3階の者だ!!

DEBがお送りするネタバレありのコミックス紹介ブログです。 短編物では一話にスポットを当てて、長編物ではこの後どうなるの?と言うところまで紹介しているつもりです!

2011年02月

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本日紹介いたしますのはこちら、「謎の彼女X」第7巻です。
講談社さんのアフタヌーンKCより刊行、アフタヌーンにて連載されています。

作者は植芝理一先生。
本作の今までの紹介等は「植芝理一」のテーマにてまとめておりますので、よろしければご覧ください。

さて、大人気アイドル百香の強引な行動により、入れ替わり生活を強いられてしまった卜部。
変だなとは思いつつも気が付かない椿をよそに、卜部は百香のかわりにライブの舞台に立たされてしまうと言う大変な事態に陥っています。
しかも百香にはすぐ元に戻ろうと言う気はなく、あわよくば椿とキスして見ようなどと思っていたのです!

電気店に展示されているテレビに映し出されていた百香(本当は卜部)の記者会見の様子。
それを見ていたギャラリーの面々は可愛いと喜びだすわけですが、そこに居合わせた本当の百香は面白くありません。
そこで店からCDプレイヤーを借り、百香は自身の曲をかけてダンスを踊り始めます。
流石に本物のダンスを見せられれば周りのギャラリーも本物かな?と言うムードになり、百香もノリノリになり、リクエストに答えて踊りまくると言うプチコンサート状態に。
ですがそこに通りがかった椿、そんなありえない光景をみてびっくり!
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強引に百香の腕を掴み、この子は桃香じゃなくて俺の彼女だと宣言してその場を去ったのです。

落ち着いた場所までたどり着いた2人。
椿は流石に最近のあまりにも卜部のキャラじゃない行動に疑問をもち、もしかして百香のようなキャラに転向しようとしているのではないかといいだします。
相手が本物の桃かであることなど夢にも思っていない椿、確かに自分は百香も好きで写真集も買ったが、明るく元気な卜部よりいつもの無愛想な卜部のほうが好きだ、ととうとうと語るのです。
百香はと言うと、そんな恥ずかすぃ告白よりも自分のファンだと言うことに引っかかったようで、百香より卜部が好きだけど一人でいるときは写真集とか見てるんでしょ?と返しました。
ところがその写真集はほかならぬ卜部がバラッバラに切り刻んでしまったわけで。
なに言ってるんだと逆に突っ込まれてしまった百香ですが、卜部が最初から妙に自分につんけんした態度をとっていたのが焼きもちからだったことに気が付き、爆笑。
そしてこんなことまで言い出すのです。
もし目の前にいるのが百香本人で、卜部と別れたら付き合えるとしたらどうするか?と!
かなり一般的に言えば魅力的な取引な気もしますが、
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椿は迷うことなく卜部を選んだのでした!
目の前でフられてしまった形になる百香ですが、そう簡単に引き下がるタマではありません。
意を決したように、卜部のように自分のよだれをなめさせたのです!
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ですが椿は以前なめて味がないように感じた桃香のよだれよりは甘く感じるものの、やはりいつもどおりではないと判断を下します。
それを聞いた百香は残念そうに、本当に絆が見付かったら付き合ってもよかったのに、とこぼしたかと思うと、今度はカバンから何かを取り出して差し出してきました。
それはなんと明後日行われる百香のライブのチケット!
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あろうことか、百香は自分のコンサートを椿とのデートの場に選んだのです!!

ライブまでの代役と言うことでレッスンにはげまされる卜部。
ところがそこへかかって来た百香の電話に、スタッフともども度肝を抜かれることになってしまいます!
なんと自分はライブの後半に出るから、前半は卜部が舞台に立てというメチャクチャな要求をしてきたのですから!!
とばっちりもいいところですが、なんだかんだと流されて本番の日を迎えてしまう卜部。
大観衆が待ち受ける中、舞台袖にまで押しやられ……
卜部は恐る恐る観客の様子を窺ってみると、そこにはぎゅうぎゅうづめになった観客が!!
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流石の卜部もその凄まじさとプレッシャーに圧倒され、へたり込んでしまいます。
いくら卜部でもここで堂々と歌うのは無理かもしれません!
ですがサポートしているメンバーもプロ。
ある手段を使い、卜部を舞台に立たせることに成功!
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本気になった卜部ですが、いくらなんでもトップアイドルの替え玉を無事遂行できるのでしょうか!?
そして何も知らず見物に来ている椿と、その椿に自分と卜部を比べさせてやろうとたくらむ百香の動向は!?
それぞれの思いを孕みつつ、ショウはマストにゴーオンです!!

