3階の者だ!!

DEBがお送りするネタバレありのコミックス紹介ブログです。 短編物では一話にスポットを当てて、長編物ではこの後どうなるの?と言うところまで紹介しているつもりです!

2009年11月

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本日紹介いたしますのはこちら、「藤子・F・不二雄大全集 オバケのQ太郎」第3巻です。
小学館さんから刊行されています。

本大全集の紹介は「藤子・F・不二雄」のテーマにてまとめております。
お時間などございましたらそちらも合わせてご覧くださいませ。

第3巻目となる本巻。
この巻に収録されている時期に初のアニメ化を果たしました。
そんなことは一切関係ないとばかりにいつものノリで展開します!

今回もボリューム満点、31編が収録されています。
まず取り上げたいのはやはり初登場となるP子、そして両親が出てくる「オバQ一家勢ぞろい」です!
勢ぞろいとはいいいますが、O次郎は出てきません!まだ生まれてないっぽいです!

突然2階に響き渡る「ゆうびん」の声。
その時正ちゃんやQちゃんは1階におり、2階には誰もいないはず……
ひぃ!おばけ!!……まぁQちゃんもオバケなんですけど。
ともかくその推測は間違ってはおらず、窓を開けるとオバケの国からの郵便が舞い込んで来ました。
まるっきり恐怖新聞ですね!!
それは置いておきまして、何枚かの葉っぱに一文字ずつ綴られているその手紙の内容はなんと明日両親と妹がやってくると言うものでした!
喜び勇んで次の日迎えに行く二人。
すると両親達は空き地に新幹線に乗って……ではなく、新幹線に化けてやってきたのでした!
感動の再会を15分間続けた後、一家そろって犬嫌い、などの家族らしい一面を見せつけながらも家に着く一行。
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父X蔵、母おZ、妹P子が丁寧に挨拶し、わざわざ人間界にやってきた理由をあかします。
それはなんとQちゃんをおばけの国につれて帰る、というものでした!
オバケはやっぱりオバケの国で暮らした方がいい、という至極もっともな理由です。
ですがQちゃんは正ちゃんと離れたくないと拒否。
オバケは人間と違って嘘はつかないし、病気も何にも無いと某ゲゲゲ的な売り文句を口にしますがQちゃんはそれでも断固拒否!
じゃあしょうがないと早くも両親達は帰ってしまったのでした。

あんまりにもあっさりした別れで、Qちゃんへ急激に寂しさが湧き出してきます。
泣くなよ、人間の世界で暮らしたいんだろ?となだめる正ちゃんですが、今度はやっぱりパパやママと暮らしたいと泣きじゃくるのでした。
その直後、いきなり背後から両親達が姿を現すではないですか!
Qちゃんの本音が聞きたいと変えるフリをして様子を見ていたのです。
さぁ帰ろう!となるのですが、Qちゃんは人間界で暮らすか両親と暮らすか、どちらにしたいのか自分でも解らないと吐露。
もう少し時間をかけて決めようということになり、両親達はしばらく滞在することになりました。
X蔵は、じゃあその間にお世話になった正ちゃん一家にお礼をしたいとそれぞれ欲しいものをプレゼントすることに。
正ちゃんにはモノホンの戦車を、伸ちゃんにはプレイヤーが回るレコードを、ママには新しい服をプレゼントし、残るパパには上等のウイスキーを贈ることにしました。
ですが水道からウイスキーが出るようにしたせいで一家全員が総酔っ払いに!
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みんないい気分で踊り狂った挙句眠りこけてしまうのでした。
その姿を見てX蔵は人間なんてだらしない、オバケのほうがよっぽどいいよとQちゃんを諭すのですが、もともとこうなったのあんたのせいだろう!!……とはつっこまず、
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人間がだらしないからこそ傍についていてあげなきゃいけない!と人間界に残る決心をつけたのでした!
そして人間が大好きで、人間になりたいとまで宣言するQちゃんを見て頑張って人間になれよ、と今度こそ両親達は帰っていくのでした。
Qちゃんになんにでも化けるための教科書を残して……
ちょっといい話的な終わり方をするかと思いきや、その教科書を人間になるからいらないやと燃やしていたら自分に火がついてしまい、目を覚ました正ちゃんたちにだらしないQちゃんには自分達がついてないとダメだ、と逆に心配されるオチがつくのでした。

