3階の者だ!!

DEBがお送りするネタバレありのコミックス紹介ブログです。 短編物では一話にスポットを当てて、長編物ではこの後どうなるの?と言うところまで紹介しているつもりです!

2011年10月

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本日紹介いたしますのはこちら、「外天楼(げてんろう)」です。
講談社さんのKCDXより刊行されました。

作者は石黒正数先生。
石黒先生の他作品は「石黒正数」のテーマにて紹介をまとめておりますので、ご一緒にそちらもご覧くださいませ。

さて、本作は講談社さんより刊行されている文芸雑誌、「メフィスト」にて連載されていたミステリ漫画です。
石黒先生といえば代表作の「それでも町は廻っている」でもたまにミステリ調の物語が展開しますし、そもそも主役がミステリ好きだったり、過去の短編でも描いていたりと意欲的にミステリに取り組んできていました。
そんな石黒先生が挑むミステリ漫画。
最初こそ「それ町」のような日常モノ風味で進んでいくのですが、だんだんと様子が変わってくるのです!

本作でまず注目したいのは、独特の設定。
作業用やら警備用やらの様々なロボットが実用化されている、近未来的な世界なのです。
加えて愛玩用の人工生命体「フェアリー」なんかも作られており、今よりも人々は豊かに暮らしている……といいたいところですが、人間自体の生活はほとんど現在のままの様子。
それもそのはず、ロボットをいろいろな用途のために容姿を人間の女性に近づけてみたりすれば人道的にどうだとバッシングする連中が現われたり、愛玩用のフェアリーを作ってみても姓名をもてあそぶ好意じゃないかとバッシングされてみたり……と、今と変わらない世間の波が押し寄せているのですから。
ともかく世の中には、人と見分けがつかないくらいに良くできているロボットが働いていたり、研究者がフェアリーの扱いに関して連日論客と意見を戦わせていたり……と、今の生活にロボットや人工生命体が溶け込んだ世界になっているのです。

そんなある日、人工生命体研究の権威である鬼口が刺殺されるという事件が起こりました。
現場にやってきたのは、何かといえばすぐ殺人事件にしたがるサスペンス大好きっ娘の桜場刑事。
そして落ちているナイフや、深々と腹部に突きたてられてできたであろう傷跡から見て、どうもこれは彼女の求めている(?)殺人事件のようで。
凶器となったナイフは現場に残されていますが、柄は拭ってあるようで指紋は期待できないでしょう。
更に残されていたのが、ミステリのゴールデンアイテム、ダイイングメッセージ。
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その文字は「ミナ」とも、「汁」とも、「ミート」「シート」とも読めるような感じで……決め手にはなかなかならなそうです。

ダイイングメッセージを残すということは、通り魔的犯行と言うわけではあるまいと睨んだ桜場。
その日やっていた討論会なんかで鬼口と絡んだ人何名かを並べ、このうちの誰かが犯人な気がする!と無茶な感じの捜査が始まりました。
討論会で意見を対立させていた人権の会の三条奈美、国会議員の戸川史穂、ジャーナリストのジル・コンスコンの三人は敵対関係だったから動機アリ。
映画監督の五代十三さんは撮影用にグロい人工臓器作れないかと聞いて手厳しく断られていた。
ロボット工学者の河森学は鬼口を敬愛していたものの、愛情の裏返しと言うこともある。
だから全員犯人の疑いアリだ!と桜庭さんはもうノリノリです。
いつもなら彼女には大ベテランの相棒、山上刑事がタッグパートナーとなっていろいろ突っ込んでくれるのですが、今日はまだきていない様子。
ちょうどその時山上から電話がかかってくるのですが、なんとそれはこっちには来られないというものだったのです。
なんと、フェアリー社の工場に刃物を持った男が現われ、6人刺して逃げたという事件がおき、そちらの応援に行っているというのです!
ここで殺された鬼口もまたフェアリーの生みの親と言うフェアリー関係。
同一犯なのか……?という考えが自然と頭をよぎりますが、何せ鬼口が指された場所とその襲撃された工場は距離が遠く、一概にそうも言い切れません。
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先入観を持つなといって山上は電話を切るのですが……桜場はフェアリーに対する同時テロかも、この事件を解決すれば出世できる!と大興奮。
ダイイングメッセージを手がかりに、なんとか犯人を挙げようと躍起になるのでした!!

