3階の者だ!!

DEBがお送りするネタバレありのコミックス紹介ブログです。 短編物では一話にスポットを当てて、長編物ではこの後どうなるの?と言うところまで紹介しているつもりです!

2012年01月

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本日紹介いたしますのはこちら、「enigma【エニグマ】」第6巻です。
11年12月に集英社さんのジャンプ・コミックスより刊行されました。

作者は榊健滋先生。
本作の紹介は「エニグマ」のテーマでまとめておりますので、よろしければそちらもご覧ください。

さて、e-testを誰一人欠けることなくクリアしたスミオたち。
e-testは、スミオとしげるの友人であったキリヲがエニグマとなって、自分の役に立つものを選抜するために仕組んだものだと言うことが判明しました。
キリヲは冤罪によって入れられた監獄から脱出するため、一旦誰かにエニグマを継承するためにe-testを仕組んだのです。
エニグマとなったものは、何でも3つ望みをかなえられる代わりにあらゆる宿命を背負うのだとか。
新たなエニグマとなったのはやはりスミオです。
スミオはエニグマとなり、その証である髑髏にこう願ったのでした。
お前はこの世から壊れてなくなれ、と!

髑髏破壊の願いを出してからはや4日。
スミオの周りには特別な変化はないようです。
この願いはかなえられないのだろうか?そんな予想もよぎり始めた頃、キジマから一通のメールが届きました。
とある今は使われていない廃病院に呼び出すそのメール。
スミオはわけがわからないまま、メールで指定された場所へ行ってみるのです。

廃病院の中は、何故かキレイな状態になっています。
不思議に思いながらも先に進んでいくと、そこにはともにe-testを潜り抜けた仲間たちがいるではないですか。
皆もキジマに呼び出されたようです。
程なくしてそのキジマが姿を現し、一同をある部屋へと連れて行きました。
そこにいるのは、なにかグロテスクな音を立てる、黒い何かをかぶらされて蠢いているモノ!
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それはなんと、骨だけが消失した人間だというではないですか!
そしてその人間もまた、スミオたちのようにエニグマに能力を与えられたものだとか。
こういった、骨だけが奪われた能力者が、ここ数日で続出していると言うのです!
犯行に及んでいるのは、おそらく「カニバル」。
キリヲなどを陥れた、一連の事件のきっかけともいえる存在です。
カニバルは能力のあるものを食い、その者の力を手に入れる様子。
その結果として、被害者はこのような骨のない姿へとなってしまうようです。
カニバルがそのように力をつける目的はただひとつ……あの髑髏!
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目的のためならば、人を再起不能にすることも辞さないカニバル。
そんな人物に、全能ともいえる力を持つ髑髏を渡すわけには行きません!
一刻も早くこの髑髏をこの世から消滅させる必要があるのです!
それも、髑髏の力によって周りの人物の運命をゆがめないようにフォローしながら……!

一同の結束を深め、また後日連絡すると言うことで解散となりました。
しげると共にスミオは電車に乗って帰るため、駅のホームで待っていました。
その最中でも、キリヲのことを心配している様子のしげる。
そんなそぶりを見て、スミオはしげるがキリヲのことを想っているのではないかと考えたようで。
そのことを確かめようと、茂るに切り出そうとしたその瞬間、スミオの携帯に電話がかかってきました。
相手は公衆電話からかけているようで、誰かわかりません。
しげるとの会話を中断し、静かな場所へ移動しながらその電話に出るスミオ。
するとその電話先から聞こえてきたのは、
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失踪したスミオの父親の声ではないですか!!
何をやってるんだ、お袋が心配していると怒鳴りつけるスミオですが、父は時間がないからと要件だけ告げて電話を切ってしまいます。
「12時04分発、外骨島行きの電車に乗れ。その終着駅をめざすんだ。」
まったく意味がわかりませんが、その後に続いた「そこは髑髏の墓があり、誰か一人が人柱になる場所」という言葉から、おそらくエニグマに関しての重要な情報であることがうかがい知れます。
ですがそんな場所聞いたこともありませんし、人柱と言う危なげな響きも気になるところです。
なんとかその情報について詳しく調べたいところですが、そのヒマすらスミオには与えられません。
響き渡るしげるの悲鳴。
どうやらまた彼女が何かを予知したらしいのですが……その予知は「明日町が終わる」「髑髏のせいで人がどんどん消えて、二度と戻れない」と言う恐ろしいものだったのです!
そしてしげるはおかしなことを口走り始めます。
「ここ」は怖い、あのくらい駅で私を独りにしないで。
そういったかと思うやいなや、しげるは背後に突然現われたシミのようなものの中に吸い込まれ、
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忽然とその姿を消してしまったのです……!!
おそらくこれは、スミオの母親を消したあの現象と同じ。
ということはこの髑髏が起こした現象なのでしょう。
自分の願いが引き起こしたのか?と戸惑うスミオに、再び悩む暇も与えない事件が巻き起こります。
突如響き渡った、「外骨島行きの電車が到着します」と言うアナウンス。
そして構内に電車が到着した瞬間、あたりにたくさんいた人々の姿が消え去ってしまったのです!!
乗れと言わんばかりに到着し、口をあけて待つ外骨島行きの電車。
スミオは意を決して乗り込むのですが、そこには既に4人の先客がいました。
強面の大柄な男、今風の女子高生、なぜか金庫のような覆面をかぶった紳士……そして、ジロウが!!

