3階の者だ!!

DEBがお送りするネタバレありのコミックス紹介ブログです。 短編物では一話にスポットを当てて、長編物ではこの後どうなるの?と言うところまで紹介しているつもりです!

2011年07月

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本日紹介いたしますのはこちら、「のりりん」第3巻です。
講談社さんのイブニングKCより刊行、イブニングにて連載されています。

作者は鬼頭莫宏先生。
本作の紹介等は「鬼頭莫宏」のテーマにてまとめていますので、よろしければそちらもご覧くださいませ。

さて、ちょっとしたいざこざから自転車経験者の等々力と自転車のレースをすることになってしまったノリ。
その仕掛け人とも言える輪のお母さんですが、ほとんど自分のせいで勝負になったというのに必勝のトレーニングなんかはないと言い出します。
ですが策自体はあるようで、ノリはとにかく一週間後のレースに備えてひたすら走りこみをするのでした。

レース当日。
開始予定時間の一時間前に来るように指示されていたノリは、奇妙な形の自転車に乗るよう指示されます。
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初めて乗る自転車にレース前に少し慣れさせるために少し早くこさせたようですが……
この奇妙な形の自転車に乗るだけで勝負の行方が左右されるというのでしょうか?
ともかく言われたとおり軽く自転車になれるため走らせ、勝負のときを迎えるのでした。

ノリの友人と、ノリのことを憎からず思っている様子のカラモモなども応援(冷やかし?)に駆けつけたところで等々力も到着。
レースの前に簡単なコースの説明を始めます。
技術の差を少しでも埋めるため、コースはなるべく平坦な片道6キロを往復する12キロ。
とはいえ僅かに高低差もあり、極端に言うと「√」のような感じでスタート地点緩やかに下ったあと緩やかに登ることになります。
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そんな僅かな高低さも自転車に乗っていればわかると当然のようにかたる等々力は、そんな能力がなんの役に立つの?と訝しげなノリをあからさまに見下しました。
ですがその余裕もノリが乗る自転車を見てわずかに翳ります。
見る人が見ればこの奇妙な形の自転車が「空気抵抗が少ない」のがわかるようで。
この自転車のフレームは、10年以上前のフレームの形に規制がなかった頃に徹底して空気抵抗を削るために生み出されたものなんだそうで。
気になる重量もこの手の空力フレームにしては軽いほうなんだそうで、道具の面ではかなり優れていることは確かなようです。

審判役に輪が自転車で同行することになり、他の人は大きめのワゴン車で観戦しつつ追いかけることに。
ではスタート……となる前に、ノリはお母さんに呼びつけられます。
何を言うのかと思えば、往路ののぼりが終わるまでは抑え気味に走れというアドバイスと、どうせ勝てっこないというショッキングな予想でした。
ですがそれも最初は余裕を持たせたほうがいい結果が出ることが多いというアドバイスをより効果的にするためのもの。
なんにせよ初心者のノリはそれに従うしかないのです。

道中の信号はしっかり守るようにと両者に念押しし、ようやくレースはスタート。
最初は下りと言うこともあり、それほど無茶なく等々力に付いていくノリ。
止まる必要あるの?と思うような丁字路の信号で止まったりしていることもあり、問題なく付いていきます。
……が、それもそこまでです。
等々力の自転車もまた今までと違って本気仕様になっていて……要するに初心者相手でもガッチガチの本気と言うこと。
更に登りに入ったこともあり、ノリはまるで急にペダルが重くなったように感じ、失速してしまうのです。
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みるみる差が離れて行き、慌ててしまうノリ。
必死にペダルをこいで追いすがろうとするのですが、等々力の様子を見るため追い抜いていく輪に「ペースを崩すな」と諭されました。
その声を聞いてノリはお母さんのアドバイスを思い出します。
冷静になってゆっくり走り始めると、そこへ観戦のワゴン車も追いついてきました。
アドバイスをちゃんと守ってるじゃない、始まったばかりだからあせらなくていい、と声をかけてくるお母さん。
そして、カラモモからも勝てるからがんばって、と応援の言葉をもらうのでした。
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……友人のデブの口を通してですが!