もう一度オバケの国に行く話で再登場しますが、基本的にはゲストであるQ一家。
レギュラーになるのはまだ先のようです。
ですがレギュラーキャラとなるハカセが本格登場し、段々とみんなが知るQちゃんの形に近づいてきています。

とはいえ連載の年代から来る今見るとバイオレンスなネタもやっぱり多数入っております。
「Qちゃんのさいみん術」のオチとなっている
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「あわれな宿なしでござんす。」は危険すぎる気がします!
確証はもてませんが、発表当時はきっともっとストレートな言葉だったんでしょう!
アムロがランバ・ラルに酒場で言って、最近の放送では音が消されてるあの言葉みたいな!

他にもQちゃんが空腹のあまりおかしくなる話が2話続けて収録され、その様子が
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ガチで狂っているところなど、見所はたっぷり!
恒例の資料もやはりレアなものが収録されており、しれっと描かれている「藤子先生の一日」の凄まじさに驚愕!
そのスケジュールは是非ご自身で見ていただければと思いますが……頑張りすぎ!!
仕事量から考えるとこれ、まんざら嘘ではないですよね!


なぜか途中から小池さんの奥さんが姿を見せなくなって心配な「藤子・F・不二雄大全集 オバケのQ太郎」第3巻は好評発売中です!
圧巻のボリュームでQちゃんもおなかいっぱい必至の本作。
温故知新の意味も込めて、未読の方は是非読むべき作品ですよ!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!


オバケのQ太郎 3〔F全集〕 (藤子・F・不二雄大全集)
小学館
2009-11-25
藤子・F・不二雄

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本日紹介いたしますのはこちら、「餓狼伝」第24巻です。
講談社さんのイブニングKCより刊行、イブニングにて連載されています。

作者は板垣恵介先生。
板垣先生の他作品等は「板垣恵介」のテーマにて紹介をまとめさせていただいておりますので、よろしければそちらも合わせてご覧くださいませ。

さて、第23巻では長かった北辰館トーナメント編が決着。
優勝者VS松尾象山こそ実現はしませんでしたが、衝撃の試合の連発であった大会は盛況のまま幕を閉じます。
そして大会終了後、丹波はトーナメントに参加していた選手達に突然ルール無用の「喧嘩」を申し込み始めるのでした!

大会きっての実力派、片岡の道場を訪ねた丹波は挑発を繰り返し、喧嘩に持ち込むことに成功します。
片岡の右拳を掴み、まずは握手からだろうと嘯きつつ頭突きを放つ丹波。
卑劣な手段に怒る片岡ですが、丹波は意に介さず訓練器具を武器に使って更なる攻勢に出ます。
予想外の奇襲に片岡は完全に虚を突かれ、その隙に丹波は左ハイキック一閃!
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あっという間の決着となるのでした。

