であること、暗に示唆されている別のゲッターロボの存在、アンチゲッター線という聞きなれないもの……等などの伏線がたっぷりと張られ、とにかく先が気になるところ。
ゲッターI(今作では1,2,3ではなくI,II,IIIになってます)の頭部の半透明部の下に見える牙のようなものなど、語られていないのに気になる点も多く、多くの仕掛けも用意されていそうです!
また、主題歌の歌詞を用いた台詞群にも注目!!
始動編というタイトルどおりゲッターのパイロットの紹介的な要素に終始した感のある一冊ですが、それだけに終わらない面白さがありますよ!


本物の偽者、「偽書 ゲッターロボ ダークネス 始動編」は好評発売中です!
大迫力のバトルに謎が謎を呼ぶ展開、そしてまさかの萌えまで搭載されたゲッターロボの最新作、ゲッターファンも西川先生ファンも避けては通れない注目の作品になっています!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!

……ちなみに帯に描いてあるような卑しい、「職業・殺し屋。」的なエロス展開は(少なくとも本巻には)ありませんのでご注意を……





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本日紹介いたしますのはこちら、「藤子・F・不二雄大全集 キテレツ大百科」第1巻です。
小学館さんから刊行されています。

言うまでもなく作者は藤子・F・不二雄先生。
大全集の他作品の紹介は「藤子・F・不二雄」のテーマにてまとめさせていただいておりますので、そちらもよろしければご覧くださいませ。

さて、みんなが知っている大人気作品、「キテレツ大百科」。
ですがこの作品が連載されたのが「こどもの光」という農協系の雑誌に連載されていたことから比較的マイナーな作品でした。
ですが連載開始の74年から10年以上たった86年に特番としてTVアニメが放映され人気を博し、翌年より8年以上にわたる長期間放映され一躍人気作品となりました。

今策も他のF先生作品の例に漏れず幾度と無く単行本が発行されてきました。
ですが未収録の話などが存在するバージョンも多く、千羽をまとめて読める機会はあまりありませんでした。
今回は大全集ということで近年世間への配慮によって未収録となっていた「地震の作り方」も収録!
さすが大全集といえる作りになっています。

予告ページの掲載、「藤子不二雄ランド」についていたセル画用のイラスト、アニメ化に際して連載された「新・キテレツ大百科」を執筆した田中道明先生による作品解説の掲載等々、資料的価値が十分な一冊ですが、やはり注目したいのはアニメ版とはひと味違う様々な要素です。

なにせコロ助がおそろしい!
第1話のタイトルが「ワガハイはコロ助ナリ」なのですが、まず本編では名乗らず、更に命名したシーンもないのでこの名前がどこからわいてきたものなのかが謎なのです!
そして焦点があっていない目に、
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発明の邪魔といってキテレツの母親を倉庫に押し込んでしまう突拍子もなさ!
F先生は当然ギャグでやってらっしゃる訳ですが、コロ助の全く変わらない表情も相まってなんか怖いことこの上ないですよ!!
他にキテレツを「英ちゃん」と呼んでみたり、もキテレツのためならお使いは行ってくれるわ、おやつは「アーン」して食べさせてくれるわ、めっちゃ従順だったりとなんだか違う彼の一面をかいま見れます!
話が進むにつれだんだんとアニメ版に近いやんちゃでわがままなコロ助になっていくのですが、焦点のあっていない目はそのまま。
やっぱりなんか怖いんです!

そしてみよちゃん以外の友達もいまいち固まりきっておらず、ブタゴリラが結構イケメンだったり、
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トンガリっぽい外見のキャラが「コンチ」と呼ばれていたり
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といった、まだ作品の固まりきっていないポイントを見られます。
そんな中でも最初から全くといいほど変わっていない勉三さんの完成された造形は見事としかいいようがありません!
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「ダス」とはいいませんけど。

ドラえもんと非常によく似た構造でありながらも、秘密道具に当たるものの「できるまで」のシーンがあり、手作りでアドバイスしてくれる人がいないため失敗もよく起こるというもしかしたらドラえもんの正当進化作品なのかもしれない本作。
ドラえもんと比較しながら読んでみるのも面白いのではないでしょうか。

30歳前後の人ならば激しく反応してしまうであろう傑作、「藤子・F・不二雄大全集 キテレツ大百科」第1巻は好評発売中です!
コロッケのコの字もでてこないキテレツもまた一驚ですよ!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!