というわけで、卜部がまさかのアイドルデビューを果たすこととなった今巻。
かなりプレッシャーのかかる立場に立たされてしまった卜部ですが、その舞台の上で思わぬアプローチをかけるのです!
百香だと思っているにもかかわらず椿はそれに反応し、2人の関係はやっぱり確かなものだと再確認!
椿君はアイドルにせまられるわ、それにそっくりな彼女としっかりつながってるわ、相変わらずうらやましいヤツですな!
このあとも新キャラの諏訪野が登場したり、卜部がネコ耳をつけてみたりと見所はバッチリ!
2人の関係が明確に前進するような展開はありませんが、卜部の新たな魅力や2人の直接的な行為はないながらもラブラブな光景が多く収録されています!
……嬉しいやらむなしいやら大変!!

アイドルと入れ替わるという大仕事を課せられる「謎の彼女X」第7巻は好評発売中です!
椿に負けないくらいの卜部の愛情が描かれている本作。
新たに登場した諏訪野もこの2人の間には入り込めない……と思われますが、今後また何か仕掛けてこないとも限りません!
彼女の動向も見逃せないところですね!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!


謎の彼女X(7) (アフタヌーンKC)
講談社
2011-02-23
植芝 理一

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本日紹介いたしますのはこちら、「リバースエッジ 大川端探偵社」第2巻です。
10年11月に日本文芸社さんのニチブンコミックスより刊行、週刊漫画ゴラクにて連載されています。

作者は原作がひじかた憂峰先生、漫画がたなか亜希夫先生。
第1巻は09年11月2日の記事にて紹介しておりますので、よろしければそちらもご覧くださいませ。

たった3人の小さな大川端探偵事務所ですが、その能力は大きな評価を受けており、耐えることなく依頼は舞い込んできます。
漫画とはいえリアル指向なこの作品、よくある探偵物とは違って殺人事件とかの大事は起きず、人探しや素行調査といった地味な仕事がメイン。
たしかに地味と言えば地味なお話が繰り広げられるわけですが、だからといって退屈ではない、じっくりと楽しめる内容の濃い作品となっているのです!

その日尋ねてきたのははかなげな印象を受ける美青年でした。
面食い(多分)なメグミちゃんをして「あんなイケメン見たことない」と言わしめるその美青年が持ってきた依頼は、突然いなくなってしまったとあるブティックの女店員を探して欲しいと言うものでした。
単純な人探しで、なおかつ働いていた店までわかっている依頼ですからそれほど難しい依頼ではなさそうです。
数日中には見つけると約束し、早速調査を始めるのでした。

しかしそのブティックはオシャレ&セレブリティなムードが漂っていまして、どうにも村木にとっては近寄り難いお店でした。
そこで所長はこの事件がきっかけで依頼人とお近づきになれるかもよ、などと言ってメグミを言いくるめ、調査に協力させることにします。
本来は受付嬢でしかないメグミですが、なかなかどうして調査員としてのテクも堂に入っておりました。
所長の描いたシナリオどおり、前服を選んでもらった店員さんがよかったが、辞めてしまったのかと澱みなく尋ねるメグミ。
さらに好都合なことにここ数年で辞めた店員は1人しかいないそうで、連絡も取れるとのこと。
予想よりも更にあっさり解決できそうです!