続いて丹波が訪ねたのはFAWの道場。
かつて梶原に不覚を取ったあの場所です。
そこでは鞍馬が一人黙々と鍛錬にいそしんでいました。
突如現れて声をかけてきた丹波に
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いきなりドロップキックを放つ鞍馬!
丹波が喧嘩をしに来たことを察知しての先制打です!
本来は町のゴロツキ、喧嘩はお手の物だと自信を見せる鞍馬ですが、丹波は「街頭ルール」と「武」の違いを体で教えてやろうと構えすら取りません。
そんな丹波に対して鞍馬がまず取った行動はタオルを目くらましとして投げつけ、その隙にダンベルを手にとること。
このダンベルで殴ろうか、投げつけようか……と脅し文句を並べる鞍馬ですが、丹波はあせるどころか
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おもむろに刃物を取り出し、鞍馬の足元へと投げ渡したのです!
それを手に取った鞍馬。
自分にはどうせ使えないとたかをくくっているのかと丹波に問う鞍馬。
丹波はその問いを、捨てる度胸は無いが使える度量も無い、と一笑に付します。
ですが鞍馬は迷うことなく刃物を丹波へとまっすぐその刃物を突き出しました!!
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が、その刃物が丹波に届くよりも早く拳が鞍馬の顔面へと達したのです!
一見以外にも見えますが……「刃物の素人」と「素手の達人」が勝負をした結果としては至極当然の結末。
丹波の行動はそこへ誘導だったのです!

完全な敗北を喫した鞍馬にフンドシ担ぎからやり直せと命ずるグレート巽。
いくらプロレスラーとしてはまだ未熟な鞍馬が一人負けただけ、とはいえ巽は相当はらわたが煮えくり返っているようで、3人のレスラーを自分の部屋に呼びつけました。
人気も実力もパッとしない中年ロートルレスラー3人。
巽は彼らに札束を渡し、「丹波文七を囲め」とだけ命令しました。
格闘家でもアスリートでもない彼らですが、「プロレスこそ最強」と嘘をつき続けながら数十年生き続けてきています。
そんな彼らだからこそ反則、裏切り、八百長……本当の何でもありであるプロレスの強さを持っているのです!

彼らは早速アルバイト帰りの丹波の前に姿を現しました。
1人が人気の無い駐車場に誘導し、タバコを投げつけてからの奇襲……と思わせての隠れていた二人目による襲撃!
意表を突かれて一時は追い込まれる丹波ですが、すぐに体勢を立て直して反撃!
あっさりと形勢逆転、逆襲の開始!!……と思いきや、レスラー達はいきなり土下座して許しを乞うではありませんか。
拍子抜けした丹波ですが、その油断の隙に今度は3人目のレスラーが背後から一撃!!
今度は3人がかりで攻撃し、丹波に猛攻を仕掛けるのでした!!
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と言うわけで丹波が大暴れする今巻。
8年ぶりに本格的に戦いを繰り広げる丹波の姿は今まで驚き役に徹していた鬱憤を晴らすかのように輝いております!
もう「主人公(笑)」とは呼ばせません!!
……トーナメント前と後で全然戦い方が違う気がするのは置いておいて……
とにかく突然はじめた丹波の喧嘩行脚、何らかの目的があるはず!
その目的であろう次なる激闘がどんなもので誰とやろうとしているのか。
明かされる日、そして実現する日が楽しみですね!
流石に単純に「見てるだけじゃ我慢できなくてやっちゃった!!」というオチではない、はずです……!

いよいよ主役が戦いはじめる、「餓狼伝」第24巻は好評発売中です!
すっかり噛ませ役が板についてきてしまった鞍馬のかわいそうっぷりも堪能できますよ!
さぁ、本屋さんにいそぎましょう!!


餓狼伝 24 (イブニングKC)
講談社
夢枕 獏

ユーザレビュー:
絶対バキより面白い。 ...
原作は知らないけれど ...
パワーインフレ真っ最 ...
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本日紹介いたしますのはこちら、「よつばと!」第9巻です。
アスキー・メディアワークスさんの電撃コミックスより刊行、月刊電撃大王にて連載されています。

作者はあずまきよひこ先生。
あずま先生や本作等の紹介は「あずまきよひこ」のテーマにてまとめておりますので、ご興味等ございましたらそちらもご覧いただければ大変嬉しく思います。

さて、15ヶ月ぶりに最新刊の発売となった本作。
今巻では待望の新キャラ(?)、真・ジュラルミンが登場します!

