本日紹介いたしますのはこちら、「BERSERK(ベルセルク)」第35巻です。
白泉社さんのJETSコミックスより刊行、ヤングアニマルにて連載されています。
作者は三浦建太郎先生。
本作の今までの紹介は「ベルセルク」のテーマにてまとめておりますので、よろしければご覧下さいませ。
天を突く巨大な体躯へと生まれ変わったガニシュカと、それに真っ向から挑んだグリフィスと鷹の団。
戦いは髑髏の騎士の乱入をきっかけに意外な形で幕を閉じます。
髑髏の騎士の剣を受けたガニシュカから「風」が噴出し、世界中に物語の中にしかいないと思われていた幻獣や怪物があふれ始めたのです!!
ガッツは魔の手が届かないパックの故郷、エルフヘルムへ向かい船旅を続けていました。
何事も無く船旅は進む……わけもなく、早速人ならざるものの襲来が待ち受けています。
後ろから迫ってきたのは、第33巻であっさりと蹴散らしたはずの海賊船。
ですが海賊船はそれはもうボロボロで、結構な大船であるガッツたちの乗る船に追いつけるはずが無いのです。
近寄ってみればいかにもと言った風貌の海賊船。
とにかくまた蹴散らそうとガンガン大砲で狙い打つのですが、ありえないことに水中に潜って玉をかわすではありませんか!
そして次に海賊船がその姿を見せたのは
ガッツたちの船のすぐ横でした!!
あっという間に白兵戦に持ち込まれてしまったガッツたちの船。
迎え撃つ準備は万端ですが、なぜか海賊は攻め込んできません。
ですがシールケは、まるで船自体が魔物であるかのような邪悪な気を感じると警戒をしているとそれに答えたのは海賊船のお頭です。
が、なんか明らかに見た目が変。
第29巻で海賊から足を洗って真っ当な仕事をしようとしたらイシドロたちにこっぴどくやられ、第33巻で海賊業に戻ったら蹴散らされ……ガッツ一向にいろいろ痛い目に合わされているお頭ですが、ついには人間まで辞めることになってしまったのだそうです。
ですがお頭、割と魔物と相性がよかったようで、
なんかキモイのとすっかり仲良しになって襲い掛かってきました!
次々に襲われ、食い散らかされていく乗員達。
イシドロたちは何とか抵抗するのですが、何せ数が膨大でキリがありません。
ピンチか!と言うところですが、そこで登場するのは
やはりこの男、ガッツ!
現れるなり八面六臂の大活躍、キモイのを一網打尽に!
あっさり撃退と思いきや、まだお頭には奥の手と言うか、隠していた力があったのです!
海から出てきた超巨大なキモイやつ!!
いままで乗員が食われまくっていたのは、この巨大キモイやつのひげに過ぎなかったのでした!
流石に今度こそガッツもヤバ……くはありませんでした。
久々の大砲+反動による回転切りで巨大キモイやつを一刀のもとに切り捨ててしまったのです!!
間髪いれず、大砲を一斉に放って反撃するガッツたちの船。
輪をかけてボロボロになった海賊船に、お頭は涙目で更なる隠し玉があるようなことを言い出すのですが、残念ながら朝日が差し込んできて時間切れ。
魔物となったお頭たちは日の光の中では行動できず、すごすごと逃げ帰って行ったのでした。
魔物の撃退には成功したものの、こちらの船も多大な損害を被ってしまいました。
やむなく近くの小さな島にある漁村により、修理などをすることに。
ですがこの島、なにやら様子がおかしいのです。
村に祭られた異形の古代の神、
村全体に漂う生臭さ、陰気で奇妙な住民達……
まるで某インスマスな感じのムード漂う村で、何かが起きることは間違いなさそう。
そしてイシドロはこの村でただ1人だけ普通な感じの少女、イスマと出会うのですが
彼女もまた何か秘密があるようで……
ガッツたちが安らげるのはまだまだ先のようです……
というわけで、またまた本筋からちょっと外れたシリーズに入った気がする本作。
キャスカの無事が確保できるエルフヘルムにつくのにはまだ時間がかかりそうで、そうなるとその先にあるであろうガッツとグリフィスの決着がいつになるのかはもう三浦先生自身わからなくなってそうです!
お話事態はそれほど進展していない感じですが、イスマの正体や、この島でガッツに降りかかるピンチなど、気になる展開も多数あって先が楽しみなのは相変わらず。
相変わらずと言えば鬼の描きこみも顕在ですので、その壮絶な江面に感嘆するのもよろしいと思います!
どこへ行っても怪物が襲う、「ベルセルク」最新第35巻は全国書店にて発売中です!
本作では珍しい、海や海辺の村でのバトルがメインとなる今巻。
カラーピンナップなんかも付いて、絵を眺めるだけでも圧倒される内容になっていますよ!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!
ベルセルク 35 (ジェッツコミックス)
白泉社
2010-09-29
三浦 建太郎
ユーザレビュー:
GACKTさんも絶賛 ...
日本のファンタジー系 ...
寄り道感が半端ない雑 ...
Amazonアソシエイト by
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