ところがどっこい、出会えた女店員は
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言っちゃアレですが、美青年が探偵に頼んでまで会いたがるほど恋焦がれた女性には到底見えません。
趣味もいろいろあるだろうし……と言う考え方もあるにはあるでしょうが、村木は絶対にこの女性が探し人ではないと確信します。さりげなく酷いよ村木さん!
これで調査は完全に振り出しに戻ってしまった形になり、村木は所長に報告。
所長もまた頭を抱えながら、まあ悩んでもしょうがないし、とりあえず腹ごしらえでもするかと皆でたこ焼きをつつき始めます。
メグミは先ほどのブティックでもらってきたカタログを眺めながら箸(楊枝ですが)を進めていると、ある考えが頭によぎりました。
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もしかしたら店員と言うのはこのカタログに載っている人物なのではないか、と。

後日依頼人を呼び出し、村木達はこの女性が探している人物なのか、と一枚の写真を差し出しました。
みるみると表情を変え、「そうです」と力強く答える依頼人。
するともう再会の準備は整っているようで、村木は事務所の片隅にあるモノに近寄り、それにかぶせられた布を取り払います。
するとその布の中からは
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半壊状態のマネキンが出てきたのです!
そう、彼はあのブティックに飾られ、先日廃棄処分されていたマネキンに恋焦がれていたのでした!
村木はわざわざこのマネキンを探しにゴミの島に出向いて何とかサルベージに成功したのです。
感動の再会を果たす依頼者を複雑な面持ちで見つめる村木。
そしてなによりこっそりと置くから様子を窺っていたメグミは、そりゃもう残念そうな表情を浮かべるのでした。

仕事を終えた所長と村木は行きつけのバーでその依頼人の話に花を咲かせます。
イマイチどんな出来事だったのか理解し切れていないバーのままに対し、村木はこう説明します。
生身の女より、アニメの美少女やフィギュアのほうが性的な意味で興奮する、そういう勢力が多数派になりつつあるんだ、と。
その頃、丁度依頼人も美酒を楽しんでいました。
恋焦がれた愛しい人とともに……
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と言うわけで、○○は俺の嫁、を地で行く依頼が収録されている本作。
でもマネキンって2次元でも3次元でも、局地的な人気のある2・5次元でも分類されないまた別のジャンルのような気もしますね……
ともかく、こういった一風変わったお話が10話収録されています。
他にも身内の町工場に融資してもらうために体を求められてしまった依頼者や、数年前古道具市で買ったでっかい狸の置物の中からみつかった大金の出所の調査を求める依頼者、村木が所長の尾行を所長に依頼されると言う不可思議なお話など、どれをとっても目先の違う探偵物語が楽しめるのです!
なかでも冒頭に収録されている「髪の長い女」と言うお話はフルカラーで収録されているのですが、そのカラーと言うことをお話そのものには絡まないながらも、演出的に最大限利用したインパクトの強い作品に。
この衝撃度は一見の価値ありといえるのではないでしょうか!

淡々と描かれる探偵の日常、「リバースエッジ 大川端探偵事務所」第2巻は好評発売中です。
大きな事件は起こらず、物語の起伏も薄い本作。
ですがそれこそがこのお話に独特のムードと、リアルさのようなものを生んでおり、自然と引き込まれてしまうのではないでしょうか!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!



リバースエッジ大川端探偵社 2巻 (ニチブンコミックス)
日本文芸社
2010-11-27
ひじかた 憂峰

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本日紹介いたしますのはこちら、「狂四郎2030」文庫版第7・8巻です。
集英社さんの集英社文庫コミック版にて刊行されました。

作者は徳弘正也先生。
今までの本作は「徳弘正也」のテーマにてまとめておりますので、そちらも宜しければご覧くださいませ。

さて、かつての親友であり敵となっていた白鳥と和解を果たし、旅を続けていた狂四郎。
その後ある人物の依頼で強制労働をしているさおりという少女を助け出すことになったのですが、そのために忍び込んだ女性労働所で狂四郎はアザミという女性に心を惹かれてしまいます。
さおりは狂四郎がアザミに骨抜きにされ、脱出計画を忘れてしまったと思い込み勝手な行動を取って軍によって捕獲されてしまい……