ジュラルミンといえば、恵那の持つ熊のぬいぐるみで、本名はジュリエッタの彼です。
その日もよつばは元気よくジュリエッタをジュラルミンと呼称するのですが、以前壊された遺恨もあるのか、恵那はいつに無く「ジュラルミンなどという熊はいない」と強く発言。
さしものよつばもちょっぴり落ち込んでしまいました。
そんな状況の中、とーちゃんに連れられて買い物に行くことに。
ジャンボに車を借りてまで向かった買い物先はさまざまなテナントの入ったショッピングモールでした。
とーちゃんの目当てであったコーヒーメーカーなどを買い終え、本屋でも見ていこうか……などと考えていると、四葉は何かを見つけて駆け出していきました。
それは
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店頭にたたずむ大きなジュラルミン、もとい熊のぬいぐるみ!
どうやらその店はテディベアの専門店のようで、大小さまざま取り揃えているようです!
目を輝かせるよつばを見て、こういった類のものは持っていないからと一つ買っていくことに決めたとーちゃん。
よつばはその大きな目を更に輝かせ、喜び勇んで吟味を始めます。
一つ一つ抱きしめて抱き心地を確かめるよつば。
そんな時棚の奥にいる一匹に目を奪われます!
これだとばかりに
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もぐりこんでゲットするよつば!
しかもこのぬいぐるみ、きっかけが良くわかりませんがなんか鳴く機能がついていました!
よつばは彼こそが「ほんもののジュラルミン」だと歓喜の声を上げ、一緒に家路へと着くのでした。

というわけで何をするにもジュラルミンと一緒するようになったよつば。
焼き肉を食べに行くのも一緒です!!
……臭いつきますよよつばさん!!
そんなジュラルミンとともに行く場所のひとつとして今巻では気球を見に行くエピソードが収録。
恵那、あさぎ、虎子、とーちゃんとよつば(&ジュラルミン)というなんだか珍しい組み合わせの一行が向かったのは気球の大会でした。
多くの気球が飛び立つシーンを観賞したり、でている屋台で食事をしたり、気球に乗せてもらったりとたっぷり気球ライフを堪能する一行。
ですがあまりにもよつばがはしゃぎすぎたためにジュラルミンはよつばの手を離れ、
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とうとう自ら大地に立つのです!!(わりと本当!)

と言うわけで今回もよつばの元気な日常が描かれている本作。
相変わらず泣いたり笑ったりとにぎやかなよつばをはじめ、割と珍しい気がするとーちゃんとあさぎのからみなどもたっぷり収録した一冊となっています。
そして今巻も鬼気迫るものを感じてしまうほどの緻密な絵へのこだわりも健在!
気球の飛び立つシーンや
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朝焼け時の風景
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など、気合入ってる、の一言では片付けられない凄みを感じさせる描き込まれたコマが非常に多く描かれています!
こりゃ連載&単行本刊行ペース落ちるわけですよ……
そんな感じで第9巻も平和な物語に癒され、その世界観を膨らませる圧倒的な描きこみに感嘆する、2段構えで構成された力作と言うにふさわしい作品に仕上がっています!

多分日本で一番の人気を誇る日常漫画、「よつばと!」最新第9巻は好評発売中です!
こういった日常漫画では他に類を見ないほどの超ハイクオリティ作品と言える本作。
基本的に話に起伏の無い日常漫画系はちょっと……という方も、この物語、絵柄両面での驚くべき完成度は一見の価値ありですよ!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!


