3階の者だ!!

DEBがお送りするネタバレありのコミックス紹介ブログです。 短編物では一話にスポットを当てて、長編物ではこの後どうなるの?と言うところまで紹介しているつもりです!

2010年05月

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本日紹介いたしますのはこちら、「藤子・F・不二雄大全集 ジャングル黒べえ」です。
小学館さんより刊行されました。

好評刊行中の本大全集は「藤子・F・不二雄」のテーマにて紹介をまとめています。
そちらもよろしければご覧くださいませ。

さて、本作は突然やってきた来訪者が不思議な力でトラブルを起こしたり解決したりする、簡単に言うとドラえもん型の作品です。
アニメと漫画が同時展開し純粋なF先生作品ではないともいえる本作、世相もあってある時期よりアニメ版も漫画版もながらく封印状態となっていました。
それが封印状態となってから20年ほどたった今、とうとう復刊!
かつて藤子不二雄ランドの一冊として刊行された単行本に未収録の激レア作品も収録し、感動の完全復活です!!

主人公の黒べえ(本名はクロンベンボコメッチャラクッチャラホイサッサ)は、ジャングルの奥地にあるという魔境、ピリミーの王子。
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彼はピリミーから飛行機につかまってやってきたのですが、途中で寒さと腹減りのあまり落下。
たまたま落ちた先に住んでいたしし男に助けられ、恩返しをしようと一緒に住むことになったのです。

黒べえは「ウラウラベッカンコ」の呪文で発動する、不思議な魔法が使えます。
物を軽くしたり瞬間移動させたり増やしたりと実に様々な便利魔法を使えるのですが、「ドラえもん」やら「キテレツ大百科」やらと大きく違うところはほぼそれが失敗するところ。
ドラえもんはなんだかんだいっていろんな人に重宝されるのですが、この黒べえはどっちかというと厄介者状態な。
晴れる魔法を使えば雨が降り、エイプリルフールにだまされても嘘はよくないとマジギレしたり、父が帰るまでスイカを切っちゃダメといわれれば魔法で中身だけ出して食べてしまったり……
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魔法はそれほど役に立たず、空気も読めない、かといってないがしろにすると魔法で何かされるかも……と思われる、いろいろ難しいキャラです!!
いや、別に嫌われてるわけじゃないですし、読者としては面白いキャラなんですけどね!!

かといってのび太的ポジションとなるしし男が逆にしっかりしているかというとそうではなく、F先生漫画の基本
どおりダメなヤツ。
筋金入りの勉強嫌いで、朝寝坊に関してしてはのび太をを上回るんじゃないかという凄まじさ!
なにせ朝一度起こされた後、「顔洗ってご飯食べる」と答えた直後に二度寝。
これだけならまだしも、黒べえの魔法によって無理やり起こされ、朝の支度をすっかり終わらせて余裕を持って家をでたと思ったら
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家先で寝て遅刻というありえない三度寝を披露するのです!!

本作はアニメ先行企画ということで、連載自体もコンパクトに一年弱の期間で終了しています。
「よいこ」から「小学五年生」まで幅広い年齢層向けに連載されていましたが、メインは「小学五年生」だったようで、「五年生」掲載作品のみ登場話と最終話がしっかりと描かれています。
登場もお別れもわりとあっさり描かれているのですが、これもアニメ先行企画だったことが原因の一つな様子。
F先生自身がキャラクター作りからしておらず、「味を引き出せずに苦労した」とおっしゃっていることから推測されます。
……「キテレツ」も結構あっさり終わるのでそれだけが原因とは言い切れませんけどね!!

また、正直俺は存在すら知らなかった毎日新聞大阪版の夕刊に掲載された4コマ漫画が収録されています!
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あまり見かけないF先生の4コマで、しかも写植無しの手描き台詞という2重にも3重にも珍しい作品です!!
ちなみにアニメ版の黒べえのライバル的キャラであるガック。
彼は漫画版でこの4コマのうちの1本に出演しているだけで、他には影も形も見せません!