数々の予想外なアクシデントは起こりましたが、何とかさおりを助け出し、上々の成果を収めた狂四郎。
ひたすらユリカを求めて旅を続けます。
いつもどおりといえばいつもどおりな旅に戻った二人(1人と1匹?)ですが、最近バベンスキーに妙な兆候が現われていました。
なぜか毎晩のように自分の親代わりであり分身であったとも言える八角博士の若き日の夢ばかりを見るのです。
もともとバベンスキーの脳は八角博士のクローンで、記憶の断片のようなものが残っていても不思議ではないようです。
ですがあまりにも立て続けに同じような夢を見ることにどうもモヤモヤを隠し切れないのですが……そのモヤモヤは間もなく払拭されることとなるのです。

バベンスキーは今歩いている場所がどことなく見覚えがあるような気がするなと思いながらも、特に何も言わず狂四郎と歩き続けていました。
すると前から明らかに怪しいおっさんが歩いてきました。
なにせ目はうつろで上半身裸、左の肩には土産物の仮面みたいなものがくくり付けられ、なにより
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その右手が刀状になっているのです!
おっさんは何も言わないまま狂四郎に襲い掛かってきます。
敵意があるなら容赦なく迎え撃つ狂四郎ですが、おっさんのスピードは驚くほどの速さ!!
そのうえ狂四郎の攻撃は紙一重でかわしますし、更に体をぐにゃぐにゃと変形させて猛烈な勢いで攻撃を仕掛けてくるのです!
刀の消耗を抑えるため、基本的には相手の剣は全てかわす狂四郎。
しかしこのおっさん相手にはそんな余裕は一切なし!
刀で受けるどころか、生身の右腕を盾代わりに攻撃を受けるなど、相当な苦戦を強いられます!
そこで狂四郎は、ついに今までだいじに背負ってきたバーチャマシンを背中から下ろしました。
なにせこのバーチャマシンは40キロもあるそうで、エロス目的とはいえ某亀仙人の修行のような状態となっていたのです。
甲羅……もとい、マシンを下ろした狂四郎は段違いにスピードアップ。
必殺のツバメ返しでおっさんの顔を縦に真っ二つにしてしまいます!!
グロ!
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と思いきや、おっさんは割れた顔の断面から触手な様なものを伸ばし再生を始めるじゃありませんか!
再生しきる前に更に左手を切り落とし、とおくに放り投げる狂四郎。
早く拾いにいけよと挑発するのですが、おっさんは右手の刀をくるくると腕に巻きつけてしまいこみ、そのままどこかへ去っていってしまいました。

おそらくあのおっさんは遺伝子改造で生み出された戦闘兵器の類だろうと結論付け、でもなんで俺に襲い掛かってきたんだろうねと話しながら旅を続ける2人。
すると先ほどのおっさんが歩いてきた方向には、多くの死体が転がっていました。
どうも切り口なんかからするにそのおっさんの仕業のようです。
彼らはお尋ね者になる前の狂四郎とおなじ治安部隊のようで、先ほどのおっさんがお尋ね者で戦いを挑んだ結果こうなってしまった様子。
そんな死体の中に1人、なぜか大尉と言う高い身分の者がいることに気が付きます。
まだかろうじて生きているものの、間もなく息を引き取るであろうその大尉。
その男の顔を見た瞬間、バベンスキーは確信します。
……この大尉は、八角博士の息子である、と!!
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バベンスキーの頼みとあっては狂四郎も断れません。
2人は近所の廃村のとある家に大尉を連れて行き、治療を施します。
この廃村に案内してくれたのはバベンスキー。
そして大尉を連れ込んだ廃屋は、かつて八角博士一家が過ごしていた家だったのです!
そう、最近八角博士の過去の夢を見ていたのは、彼の過ごしていたふるさとが近づいていたからなのでした!!
自分のものではないとは言え、切り離せない思い出に浸っているバベンスキー。
ですが、庭にあった石碑を見て驚愕することとなるのです。
そこに刻み込まれていたのは八角博士の偉業をたたえる文面。
……数々の差別を生み出し、同行している狂四郎の運命すらも捻じ曲げた、M型遺伝子理論の構築を称えた文面が!!