よつばと! 9 (電撃コミックス)
角川グループパブリッシング
2009-11-27
あずま きよひこ

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本日紹介いたしますのはこちら、「孔雀王 曲神紀」第11巻です。
集英社さんのヤングジャンプ・コミックスより刊行されました。

作者は荻野真先生。
本作は「孔雀王」のテーマにて今までの紹介をまとめておりますので、そちらもよろしければご参照くださいませ。

さて、第10巻ではとうとう月読が登場。
ですがなにやら様子がおかしく、なぜか芸能界を目標にしている様子。
そんな中八千矛=ヤマタノオロチは「イイ女」を餌食にしようと繁華街をうろついているのでした……

と言うわけで第11巻。
早速八千矛は入ったクラブで暴れまわります。
そこに現れたのが保食(うけもち)、饗応の神と名乗る女性でした。
彼女は男に喰われることこそが自分の仕事であるといい、あの八千矛を招き入れるのでした。
饗応の神は自分を何人もに増やすことの出来る能力を持っており、それによって八千矛の「食事」を思うように進ませません。
そんな手間取る八千矛の前にひとりの全身包帯に包まれた不気味な男が姿を現しました。
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この不気味な男も神であることを察知した八千矛は食事を中断して早速襲い掛かるのですが、なぜか攻撃が一切あたらず逆に散々痛めつけられてしまいます。
ですが八千矛はこの男が事故神の奇禍神(きかがみ)という神であることを看破。
取り付いた八千矛に不幸をもたらすことによって圧倒的優性で勝負を進めていたのですが、その事実を知った八千矛はその回避方法も知っており、あっという間に形勢が逆転。
奇禍神も饗応の神も一挙に撃退してしまうのでした。

そのころ月読は一刻も早くテレビに出たい、とプロデューサーにお願いをしていました。
ところがそのプロデューサーも神!
月読の中に感じる神の気配を確かめようと、月読を眠らせて自分の魔力の虜にしようとしていたのです!
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結局月読のもつ法力によって神の力を振り払うことが出来たのですが、彼女に降りかかるトラブルの火種はまだ収まりません。
彼女の踊っている動画が「YobeTou」なる動画サイトにアップされ、それを見たそれぞれの勢力がただならぬものを感じたのです!
それぞれの勢力の中には当然孔雀も含まれており、ついに発見したと色めき立つのですが、王仁丸によれば月読はひどい音痴(音程、リズムともに!)で、こんなに見事に踊れるはずがない、別人だろうと発言。
……そんな設定あったっけ……?という疑問はおいておきまして、やれ本物だ偽者だともめる孔雀たちは決定的な証拠を目撃!
動画をネット配信していたタレントオーディション番組で、見事優勝を果たした月読が孔雀の名前を発言したのです!!
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月読に近づく手段として選んだのはその番組をやっている場所に行くこと。
しかもよりによって
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出演者として、でした!
王仁丸がギター、黄がベース、孔雀がドラム、そして協力者の女神達の力を合わせて優勝を目指し、優勝者が集まるファイナルステージで月読との再開を目指します!!
……ファイナルステージに客として見に行けばいいのに……と言う突っ込みはしないのがお約束……?
女神達の人心を惑わす力で簡単に優勝!と本来なら行くはずでしたが、そこにはなんと別の神も参戦していまして……結局のところいつものようにバトルが始まるのでした!!

と言うわけでなんだかよくわからない展開を迎える今巻!!
特にバンド編はもう好き放題やってらっしゃってまして、芸能界のアマテラス、
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ゴッド姉ちゃん「アツコ」なんてキャラまで出てます!……なんか……いいんですかね……?
ともかく月読の元へと一歩前進!
いよいよ二人の出会いも近そうです!!
月読に宿っている神の正体も気になるところで、おそらく今後の物語を左右する存在であろうことは確実!
次巻、絶対に物語が大きく動くことになります!!