ノリは持ち前の信号のタイミングを見計らう技術(?)を発揮し、僅かに挽回します。
等々力はと言うと、どちらかといえば全力の自分にしっかりついてくる輪にイラツキを感じている様子。
よりスピードを上げ、輪を少し引き離して等々力は折り返し地点を過ぎるのです。
が、折り返してそう立たないうちに往路のノリとすれ違うではないですか。
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あのフレームのおかげか?と焦りを隠せない等々力。
ですがロードはやはり脚力がものを言う。
等々力はそれをわからせてやろうと、より一層スピードを上げるのです!!
抜群の道具を使っているとはいえ、やはりその実力差はいかんともしがたいもの。
信号も少なめな上、最後には登りが待っている。
どこをとっても不利に感じるノリですが、果たしてこのあとの逆転はあるのでしょうか!?

と言うわけで、ノリ対等々力のレースが繰り広げられる今巻。
思いのほか善戦を見せるノリですが、このあともただ引き離されて終わったりはしません!
体力的にかなうはずのないノリが太刀打ちするには、道具、戦略、そして精神的な面を上手く使っていくしかありません。
道具は抜群、戦略も足の温存や信号に関してなど決定的でないながらも駆使。
そしてこのあと、精神的な面でも意外なアシストが入るのです!
様々な要因があわさったこの勝負、いかなる結末を迎えるのか?
その経過も決着も、バッチリ収録されておりますよ!!
更にこの勝負の鍵を握る、空力フレームに関しての薀蓄なんかもかたられます。
あのフレームがどれだけすごいのか、何故今は作られていないのか。
そんな気になる点もちゃんと説明されていまして、自転車に詳しくない方もわかりやすい情報を得ることができるのです!!

ノリの初レースが収録された、「のりりん」第3巻は好評発売中です。
意外にも好レースとなったノリVS等々力。
そのレース中、本人は認めたがらないものの、乗りは自転車の楽しさに目覚め始めてきた様子。
彼の心境の変化なんかもこれからのドラマに影響しそうですね!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!


のりりん(3) (イブニングKC)
講談社
2011-07-22
鬼頭 莫宏

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本日紹介いたしますのはこちら、「血まみれスケバンチェーンソー」第3巻です。
エンターブレインさんのビームコミックスより刊行、コミックビームにて連載されています。

作者は三家本礼先生。
本作の今までの紹介は「三家本礼」のテーマでまとめましたので、あわせてご参照いただけますと幸いです。

さて、ゾンビを操り暴君として君臨していたネロを始末するため、戦いを挑んだギーコ。
ですが敢え無く囚われてしまい、仲間の機械工作部2人も捕まってしまいました。
更に機械工作部の部長は、怪しげなクスリを打たれて凶暴化した部員の水島に襲われ、もはや一刻の猶予も許されない状況に!
3人はこの窮地を逃れられるのでしょうか!?

牙をむき、部長に襲いかかろうとする水島。
ネロによって注射されたのは、人を15分間ほど知性をないケモノにし、筋力と残虐性を増幅させるクスリなんだそうです。
自分に歯向かった愚か者同士を殺しあいさせる。
仮に部長が水島を殺して助かったとしても、逆に水島が部長を食い殺したとしても、残るの罪悪感は二人を苦しめることでしょう。
早速部下に命令し、二人を拘束する鎖を切らせようとするネロ。
部下はまず部長の鎖を切りました。
すかさず部長は逃げ出そうと閉じ込められている牢の扉にすがりつくのですが、勿論開きません。
そんな必死な部長の姿を見たネロの部下は大爆笑しながらその様子を見つめるのですが、その時後ろで水島が自力で鎖を引きちぎっていることに気付いていませんでした。
水島はまずその凶暴性を発揮し、近くにいたネロの部下を蹴るわ殴るわの大暴れ。
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ネロにとってその部下は単なるコマのひとつしかないわけで、助けを求める部下を見ながら「始まった」とこっちも大爆笑。
自らの部下の首をもぎ取り、そこから滴り落ちる血をすする水島の姿を楽しげに見つめるのでした。