大全集恒例の連載当時の企画収録は勿論健在。
前述したF先生の黒べえに対してのれていない旨の発言が記載されている作品解説に加え、黒べえの声優を務めた肝付兼太さんの解説も収録し、すみずみまで目の離せない内容となっています!!

待ち望んだ復活を迎えた「藤子・F・不二雄大全集 ジャングル黒べえ」は全国書店にて大好評発売中です!!
不思議な力の使い手がトラブルメーカーという、一風変わったドラえもん型漫画である本作。
アニメ版などで親しんでいた旧来のファンの方はいうもでもなく必携の一冊!
そうでない方、特に本誌が初見となるであろうお若い方も必見の愉快な作品ですよ!!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!


ジャングル黒べえ (藤子・F・不二雄大全集)
小学館
藤子・F・不二雄

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本日紹介いたしますのはこちら、「ヤンデレ彼女」第3巻です。
スクウェア・エニックスさんのガンガンコミックスJOKERより刊行、ガンガンJOKERとガンガンオンラインにて同時連載されています。

作者は忍先生。
本作の紹介は「ヤンデレ彼女」のテーマにてまとめさせていただいておりますので、おヒマなどございましたらご覧くださいませ。

さて、恋するヤンキーと真面目少年のドタバタなラブコメディを描いた4コマ漫画の本作。
本巻でも変わらぬ愉快さで日常を繰り広げております。

学園もので日常ものと言えばやっぱり欠かせないのが時事ネタ、季節イベントです。
そんななかとりわけ重要イベントとなることの多い文化祭がいよいよ開催!
しかも2話使用の前後編という豪華仕様です!
前編はなんといってもレア度の高いレイナのコスプレ姿に注目。
流行を捕らえた
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某東の方のコスプレを披露してくれます!
新キャラのわりには影の薄い(幽霊だから当たり前?)の黒子の登場やら、レイナと田中がギュッと固く手を握り合うイベントなどなどが繰りひろげられます。
そして後編では文化祭へ乱入してきたライバルキャラ、ナナミとの対決がメインに。
ヤンキー同士のバトルであるはずのこの対決、なぜかクイズバトルに突入!
2人一組のチームで対決し、勝利タッグには千葉ネズミーランドの一日フリーチケットが贈られることになりました!
となれば必然的にそれは田中とのデートとなるわけで、俄然燃えるレイナ!!
ところがナナミもつい先ほど迷子になっていたところを田中に優しくしてもらい、
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すっかりベタぼれ状態。
こちらも田中とネズミーに行くため燃えに燃えていたのです!!
なぜか頻出する麻雀問題をレイナとナナミで答えあい、不意を突くように登場する学問問題は田中が拾うというデッドヒート。
モブキャラで結成された第3の参加チームは完全に置いてけぼりです!
ラスト問題を迎えた時点で田中の活躍により90点獲得のレイナチームが大幅リード。
待望のネズミーへ一直線!!
というところでラスト問題は一気に100点、今までの問題はなんだったの?というお約束展開が待ちかまえていたのです!!
しかも最終問題はある意味で非常の難しい超難問!!
はたして勝負の行方はっ!!

そんなお祭りムードのお話のほか、注目のエピソードが満載。
レイナと田中の心が入れ替わってしまうという、おれがあいつであいつがおれでな感じのパロディネタ、
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いつもの面子でシンデレラを演じる(?)ストーリー、
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レイナに首っ丈なはずの真夜美が謎のイケメンと2人で映画を見に行ったりカラオケに行ったりするという衝撃的なお話
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などなど実に多岐にわたります!
更に謎の小粋な爺さんキャラも登場。
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意外(?)な正体を知れば今後の活躍を期待してしまうキャラとなっています!!

ドラマCD予告漫画やキャラクター解説などのオマケ要素に加え、本格連載前の番外編も収録。
恒例のカバー下本体のパロディーは今回もネット上でブームとなった、かのジュラル星人が真っ青になるあの作品が元ネタとなっています!!