この電車の進む先が髑髏を消滅させるための場所だと言うならば、カニバルもここにいると考えるのが自然でしょう。
そうなればこの中の誰かがおそらくは……!
いつカニバルが牙を剥くかわからないまま、出発する電車。
アナウンスはこんなことを告げてきます。
終着駅につけるのは一人、と。
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カニバルが狙う中、ただ一枚だけの切符をめぐってゲームをしなければならないスミオ。
果たしてカニバルの襲撃を潜り抜け、終着駅につけるのか?
そして、髑髏を消し去ることが出来るのでしょうか!!

というわけで、決着のための最終章が始まった今巻。
この中の誰かがカニバルなのか、あるいはどこかに身を潜めているのでしょうか?
スミオはジロウと共に協力し、おそらくカニバルであろう人物を想定し、脱落させようとします。
ですがそこには、意外な真実が隠されていまして……
物語は間もなくクライマックス。
スミオは髑髏を消滅させ、ねじれかけた運命を修正することが出来るのでしょうか。
決着は間もなくです!!

ちなみに今回、描き下ろしのオマケ漫画はなんと15Pもの大ボリュームで収録!
e-test関係者の9人が、つかの間の平和を楽しみながら、エニグマとの数奇な運命を体感する物語となっているのです!!

クライマックス直前の、「enigma【エニグマ】」第6巻は全国書店にて発売中です。
完結巻となる最終第7巻は、12年2月発売予定。
やってくる決着を、その目で確かめましょう!!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!


エニグマ 6 (ジャンプコミックス)
集英社
2011-12-02
榊 健滋

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本日紹介いたしますのはこちら、「アイアムアヒーロー」第8巻です。
小学館さんのビッグコミックスより刊行、ビッグコミックスピリッツにて連載されています。

作者は花沢健吾先生。
本作の紹介は「アイアムアヒーロー」のテーマにて記事をまとめておりますので、ご一緒にご覧くださいませ。

さて、アウトレットモールの屋上に立てこもる集団に加わることが出来たかに見えた英雄たち。
ですがその中の過激派の男に銃を奪われてしまう上、プラスチックのトンカチ一つ持たされて、ZQNだらけのフードコート内への食料探しに同行させられてしまうのです。
しかも銃を奪った男も銃を持ったまま殺されてしまい、英雄はほぼ丸腰のままZQNだらけの室内に取り残されてしまったのです!!
その上、安全だったはずの屋上にもとうとうZQNが侵入!
藪は意識のない比呂美を背負い、逃走をはかるのですが……

息を潜めたままはしごを上げ下げし、進んでいく藪。
なんとかZQNに発見されないまま下へと降り立つと、藪は靴を脱いで中から何かを取り出しました。
車のキーです。
藪は四六時中靴を履いたままで過ごすことでこの鍵を隠し通していたのです!
車に乗れる少人数ならば、これで脱出することも可能でしょう。
大勢いる中でこの事実が知られればトラブルの種に果せたのはラッキーと言えるでしょう。
ですがその車が置いてある位置は、とてもラッキーとはいえない場所だったのです。
駐車場のてっぺん……
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それは、ZQNが一番集まっているところを通り過ぎなければたどり着けないのですから……