水島との楽しい思い出が脳裏によぎり、どうしてもまともな抵抗のできない部長。
かといって正気に戻った水島の苦悩を考えると、このままおめおめ殺されるわけにもいきません。
先ほど殺されたネロの部下が持ってきた斧を手にした部長。
これを水島に叩き込めば自分は助かる。
そう考えた部長はとうとうその斧を……
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扉の向こうにいて、届くはずのない位置にいるネロに投げつけたのです!!
せめてもの抵抗を終えた部長は、自分が殺されたほうがましと考えたのでしょう、覚悟を決めて水島に殺されることにしました。
後ろから首に腕を回されてしまう部長。
このままくびり殺されるのか、あるいは食い殺されるのか……
救いの手はくることがないのでしょうか……

その頃、捕えられていたギーコの元に意外な人物が現れました。
何の気の迷いか、ギーコが手篭めにしたネロの部下、爆谷です。
彼女は現れるなり身の上話を始めました。
かつて自分は塾帰りに暴漢に乱暴されてしまい、それから恐怖で塾にいけなくなった。
最初は親も心配してくれたが、この事件をきっかけに爆谷の成績が下がり始めるとトラウマで塾にいけないことを責められるようになってしまったのです。
絶望した爆谷はネロの改造手術を受け、自分に乱暴を働いた暴漢達を爆殺。
その力を与えてくれたネロに深い感謝の気持ちを抱いたのでした。
……が、その絶対裏切ることのできないネロの命令に、どうしても聞けない事情ができてしまったのです。
ギーコとの体のふれあいで感じた胸の高鳴り……
そう、爆谷はギーコに本気で惚れてしまったらしく、どうしてもギーコを失いたくないと思うようになってしまったのです。
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ネロへの謝罪の言葉を唱えながら、ギーコを拘束する鎖を外す爆谷。
自由になったギーコは即座に爆谷の顔を引っつかみ、愛用のチェーンソーの元へ案内させたのです!!

そのまま部長達を助けにむかったギーコ。
先ほど部長達が迎えていた大ピンチですが、実は15分もつはずの薬の効果は既に切れていて、水島と部長は演技して何とかその場を逃れるチャンスを窺おうとしていてのです。
その企みは実を結び、上手いことギーコが助けに来てくれたわけで。
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ネロを取り巻いていたザコゾンビたちを瞬く間に一掃したギーコ。
当のネロ本人はいち早くその場を脱出していました。
が、このまま逃げ出すようなタマじゃないのがネロです。
ネロはある秘密兵器を取りに行っており、それを用意した上でギーコを最後の決闘に呼びつけました!
あれだけ強いギーコ相手にタイマンを挑もうとするネロがもち秘密兵器、それはさぞや強力なのでしょう。
屋上でギーコを待ち構えていたネロが持っていたのは、
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異形のチェーンソー!!
因縁深きギーコVSネロの最終決戦は、チェーンソーVSチェーンソーの血みどろ必至な戦いとなったのでした!!

と言うわけで、ついにギーコとネロの最終決戦を迎える本作。
今まで戦いと言うことに関しては強い印象を残しておらず、へたれのイメージ持つようネロ。
ですが流石に戦う覚悟を決めただけあって、一筋縄ではいきません!
予想外の熱戦となるこの戦いはいかなる決着を迎えるのでしょうか!?
勝負の鍵は意外な人物が握ることとなるのです!
そして本作の始まりであったギーコVSネロが終了しても物語は終わりません!
新たなシリーズに突入し、新たな強烈キャラも続々登場!!
新シリーズも独特な存在感を放つ本作から目が離せませんね!!

死闘、ついに決着の「血まみれスケバンチェーンソー」第3巻は好評発売中です!
度肝抜く展開と、脱力ギャグは今回も健在!!
三家本先生節をお腹いっぱい楽しめますよ!!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!