荒っぽくもかわいらしいヤンキーデレが楽しめる、「ヤンデレ彼女」最新第3巻は好評発売中です!
ドラマCDも5月26日に発売となり、盛り上がりを見せる本作。
どうやら第1・2巻も重版がかかったようで、様々な本屋さんで入手しやすい状態となっています!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!


ヤンデレ彼女 3 (ガンガンコミックスJOKER)
スクウェア・エニックス


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ドラマCD ヤンデレ彼女(仮)
ジェネオン・ユニバーサル
2010-05-26
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本日紹介いたしますのはこちら、「椿鬼(ツバキ)」第1巻です。
ぶんか社さんのぶんか社コミックスより刊行、ホラーミステリーにて連載されています。

作者は押切蓮介先生。
押切先生の著作は「押切蓮介」のテーマにて紹介をまとめておりますので、お時間やご興味などございましたらご覧くださいませ。

さて、本作は押切先生の得意とするホラー漫画です。
ですが今までの作品のような現代劇ではなく少しばかり昔のお話で、山奥の寂しい村などを舞台にしたおぞましい雰囲気が特徴的な作品になっているのです。

老いた自分の母を背負い、山道を歩く青年、末吉。
彼の暮らす里では60を過ぎた老人をお山へ連れて置いてこなければならない掟がありました。
ですが決して単なる口減らしのようなものではなく、そこにおいておかれた老人達はヤマミサキ神によって極楽へと導いてもらえるという言い伝えに沿ったものだったのです。
峠を越え、川を渡り、山を登ってようやくたどり着いたその場所。
噂では捨てられたものの骸で埋もれているらしいと聞いていましたが、ただの荒地が広がっているだけで骨のひとかけらさえありません。
末吉はもしかしたら本当に神が現れ極楽に連れて行ってもらえるのかもしれないと考えながらも、あまりに寂しいこの場所に母親を置いていくことをためらっています。
ですが掟には逆らえず、結局母親を置いてその場を去る末吉。
掟には老人をおいていったあと、決して後ろを振り返ってはならないというものもありましたが……優しい母親の思い出が脳裏によぎり、とうとう振り返ってしまいました。
するとそこには
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異様な仮面をかぶった何かが立っていたのです!
それは末吉に早く去れと怒鳴りつけ、末吉をにらみつけます。
これがヤマミサキ神かと思った末吉は母を頼むとだけ言い残し、恐る恐るその場を去るのでした。

後悔の念を頭の中でめぐらせながら帰り道を歩く末吉。
そこに声をかける人物が現れます。
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山奥でたった一人現れた少女を不振がり、山の化物かと思わず訊ねてしまう末吉ですが、少女はあっさりその疑問を切り捨て、逆に末吉を「親殺し」と罵倒します。
末吉は極楽へ行く手助けだと反論するのですが、少女は単なる働けなくなった者の厄介払いだと取り合いません。
罰当たりがと食い下がる末吉。
その時、先ほどの神らしきものと同じような仮面をかぶったものが突然襲来!
鉈のような物を持って少女が美味そうだと襲い掛かってきたのです!
しかし少女は一切動じず逆に刃物を抜いてその仮面のものを両断してしまいました!
神になんということをするのかと慌てふためく末吉ですが、少女は両断した体から見える胃袋の中身を指し示します。
そこには
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大量の指が!
これを見た末吉は不安に駆られ母親を捨てた場所へと慌てて戻ります。
既にそこには母親の姿はありません。
良く見ればそのあたりには大量に干し肉が干されていたり、異様な臭いを放つ塊が並べられていたりと、信じていた神の存在が揺らぐものばかりが目に付きます。
やがてたどり着いた洞穴。
その奥からは悲痛な叫び声が漏れ聞こえてくるではないですか。
怯えながらも中へと進むと、そこには無惨にも程がある
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拷問のような仕打ちを受ける多数の老人の姿がありました!!
良く見れば少し前に村から連れて行かれた見知った老人の亡骸も……
そして老人達を拷問する怪しげな人々は惨殺した老人達の肉や臓物をむさぼり食らっています!!
まるで鬼の所業だと恐怖する末吉ですが、まだ無傷も状態で袋詰めにされている己が母を発見し、居ても立ってもいられずに走りよってしまいました。
当然外道たちに発見されてしまい、面をかぶった男がなたを振りかざして一度親を捨てた者がまだ執着するのかとなたを振りかぶってにじり寄ります。
ですが末吉は物怖じせず、ヤマミサキ神など嘘だ、母をつれて山を降りると精一杯の抵抗をみせるのです!
怒り来るって襲いかかる面の男!
しかしその瞬間、男の面は狙撃されて砕け散ります!!
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射手は先ほどの少女!
彼女は鬼に魂を売った外道に「山を汚した罪は重い」と、引導を渡しにやってきていたのでした!!