やがて意識を取り戻した大尉。
彼から先ほどのおっさんが「S」と呼ばれる最上級国家犯罪者で、自分達はその戦闘力の調査に来たのだと教えてくれました。
ですが、部下を犠牲にしてまでそんな任務に従事している大尉をバベンスキーは厳しく批判します。
お前らしくない、と。
バベンスキーは自分の素性を明かすと、父の天才振りを知っていた大尉はそれを素直に受け入れて驚愕。
そしていま八角博士は何をしているのかと聞いてきます。
当然帰ってくるのは正気を失った挙句に砂漠の真ん中で行き倒れという非常な現実。
大尉はその昔八角博士の研究狂いに愛想を尽かし、絶縁したと言う過去を持っています。
そんな憎んでいたといっても過言ではない父でも、やはり親子の情はあったのでしょう。
大尉は涙を流してうつむくのでした。
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落ち着いたあと、Sとの戦いを記録するために随行していた自立歩行ロボが自力で大尉の元へ現われました。
狂四郎は追手かと思って構えますが、カメラマンのようなものだと聞いて一安心します。
ですがそのロボ、ボロボロで半壊状態。
こりゃあ修理するために人を呼ばなくてはいけません。
しかしいま一緒に居るバベンスキーは超有能な科学者でもあるわけで、人を呼ばなくてもすむよと狂四郎もバベンスキーもニコニコ顔。
それを聞いた大尉も、わざわざ北海道からA級プログラマー呼ばなきゃいけないのかと思ってたから助かるよ!とやっぱりニコニコ顔です。
……が、その何気ない反応は狂四郎の胸に早鐘のような鼓動を呼び起こします。
北海道から、A級プログラマーを。
ユリカが勤務しているのは一流ばかりが集まる北海道の中央政府電子管理センターで、彼女の肩書きはA級プログラマー……!
そして、大尉の立場ならば呼ぶ人員も指定できるわけで。
つまり、この場にユリカを呼び出すことが出来る、と言うことなのです!!
この大尉、第一印象どおりの柔和で物分りのいい好人物の様子。
お願いしたら、もしかして……!
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狂四郎は思わぬチャンスにめぐり合うことになりました!
バベンスキーはいくらなんでも軍にユリカと狂四郎の関係を知られてはまずいと言うのですが……
胸の高鳴りを抑えることなど出来ない狂四郎、そして逆のベクトルで胸をざわつかせるバベンスキー。
ですがその結論が出る前に、再びやつが現れるのです。
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……Sが!!

というわけで、降って湧いたチャンスにめぐり合う今巻。
大尉が信頼に足る人物なのか、ユリカをここに呼べたとして、すなおに連れ出すことは出来るのか。
ここまでに現われた疑問だけにとどまらず、物語はドンドンときな臭くなっていきます。
明らかに奇妙な様子を見せる大尉の妻、M型遺伝子理論を決定付けた事件の真相、ドンドンと強くなっていくS、そしてSの不可思議な動き……
狂四郎とバベンスキーは、軍の、ゲノム党のおぞましさを見せ付けられることになるのです!
バトルのほうも今回は白熱!
今までは基本的に狂四郎のほうが技量が上回っている状態での戦いがほとんどでしたが、今回のSは一筋縄ではいきません。
身体能力では狂四郎の上を行き、そのうえ戦っている最中にもドンドンとパワーアップしていくと言う最強と言うにふさわしい敵なのです!

Sとゲノム党の魔の手が忍び寄る、「狂四郎2030」文庫版第7・8巻は好評発売中です!
今までにないほど2人の距離が縮まることになる本作。
よみごたえある陰謀&バトルだけでなく、日に日に強まっていく2人の愛にも注目ですよ!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!