まずダイイングメッセージを逆の向きに見て、「十三」だ、だから犯人は五代十三だと指摘する桜場。
ですが五代十三は「汁」に見えるからジル・コンスコンが犯人だろうと受け流します。
そんな調子で「ナミ」に見えるから三条奈美だ、「十川」に見えるから戸川史穂だ、「三十」だから三十歳か30日生まれの人だ、この文字は書きかけで完成すれば「川森」になるから河森学だ……ともう何でもアリ状態に。
次第にこう読めるから1ポイント、あわせて2ポイントであんたが一番犯人に近い……と言うように、なぜかポイント制の押し付け合いになるのです。
そんな大騒ぎの中、鑑識の人は「シート」と読み、鬼口の車の後部座席を調べてみました。
するとそこには「正午にフェアリーをひとつもってこい、もって来なきゃ殺す」と言うような脅迫状があったのです。
それを覗き込んだ桜場、じゃあこれを送った人が犯人なのか?と考えるのですが、その時再び電話がかかってきたのです!
その電話の話を聞いた桜場、見る見るテンションダウン。
電話を切ると、おそるおそるポイントゲームにいそしんでいる容疑者の皆さんにこうきりだしたのです。
鬼口に脅迫状を送った男が、刺し殺したと出頭してきた、結局「シート」が正解だったみたい、と……
勿論散々疑われただけだった容疑者の皆さんは納得できません。
怒りを露にする皆さんに、桜場は「ダイイングメッセージはわかりやすく書こうね」とアドバイスするしかなかったのでした……
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というわけで、石黒先生らしいミステリ+日常もの的な風情のお話が収録されている本作。
ですが、殺人事件なのにのんきだったりするお話が繰り広げられるのは前半まで。
後半になると、今までばらばらだと思われていた数々の細かなお話がひとつにまとまり、一本のストーリーに集約されていきます。
前半で展開する、小学生三人組のエロ本探し、
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宇宙刑事がお役御免になってしまうお話、
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ロボット購入に対してアレコレ迷う工場職員のお話、めんどくさがりの男が不審死を遂げた真相を追うお話と言ったパーツがまさかの一本線になる。
そういった作品はパズルが完成していくような気持ちよさがあるもので、本作もまた例外ではないのですが……
その一本線になったストーリーがガチンコでシリアスそのもの!
え!?このキャラがこうなっちゃうの?と言うような衝撃的な展開から、笑いなしの切ない結末へとつながっていくのです!

ロボットとフェアリー、そして変わらぬ人間の業が生み出す物語、「外天楼」は全国書店にて発売中です!
いつも通りの日常モノと思わせておいて、最後はシリアスな物語となる本作。
ミステリやSFと言うジャンルは以前から石黒先生が手がけていたと言うこともあり、本作にはおそらく相当力がこもっていたはず。
笑いと驚きをたっぷりと堪能させてくれる、読み応えある作品となっていますよ!!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!


外天楼 (KCデラックス)
講談社
2011-10-21
石黒 正数

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本日紹介いたしますのはこちら、「るべどの奇石」第1巻です。
集英社さんのヤングジャンプ・コミックス・BJより刊行されました。

作者は室井まさね先生。
本作第1巻の紹介は、11年4月20日の記事にて記載しております。
よろしければそちらの方もあわせてご覧いただけますと幸いでございます。

さて、本作は石を扱う店「るべど」に舞い込んで来る、石にまつわる様々な不思議な物語を描いていく一話完結型の作品となっています。
12話11編が収録されている中、今回紹介したいのは前後編で繰り広げられる「異也(いなり)」です!

午後の授業をサボってふらふらしていた所、ふとるべどに立ち寄ってみたさやか。
沢山の不思議だったり、面白い石を眺めたりしていた彼女ですが、店主の硝子との会話で学校はどうしたのと言う流れになってしまいました。
こんなところでお説教と言うのもめんどくさいですし、さやかはテスト期間だから半日で終わったと嘘で乗り越えようとするのですが……
そのときさやかの目の前にあった狐のような形をした石が「コンコン」と2度音を鳴らしたではないですか!
それを聞いて「異也」が2度鳴いたから嘘だな、といいだす硝子。
何でもこの異也とやら、人の嘘を見抜いて本当のことを言っていれば1回、嘘を言ったら2回鳴くとのこと。
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もちろん素直に信じることなんてできませんが、実際自分で試してみても確かにその通りの反応を見せるのです。
さやかはすこし考えた後、その異也を購入して帰宅するのでした。