いくら銃を持っているとはいえ相手は多数。
まして装填に時間のかかるタイプの猟銃では倒しきれるわけもありません。
このままでは殺されてしまうのも時間の問題……
そんな状況で少女は
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まるで山の化身かのような不可思議極まりないモノを見せるのです!!

というわけで、猟銃を携えた少女、椿鬼が山の怪と戦いを繰り広げる本作。
過去の「ミスミソウ」でも見受けられた、田舎というか、とにかく閉塞的で退廃的なな空気が漂ううすら寂しい場所が舞台となっています。
そんな舞台背景の時点でただでさえ陰鬱な空気が漂っているというのに、おどろおどろしい怪異や人にして人ならぬ外道が続々と現れ、その重苦しさは倍増!
物語全体をおぞましく飾り付けています!
そういったストーリーを作り上げるグラフィック面も要注目!
いつものオカルティックなホラー要素に加え、「ミスミソウ」や「ゆうやみ特攻隊」で培った(?)グロテスクな描写や激しい戦闘描写が存分に発揮された気合の仕上がりに!
押切先生の非ギャグ路線ホラー作品の集大成とも言える作品といえる力作が生まれているのです!

表題作のほか、読み切りの「ひかりの森」も収録。
こちらはオカルトではありませんが、山間の寂しい村を舞台とした陰惨な出来事を描いたそれはもう救いのないストーリー。
表題作と関係はないものの、テーマが近しいため統一感は失われていません!

押切先生の注目の最新作、「椿鬼」第1巻は全国書店にて発売中です!
ギャグ要素はほとんどない、ホラー描写に特化した本作。
「ミスミソウ」と言ったこういう流れの作品のファンだった方は勿論、ギャグ漫画家の真面目作品ってどうなの?と敬遠していた方でも見る目が変わること間違い無しの作品となっています!!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!


椿鬼 (1) (ぶんか社コミックスホラーMシリーズ) (ぶんか社コミックス ホラーMシリーズ)
ぶんか社
押切 蓮介

ユーザレビュー:
マタギか!!マタギが ...
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本日紹介いたしますのはこちら、「惑星のさみだれ」第9巻です。
少年画報社さんのYKコミックスより刊行、ヤングキングアワーズにて連載されています。

作者は水上悟志先生。
本作の今までの紹介は「水上悟志」のテーマでまとめさせていただいておりますので、ご興味などございましたらご覧くださいませ。

さて、第8巻でとうとう11体目の泥人形マイマクテリオンを撃破した獣の騎士団。
残る人形は1体。
対最終決戦用の新技の目処もつき、更にビスケットハンマーに対抗する巨大兵器、ブルース・ドライブ・モンスターの存在まで明かされ、準備は万端。
ラストバトルは目前です!