その頃、英雄はと言うと、キッチンの戸棚の中で息を潜めていました。
暗闇の中、丸腰で一人きり。
臼井と鐚一枚を隔てた外の世界には、ZQNがわらわらと……
どうしようもない状況に。英雄は自分自身の手に話しかけたり、たまたま見た時計が12時12分12秒だったことに感動してみたり……要するに何も決められずに現実逃避をしていました。
するとその時、戸棚をノックする音がします!
更に息を潜めて、考える英雄。
ですが、すぐそのあとにもう一度丁寧なノックがされたのです。
英雄が返したのは……「入ってます」。というなんだか的外れな返答。
運よく(?)そのノックの主は生きている人間でして、生きてるかと確認した後そっと扉を開けたのでした。

その人物は、食料回収半で同行していた男の一人でした。
作戦が失敗したことを確認し、同時に英雄に銃があればZQNを倒せるかと言うことを確認してきます。
根拠のない返答はしない性質の英雄は、ZQNの人数は何人くらいかと聞き返しました。
屋内なら十数匹、施設全体なら100匹弱と言ったところだ、言う答えを受けた英雄は、すこし考えた末……
銃と弾、距離の取れる空間があれば弾の数だけ倒せる!とはっきり答えたのです!
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その自信を感じさせる答えを聞いた男は、腹をくくったと言って名乗りました。
男の名は村井。
いままでブライとあだ名で呼ばれていた男です。
彼は、自分がZQNの注意をひきつけるから、その隙にドアの先にいる死体が抱えている銃を取ってもらうという作戦を提案します。
お前に命は預けた、だが死ぬつもりはない!失敗しても恨まないから絶対成功しろ!
そんな矛盾はありながらも力強い言葉をのこし、消えて行った村井。
ここで成功しなきゃ英雄もヒーローどころじゃ有りません!!
気配を殺し、恐る恐る銃を持つ死体の元へ忍び寄る英雄。
そして、死体から銃を引き剥がすことに成功しました!!
求めて止まなかった愛用の銃を再び手にした英雄。
興奮を深呼吸で押さえ込み、その死体が身に着けていた、もともと英雄のものだったチョッキをまさぐります。
数を確認しながら銃弾を取り出す英雄。
102発持っていた弾は95発に減っていました。
手持ちの段数が減っていることよりも、何発か弾が紛失してしまっていることに焦りを覚えた英雄は、こんな管理じゃ警察に怒られると頓珍漢なことをつぶやくのです。
すぐに警察があればだけど、と自分に突っ込みを入れるのですが。

転がっていたフェイスガードつきのヘルメットをかぶり、村井がZQNをひきつけている場所に向かう英雄。
村井は英雄が求めていた、距離の取れる拾い場所、フードコートで客がそれぞれ飼ってきたものを食べる広場にいました。
どうやらもうギリギリのタイミングのようです。
すぐに発砲しようとするものの、フェイスガードが邪魔で照準が合いません。
ですがもう悩んでいるヒマなんてないわけで。
ばっとフェイスガードをひろげ、村井にしゃがんでと叫ぶ英雄。
覚悟を決める暇もなかったことが幸いしたのでしょう。
英雄は落ち着いた表情のまま、いつもやっているであろう習慣どおり「はーい。」と言う確認の声と共に
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確実にZQNの頭を打ち抜いたのです!!

一発撃ってしまったことによって、踏ん切りがついた様子の英雄。
焦りのような物がないわけではないでしょうが、落ち着いたまま確実にその場のZQNをしとめます。
銃弾の再装填も手馴れたもので、実にスムーズですばやく弾はこめられ、そして放たれていき……
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村井は当面の危険から脱出するのでした!
ですが今の銃声を聞いて、ZQNが集まってくるのは時間の問題のはず。
とりあえず屋根の上に登って、上から狙い撃ちにしよう、ということになるのですが……
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はしごは無残にも折られており、上に登ることができません!
そうこうしているうちにも、集まり始めるZQNたち。
上に登ることができず、もし登れたとしても既に上にはZQNがいると言うこの状況。
逃げるために戦うしかありませんが、銃弾は限られていて……
一体英雄たちはどうすればいいのでしょうか!?
そして、ZQNたちの巣窟に、完全な丸腰で突入せざるを得ない薮の運命は!!

