本日紹介いたしますのはこちら、「大江戸!!あん・プラグド」第2巻です。
小学館さんのビッグコミックスモバMANより刊行、モバMANにて連載されています。
作者は稲光伸二先生。
稲光先生や本作第1巻は09年11月15日の記事にて紹介していますので、そちらもあわせてご参照くださいませ。
さて、突如江戸時代にタイムスリップし、千人の人助けをしないと現代に帰れないらしい状況に陥ってしまったアキ。
とりあえず伝説に伝わる3人のしもべは集まり、人助けを開始します。
そんな時、道具屋で江戸時代だというのにギターを発見するアキ。
町を騒がす放火騒動とあわせ、色々と気にかかることが多い毎日を過ごすのでした。
どうにもギターのあった道具矢の店主、衛二が気になってしまっているアキ。
衛二の店で売っているものは火事場で盗んだものも含まれているという噂の調査にかこつけ、アキはさっそく道具屋へと向かいます。
衛二に出会うと、アキはとりあえずストレートに盗品販売のうわさについて訊ねます。
アキが気にしているギターは素性のしっかりしたものだから安心しろと答える衛二ですが、放火事件に首を突っ込みすぎると怪我をすると言い残して店内へと引っ込んでしまうのでした。
一方、頭の切れるふゆが放火現場の散らばり具合から次の危険な地点を割り出していました。
ここに張り込めば放火魔が捕まえられると意気込む4人。
ふゆの予想通りその場に現れ、蝋燭の火を紙切れに移して放火せんとする怪しげな男が登場。
捕まえようとするのですが、男の放った火を消さなければ大変だと消火作業をしているうちにまんまと逃げられてしまいます。
そこに遅れてやってきた火事専門警察、火盗。
放火魔はあっちに逃げたと告げるアキですが、火盗はアキたちが放火魔だと勘違いし、捕まえようとしてきます。
つかまれば火刑!と言う大ピンチに突然差救いの手が差し伸べられました。
あたりを攪乱し、アキたちの逃げる手引きをしたその男は
黒夜叉頭巾!!
まるで某礼服マスクのような彼の行動は謎だらけですが、ともかく窮地を逃れるのでした!
手配書まで出されてしまい、衛二の道具屋へと身を隠す4人。
真犯人を捕まえるしか道はありません。
4人は道具屋であれやこれやと相談します。
しかし手がかりなんて……ありました。
なつが現場で拾っていた、放火魔が火をつけた紙切れ。
それは瓦版の書き損じで、これを手に入れられるものと言えば……
それを書いている瓦版屋を置いてほかにいません!
瓦版屋に出向いてその証拠を突きつける4人。
頭巾を取ると放火魔と同じざんばら髪で、ますます確信は強まります。
とはいえ現行犯でもないわけで、とぼける瓦版屋を捕まえるのは難しいです。
そこにやってきた火盗!
すわ大ピンチ!と思いきや、火盗は瓦版屋の家に火付けの道具や犯行現場の地図などを発見し、瓦版屋が犯人である裏づけを取っていたのです!
どうやら話を聞いていた衛二がこの件を火盗に伝えていたようで、事件は無事解決するのでした。
舞台は変わって現代。
行方知れずとなったアキを心配するバンド仲間の3人のもとへ二つの奇妙な出来事が起こりました。
先ず最初に起きたのはとある寺に170年伝わると言う箱を渡されたこと。
中を開けるとなんとそれは
見覚えある、アキの使っていたギターと「5月12日に機材を持って鐘突堂に集合」と描かれたアキからの手紙です!
この箱は本当にこの寺に170年前から伝わっていたものだそうで、アキの友人が来たら渡すように伝えられていたとか。
まさかアキはタイムスリップしたのか?とと驚くバンド仲間の3人ですが、追い討ちをかけるようにもう一つの奇妙な出来事が起こります。
それは
ふゆとおなじ髪の毛がピンクで、アキとそのしもべと同じ星型のアザを持つ、アキを探している謎の女性の登場です!
彼女が現れたことによって物語は大きく展開!
今まで物語の軸だったと思われていた千人の人助けではない、別の軸が動き始めるます!
その上アキが近々大変な事態に巻き込まれることが史実に記されており、実は相当時間がないことが判明。
そんな現代の事情も知らないアキですが、そちらはそちらで意外な超有名人物と出会ってビックリしてます!
更に自分の星型のアザやギターに刻まれた奇妙な印に共通する謎も発覚し、どんどんドラマは加速!
第1巻での割りとのんびりしたペースはどこへやら、この第2巻ではかなり先の気になる展開になっているのです!
大江戸世直し女子高生物語、「大江戸!!あん・プラグド」第2巻は全国書店にて発売中です!
一気に目の離せない展開を迎えた本作。
第1巻に比べてエロスは控えめになりましたが、それ以上に話の面白さが増しています!
現代と過去両方で進む気になるストーリーは一見の価値ありですよ!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!