キテレツ大百科 1 (藤子・F・不二雄大全集)
小学館
藤子・F・不二雄

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本日紹介いたしますのはこちら、「んぐるわ会報」第2巻です。
スクウェアエニックスさんのヤングガンガンコミックスより刊行、ヤングガンガンにて連載されています。

作者は高尾じんぐ先生。
高尾先生と本作の紹介は09年4月30日の記事にて紹介させていただいておりますので、もし気が向きましたらそちらもご覧くださいませ。

さて、生徒会のゆるく楽しい活動を描いた本作。
今巻でもあいかわらず面白おかしい日常が繰り広げられております。

こういった漫画では時が止まる、もしくは季節は過ぎるもののキャラの歳は変わらないというサザエさん的な時間経過で進むのが一般的です。
ですが本作ではきちんと時が流れていくようで、第2巻の始まりから2月に。
主人公たちのかよう高校の入試が行われ、新入生の入ってくる準備も整いました。
と言うことは卒業する人もいるということ。
生徒会のメンバーで唯一の3年生だった会長も卒業してしまうのです!

いつの間にか次期会長が副会長の1人である常磐に決まっており、人知れず引継ぎなども終わっていたことを知らされる松戸達。
3年生はもう自由登校となっており、学校でもあまり見かけません。
このまま卒業してしまうという、あまりにもあっさりとしすぎた別れに一抹の寂しさを感じる松戸と里見。
ならばと会長をおくるお別れ会を開こうと言うことになりました。
勿論会長に対する想いを秘めている松戸は内心ハッスルし、自ら進んでプレゼントを担当することに。
里見や常磐、そして成子も面倒くさがってはいるものの協力し、ささやかながらも暖かなお別れ会をセッティングしたのです。
翌日、アイマスクをつけさせた会長を生徒会室に連れてきます。
アイマスクを取らせ、サプライズお別れ会を演出する里見たち。
戸惑う会長を囲み、お別れの会を始めた直後にタイミング悪く発注していたらしいプレゼントが届き、松戸は生徒会室をでてうけとりに行きました。
とりあえず松戸は置いておいて最後の会長の挨拶をいただくことに。
よりよい学校づくりをお願いする……といったテンプレどおりの挨拶を始めるのですが、会長は突然挨拶を中断し、驚愕の発言をするのでした!
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……留年……だと……?
ずっこける里見たちと豪華な花束を携えて生徒会室に急ぐ松戸を尻目に、会長は生徒会長を卒業し、名誉会長として来年もよろしくと挨拶をしなおすのでした。

え!?単行本の1巻で表紙になったキャラがいなくなるの?と一瞬驚かせながらもお約束的な留年が決まり、メンバーに変更はなし!
この後も今までどおりの面白おかしい日常が展開します。
それにしてもよりによって生徒会長が留年とか……理由は明らかになっていないのでなんなんですが、ずいぶんと思い切った決断ですね!しかも変わらず生徒会に在籍を続けるとはなんと大らかな学校……
会長も普通に登場を続け、更に多くのファンのニーズに応え(?)第1巻ではあまり出番の無かった成子の出番も大幅増量!
第1巻から更に賑やかになっています。
世にも珍しい会長がめげたシーンや、
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成子と常磐の絆を明かすエピソード、
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相変わらず可愛らしく思いやりに溢れる里見の
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俺の嫁ぶり魅力も発揮され、キャラクターの掘り下げも進んでいます。
会長に操られる松戸というもはやお馴染みの流れもたっぷりで、
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ギャグも萌えも磐石の作品となっています。


生徒会の活躍(?)をのんびり楽しく描いた「んぐるわ会報」第2巻は好評発売中です。
大事件や血生臭いシーン、テンションの高いキャラクターなのにちょっと疲れてしまった方はこちらを読んでゆっくりしていくのもよろしいのではないでしょうか!
第1巻より10Pほど増量して(カラーPは減ってますが……)お値段据え置きと言う価格設定も嬉しいですね!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!


んぐるわ会報 2 (ヤングガンガンコミックス)
スクウェア・エニックス
高尾 じんぐ

ユーザレビュー:
一度読んでみて下さい ...
絶対に面白い高尾じん ...
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