血まみれスケバンチェーンソー 3 (ビームコミックス)
エンターブレイン
三家本 礼

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本日紹介いたしますのはこちら、「亭主元気で犬がいい」第2巻です。
小学館さんのビッグコミックスより刊行、ビッグコミックスペリオールにて連載されています。

作者は徳弘正也先生。
本作第1巻や、徳弘先生のそのほかの著作は「徳弘正也」のテーマでまとめておりますので、そちらもあわせてご覧くださいませ。

さて、大量殺人犯の妹として迫害されて生きてきた少女マリ。
絶望の人生の中、彼女は連太郎と言う中年の大学教授と出会い、めでたく結ばれようやく幸せをつかみました。
ですが兄の殺害した被害者の遺族の復讐により、新婚早々連太郎は殺されてしまいます。
さらにその遺族は何食わぬ顔で孤独になったマリに近づき、連太郎を殺したのはおそらくマリの母だろうと吹き込み、憎い犯人の家族同士を殺し合わせようとしたのです!
まんまと策略にはまってしまい、凶行に走った母をその手で始末するという悲壮な決意を固めたマリ。
ですがそこで連太郎が生まれ変わった犬と出会い、連太郎が生まれ変わったことをしります。
愛する亭主が犬とはいえ帰ってくれた事実に感動したマリは、悲惨すぎる人生に再び光明を見出したのでした。

携帯の文字入力機能を使い、マリと会話する連太郎。
それにより、マリはついに連太郎を殺したのが親切なふりをした下の階の関口夫婦であることを知りました。
本来ならばそう簡単に信じられないことかもしれませんが、その情報が愛する旦那の、それも殺された本人の言うことなのですからこれ以上ないほど信じられる情報です。
更に連太郎は、最近ちらちらと周囲で姿を見せていたマリの母は、連太郎を殺すどころか、マリを守っていたのではないかと予想。
それを聞いてふと思い立ち、窓から外を窺ってみれば、やはりそこに母がいます。
マリは複雑な想いを抱えてその母の姿を見つめるのですが、そんな母の目にはマリ以外のものも映っていました。
そっと横に添い立つ、連太郎。
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幻なのかもしれませんが、確かに今マリの横には連太郎が支えてくれているのです。
その姿を確認した母は満面の笑顔を浮かべ、去っていきました。
母は自分の役割が終わったことを知ったのでしょう。
そのまま2人の前に二度と姿を現すことはなかったのです。

その後、マリは妙な流れで隣の部屋で暮らす李という台湾人と知り合い、連太郎=犬という秘密を共有しつつ、協力して関口夫妻の同行に気を配ることにしました。
ですが早くも関口夫妻はどこかへと引っ越してしまった様子。
どうもいつの間にかマリの部屋に盗聴器を仕掛けていたようで、自分達の素性に気が付かれたと見るやそそくさと逃げていってしまったようです。
すぐ近くからはいなくなったとは言うものの、まだ彼らの復讐は終わっていないわけで。
警戒を怠ってはいけませんが、マリは今までにない明るさで笑みを浮かべるのです。
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連太郎がいるから大丈夫、と。

犬と人間、という別々の種になってしまったものの。マリと連太郎は夫婦。
ビジュアル的にはいろいろあれですが、夫婦生活を再開します。
連太郎のアドバイスで「どうしても買っておいたほうがいいもの」を購入したこともあり、一刻も早く仕事を見つけなければならなくなりました。
あっちこっち飛び込みで仕事があるかたずねてみるものの、時代は不景気真っ只中。
ましてや突然やってきた年若い女の子では、そう簡単に仕事が見つかるわけもありません。
気落ちを隠せずとぼとぼと街を歩くマリ。
するとどこからともなく、エンジンをふかす車の音が響いてきました。
振り返ってみれば、そこには高速で突っ込んでくるトラックが!
そしてその運転席に座っているのは、目を血走らせた関口夫妻の夫!!
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殺意を漲らせ、一切スピードを緩ませずマリに向かってアクセルを踏み込むのです!!
しかもここは運悪く、逃げ場もほとんどない狭い路地!
仮に直撃は避けられても、完全に避け切ることは難しく、もし逃げ出すのが困難なダメージを受けてしまえば、関口夫が止めを刺しに来ることは間違いないでしょう!
突然やってきたピンチに、マリはどう対応するのでしょうか!?