家に帰ると、いきなり母がさやかをしかりつけてきました。
学校をサボっただろう、連絡があったよと怒る母、自分が子供のころは学校や塾をサボったことなど一度もなかったというのですが……異也はその言葉を聞いて二度なくのです。
しれっとつく母の嘘、その後夜遅く酔っ払って帰ってきた父がついた接待で遅くなったんだという嘘。
家族の間に蔓延する嘘にがっくりと来るさやかですが、嘘が蔓延っているのは家族だけではありません。
教師の生徒のことを思って注意しているんだという言葉、クラスメイト同士の友情を誓う言葉、テレビで謝罪会見をする政治家の言葉。
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どっちをむいても嘘だらけの世界に対し、さやかは自分だけ正直者で亜ろ必要なんてないじゃないかと冷めた思いを抱くのでした。

そんなアンニュイな思いに浸っている彼女を小突き、辛気臭いなと毒づく男。
となりの席に座るクラスメイトの三上です。
さやかは正直者なんて、何で隣の席がこんな暗い女なんだ、学校来る気なくすぜと悪びれもせずいやみを並び立てる彼くらいなもんだろうと考えるのですが……
その言葉を聞いた異也はコンコンと二度鳴くではないですか!!
思いもよらない結果に三上をまじまじと見つめてしまうさやか。
そんな視線に気付いた三上は、何じろじろ見てるんだ気色悪い、うぜえからどっか行けと悪口を言いまくるのですが、そのたびに異也はコンコンと2回ずつ鳴くのです!
その反応を見て、さやかはストレートにもしかして自分のことが好きなのかと聞いて見ました。
慌てて好きな分けない、こんな暗い女嫌いだとまくしたてる三上ですが、コンコンという鳴き声を聞くまでもないくらい三上はわかりやすい反応を!
嘘まみれの中に、なんとなくほほえましい嘘を見つけたことに何か感じたのでしょう。
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さやかはにこりと笑ってウソツキ、と三上に笑いかけるのでした。

そのあと2人はいろいろあったんでしょう。どうやら付き合い始めたようです。
三上とさやか、今度は2人してるべどをたずねます。
今回るべどを訪ねたのは、なぜか異也が鳴かなくなってしまったから。
硝子はこともなげに「使用期限が切れた」「原産地に置いておけば一週間でもどる」「フル充電すれば1年持つが1回3000円」と言い放つのです。
詐欺まがい商法だとご立腹のさやかですが、なんだかんだと充電を依頼。
ですが一週間といえど、今のさやかには人の嘘がわからない状態が耐え切れないようなのです。
と言うのもやはり不安なのはステディとなった三上のこと。
なんだか最近自分の知らない女性と電話しているようなのです。
しかもその不安を更に加速させたのは、たまたま見かけてしまった夜の公園で泣いている女性と一緒にいた彼の姿。
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その上翌日そのことを問いただしてみても、三上は惚けるばかりなのです。
ついにさやかは三上が女性と電話しているその場で「最近よく女の子と話してるよね」と問い詰めました。
三上は女じゃないよ、と慌てて否定するのですが、なんとさやかは懐から壊れていたはずの異也を取り出すではないですか!
さやかは三上を逃さないため、新しく異也を購入していたのです!!
勿論その異也は二回鳴いており……
違うんだとうろたえる三上に、何が違うんだか行ってみろウソツキがと更に追求します。
さやかに端から三上を信じようと言う気がないことを彼も察したのでしょう、とうとう彼も怒っていい加減にしろと異也を払いのけました!
落下した異也は地面に落ち、その衝撃でばらばらに。
ただでさえ怒っていたさやかは更にそのことで大激怒!
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三上の顔をひっぱたき、ウソツキと言い残して走り去ってしまったのです!
嘘だらけの世に嫌気が差していたさやかの中で、希望となっていた三上。
彼に裏切られたと思ったさやかは再びこの世界を憂う日々に戻ってしまうのでしょうか!?

というわけで、嘘がわかる石に救われたり振り回されたりするお話が収録された本作。
石にまつわってさえいれば、むごい話からハートフルな話まで幅広く網羅している本作ですが、基本的には悪事や無茶をしなければ不幸にはならない真っ当な話作りになっています。
そのため、このお話も酷い結末にはならないのでご安心ください!
この他、体が石になってしまう奇病に冒された傲慢な金持ちと、それを妄信する継子の末路描く「腑蝕」といったブラックな話、奇妙な石が歪な親子関係を修復する「誘眠」「十色」といった辛い境遇から救われるお話などなどバラエティ豊かなお話が楽しめます。
それに加え、硝子を主役としたコミカルなお話や、わがままパワーストーン大好きっ子の瑠璃にかんするお話なんかもありまして、笑いの要素も盛り込まれているのです!