……というのも実は巻末の荻野先生のコメントにですね。
「次巻が最終巻」ってはっきり書いてあるんですよ!!
うわー!なんてこったい!
要するに景気悪い現状ではヤンジャンで続けられないよ、と言われての打ち切りなんだそうです!!
現状は月刊ヤングジャンプに移って最後の単行本1冊分を連載中なんですが……
「出来るだけまとめる」とはおっしゃっておられますが……ファンの俺が言うのもアレですが絶対無理ですよね!!
慈空や嵐あたりの消息、ツキヨミ以外の天津神の動向、遮那たちの別働隊、黄泉の国にいる阿修羅の救済、明星の行く末……ちょっと未消化の要素が多すぎですから!
「描きたらない部分は景気よくなったら描き足す」とも発言されている荻野先生ですが、「退魔聖伝」から「曲神紀」の間が13年以上開いた現実からも考えて……そのチャンスはなかなか遠くなるか、もしかしたら無い気もします……

とにかく今は出来るだけ多くの決着を見せてくれることを祈るのみ!
荻野先生!!マジお願いしますね!!

なぜか孔雀がバンド挑戦、そして次巻最終巻という超衝撃の事実が明かされる「孔雀王 曲神紀」第11巻は全国書店にて発売中です!!
泣いても笑っても次が最終巻!!
ファンは今巻を読んだ後、姿勢を正して待つことにしましょうか!!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!





……こりゃ阿久谷(アコヤ)の出番は絶対無いですね……

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本日紹介いたしますのはこちら、「藤子・F・不二雄大全集 バケルくん」です。
小学館さんより刊行されています。

藤子・F・不二雄大全集の今までの紹介は「藤子・F・不二雄」のテーマにてまとめておりますので、よろしければそちらもご参照くださいませ。

さて、本作は74~76年、そして86年に学年誌と別冊コロコロで連載されました。
藤子先生のある程度の帰還連載された作品の中では比較的マイナーな作品ではありますが、面白さは他作品に負けていません!

主人公のカワルは何をやらせてもパッとしない小学生。
ある日空き地で友達のラジコンを借りて遊んでいると、空き地の隣にある通称「お化けやしき」に飛び込ませてしまいます。
しぶしぶ中にラジコンを取りに行くカワルですが、そこにはお化けはおらずにいくつかの人形がおいてありました。
突然人の気配を感じ、身を隠すカワル。
すると1人の少年が先ほどのラジコンを手に部屋にはいってきたのです。 
少年はラジコンが壊れているからパパに直してもらおう、と言いながらおもむろに置いてあったおっさんの人形の鼻を押すと
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みるみると小さくなり、かわりにオッサンの人形が等身大に巨大化。
機械に強いらしいお父さんは手間がかかりそうだからご飯の後にしよう、と言いながら今度はおばさんの人形と入れ替わって部屋を出て行ったのでした。

誰もいなくなった部屋の中、でてきたカワルは好奇心から置いてあった犬の人形をみようみまねでいじってみました。
すると先ほどの少年達のように自分が人形サイズに縮み、精神は等身大に巨大化した犬の人形に入り込んでしまったのでした!

見てればなんとなくそうなることは予想できるような気はしますが……とにかく突然犬になってしまったカワルは困り果てます。
ラジコンを手に外にはでてきたものの。犬ボディでは家にも帰れずまたお化けやしきに戻る勇気も出ません。
自宅の庭でうろうろしていたところ、突如先ほどの少年が姿を現しました。
慌てふためき犬のまま家に飛び込んで両親に助けを求めますが、犬の体ではカワルであることなど解るはずもありません。
謎の少年はその犬は自分の飼っている犬だと主張し、嫌がるカワル犬をお化けやしきに連れ帰ってしまうのでした。

やしきにつくと少年はカワルにカワル人形を差し出して元に戻してくれました。
色々な体に変化している謎の少年に、一体何者なんだと問うカワル。
すると彼はあっさりと自分が宇宙人であることを明かしました。
地球に研究に来ているらしい彼は精神のみの体を持たない生命体で、人形に乗り移って生活するんだそうです。
その研究ももう終わったので宇宙に帰ると語る彼は、
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不必要となった人形&お化けやしきをそっくりカワルにあげて夜の空へと消えていってしまうのでした。