更にその頃、数少ないマリの味方である、マリの義母=連太郎の母にも窮地が迫っていました。
関口夫妻の妻のほうが、包丁を手に待ち伏せしていたのです!!
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マリだけに終わらない、降りかけられる殺意。
その結末は……?

と言うわけで、意外にも早々と決着をつけに来た席口夫妻。
徹底してマリの家族を不幸にしようと凶行に走る彼らですが、もはやマリはたった一人で絶望と怒りに打ち震え、冷静さを欠いていた少女ではありません。
彼女のたくましさ、思いやり、そして連太郎の気配りがこの窮地を救ってくれるのです。
そして始まる新シリーズ。
兄の被害者遺族の復讐、という大きな事件を乗り越えて仕切りなおしとなるシリーズでは、マリが意外な仕事で奮闘するお話となるようです。
そのシリーズはその仕事でのあれこれや、同僚となる人物とのドラマなどが中心となるのですが、もうひとつの肝として連太郎の苦悩が据えられます。
いくらお互い愛し合っているとはいえ、所詮連太郎は犬。
このままの生活ではマリが不幸になるだけだ……そう考えた連太郎がどうして行くのか、今の生活に幸せを感じているマリがその事をどう考えるのか。
そのあたりはこの新シリーズだけでなく、これからの本作のテーマとなっていきそうな雰囲気。
マリの、連太郎の心の動きにも注目していく必要がありそうですね!!

早くも関口夫妻との決着がつけられる、「亭主元気で犬がいい」第2巻は全国書店にて発売中です。
新シリーズでもドロッドロの人間ドラマが繰り広げられそうな匂いがする本作。
徳弘先生が下ネタの次に得意とする(多分)人間の闇が描かれそうです!!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!


亭主元気で犬がいい 2 (ビッグ コミックス)
小学館
2011-07-29
徳弘 正也

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本日紹介いたしますのはこちら、「超級!機動武闘伝Gガンダム」第5巻です。
角川書店さんの角川コミックス・エースより刊行、ガンダムエースにて連載されています。

作者は脚本が今川泰宏先生、漫画が島本和彦先生&宮北和明先生。
今までの本作は「超級!機動武闘伝Gガンダム」のテーマにて紹介をまとめていますので、そちらも興味などがわくようでしたらご覧くださいませ。

さて、前巻でドモンの過去が明かされ、物語も本格始動となる本作。
今巻では再び仕切りなおしてキョウジの行方を追う物語となっています。
原作ではわりと行き当たりばったりの捜索で、空振りも大きかったキョウジの調査。
ですが本作では結構的確にキョウジの後を追うことに成功しているのです!
ドモンがたどり着いたキョウジの足取りとはいかなるものなのでしょうか!!

ネオ・メキシコに来ていたドモンとレイン。
ここにキョウジがいたことは確実とのことで、いつものようにドモンはキョウジの写真片手に調査を進めます。
ですがやはりそう簡単に物事が進むわけもなく、情報は一向に集まらず。
それでも調査を続けていると、いつの間にか背後に男が立っています。
咄嗟に距離をとり、何故俺を狙う?と牽制するのですが……
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すでに男の構えていた吹き矢は放たれ、ドモンの首筋に刺さったあとだったり。
あっさり意識を失ってしまい、男に連れ去られてしまうのでした。

目が覚めると、男によって崖から放り投げられようとしているそのときでした。
流石にヤバイ状況ですが、そこへ男の妹らしき人物が現れ、ガンダムファイターの不法投棄をやめさせます。
男は何か目的があってガンダムファイターを片付けていたようですが、あまりオツムの出来が良くないようでして。
男がその目的のためにいろいろ悪いことをしてきたことは9割がた間違いだよ!と妹に指摘されると、
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頭を抱えていずこかへと走り去っていってしまったのです。