ホラー要素、コメディ要素、いい話要素と様々な味わいが楽しめる、「るべどの奇石」第2巻は好評発売中です!
オカルティックでありながら、ホラーではないためどなたでも楽しめる本作。
連載していたビジネスジャンプが休刊となってしまったため、今後どうなるのかがわからないのがちょっと不安なところ。
公式サイトでは今のところ連載中の作品に分類されており、「全2巻」ではなく「1~2巻好評発売中」となっているため、新雑誌やウェブでの連載が待たれるところですが……
その連載再開を確固たるものにするため、是非ともご興味がわいた方は購入していただきたいところです!!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!


るべどの奇石 2 (ヤングジャンプコミックス BJ)
集英社
2011-10-19
室井 まさね

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本日紹介いたしますのはこちら、「おざなりダンジョンTACTICS-タクティクス-」第3巻です。
ジャイブさんのCRコミックスより刊行、月刊コミックラッシュにて連載されています。

作者はこやま基夫先生。
いままでの紹介は「こやま基夫」のテーマにてまとめておりますので、よろしければあわせてご覧くださいませ。

さて、今までのシリーズの集大成とも言える本作。
モカたちはバンデッド・カフェを率いて二大陸のあいだで起きているの戦争をなんとか上手いところでとんとんにしようと奮闘しているわけですが……?

得体の知れないローレシア大陸軍の侵攻に対し、ようやくゴンドワナの各国も連合を組んで戦おうということになりました。
ですがそもそもゴンドワナの各国ももともとは敵対関係だったりするわけでして。
各国の代表が集まる会議でもぎすぎすしていまして、議論は一向に進まず。
ゴンドワナ連合軍の最大の懸念はそこにあるとギルドを統べるエルザは頭を悩ませるのです。
そんな時、一人の魔法使いがひとつの議題を提案しました。
それは「ゲート規制法案」についてです。
魔法使い達が使う、ゲートやテレポートによる転送術。
その術の許可なき使用を禁ずるというこの法案を取り下げてくれないか、と言うわけです。
非常に便利なこの術ですが、規模が大きければ戦艦なんかも転送できるため、この戦時下で許可なく使われてしまうと戦局が大きく狂ってしまいかねません。
メリットも確かにあるのでしょうが、デメリットを考えてしまうと……戦局に余裕がないため、エルザもまた余裕がなく、やはり無許可での転送術の使用は禁じられてしまうのでした。

実はその魔術師は、モカたちとも知り合いであるドクター・モローと知り合いでして、2人はある秘術について調査をしようとしていたのです。
タンホイザーなる研究者が生み出したという「転送秘術」は、その内容も、研究していたタンホイザーの行方も不明。
ですが物凄い術であることだけは確かなようで、本当はギルドなんかの協力も得てしっかりと調査をしたかったのです。
ギルドの協力を得られないとはいえ、やはり一刻も早い調査が必要。
なんか変わりになる勢力はいないのか?と魔法使いはぼやくのですが……モローには一応の心当たりがあります。
ばれたらまたエルザが怒るだろう、というその相手とは、勿論……!

そんなわけでバンデッド・カフェにモローはあたってみました。
かつての教え子であるアルティマに連絡を取り、なんか優秀な魔法使いはいないか?と聞いてみるモロー。
キリマンなんかは優秀といえば優秀なんですが、大事なことを任せるにはやっぱりなんていいますか……不安です。
ともかく誰か優秀な魔法使いがいるだろう、調査してみてくれないか?とタンホイザーの最後に使っていた研究室の座標を見せて依頼するのですが、それをこっそり覗き見ていたものがいました。
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自称キンダーウィザーズ、キリマンの弟子っぽい感じのようなそうでもないような、お子様魔法使い3人組です!
これは手柄を立てるチャンスだと子供独特のノリでその座標に飛ぶゲートを開く三人。
ですがそこへちょうど、彼らにやられたいたずらに怒って探し回っていたモカがやってきました。
キリマンの協力を得て三人の居所を突き止めたようですが、残念ながらほんの一歩遅く、三人はゲートを通って消えてしまったのです。
しかしそこに彼らは霊の研究所の座標をメモった紙を落としていきました。
ここに違いない、追うぞとゲートを作らせるモカ。
ところがそのゲートのつながっていた先は海のど真ん中!
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このメモはあえて彼らが落として行ったもので、座標の一部をめちゃくちゃに書き換えてしまってあったのでした!!
とはいえ、書き換えたのが一部であったせいか、モカたちは比較的近くに来ていた様子。
モカたちが放り出された海に、突如海中から顔を出した潜水艦。
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その潜水艦がローレシアのものだろうと睨んだモカはそっと張り付いて様子を窺うのですが、たどり着いたのはその研究所のある島だったのです!!