というわけで、とうとう英雄が自分の意思で銃を発砲し、人(?)を殺めた今巻。
ついに名前どおりヒーローになったと言ってもいいのでしょうが、何せヒーローになった場所がいけません。
逃げ場のないZQNの只中で派手に立ち回ったからには、全滅させるか死ぬかしかないでしょう。
上に逃げることができず、普通に外に出れば死霊のえじき。
村井と共に逃げ出せればいいのですが……?
そして薮と比呂美の動向も気になるところ。
比呂美が起きていれば戦力として期待できたかもしれませんが、あいにく今の比呂美は頭部を打たれて眠っている状態です。
なんとかZQNに見つからないことを祈るしかないわけですが、よほどの強運を持っているか、あるいはなんらかの手段でZQNを他のところへひきつけるしかないでしょう。
なにより、そもそも比呂美が薮に対して今まであまりいい印象を持っていないことも忘れてはいけません。
がぶりとやられる危険も覚悟なければならないでしょう!
そして、姿が見えない伊浦の動向、すっかり置いていかれた荒木は?
かすかな希望を与えてくれたアウトレットモールは、たった一日で崩壊を迎えるのです……

アウトレットモール編が終わりを迎える、「アイアムアヒーロー」第8巻は全国書店にて発売中です!
どこまでも広がる感染の渦。
この地獄には終わりがあるのでしょうか?
その脅威は、次巻以降でもイヤと言うほど思い知らされるようです!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!


アイアムアヒーロー 8 (ビッグ コミックス)
小学館
2012-01-30
花沢 健吾

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本日紹介いたしますのはこちら、「走馬灯株式会社」第4巻です。
双葉社さんのアクションコミックスより刊行、漫画アクションにて連載されています。

作者は菅原敬太先生。
本作の紹介は「走馬灯株式会社」のテーマにてまとめさせて頂いておりますので、あわせてご覧下さいますと幸いです。

さて、突然どこにでも現れ、その人の人生をその人の視線で見たままの映像でみせてくれる走馬灯株式会社。
この謎だらけの会社に、今日もまた客が現われ、運命を変えて行きます。
ところが今回この会社に招かれる人物は、いつもとは事情が違うようで……

たった三人の零細探偵事務所、澄川探偵事務所。
その主である澄川と、抜けたところもあるものの一生懸命な光明寺、そして彼らをサポートする羽宮。
彼らはあまりやってこない仕事を、懸命なチームワークでこなしていました。

ある日、澄川は順調にこなしていた仕事を、あるホームレスによって仕事を妨害されてしまいました。
せっかくの仕事を思わぬ形で失ってしまった澄川ですが、ホームレスは妙なことを言い出すではないですか。
どうやってもいけないある場所を探して欲しい。
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……走馬灯株式会社を、と!!

彼は喜島と名乗りました。
第2巻で登場し、走馬灯株式会社の見せてくれた真実を受け入れずに自分の人生が収録されたディスクを破壊。
同時に、それまで生きてきた自分の人生を失ってしまった男です。
その一部始終を語った喜島ですが、当然人生の収録されたディスクを所蔵しているところがあるなどという話を簡単に信じられるはずがありません。
ですが、やはり気になるのも確か。
澄川は早速調査をしてみるのですが、唯一の手がかりと言えた喜島の母親に尋ねてみても帰ってくるのは「子供はいない」と言う返答で。
言うまでもなく、彼が走馬灯株式会社を見たという場所に言っても何もありません。
ささっと切り上げて、事務所で待っていた羽宮にそのことを伝える澄川。
ですが、羽宮は正式に依頼を受けたわけでもないのに何故探すんだと怒っています。
羽宮は気がついていたのです。
5年前に死に別れた、彼女の姿をもう一度見たいから走馬灯株式会社を探しているんじゃないか、と。
本当ならば別にそれも悪いことではないでしょう。
ですが、実は羽宮は澄川に思いを寄せているのですから面白いわけがありません。
その思いにさっぱり気がついている様子のない澄川。
洞察力が全然ない、私の気持ちなんてわかっていない、と羽宮は泣き出してしまいます。
澄川は泣き出した羽宮を見て慌ててしまい、お前の気持ちって優秀な探偵になって独り立ちした言ってことだろ?などと的外れな返答をしてしまうのです。
その言葉を聞き、羽宮は決意してしまいます。
この探偵事務所をやめることを。
お前のような息のあったパートナーはいないんだ、事情も言わずやめるなんて認めないぞと一層慌てる澄川。
その様子は、羽宮を更に絶望させる結果になってしまうのです。
親にもちゃんと就職しろと言われていたし。
なにより、澄川のところにいて「夢は叶わない」と痛感するのが辛いから……
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最後まで羽宮の気持ちに気がつかない澄川は、去っていく羽宮に最後まで的外れな言葉を投げかけることしか出来ないのです。