12月上旬、一同は最後の戦いに備えて全員の多重領域をぶつける超必殺技の訓練をしていました。
そうやすやすと成功はしませんが、徐々に精度は上がっている様子。
完成は時間の問題です。
訓練を始めてから2週間ほどたった頃、突然アニムスが出現。
今まで月イチペースで泥人形を作ってきたが、最後の1体は時間をかけて作りこみたい、何ヶ月か休みにすると伝えてきたのです。
人生最後の冬を楽しむがいいと言い残して去っていくアニムス。
一同は気を引き締めて訓練に打ち込むのでした。

その日は突然やってきました。
アニムスが夢枕に立ち、今日が最後の戦いの日だと告げました。
どこでも何時でも良いから騎士団の全員が集まったら戦いの場に送るそうで、それぞれがそれぞれの思いを胸に秘めながら集まります。
集まるとすぐにアニムスはやってきて、軽い精神攻撃の後決戦の場に転送。
いよいよラストバトルの開幕です!!
……が、アニムスはいきなり狡い手を使ってきまして、最強のアタッカーであるさみだれだけを転送前に集まっていた場所に取り残しました!
戦力ダウンは戦力ダウンですが、さみだれにはアニマが付いているので必ずここまでやってくるだろうと気を引き締めます。
現れた最後の泥人形、ポジディオンは
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ビルどころか山より大きい超超巨体!
そのスケールに圧倒されるものの、逆にこの大きさならば狙いやすいとも言えるわけです!
早速磨き上げた超必殺技、
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「流れ星の矢(ネガイカナウヒカリ)」を発射!!
ぶっつけ本番だけに狙いは多少甘くなってしまいましたが、ポジディオンの左肩あたりに着弾し、その巨大な左腕をもぎ落とすことに成功したのです!

初弾で感覚を掴み、2射目は真ん中に当てられると再び準備に入る一同。
この技の難点は発動までの準備時間が長いことで、問題は第2射が間に合うかどうかです。
そこへ文字通り飛んできたのはさみだれ!
強烈過ぎるパンチであの巨躯を誇るポジディオンを一撃で倒れこませるのでした!!
更に時間が必要だと風巻は12体目の泥人形を作り出しました。
巨大な相棒の姿を模した泥人形にとさみだれによって十分な時間を稼ぎ出し、満を持しての第2射を発射!!
今度こそ直撃し、ポジディオンの上半身は粉々に!
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最後の泥人形を犠牲者どころかダメージすらなく完全撃破したのです!!

そして最終決戦は第2局面へと突入します。
ビスケットハンマーの投下です!
これを防げなければこんどは地球が粉々になるわけで、こちらも失敗の許されない局面です!
対抗するのは勿論ブルース・ドライブ・モンスター。
その操縦者は、さみだれやアニマと最も近い存在である雨宮。
さみだれとアニマは雨宮に全幅の信頼を寄せ、雨宮もそれに答えるべくブルースの深部へと走り始めます。
道中で幼き日に絶望する自分、東雲が死んで悲観にくれる自分、そして成長した姿で現れたいつかの自分を回収し、ブルースとのつながりを深化。
最深部にあったスイッチを押し、とうとう最終兵器の稼動が始まったのです!!
みんなの思いを乗せ、ビスケットハンマーとぶつかり合うブルース。
その結果は
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なんと完全なる敗北……!
ですがその瞬間、
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この瞬間を待っていたとさみだれが飛び出しました!!
さみだれが待っていたと言う「どちらかの兵器が壊れる時」、その一瞬に繰り出すさみだれの一手とは!?
そこには驚愕の展開が待ち構えていたのです!