そんなわけでさまざまな人形を手に入れたカワルが色々と騒動を巻き起こしたり巻き込まれたりします。
人形にはそれぞれ能力と言うか長所があり、たとえばタイトルにもなっているバケルくん人形はスポーツ万能で身軽、美少女のユメ代人形は頭がよく宿題やトラブルの解決に秀でており、お母さん人形は家事などが得意……などなど。
中でも出色の超絶能力を持つのがお父さん人形です。
仕事が出来るわけでもなく、車の運転もへたっぴで身体能力も低いこの人形ですが
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財布から無尽蔵にお金が出てくるのです!!
この能力(?)によってカワルは甘い汁吸いまくります!!
うらやましい!マジうらやましいぃ!!
ちなみに「この無尽蔵に出てくる金ってもしかして宇宙技術で作り出した偽札なんじゃないの……?」という疑念を抱く物語もありまして、これって犯罪じゃね?と言う突っ込みも冷静にネタに転化するF先生は流石です!!

ところで、例によってガキ大将のいじめっ子的ポジションのキャラのゴン太と言うキャラがいるんですが、こいつがなかなかに不憫なんです。
いつもはジャイアン的な威張りまくりの主人公ないがしろにしまくりな彼ですが、カワルが乗り移っているユメ代にべた惚れしてしまいます。
崩れ始めた空模様の中数時間放置され、土砂降りにさらされる
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などの、どんなひどい目に合わされようとユメ代を愛し続けて結婚まで申し込む一途さ!
そしてその愛を散々カワルに利用される哀れさ……
中身がカワルで外見は人形、どう足掻いてもどうにもならない!こんなかわいそうなガキ大将キャラなかなかいませんよ!!
とはいえ人形は食事も出来るようですし、体も
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普通の人間とほぼ同じなようなので、もしかしたら子供とかも作れるのかもしれませんが!!
ここまでしっかり作る宇宙人、おそるべし!!

このゴン太をはじめ、ダメ主人公のカワルにマドンナ的キャラのユミといった、いつもどおりのF先生らしいキャラクター配置がなされている本作。
ですが本作は基本的に報われない人間関係になってます!
ユミはカワルのことを100%なんとも思っていない、好きでも嫌いでもない普通の友人扱いなのに中身はカワルのバケルのことが大好き。
そして主人公のカワルは野球大好きなのに下手糞で試合参加をしょっちゅう断られ、成績ものび太ほどではないもののパッとせず、運動もいまいちで、かと言っていじめられっこと言うわけでなく……なんていうか、誰からも特別に必要とされることがない空気的な存在なのです!!
しかも乗り移っているバケルやユメ代はモテモテで各方面で引っ張りだこという事実……
切ない!!この漫画のキャラたち、全体的に切ないです!!

本全集恒例の資料はもちろん収録。
そして今回の関係者による解説はなんと「まいっちんぐマチコ先生」のえびはら武司先生!
漫画以外もあいもかわらぬ充実振りです!

ちなみにドラえもんとの競演作である「ぼく、桃太郎のなんなのさ」はドラえもんの5巻に収録するそうです。
ここにまとまっていないのは寂しい気もしますが、先の楽しみがひとつ増えたと思えばなんてことはありませんよね!


長らく絶版状態が続き、なかなか全話読むことが難しかった本作を一挙に全作収録した「藤子・F・不二雄大全集 バケルくん」は好評発売中です!
2年以上続いた連載作品にもかかわらずアニメ化などをしていない(さりげなくドラマ化はしているようです!)本作ですが、入れ替わりと言う独特の要素を活かしたドタバタ劇は他にはない面白さを持っています!
さらに女性のユメ代人形に入ったり、ユミの体をコピーした人形に自分の精神をコピーしたりなど、さり気なくTS漫画としても楽しめたり!
これはもう読むしかないんじゃないでしょうか!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!


バケルくん〔F全集〕 (藤子・F・不二雄大全集)
小学館
藤子・F・不二雄

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