騒ぎを聞きつけた光明寺。
事情を聞くと、彼はきちんと羽宮の思いに気がついていたようで、真実を教えようとします。
ですがその瞬間、澄川の電話が鳴り響きました。
その相手は、意外にも羽宮!
すぐに電話があると思ってたんだよ、などと言いながらその電話を手に取ると、電話口の羽宮からは思いもよらない言葉が紡がれたのです!!
例の走馬灯株式会社、神出鬼没といっていたが……
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今、自分のアパートの隣にある、と……!!

慌ててくるまでその場に急行する2人。
道すがら、澄川は光明寺に羽皮が自分に思いを寄せていたと言う事実を聞きます。
そんなことあるわけないと否定する澄川ですが、それならば自分が亡くした彼女の形見のお守りを見つめていたことや、走馬灯株式会社をさがしていたことに怒っていたことなんかに合点がいきます。
ですがその真実に気がついて、反省する間もなく再び電話がかかってきます。
どうやら電話先の羽宮は、走馬灯株式会社の中に入ってしまった様子。
なんだかヤバイ雰囲気だから思わず個室に逃げ込んでしまった、というのですが……
突然電話口から声がしなくなり、電話が切れてしまうではないですか!
ヤバイムードが漂ってきましたが、ここはとにかく急ぐしかありません。
交通規制なんかもあり、なかなか目的地にたどり着かず……
自分達は何かやばいものに首を突っ込んでしまったじゃないか?
そんな胸騒ぎを感じながら、羽宮のアパートへとたどり着くのですが、その隣には
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空き地が広がっているだけではないですか!!
羽宮はどこに行ってしまったのでしょうか。
羽宮が見たであろう、彼女の人生には何がうつっていたのでしょうか。
物語は思わぬ方向へと進んでいくのです……!!

というわけで、走馬灯株式会社を探す人物のお話となった本作。
今までの本作で、走馬灯株式会社直々に登場人物に害をなすことはなかったわけですから、羽宮ももちろん死んだりはしていません。
では羽宮は、走馬灯株式会社もろともどこへ行ってしまったのか?
その実情が明かされる、羽宮視点でのこの後が描かれます!
その結果に待っていたのは、誰しもが予想しなかったもの。
このお話から、本作の最大の謎であった走馬灯株式会社そのものに迫るシリーズが始まることになりそうです!!
さらにこの後のお話で、「株式会社」と銘打つからには付き物の存在が示唆されます。
謎ばかりのこの会社。
その全てが明かされるときが、もしかしたらそう遠くないうちにやってくるかもしれません!!

今までに内心展開を向かえる、「走馬灯株式会社」第5巻は好評発売中です!
明かされないまま完結してもおかしくはなかった、この会社の正体に迫り始めた今巻。
やがて白日の下にさらされるであろう、真実を楽しみに待つことにしましょう!!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!


走馬灯株式会社(5) (アクションコミックス)
双葉社
2012-01-28
菅原 敬太

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本日紹介いたしますのはこちら、「君に届け」第15巻です。
集英社さんのマーガレット・コミックスより刊行、別冊マーガレットにて連載されています。

作者は椎名軽穂先生。
本作の紹介は「君に届け」のテーマにてまとめておりますので、あわせてご覧くださいませ。

さて、修学旅行に行ってきた爽子達ですが、そのたびの中では様々な出来事が起こりました。
風早と爽子がキス寸前まで行ったり、矢野は付き合い始めたばかりの茂木と別れたり。
中でも一番大きな出来事は、龍が千鶴に告白したこと!!
思いもよらなかった言葉に、千鶴は龍をそういう風に見たことがない、と断ってしまったのでした。