ドモンは男ことチコの妹、ジーナに介抱されてやっと体の自由を取り戻しました。
なんでもチコもまたガンダムファイターなんだそうですが、ある日ジーナが病魔に冒されて余命1年だと知ってから豹変してしまいます。
ネオ・メキシコ代表の座を争うライバル達がその頃から次々謎の怪我で脱落を始めまして……どう考えてもチコの裏工作でしょう!
ですがやっぱりチコはオツムが弱いらしく、代表になる前にネオ・メキシコのテキーラガンダムを略奪し、ジーナとともに地球に降下。
余命いくばくも無いジーナのために、せめて彼女の好きな海のそばへと連れて行ったのでした。
浅慮っぷりはともかくとして、ネはいいやつであることは間違いなさそうなチコ。
しかし、チコとジーナがキョウジのことを知っているとなればドモンも黙っていられません!
コロニーから地球に降下してきたチコたちは、ネオ・メキシコの政府軍に追い詰められてしまいました。
もはや絶望かと思われたその時、突如と現れた巨大でまがまがしいガンダム!
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その巨大ガンダムはネオ・メキシコの政府軍を一網打尽にし、そのパイロットがチコたちに語りかけてきたのです。
お前がネオ・メキシコを代表するファイターなら、ある男が訪ねてくるかもしれない。
俺の名はキョウジ・カッシュ、その男の名はドモン・カッシュ。
そいつにあったら是非伝えて欲しい言葉がある……
と、ジーナが覚えているのはここまででした。
彼女は気絶してしまっていて、その後の言葉を知っているのはチコ本人だけ。
これは是が非でもチコと出会い、なんならガンダムファイトでも何でもしてその言葉を聞きだすしかありません!!
……が、そんなタイミングでネオ・メキシコの上層部に依頼されてテキーラガンダムとファイトするためにやってきたチボデーが、街中でガンダムにのってチコに自分と戦うように呼びかけたのです!
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政府から終われる実とはいえ、チコも紛れも無いガンダムファイター。
チボデーと戦いたいと言う想いを、今出て行ったらとっつかまってしまい、ジーナのためにしてきたもろもろが無駄になってしまうと必死にこらえるのです。
そんなチコの重いなどまったく知らず挑発を続けるチボデー。
とうとうブチギレたチコは、ドモンをしとめた吹き矢でそっと抵抗しようとするのですが、今回はドモンにそれを静止させられます。
あのあとジーナが発作で倒れてしまったそうで、今はレインが診ているが、これ以上妹を悲しませてどうするんだと珍しく正論で責め立てるのです。
しかしチコは俺の気持ちがわかるかと反発。
ドモンも、和からねえけどどうしても聞きたいことがあるんだよとなぜか大乱闘に発展してしまいます!
せっかくチボデーとの戦いを我慢したのに、こんなケンカで政府の手のものに見つかってしまうチコさん。
ヤバイとばかりにチコはドモンをつれ、手近な車を奪って闘争!
生み下とたどり着いたかと思うと、一目散に飛び込んだのです!
程なくして政府の人は一人海の前に取り残されたドモンの元へやってきます。
ドモンは、ヤツはファイターなんだし、この海にガンダムを隠したんじゃないの?と政府の人たちへ率直な予想を語ります。
ですが政府の人は自信満々に、チコは海を愛している、海の中でのガンダムファイトは海を汚すから、チコがするはずが無い。
覚悟の自殺かも……などといっていますと、出てまいりました、海からテキーラガンダム。
愛する海にかくしてたの!?と驚愕する一同に、
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だって海が好きなんだもん!とほんともう素直な気持ちを吐露するチコさん。
やっぱりオツムは弱いようですが、なんだかんだと実力は確かなはず。
ドモンはチコからキョウジの伝言を聞き出せるのか?
そもそもその伝言とはなんなのか?
そして空回り気味のチボデーはどう出るのか!?
今巻も、ドモンがんばります!!