というわけで始まった最後の決戦。
12体目の泥人形、ビスケットハンマー、そしてアニムス自身と3回の戦いを潜り抜けなければ地球に未来はありません。
固い決意と想いで立ち向かう騎士団と、アニムスの激戦はまさに目が離せない最高潮の連続!
熱い展開も連続し、思わず読む手に力が入ってしまいます!
更にこの決戦のあとにはさみだれ&雨宮VS騎士団という対決も待っているわけで。
果たして本当に今までともに戦ってきた仲間たちの想いを裏切る行動に出ることが出来るのか、雨宮とさみだれの想いは別れることなく一つのままなのか、対決となればどういった戦いになるのか……
とにかく興味は尽きません!
そして今巻の中で様々開かされた新事実。
アニマとアニムスがどういった人物でどういった経緯でここまでたどり着いたのか、それが明かされることによりアニムスに対してもアニマに対しても受ける印象が変わった方も多いのではないでしょうか。
加えてアニマとさみだれの出会い、そして雨宮とさみだれの本当の出会いなどの興味深いエピソードも収録。
意外と謎多き人物だったさみだれの本当の想いや人となりなどがわかるのです!

後戻りできない最終決戦が始まった「惑星のさみだれ」最新第9巻は好評発売中です。
作者さんのコメントにより第10巻での完結が確定。
完結間近の盛り上がりが今巻にギュギュッと詰め込まれていますよ!!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!


惑星のさみだれ 9 (ヤングキングコミックス)
少年画報社
2010-05-19
水上 悟志

ユーザレビュー:
マジで面白い……アニ ...
テーマは過去いよいよ ...
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本日紹介いたしますのはこちら、「友達100人できるかな」第3巻です。
講談社さんのアフタヌーンKCより刊行、アフタヌーンにて連載されています。

作者はとよ田みのる先生。
とよ田先生の紹介等は「とよ田みのる」のテーマにてまとめておりますので、あわせてご覧くださいませ。

さて、第2巻では別の世界の再来者と出会って協力関係になったり、一時的に現代に戻って世界のパニックを鎮めたりと様々な動きがありました。
はたして第3巻ではどんな出来事が巻き起こるのでしょうか!

今巻では第2巻であったような急展開こそありませんが、今までとは切り口の違う物語が展開されます。
そのなかで今回取り上げたいのは第14話、「やさしい悪魔」。
このお話で友達になるお相手は、人間ではないのです!

ある日突然再来者であるユカリに声をかけられた直行。
いつもながらの横柄な態度ですが、なにやら質問があるようです。
その内容とは、直行はいかにしてさくらと……宇宙人と友達になったのか、というものでした。
直行はさくらはもともと自分に対して親愛度が最高になっており、自分が心を開いただけで友達になったのだと素直に答えます。
するとユカリは大きくため息をついてあっさりと踵を返してしまうのでした。

追いすがって事情を問い詰めると、ユカリは一応説明を始めてくれました。
ユカリは今まですぐに装置をセットせずに関係を積み上げて行き、友達になったと思った時に始めてセットするという超安全策を取ってきていました。
ですがあまりにも万全を期しすぎていたため、友達成立後1ヶ月間装置のセットがないとリタイアというタイムリミットを過ぎそうになってしまっていたのです。
実はユカリはそのことを知らず、残り3分の時点でようやく監視役の宇宙人、ヒカルにその存在を明かされました。
たまたまその時は郊外におり、周りには知らない人ばかりという状況。
切羽詰り、
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まったく知らない人よりは……という理由でヒカルに装置をセットしたのでした。

それから2ヶ月。
色々手は尽くしたのですが、ヒカルの親愛度は1割ほどからちっとも上がってくれませんでした。
困ってはいるのですが、直行の状況とはまったく違うためアドバイスのしようもないだろうとユカリはさっさと諦めて帰ろうとしていたわけです。
そこにちょうど通りがかったヒカル。
直行はヒカルに直接ユカリの装置の親愛度が上がらなくて困っているということを告げます。
ヒカルは行為というのは言われて上がるものではなく、交流して理解を深め合って積み上げていくものだと答えました。
直行はその答えに納得します。
ですが、ならば是非自分とも交流してくれと
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直行までもがヒカルに装置をセットしてしまうのでした!!