大きな事件があったとは言え、怪我や病気などのトラブルもなく、思い出深い物に終わった修学旅行。
爽子と矢野ちづは3人で集まり、撮影した写真を見ながら楽しかった日々を振り返っていました。
ですがそうなるとどうしても出てくるのが、矢野と千鶴に降りかかった恋愛がらみの問題。
そのことに話題が及ぶと、矢野はあくまでドライに「よく考えればタイプじゃなかった」「めんどくさいから気を遣わなくていい」とバッサリ。
千鶴はと言うと……龍とは今までどおり普通の関係だよと答えます。
そういえば来月は龍の誕生日だし、何をあげようかなぁ、と本当に気にしていないのか、あるいは気にしていて隠しているのかがハッキリしない表情で続ける千鶴。
矢野はせっかくだから付き合っちゃえばよかったのに、と読者の思いを代弁茶々を入れるのですが、龍と付き合って分かれるとか、今の関係を変えることが想像できないんだと断言します。
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普通の関係を続けたいと願っている千鶴ですが、告白されたと言うのに気にせず、ハイ今までどおり!と行くものでしょうか。
その答えは、千鶴自身がわかっているのではないでしょうか……?
爽子も爽子で、龍と付き合うとなればちゅーとかするんじゃん?できないよ!という千鶴の言葉にそれはもうドッキリコとしたわけですが!!

翌日から、本当に千鶴と龍は今までどおりの関係を続けているように見えました。
むしろ今までどおりでないように見えたのは、爽子と風早のほうです。
修学旅行では手と手を取り合い、唇同士が触れ合う直前にまで距離が縮まった2人。
ですがその反動なのか、いつも通りの生活に戻った2人はなんだかちょっと距離が開いてしまっている様子。
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爽子はその微妙な距離と、秋の終わりを告げる風に寂しさをの様なものを感じるのでした。

なんだかんだとこちらも寂しい思いをしていた矢野。
彼女に何かとアプローチをかけてくるケントですが、いろいろ考えてしまって矢野はそれを受け入れることはしません。
そのひとつが、ケントの取り巻きである女生徒たち、通称ケントガールズです。
そんなケントガールズと、矢野は偶然トイレで鉢合わせしてしまいました。
ケントと距離が近い矢野に文句をつけてきた……というようなことは無く、なんとケントガールズ入りしないかと言うお誘いでした!!
ケントと付き合いたいわけではなく、イケメンで優しく気配りも出来るケントを囲んでキャッキャと楽しくやる。
仮にケントが誰かと付き合い始めたとしても、ケントの代わりはいないし、ただ一緒に楽しく遊ぶと言う関係は変わらない。
そんなたのしそーな雰囲気に引き込まれそうになる矢野ですが、矢野のキャラじゃありませんし、ここはぐっとこらえて踏みとどまります。
軽い感じのケントですが、アレはアレで愛されてるんだなぁ……と考えながら教室に戻る矢野。
そんなときにバッタリケントに出会ってしまい、しかも例によって紳士的気配りで道を譲ってくれたりしたのですから、流石の矢野もちょっぴり意識せずにはいられないわけで……
そんな様子をおくびにも出さず、普通にやり過ごす矢野。
ですがそんな日に限って帰りの電車を待つ人気のないホームでケントと出会ってしまうのです。
自分が乗る電車に乗らず、わざわざ別のホームにいた矢野の元へやってくるケント。
ケントは先ほどのやり取りも含め、修学旅行でケントに慰めた件から矢野が自分を避けていることに気がついていました。
そのことを指摘された矢野は、自分はあまり人前で泣いたりしないから恥ずかしかったし、アレから県とはめちゃくちゃ自分のことを見てるから……と顔をケントに向けないまま答えます。
別にあの修学旅行のときもめちゃくちゃ辛かったとか言うわけじゃないから、と弁解しようとする矢野に、何も言わず温かい飲み物を差し出すケント。
それを口にする矢野を、じっと見つめます。
そして口にしたのは、「なんで見てるかわかる?」と言う言葉でした。
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言葉と同時に注がれる、優しい視線。
ですがそれに答える前に、矢野が乗る電車がホームに到着し……
矢野は逃げるかのようにその電車に乗ってしまうのです。
取り残されたケントはそれでも優しい笑顔を崩さず、手を振るのでした。