たどり着いた研究所でなんかないかと家捜しを始めるキンダーウィザーズ。
そこへ先ほどの潜水艦がたどり着き、有無を言わさずミサイルのようなものを撃ち込んできました!!
そのミサイルのようなものは研究所の壁を突き破り、天井から顔を出します。
するとそれがパカリと開き、中から一人の女性と何体かのゴーレム的な兵士が現われたのです。
タンホイザーの研究をすべて持ち出すと、洗いざらい何もかも持っていこうとする女性。
キンダーウィザーズは覚えたてのマジックミサイルで撃退しようとしますが、見るからに雑魚なゴーレム的なやつにすらまったく効きません。
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子供たちに気がついた女性、魔法を使うということはタンホイザーゆかりのものか?我々が何を探しているのかわかっているのか?それはどこにあるのか?と子供の反応はあまり気にせずガンガン尋ねて来ます。
いきなり問答無用で襲い掛かってくる、と言うわけではなさそうですが、こっそり様子を見ていたモカからすればこのまま放っておくこともできません。
いつものように乱入しようとするものの、なんと
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キリマンがそれを阻止するではないですか!!
キリマンは一体何を考えているのでしょうか?
ローレシアの使者の目的は?
タンホイザーの秘術とはどんなものなのか?
そして、子供たちはどうなっちゃうのでしょうか!!!

というわけで、戦局を左右しかねない転送秘術を巡っての戦いが描かれる今巻。
このあと、当のタンホイザーが登場し、ローレシアやゴンドワナの面々を巻き込んだ混戦になって行きます。
しかしそのタンホイザー、なんだか様子が変。
なんかタンホイザー本人が三人いるのです!!
そしてその三人のタンホイザーも研究所に残したタンホイザーの研究の成果を求めているようで……?
かなりわけのわからない状況のまま物語は進んでいくのです!
そんな謎も物語を面白くしてくれるのですが、このタンホイザーが得意とする転送術を利用した戦法もまた注目したいところ。
一人の人物……モカの体を三分割して別々に転送し、実際には動きを封じたわけではないのに動きを封じて完全に無効化してしまうのです!!
今までにない攻撃を仕掛けてくるタンホイザーに、百戦錬磨のモカも流石に苦戦。
どうやってこの難敵を倒すのかと言うところも焦点になってくるのです!

ダンジョンシリーズ最新刊、「おざなりダンジョンTACTICS-タクティクス-」第3巻は好評発売中です!
今巻も1冊で1シリーズ完結し、読みやすい本作。
しかもその完結話は単行本描き下ろしだそうで、雑誌を購入して呼んでいるファンの方は避けて通れませんよ!!
ブルマンの影がうっすいのがファンはちょっぴり寂しいかもしれませんが……!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!


おざなりダンジョンTACTICS③ (CR コミックス)
ジャイブ
こやま基夫

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本日紹介いたしますのはこちら、「【完全版】少女奇談 まこら」です。
アスキー・メディアワークスさんの電撃ジャパンコミックスより刊行、電撃コミックジャパンにて連載されています。

作者は作画が阿部洋一先生。
阿部先生とその最新作「血潜り林檎と金魚鉢男」の紹介は、11年10月16日の記事にて記載しております。
そちらもご興味等ありましたらご覧くださいませ。
原作は平野俊貴先生と植竹須美男先生。
平野先生はアニメの監督業が本業で、「魔法騎士レイアース」などの監督を努められております。
漫画の原作もいくつか手がけられておりまして、「吸血姫美夕」シリーズなどを発表。
ちなみにそちらの作画をされている垣野内成美先生は、平野先生の奥様だそうです!
植竹先生はアニメの脚本家さん。
数多くの作品のシリーズ構成や、各話の脚本を手がけられています。

さて、本作は主人公が両親を捜して旅をする、妖怪アクションモノとなっています。
先日の「血潜り~」の記事のときにちらりと紹介いたしましたが、本作の連載にはいろいろと紆余曲折がありました。
月刊少年ファングと言う、リイド社さんの雑誌の創刊から連載を開始したものの同誌が休刊。
そしてウェブ雑誌のピテカントロプスに移籍し、「まこら~ひひひ怪々伝」に改題して連載を再開したもののそちらも更新終了となってしまい、またも連載が中断してしまいました。
単行本も2巻までしか発行されておらず、ファンの間では連載再開+単行本刊行が望まれていたのです。
それがこのたびついに幻の第3巻刊行、そして電撃コミックジャパンにて完結までの連載が決定。
あとはその電撃コミックジャパンさんがアレしてしまわないよう祈るのみとなったわけです!(失礼!)