狂四郎2030 7 (集英社文庫 と 20-30)
集英社
2011-02-18
徳弘 正也

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狂四郎2030 8 (集英社文庫 と 20-31)
集英社
2011-02-18
徳弘 正也

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本日紹介いたしますのはこちら、「ACLLA(アクリャ) 太陽の巫女と空の神兵」第3巻です。
BbmfマガシンさんのYA!コミックスより刊行、コミックYA!にて連載中です。

作者は高田慎一郎先生。
本作の紹介は「ACLLA」にて記載しておりますので、あわせてご覧くださいませ。

さて、強大国家エストレージャと戦争状態になった農耕を主とした小国ピスカ・スーユ。
そこで暮らす少女のカイとチャルチも前線に立つことになるのですが、カイは過酷な戦いを強いられ、チャルチは奇妙な能力と怪しげな声に翻弄されてしまうのです。
そんな中カイは同じ部隊で姉であるケチャとともに伝令のため空を飛んでいたのですが、そこにエストレージャの特殊部隊「黒の中隊」が飛来!
カイはケチャを逃がして一人で囮になり、黒の中隊のフェリアと交戦します。
苦戦の末カイはなんとかフェリアを倒すことには成功するのですが、翼を失ってしまうのでした。

カイが翼を失い、ケチャもまた黒の中隊によって空から落とされてしまうという自体に陥れた黒の中隊所属のラ・パルカとアルカンヘル。
彼女達の目的は大胆にもピスカ・スーユの皇帝の誘拐でした。
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窓から侵入し、空から連れ去って行く彼女達は実にあっさりと皇帝のいる部屋に侵入してきてしまいます。
皇帝もさるもので、背中に隠し持っていた火縄銃で反撃に出るのですが、パルカはなんとその砲弾を手にしているメイスのようなもので弾いてしまうのです。
こうまで優れた実力の持ち主が相手では正直言ってどうすることも出来ません。
余裕の表情を崩さずに皇帝ににじり寄るパルカ。
すると彼女は皇帝とともにいた青年、ラフィタに気が付きます。
どうもラフィタのことを知っているようなのですが、当のラフィタ本人はさっぱり覚えていない様子。
そもそもラフィタはエストレージャの人間なわけで、どこかであっていてもそれほど不思議ではないわけなのですが……自分たちのことをラフィタが覚えていないことを知ったパルカはなぜか悲しそうな顔になります。
ですがすぐ気を取り直し、エストレージャ人なのにピスカ・スーユに協力しているのは裏切りでしかないと断言し、一転してメイスをラフィタの頭へと振り下ろしたのです!!

が、そのメイスはラフィタに振り下ろされる直前で柄を輪切りにされてしまいます。
不可解な壊れ方に驚いたパルカが後ろを振り向くと、水の刃が襲い掛かってきているではないですか!
すかさず身をかわすと、そちらからチャルチが姿を現しています。
物音を聞きつけて様子を見に来たら……と言うことのようで、パルカもアルカンヘルに聞いていた水の女とはこいつかと警戒心を強めました。
チャルチは人前で力を使うことの不安などよりも、皇帝を守ることでカイが自分を認めてくれることへの期待が上回り、完全に力を解放。
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アルカンヘルの放つ銃弾をも水流と氷で食い止め、更に黒の中隊の2人の足元に水を絡みつかせて動きを止めます。
さらに2人の顔の部分に水を集中させ、おとなしく帰らなければこのまま溺れ死にさせると迫ったのでした!
武器を壊されてしまい、脱出不能の攻撃を受けている現状を受け、パルカの脳裏には退却もよぎります。
ですがここで引き下がればおそらく今後皇帝の誘拐は困難になることでしょう。
そこでパルカは足元の水瓶を蹴り飛ばし、チャルチがひるんで束縛を解いたスキに飛び掛ったのですが……
やはり圧倒的な能力の前にはじき返されるだけ。
とりあえず溺れ死にから逃れたパルカ、水を肺にそのまま流し込めば勝負は決していたことや、チャルチの服がどう見ても戦闘員のそれでないことから付け入る隙はあると考え付きます。
とはいえその能力は下手すれば即死もありうる強烈なもの。
どうしようかと攻め倦んでいると、チャルチのほうに変化が訪れました。
どうやら体の中に巣食う謎の声が「敵を憎め、その心臓をえぐって太陽の子にささげろ」とささやくのです。
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殺しは出来ればしたくないチャルチはその声を否定するのですが、そんなチャルチに謎の声が下したのは……
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その頃、カイは撃退した黒の中隊の1人、フェリアを引きずって砂漠を歩いていました。
羽が背中から直接生えていたり、腹に刻みつけた刀傷がもう治りかけていたりといった体の不思議を調査しなければと言う気持ちもありましたが、カイの心はなによりこのまま放っておけないと言う気持ちが多くを占めています。
最初はフェリアも隙あらば逃げ出そうとしていたのですが、暑い砂漠の真っ只中で、更に治りかけているとはいえ大きな傷を負って血液を失っていると言う状態を考えておとなしく従うことに。
傷つき体力が落ちた自分を背負って灼熱砂漠を歩いてくれ、寒い夜には装備を燃やし、一緒に毛布に包まって暖をとってくれるカイ。
そんな優しさにフェリアも絆されて行った、ように見えるのですが……
カイの寝静まった夜、フェリアは静かに起き上がって
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口で刀をかまえたのです!