その夜、千鶴は龍の家へと海苔巻きを届けに歩いていました。
これは昔から恒例のことのようで、普通に接するなら届けるのが自然です。
ですが告白のことを踏まえて今まで龍のしてきてくれたことを考えると……やはり今までのように、くだらない話なんかをする気の置けない姉弟、と言う関係が続けられないことが解ってしまい……
そんなことを考えながら龍の家に着くと、ちょうど龍の家から風早が出てきたところでした。
ピンと来た千鶴は、すぐさま「なんか聞いた?」と風早に尋ねます。
事実、話の流れで千鶴に告白してふられた、と聞いていた風早はすこし悩んだあと、その問いを肯定で返すのです。
それを聞いた千鶴は手にしていた海苔巻きをドンと風早に押し付け、渡して置いてと言い残して走り去ってしまいます!
走りながら、千鶴の胸には様々な思いが去来します。
ずっと一緒にいるんだと思っていた龍。
その関係はもう終わったんだ。
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事実をまじまじと知らされてしまった千鶴は、その頬に涙を伝わせるのでした。

というわけで、千鶴と龍、矢野とケントの話にスポットライトの当たる今巻。
この後は千鶴と龍の関係がメインとなり、2人の過去と、これからを予感させる物語が展開するのです!
千鶴と龍の関係も気になるところですが、急接近している矢野とケントの間も目が離せません。
順調にこの2人が結ばれるのでしょうか?
周囲への気配りを欠かさず、一見軽く見えるという共通項を持つ2人だけに、お似合いと言えばお似合いなのですが。
そして、なんだかちょっぴりギクシャクしてしまっている爽子と風早。
仲が悪くなっているわけではありませんので、時間の問題では在りましょうが……やはり見ていてヤキモキしてしまうところ!!
こちらも併せて見守っていくしかないようです!!

矢野ちづのストーリーが進展する、「君に届け」第15巻は全国書店にて好評発売中です!
この調子で行きますと、矢野ちづがあるべきところに納まり、爽子と風早がちゅーしたあたりが着地点となるような気がする本作。
そんな大団円にはもう少しかかりそうですが、感動のクライマックスが近づいていることは確実と言えるのではないでしょうか!!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!


君に届け 15 (マーガレットコミックス)
集英社
2012-01-25
椎名 軽穂

amazon.co.jpで買う
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本日紹介いたしますのはこちら、「魍魎の揺りかご」第4巻です。
スクウェア・エニックスさんのヤングガンガンコミックスより刊行、ヤングガンガンにて連載されています。

作者は三部けい先生。
今までの紹介は「三部けい」のテーマにてまとめています。
よろしければご一緒にご覧くださいませ。

さて、前巻で今回の殺人鬼になる現象が、猿を宿主にしていた寄生虫によるものであることがわかりました。
だからと言って情況が好転しているわけではなく、以前船の中に閉じ込められたまま。
更に犠牲者は増える上、感染してしまったカナが、完全に発症して我を失ってしまう前に感染していない真琴たちも道連れにしようと画策し……

カナと2人きりになってしまった春日。
ですが、春日がちょっとした探し物をするためにカナと別れたその瞬間、何者かの手によってかなのすぐ近く似合ったボンベが爆発しました!
その音が鳴り響いてすぐ、春日は今の音は何だとカナの元へと戻ってきたのですが、そこにカナの姿はありません。
カナは別の部屋へと移動し、身を隠していたのです。
体中に突き刺さった食器類。
刻まれた傷がすぐに治ってしまう様子を見られてしまっては、自分が感染していることが完全にばれてしまう。
そう考えたカナは、傷が治るまで隠れることを選んだのです。
ですが、この痛みはカナを更なる狂気へと導くのです。
春日はカナが感染していることに気がつき、感染しているかどうかを確認するためにボンベを爆発させたに違いない。
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……殺す。