誰もいないはずなのに気が付けば洗濯物が干され、床が磨かれ、食事ができている。
そんな不思議な家に母とたった2人きりで暮らす少女、まこら。
ある日彼女は黒い雲の中から大きな目が出てくる、と言う奇妙な夢を見て目を覚ましました。
その夢を見てから、左目に何か違和感が走ります。
母と朝餉を楽しんでいたときしきりにその目を気にしていると、母はどうしたのかと聞いてきました。
目に何か入っているかのような違和感を感じたけどもう大丈夫、多分朝変な夢を見たせいだ、とさきほどの夢のことを話したのですが……
突然母の顔が困ったような表情に変わり、その目を見せてくれと言い出したのです。
今までどんなワガママを言っても怒ることなく、困った顔をするだけだった母。
以前にもどうしてうちには父がいないのかと聞いたときもこんな顔をして、いずれ話すと言うだけでした。
母にそんな顔をさせてはいけないと感じたのでしょう、まこらは瞳を見つめていた母になんともないでしょうと声をかけ、学校へと向かいました。
気をつけてねと優しい言葉で送り出してくれる母。
ですがその表情はあの困った顔に変わっていたのでした……
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学校に向かっていたまこらですが、やはり彼女の体には何らかの異変が起きていました。
いつもは主に家の中だけ、それもはっきりと見えることはなかった「何か」の気配を今日ははっきりとその目に捉えてしまうのです。
帰ったら母に相談してみようか、でも心配かけてしまうかも……と悩みながら学校を終え、帰路に着こうとするのですが、そこで胡散臭い有名人のサインを売っている胡散臭い男、ねずみに出会います。
彼はまこらにも声をかけてくるのですが、良い教育を受けているのでしょう、まこらさんは一瞥を送っただけで無視して家に帰ってしまいました。
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そんな後姿を見つめるねずみ。
彼はどうもただの詐欺師ではなく、まこらのことをなにか知っているようなのですが……?

家にたどり着いたまこらですが、どうも様子が変です。
いくら探しても、声をかけても母の姿はなく。
泣きながら母を呼び続けても、その姿を見せることはありませんでした。
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書置きのひとつもなく母が消え、食事もとらず部屋の隅にうずくまって涙にくれる事しかできません。
ですがその静寂を破り、家のチャイムのなる音が聞こえました。
母かと思い飛び出すのですが、訪問者は先ほど見かけたねずみ。
まこらは何も言わず玄関の扉を閉めようとするのですが、ねずみは母から伝言を預かっている、と言うではないですか!
「この家の鏡を探せ」。
なぜかこの家には昔から鏡と言うものが有りませんでした。
それを良く知っているまこらは、そんなものないと答えるのですが、ねずみはまこらの左目を指し、そいつで確かめてみた方が早いんじゃないかとアドバイスしてきます。
言っている意味は良くわかりませんが、その瞬間まこらの左目が光を放ち、今まで見えなかった廊下にのびる光の後のようなものが見え始めるではないですか!
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そこに何かがあると感じたまこら、意を決してその光の跡を追います。
するとその先には、立派な古い鏡がありました。
そしてその鏡はいきなりしゃべりだし、お前をここから一歩も出さない、と攻撃を仕掛けてきたのです!
まばゆい光を放ってまこらを苦しめる鏡、大人しくこの家にいると誓えばその左目を封じるだけで許してやろうと言い出すのです!
ですがこの鏡によって母がいずこかへと消えてしまったことを知ったまこらは、絶対に嫌だと拒否します!
そんなまこらの想いに答えるように、目を閉じているはずのまこらの前に母の姿が現われたのが見えました。
そしてその横に、夢に現われた大きな眼のようなものが。
それをみたまこらは、その目が誰なのかという疑問を抱くのですが……その巨大な目と、まこらの左目は同じ文様を瞳の中に浮かべていたのです!
瞬間、今日まこらがあちこちで見かけていた「何か」が3つ光を放ち、まこらのもとへと集結してきたではないですか!!
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ボロ雑巾のようなそれは「一枚布巾」、着物のようなそれは「小袖の手」、巨大な壁のようなそれは「あわせ壁」という妖怪。
かれらはまこらを「お姫様(おひいさま)」と呼び、彼女に危害を加えんとしていた鏡の妖怪を粉砕してしまったのです!!