というわけで、様々な局面を迎える今巻。
前述した皇帝の誘拐や、フェリア&カイの行く末など意外にも、多くの気になるストーリーが展開します。
黒の中隊が、なかでもフェリアがどうも大事に思っている様子のラフィタとの関係、新たに現われた兵士タカシナの装備する特殊な兵装、カイに課せられた新たな任務とそれによって離れ離れになってしまうと感じたチャルチの行動。
様々な出来事が同時に進行し、目の離せない展開が続くのです!
注目点といえばやはり欠かせないのはチャルチのカイLOVEっぷり。
今回もその超大好きっ子振りと、それを他人に指摘されたりした時のブチギレップリというツンデレ(?)っぷりは健在!
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それなのに謎の声にカイ殺しちゃいなよ!と催促され続け、チャルチの乙女心はゆれっぱなしですよ!!


戦争は新たな局面を迎える、「ACLLA 太陽の巫女と空の神兵」第3巻は好評発売中です。
黒の中隊の動きによって大きく局面の変わる本作。
新キャラも交えてより戦争色が濃くなりそうな戦局に、チャルチの暴走し放題な恋心と気になる展開目白押しとなっております!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!



Aclla~太陽の巫女と空の神兵 3 (YA!コミックス)
Bbmfマガジン
2011-02-16
高田 慎一郎

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本日紹介いたしますのはこちら、「絶対可憐チルドレン」第25巻です。
小学館さんの少年サンデーコミックスより刊行、週刊少年サンデーにて連載されています。

作者は椎名高志先生。
本作の紹介は「椎名高志」のテーマでまとめさせていただいておりますので、よろしければご覧下さい。

さて、第24巻で体を得たフェザー。
ですが肝心な記憶などはおぼろげなようで、それを取り戻すためにはフェザーの意識の元であるはずの肉体を捜さなければならないようです。
未来を変える鍵そのものには届きませんが、とりあえず手がかりへの鍵を探すと言う目的は得られた皆本。
しかしそのフェザーのおかげで捜し求めるものが見付かったのは源だけではありません。
兵部もまた、探していたブラックファントムの洗脳者が悠理であることに気が付いたのです。

そんなときでも時間は流れるもので、学校では文化祭が近づいてきていました。
薫達のクラスでは演劇をやることに決まったのですが、美少女の集まるこのクラスで演劇が行われるとのことで学校中に注目されてしまっています。
ただでさえ力の入る学校行事で、さらに注目の的となっているからには気合を入れていかなければなりません。
そこでシナリオ製作にやる気をたぎらせているのがパティ。
どこに出しても恥ずかしい……もとい、恥ずかしくない立派な腐女子に成長したパティは、学校中から熱いまなざしを注がれている美少女達を活かした脚本を作り出そうと決意します!
が、それほど時間もないので一からお客さん、というよりパティを満足させるストーリーを生み出すのは至難の業。
そこでもともと存在する御伽噺やらをアレンジして萌えるストーリーを作り出そうと言うことになったのです!!