と言うわけで、今巻でも原作をなぞりつつ大胆にアレンジされている本作。
このエピソードのあとは、アルゴとネオ・カナダのアンドリューのお話が収録されています。
こちらも大胆なアレンジがされており、物語にキョウジがばっちり絡む展開に!
アルゴやアンドリューは性格やバックボーンがシリアスすぎますので、ますますドモンやレインがギャグ要因になっているのもまた微笑ましかったり!
原作を知っていても新鮮な気持ちで楽しめるのです!!
それにしても、原作の必須でない部分を削って再構成するのなら、ばっさり切られても仕方の無い話がきっちり漫画化されて収録されている今巻。
この調子でアニメ一話に付き単行本半分使っていると。余裕で20巻超えしちゃいそう!
果たしてこのあとスピーディーに進むのか、開き直って(?)このペースで進めるのか。
その辺もまた本作の隠れた注目点かもしれません!!

お茶目ドモン&レインと仲間たちが奮闘する、「超級!機動武闘伝Gガンダム」第5巻は全国書店にて発売中です!
原作とは違い、ちょこちょこキョウジの足取りを掴む本作。
どうも本作では比較的コミュニケーション能力が高い様子!
死角がないぜ、兄さん!!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!


超級! 機動武闘伝Gガンダム (5) (角川コミックス・エース 16-12)
角川書店(角川グループパブリッシング)
2011-07-23
島本 和彦

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本日紹介いたしますのはこちら、「くまがヤン」です。
少年画報社さんのYKコミックスより刊行されました。

作者は猪原賽、横島一の両先生。
前作「伴天連XX」や、「悪徒-ACT-」などの紹介は「猪原賽・横島一」のテーマにてまとておりますので、よろしければそちらもあわせてご覧くださいませ。

さて、本作は熊谷を舞台に、地元ラブあふれるヤンキーの奮闘を描く作品。
暑い暑い熊谷で繰り広げられる、青春ほとばしる主人公の生き様をありありと描いているのです!

その日も40.7℃という超高気温を記録した熊谷。
07年に記録した40.9℃を突破するか?という期待ももちあがるなか、3人組の高校生がバイクでコンビニへとやってきました。
買い物籠いっぱいのガリガリ君を購入するその中の一人、雁狩。
あだ名まで「ガリガリ君」と呼ばれている彼、毎日欠かさず自分の出身地の深谷で作られていると言うガリガリ君を食べている……と言うほどのガリガリ君好きです。
ですがそんな彼の本当の目当てはガリガリ君ではないのです。
コンビにであるバイトをしている女子大生の蜜柑。
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彼女と触れ合うため、そして告白するためのあるきっかけを求めてなのです!!

こんなに沢山のアイスをどうするのか、そう憧れの蜜柑さんに尋ねられたガリガリ。
「当たりがついているから」とごまかすのですが、それもあながちでまかせと言うわけでもないのです。
16年間365日、欠かさずガリガリ君を食べてきたと言う彼、なんと今まで一度もあたりをひいたことがないとか。
だからこそ奇跡を起こし、明日から夏休みである今日にあたりを引き、それを蜜柑に渡しつつ
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「当たり棒とあなたの心を交換してください」と告白する、と息巻いているのです!!