その頃、腕に焼印を入れることによって感染者かどうかを判別し、焼印がないものは容赦をしないという非情な判断をしていた芹沢達のグループに衝撃が走っていました。
サーベルによって殺されている、三人の外国人。
冷静な芹沢は、おそらくこの三人を殺したのは感染者や狂気に狩られた人間などではなく、身内か何かを焼印のあるものに殺され、復讐に燃えている人物であろうと推測します。
刺し傷などの状態から、その復讐者、「十字架狩り(クロスハンター)」は凄まじい腕前を持っている上に冷静な強敵だと考えられ……
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感染者以外にも厄介な敵を作ってしまった形になりました。
正面から戦っても勝ち目はない上、相手はクレバー。
おそらく多くの生存者が、脱出と保身のため上の方、船底へと向かっていることも気がついているはずで。
このままでは遭遇を避けることはできないでしょう。
芹沢は、仲間内で一番体格のいい大河原に武器を持たせ、遭遇に備えます。
するとその直後、タイミングを窺ったかのようにクロスハンターが姿を現しました。
まともに戦っては勝ち目なし、がむしゃらに逃げても危険区域に戻るだけ。
最初に狙われたやつは全速力で来た道を引き返せ、と全員に告げる芹沢。
賢いヤツならば、おそらく最初に狙うのは体格がいい大河原か芹沢でしょう。
覚悟を決め着る間もなく、クロスハンターは狙いを定めました。
狙われたのは……
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大河原です!
大河原は全速力で引き返し、芹沢達は別方向に駆け出すのです!!

そのころ、春日はエレベーターの前で思案していました。
もちろんエレベーターは動いていませんが、入り口とその向かい側の入り口は開いています。
当初はカナをわたらせるためにいたか何かで橋を作ろうとしていたのですが、春日一人ならジャンプで飛び移れそうです。
先ほどまでより向こう側が暗くなった気がするものの、ここは悩んでいても仕方ありません。
飛ぶしかない、と覚悟を決めたその時、向こう側から走ってくる人影が見えました!
クロスハンターから必死で逃げる大河原です!
何かにおわれているのか、と様子を見ていた春日。
大河原もエレベーターの穴を飛ぼうとしたのでしょう、向こう側から速度を緩めずに突っ込んできます……が!
向こう側の入り口に差し掛かったとき、大河原は
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ガラスのようなものにぶつかったではないですか!!
ガラスを突き破り、バランスを崩してエレベーターの穴へと落下していく大河原。
この高さではおそらく、助からないでしょう……
ですが春日にとって問題はそこではありません。
本来そんなところにあるはずのないガラスの壁。
おそらくそれは自分を殺すために用意した罠だろう!
そして、さらに大河原が逃げてきた脅威がこちらに迫っていると言うことも無視できません。
……後者の脅威はすぐに判明しました。
ゆっくりと姿を現す、クロスハンター。
彼は大河原が落下して死んでいるであろうことを確認し、また向こう側へと戻っていきます。
春日は身を隠してクロスハンターに発見されずに済みましたが……
向こう側にはクロスハンター(春日はその正体を知りませんが)、そしておそらく罠を仕掛けたであろうカナがいます。
なんにせよ敵しかいない向こう側。
ここは思案のしどころですが、敵しかいないならばそれなりの対応が出来る、そう考えて春日は向こう側へと飛びうつります!
まず気をつけなければならないのはカナのトラップだろう……
そう考え、注意深く様子を窺いながら先に進む春日。
するとそこにはカナが隠れもせずに待っているではないですか!!
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首をつり、ぶら下がった状態で……!!
あのカナが本当に自殺などするのでしょうか?
この事件をきっかけに、春日の本性が明らかにされるのです!!

というわけで、新たな展開を迎える本作。
なんと言っても今巻の目玉は、春日です。
前述の紹介ではまだその全貌が明らかになってはいませんが、彼の本性は予想を超えるものでした!
そんな春日と、恨み、妬み、他人の不幸を願うカナ。
カナが残す恐怖の遺産が、この後の物語を大きく左右することになりそうです!!
生き残っていた人物も減っていき、物語は徐々に最終局面へと近づいているわけで。
真琴達、春日、クロスハンター、芹沢達、そして感染者。
彼らがどのように絡み、そして誰が生き残るのか。
生き残ったあと、脱出は出来るのか。
興味は尽きませんね!!

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次々襲い来る恐怖。
状況的にも生存者的にもまだ完結まではひと悶着もふた悶着もありそうですね!!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!


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2012-01-25
三部 けい

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