その相談をする場に選ばれたのはチルドレンと皆本のおうちでした。
パンドラ連中からすればいけ好かないところもある皆本ですが、なんだかんだといっても知り合いの中で最も教養を持ち合わせていると判断されたわけです。
そこで演目として採用されたのはオスカー・ワイルドの「ナイチンゲールとバラ」。
といってもフェザーの思い付きがきっかけとなったわけですが……
ともかくナイチンゲールと青年が片思いをする悲しいお話だと言う皆本の解説に一同は奮い立ったのです!
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実際のこのお話は、ナイチンゲールが命を賭して青年の求めていたものを作ったのに、その求めていたものは何の役にも立たず青年ガッカリ、という救いもなんもありゃしないお話なんですが、そこを萌える展開にするのがパティの腕の見せ所です。
一丸となって作り上げるその劇を兵部たちも見に行くことになったのですが、勿論彼らが保護者精神だけで揃って劇を見に行くことなどありません。
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何かをたくらんでいることだけは確実なのですが、兵部が薫や部下たちの劇をぶち壊しにすることは考えづらいわけで。
そうなれば目的はやはり……

劇の準備は順調に進みます。
そんな準備の中、悠理に、というよりもミラージュに大きな変化が訪れ始めます。
彼女はいわゆるブラックファントムの工作員のような存在で、不安などは感じながらもブラックファントムに盲従していました。
ですがこの劇の練習などで今まで感じたことのない楽しさなどを感じ、生き生きとした表情まで浮かべるように。
その変貌振りはナイが今姿を現している人格がミラージュなのか悠理なのか確信が持てないほどで……
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いままでブラックファントムの人形に過ぎなかった彼女に人間らしさが生まれていることが見て取れるのです。

大変ながらも楽しい準備の日々はあっという間にすぎ、やってきた本番当日。
蕾見や室長をはじめとしたバベルの面々や、パンドラの面々も一堂に集まるオールキャストを観客に迎え、劇の幕は今まさに上がろうとしています。
本番直前、屋上で一人気持ちを落ち着かせようとしていた悠理。
そこへ招かれざる客が姿を現します。
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その客とは、パンドラの九具津と黒巻。
彼らは姿を現すなり超能力を使い、悠理の魂をカメラの中に閉じ込めてしまったのです!
目的は当然憎きブラックファントムの洗脳者との決着!
抜け殻となった悠理のかわりに悠理そっくりの人形を代役として送り込み、劇は滞りなく進行。
周囲にもバッチリ気を配った兵部は、仕切りなおして紅葉と真木を率いてミラージュとの戦いに挑むのです!
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兵部もかなりの超能力者であることは確かですが、ミラージュはそれを超えかねない実力の持ち主。
ミラージュは瞬く間に紅葉と真木を撃破し、その実力をいやがおうにも見せ付けます。
あまりにも強いその力、流石の兵部も楽勝とは行かないはず!
勝利の女神はどちらに微笑むのでしょうか!?

というわけで、早くもミラージュとの兵部の決戦が行われた今巻。
多くの罪のない子供を暗殺者として仕立て上げた真っ黒組織ブラックファントム、そしてその忠実な部下であるミラージュ。
確かに彼女は粛清されても仕方がない存在なのですが、薫達との触れ合いや、劇の練習による仲間たちとの交流で人らしさを取り戻し始め、穏やかさすら感じさせるようになっています。
さらには自分の境遇に悩みを抱えるようにまで。
そんな彼女を兵部は殺してしまうのでしょうか?そもそもそうなれば同一の存在であるはずの悠理はどうなってしまうのか?様々な不安が持ち上がる戦いは決着を迎えます!

ミラージュと兵部の決戦が描かれる、「絶対可憐チルドレン」第25巻は好評発売中です!
戦いを終え、物語はまた一歩前進。
ブラックファントムの次なる手なども考えられますが、次のシリーズはとりあえずあまり本筋には関係なさそうなギャグ中心のお話になりそうです!
お話の展開も気になるところですが、椎名先生本来の持ち味とも言えるギャグシリーズも見逃せません!
……もしかしたら思わぬところで本筋に絡んでくるかもしれませんし!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!








絶対可憐チルドレン 25 (少年サンデーコミックス)
小学館
2011-02-18
椎名高志

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