熊谷花火大会に2人で来たい……そんな願望を叶えるため、真夏なのに凍えそうになりながらアイスをむさぼります。
仲間にわけたほうのアイスにあたりが出ちゃったりもしているのですが、本人が当てなきゃ意味が無いだろと仲間もその事実を隠蔽してくれる友情もあり、ガリガリはひたすらあたりを求めるのです。
やむなく別のコンビニに行って、今度はガリガリ君を箱買い!
これだけあれば絶対あたりが出る!とほくそ笑みます。
確かにたいていの当たりつき菓子は一箱にいくつかあたりが混ぜられているもの。
そんな冷静な判断などガリガリはしていないんでしょうが、とにかくこれで当たり棒は手に入れられそうです。
ところがそんなとき、ひげのおっさんがガリガリに因縁をつけてきました。
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……いえ、おっさんじゃありません。
見た目はアレですが、これでも彼は高校1年生!
そして入学してすぐ一年生をまとめた腕前の持ち主だと言うのです!
新一年生ですぐ頭角を現すようなキャラと言えば、もはやそのまま学校の頭を目指すのはお約束。
彼もまたご他聞に漏れずトップを目指していたわけですが、ガリガリが学校で最強だと言う話を聞いてわざわざはせ参じたそうで。
いきなりガリガリにけんかを売るとは、と仲間の2人が立ちはだかるのですが、先生のキックは難なく避けられてしまいました。
取り巻きには用がないと言い捨てるおっさん。
対等のダチである仲間の2人はその発言にぶちぎれるのですが、当のガリガリは「誰が最強だろうとどうでもいい」「暑くてケンカなんかやってらんない」と相手にしようとしません。
ですが引き下がれないおっさん、じゃあケンカの理由を作ってやるとガリガリのバイクを奪って走り去ってしまうではないですか!!
そんなことをされてしまっては流石のガリガリも許せません!
大事な大事な、
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バイクに乗せられたガリガリ君が奪われてしまったのですから!!
バイクよりアイスかよ、と皆に突っ込まれつつ追いすがるガリガリ。
おっさんはとりあえずハンドルにかけられたアイス入りの袋を投げつけて逃げていきます。
それを拾っといてくれと仲間に頼み、ガリガリはひたすら追跡!
流れる小川を飛び越えるなどの必死の追走でようやくおっさんに追いつき、
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おっさんを一蹴することに成功したのです!!

ところがその時、蜜柑が通りがかりました。
友達がバイクでこけて……とその状況をごまかすガリガリですが、なんと蜜柑さん、
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男性とバイクを二人乗りしてどこかに行くところじゃありませんか!!
呆然と見送るしかないガリガリ。
ちょうどその時仲間たちが追いついてきて、先ほど投げつけられたアイスの中にあたりがあった、と報告してくれたのですが……時既に遅し。
ガリガリは蜜柑が幸せならそれでいいんだ、とその恋をあきらめ。仲間たちと3人で花火大会で絆を深めるのでした……

というわけで、ガリガリの青春真っ只中の様子を描く本作。
第1話にして恋破れてしまった彼ですが、この後も新たな恋(?)のお相手が登場したり、新たな学校のトップを目指す新人が登場したりと、のんびりする暇はありません!
あわただしい日常生活が過ぎ去っていく中で、ガリガリと仲間たちの出会い等過去のエピソードも明かされ、キャラクターもしっかり掘り下げられています。
一見すると暴れ放題なヤンキーにも見えるガリガリですが、その地元ラブぷりや筋を通す性格など、感情移入できる好漢だと言うことがわかるはずです!!
ちなみに恋に関してですが、蜜柑さんはガリガリのことを「かわいい」って言っているシーンが描かれていて、ひそかな両想いフラグがたっていたのに彼氏がいるというオチが待っていたわけです。
ですがあの男が彼氏だと誰が言ったのでしょうか!?
大丈夫、ガリガリの恋は終わりきってはいません!
ヤンキーモノに欠かせないケンカシーンやダチとの絆だけでなく、思わず応援したくなる恋にも要注目です!

そして本作のサブキャラを主役に据えた読切、「クルミ割りルミ」も同時収録!
猪原先生作品ではおなじみの描き下ろし4コマなども収録し、280P超の大ボリューム作品となっているのです!!

地元を心からアイスるガリガリの青春を描く、「くまがヤン」は好評発売中です!
日本でトップクラスの知名度を誇るアイス、ガリガリ君がキーアイテムとなっている本作。
ばっちり赤城乳業さんの許可も得ており、ガリガリ君お墨付きのガリガリ君の物語です!!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!


くまがヤン (ヤングキングコミックス)
少年画報社
猪原 賽

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