ヒカルはこの世界では教師に擬態しています。
生徒からの人気の教師なのですが、それは単なる外面に過ぎません。
中身は自分達とまったく違う宇宙人なわけで、何が好きでどうすれば好意を持ってくれるのか見当もつきません。
直行は2人で考えればきっとどうにかなると力説し、ユカリも深く考えずにセットしてしまった直行に一応感謝して協力するのでした。
とはいえ相手は宇宙人。
2人で考えたとしても地球人の考えでは限界があります……が、良く考えるととても身近にさくらというよいサンプルが居ることに気がつきます!
そこでさくらが好きな少女漫画やら子供向けのおもちゃやらをヒカルにプレゼントするのですが、どうにも光るにはピンとこない様子。
そこでもう開き直って真正面から好きなものを質問すると、意外にもあっさりと甘いものや地球の自然がすきと答えてくれました。
更に参考までにとヒカルの星野文化も教えてもらおうとすると、これもまたわりとあっさりと一つのことを教えてくれました。
それはヒカルたちの体には薄い膜が張っており、その膜はヒカルたち本人が許可しないものは決して通さない、というテクノロジーの存在。
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それゆえ彼女達の星では体では触れ合わず、言葉だけで愛をつなげる文化が形成されていったのだそうです。

あまりに文化が違う2人に戸惑うばかりの二人ですが、自然と甘いものが好きということで、手づくりのお菓子を持ってピクニックに行くことにしました。
実はユカリも直行も自分達からヒカルに対しての親愛度は満タン。
あとはヒカルに心を開いてもらうだけの状態なのです。
さっそくピクニックに行く4人は手づくりお菓子をヒカルに上げたり、おしゃべりやら一発芸やらで盛り上がります。
一日を楽しんで過ごすことが出来、握手でピクニックを終えて帰途へ着くのですが……
ヒカルの親愛度はまったく上がっていないのです!
しかもヒカルは先ほど貰ったユカリの手づくりお菓子を
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公園のゴミ箱に捨ててしまうではないですか!
彼女によればこういったもてなしは人間が蛇に求愛のダンスをされたり、猫がねずみの死骸をプレゼントしたりするのと同じようなもので、要するに価値観が違いすぎてまったく心に響かないらしいのです!
直行は激昂し、価値観は違っても誠意は伝わるだろうと怒り、ユカリへの謝罪を要求します。
するとヒカリはあからさまにいらだったようの様子を見せ、あなた達とは友達になれないとはっきり宣言!
更に公園の木を引っこ抜いて敵意を見せたのです!!
それに対してさくらは道路から交通標識を抜き取り、自分の観察対象であり、友達である直行に危害を加えるならば黙ってみていられないと応戦!
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出し抜けに始まってしまった宇宙人同士のバトル、一体どう収拾をつけるというのでしょうか!!
そしてヒカルのこの発言の真意とは、本当に求めていたものとは!?
意外な答えと結末が待ち構えています!

というわけで思わぬ展開を迎えるエピソードが印象的な第3巻。
これに加え、宇宙人ではなく動物でもないけれども人間でもないある存在と友達になるエピソードや、3人目の再来者と出会うエピソードなど、注目点の多い一冊になっております。
どのエピソードにもいい年した大人であればあるほどじんわり来てしまういい話し要素が多分に含まれており、油断すると目頭が熱くなってしまうものばかりです!
お話の流れ的に(あととよ田先生の作風的に)今後どんでん返しがあるのかどうかは微妙なところですが、そういった驚愕の展開などなくてもしっかりと読者を引き込む物語運びは流石の一言。
どちらにせよ先が楽しみなことには変わりありません!!

小学生から宇宙人まで幅広く友達の輪が広がっていく「友達100人できるかな」最新第3巻は好評発売中です!
単行本描き下ろしのあとがきやキャラ解説などもたっぷり収録し、見所満載の一冊。
ノスタルジー気分も味わえ、バイオレンスやエロスのない安定したドラマが堪能できる、大人なあなたにお勧めですよ!
勿論お若い方でも楽しめること必至!!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!


友達100人できるかな(3) (アフタヌーンKC)
講談社
とよ田 みのる

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柏くんにも変化が?相 ...
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