その後、霊体のような姿で現われた母に全てを聞いたまこら。
まこらは、この世界にひそかに住んでいる妖怪たちを統べる「妖怪皇」と母の間に生まれた子なのだそうです。
まこらの左目は妖怪皇の左目で、その瞳に秘められた力は人間達の「昼の世」と、妖怪たちの「夜の世」をひっくり返すほどの力を持っており、そのためにまこらとは母子の屋敷にとらわれていなければならなかったのです。
妖怪皇は皇といえど、崇めているものも疎んでいるものもおり、その為何らかのやむなき事情が生まれて母は家を出なければならなくなったのだとか。
そんな話を聞いたまこらは、父と母は今一緒にいるのか、どうすれば逢えるのかとたずねます。
ですが母はその質問へ困った顔で応えるだけ。
しかもそこへ新たな妖怪が襲い掛かってきて、話はそこで中断されてしまったのです……
まこらは決意します。
この目の力を使って、父と母を見つけ出す、と。
三体の妖怪を従え、彼女は行くのです。
人と化け物の狭間の道を……
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というわけで、両親を探して旅に出る本作。
一反木綿+子泣き爺風味の一枚布巾、霊毛ちゃんちゃんこ+砂かけ婆風味の小袖の手、そして結構ぬりかべまんまのあわせ壁、と「鬼太郎」のそれを踏襲しつつアレンジを加えている本作。
そこに敵か味方かわからずがめついキャラのねずみ、そして後に登場するねずみと中の悪い化け猫のミネコなどを加え、その布陣は完璧に!?
目的も両親探しと、母に会いに行ったシリーズもある「鬼太郎」を髣髴とさせるのですが、その内容は決して模倣ではありません!
まこらはあくまでも人間としてのスタンスで、純真に両親の行方を求めている鬼太郎にはないいじらしさを感じさせてくれますし、ねずみもただのがめつい人ではない怪しい動きをしていて謎を多く振りまいています。
妖怪皇がに害する「親方様」と言う、明確な大ボスの存在も示唆されていたり、全国に散らばるあるものを集めるというまこらの目的もあったりと、物語のゴール地点が記されているのもいい感じ。
入り組む思惑や謎がありつつも本筋はわかりやすい、入り込みやすい物語となっているのです!
それでいておどろおどろしさやおそろしさ、コミカルさや可愛らしさを内包した個性の強い絵作りも同居しており、ビジュアル的にも満足いくという充実の内容!
物語も、独特の作画も今後が楽しみです!

待望の再刊行、再連載となった「【完全版】少女奇談 まこら」は第1~3巻が同時に発売中!
最低でも6巻までは刊行される予定で、完結まで描かれると単行本のあとがきやネット上などで明言されている本作。
なんといっても未完だったことが最大のネックだったとも言える本作、その問題点が解消される(予定)なわけですから、これは読まないわけにはいかないでしょう!!
妖怪モノ好きのみならず、老若男女問わず楽しめるであろう内容になっていますよ!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!



なんか自分の近所の本屋さん何件か見た感じ、第2巻だけ妙に部数が少ない気がしますので、ご購入の際はお気をつけください……

少女奇談まこら 1 完全版 (電撃ジャパンコミックス ア 1-2)
アスキー・メディアワークス
平野 俊貴

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少女奇談まこら 2 完全版 (電撃ジャパンコミックス ア 1-3)
アスキー・メディアワークス
平野 俊貴

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少女奇談まこら 3 完全版 (電撃ジャパンコミックス ア 1-4)
アスキー・メディアワークス
平野 俊貴

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本日紹介いたしますのはこちら、「おどろ町モノノケ録」第1巻です。
アスキー・メディアワークスさんの電撃ジャパンコミックスより刊行、電撃コミックジャパンにて連載されています。

作者は押切蓮介先生。
押切先生の作品は「押切蓮介」のテーマで紹介をまとめていますので、よろしければあわせてご覧くださいませ。

さて、本作は押切先生の得意とするホラーギャグです。
最近は「サユリ」のような本格ホラーや、「ツバキ」のようなくらい話、「ゆうやみ特攻隊」のようなホラーアクションを描いており、このようなホラーギャグは久しぶり。
鬱展開やバトル、ガチホラーなどを描きぬいてから始まった本作はどんな感じに仕上がっているのでしょうか?

道を歩く少年、貝。
どうも彼は腹ペコキャラのようで、お腹が空いて困っているようです。
ふと目に付いた見知らぬラーメン屋。
知らないラーメン屋に入るのは、アジに対する不安と期待が入り混じるものですが……
どうやらこの店は貝の舌を満足させるものだったようで。
ご満悦でラーメンをす、すっているとどんぶりのそこには何か黒くて細長いものが入っています。
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きくらげの千切りか?と思って掬い上げてみると、それはなんと長い髪の毛!!!
これは何なんだいと店主に問い詰めるのですが、店主のおっさんは逆切れ!
俺の妻が隠し味として女の命を入れたのに、侮辱するのかと怒り出し、その妻を大声で呼び始めたのです!
なんかやばいと感じた貝はお代を置いて出ようとするのですが、その前にその妻が全力ダッシュでやってきてしまいました。
その妻とは
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どう見ても幽霊です。
彼女は貝を押し倒し、マウントポジションに。
そして5分以上にわたりびんたを放ち続け、オマケに貝の虫歯になっていた奥歯を手で引っこ抜くという拷問を科してきたのでした!!

場所は変わって、とある八百屋さん。
店先には店主らしいおっさんとその娘の百子、そしてカッパがいました。
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カッパは売り物のきゅうりをもりもり食べており、店主のおっさんはすっかりご立腹。
百子にきゅうり食わないようにちゃんとしつけとけと言い付け、今度食ったら時給マイナス500円だぞ!と脅すのでした。
百子が、2時間働いたらお父さんに1000円払うってことよ、とカッパに耳打ちしていると、そこに顔面を晴らした貝が通りかかりました。

貝と百子は幼馴染。
ラーメン屋で拷問されたことをきいた百子はそれが客にしていいことかと激怒します。
亡霊の奥さんはだんだん私怨をこめて殴ってきたそうで、貝は心底オバケのことが嫌いで仕方ないとボヤくばかり。
ですが百子の怒りは収まりません!
このままでいいと思ってるのか、通報しよう!とたきつけ、早速そのラーメン屋を通報したのです!

駆けつけた警察は、相手が亡霊でもしっかり取り締まり。
最近の幽霊対策は霊媒師ではなく国家権力が行っているんだそうで、人外の存在が人間に危害を加えることは重罪なんだぞと亡霊奥さんに語りかけます。
ですが亡霊奥さんは自分の心臓が止まっているからって差別するのか、自分はもと人間だぞ!とまたまたキレまくり!!
暴れまわる亡霊を、警察は取り押さえます。
その騒ぎを聞きつけて、集まってくる野次馬は若者、ご老人、子供、そしてなんか良くわからないオバケたち。
そんなオバケも
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「亡霊は恐ろしい存在だ」といってみたり、「物騒だ」といってみたり、ともすれば「人間とオバケの争いは楽しい」といってみたり……
オバケがごく当たり前のように現われるこの町はおどろ町。
人間とオバケが一緒に住める「仲良し共存計画」が最初に適用された町。
程なくして亡霊は取り押さえられ、貝は与えられた苦痛のお返しとして亡霊奥さんのお尻をぺんぺんする権利が与えられます。
あまり気乗りしないものの、周囲はやっちゃえやっちゃえと応援ムードで引き下がれません。
嫌々ながらも群衆に見守られ、お尻ぺんぺんに励む貝。
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オバケが心底嫌いな貝は、どうしてもこの町が好きになれないのでした……

というわけで、オバケと人間の共存する町を舞台にして描かれる本作。
第一話ではかけらも登場しませんが、このあと出てくるなんか良くわからないオバケ、ノブオと貝の2人が主役として物語は展開します。
貝のパートはオバケによって普通ではなくなってしまった日常生活を描き、ノブオのパートはあることで彼がぶち込まれてしまう逢魔時プリズンの様子を描く、二本柱構成。
目を引くのは押切先生作品の王道的設定を逆転してあることでしょうか。
いつもなら主人公(ないしその仲間)だけがオバケに強いというのが押切先生のセオリーなのですが、本作ではそれが逆転し、お化けを本格的に恐れているのが主人公の貝だけに。
更にオバケの立場自体が非常に弱いものになっていて、ちょっとしたことで監獄にぶち込まれるわ、自給50円とかの超薄給でこきつかわれているわとそれはもう哀れな扱いをされているのです!
とはいえオバケもその人を驚かしたいという本能には逆らえないわけで。
オバケ差別にさいなまれながらも、主に貝を驚かせ続けるいじらしい(?)姿に注目ですよ!!

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なぜか途中からものを食べるときの擬音が水木先生風になる本作。
この第1巻だけでもひと段落つく感じにまとまっており、非常に手を出しやすい内容になっておりますよ!
……登場キャラがひねくれ気味な人ばっかりなのがちょっとアレですけど!!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!


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