3階の者だ!!

DEBがお送りするネタバレありのコミックス紹介ブログです。 短編物では一話にスポットを当てて、長編物ではこの後どうなるの?と言うところまで紹介しているつもりです!

2012年03月

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本日紹介いたしますのはこちら、「STUDIO FIVE(ステューデイオ ファイブ)」第1巻です。
白泉社さんのJETSコミックスより刊行、ヤングアニマル増刊あいらんどにて連載されています。

作者は竹内桜先生。
竹内先生は87年にデビュー後、少し時間を置いて94年に「ぼくのマリー」で連載デビューしたベテラン漫画家です。
「ぼくのマリー」「ちょこっとSister」など、アニメ化を果たす人気作を排出していらっしゃる実力派。
現在も集英社さんや白泉社さんを主戦場として活躍されています!

さて、本作は小学生の女子を主役に据えた日常ものです。
今流行の、所謂ゆる系の日常モノで、掲載誌にもふさわしいエロス要素もちょっぴり加えた内容となっているのですが、ほんのちょっぴり非日常要素も混じっていたり。
とにかく様々な要素が入りつつも、決して小難しくはなっていない作品なのです!

今日も皆よりちょっぴり早く登校し、係の仕事に取り掛かるエマ。
時間を確認し、百葉箱の扉を開けると、そこには
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なんか変な小動物が眠っていました。
その姿を見てしばらく何かを考えていたエマ。
とりあえず邪魔なそれをちょっとどけて、気温なんかを記録帳にしたためると、とりあえず何も見なかったことにして扉を閉めるのでした。

とりあえず、朝の会で担任の先生にその旨を報告するエマ。
ムカデとかなら躊躇なく処置していたが、サイズから言って返り血とかがすごいことになりそうだからやめておいた……
などと伝えていると、
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件の小動物を頭に乗っけたエマの幼馴染のクラスメイト、ちよりが教室に走りこんできたではないですか!!
ちよりの頭をかじっているその小動物、なんでも校庭で拾ったんだとか。
何故百葉箱を出られたのかは謎ですが、とにかくこうして白日に晒されてしまった小動物、とりあえずバルボアと名づけられました。
どうやら歯が生えかけているため、かゆくて何かをかじりまくっているらしいバルボア。
先生に買っていいかと尋ねるのですが……
どうも飼育箱に入りきらない生物はクラスで飼うことを許されないようです。
じゃあこの子はどうするのか?
皆でその処遇を考え、結局ボーイッシュ系の女子、あきらが飼っていいかどうか親に効いてみると言う流れになりました。
ですがそこでちくりとやったのは他ならぬエマです。
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大きくなったらどうする?生肉をがつがつ喰うようになったり、体重300キロとかになったとしても責任を持って飼えるのか?と!

そうまで言われては手をあげる人物などいません。
結局バルボアは野に放たれることになりました。
1人ぽつんと校庭に立つバルボア、それを見つめるエマたち。
するとバルボアはちょっぴり名残惜しそうな(?)顔をした後、とことこと歩き出し……
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百葉箱の中に入って、中から鍵をかけたのでした!!
なぜか百葉箱の鍵の開け閉めができるバルボア。
こうしてエマたちの日常には、謎生物バルボアが加わることに。
なんてこと無い日常に彼が加わっても、大きな変化はありません。
エマたちの毎日は、当たり前のように続くのです!

というわけで、謎生物を加えた小学生の生活を描く本作。
メインとなるのはエマとちよりの凸凹コンビとあきら、そしておっとりナイスバディのはむちゃんにマイペースなみゆきちの5人です。
エマとちよりが毎回のように行う息のあった夫婦(?)漫才、運動神経抜群ながら体はしっかり女の子なあきら、5人の中では受身な方ながら、見せるところはしっかりと個性を見せ付けてくれるはむちゃんとみゆきち。
彼女達がバルボアの相手をしてみたり、体力測定にいそしんでみたり、成長振りを比較しあってみたり……
水着や
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下着姿に加え、学校長がいろんな意味でハイスペックな変態さんのおかげで、いまや珍しい
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ブルマ姿なんかも見られます!
そんなかしましい彼女達の毎日に加え、唯一キャラクターとして登場する男子のメガネ君の青春のほとばしりや、違うクラスながらたまたま見かけたバルボアの容姿に心奪われてしまったお嬢様系吹奏楽部員の女の子など、いろいろな思惑のあるお子様達の参加もありまして。
女の子が三人寄れば姦しいとはよく言いますが、5人プラスアルファも加われば賑やかになるのも当たり前ってもんでしょう!!

小学生女子と謎生物の賑やかエブリディ、「ステューディオ5」第1巻は好評発売中です!
08年に掲載され始めてから、三年半を経てようやく単行本としてまとまった本作。
ゆるりとした日常を愛でるように楽しむもよし、ちょこちょこと挿入される下品にならない程度のエロスでにやつくもよし!
今のところバルボアの存在意義があんまり無いような気がしますが……
いなければいないで気になっちゃう、刺身のツマのような存在ではあります!!
今後の彼の活躍に期待しつつ、今は仲良し五人組の毎日を見守ろうではありませんか!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!


ステューディオ5 1 (ジェッツコミックス)
白泉社
2012-03-29
竹内桜

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本日紹介いたしますのはこちら、「新 職業・殺し屋。 斬ZAN」第15巻です。
白泉社さんのJETSコミックスより刊行、ヤングアニマル増刊Arasiにて連載されています。

作者は西川秀明先生。
本作の前シリーズ、「職業・殺し屋。」などの紹介は、「西川秀明」のテーマでまとめておりますのでよろしければあわせてご覧くださいませ。

さて、殺し屋を主人公にした作品「職業・殺し屋。」の正式な続編となります。
「職業・殺し屋。」と言いますと、そのハンパじゃないエロス&バイオレンスぶりで、人を選ぶ内容ながらも130万部を超えるヒットを飛ばしました。
第15巻で一応の完結となったその「職業・殺し屋。」。
本作では、改題こそされたものの、基本的には前作と同じノリで物語が紡がれていくようです!

ロンドンの町をさわがす、連続猟奇殺人事件。
遠きロンドンの地で日本人の女性ばかりが切り殺されていると言う、そんな物騒極まりないニュースを聞きながら、ひたすら営みに励んでいる男女がいました。
夕食後から、夜が明けるまでひたすら行為に耽っていたと言うその二人……
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志賀と蟷螂です!

何故彼らが、二人きりでロンドンに来ているのか?
それは、前作のラストで「職業・殺し屋。」のサイトが姿を消し、休業に入ったことが原因となっているのです。
折角のやすみだから、とオーナーの啓たちが二週間にわたるロンドン旅行をプレゼントしてくれました。
断る理由もありませんし、ただで海外旅行にいけるのですからのぞむところでしょう!
飛行機はビジネスクラスでしたし、ホテルも三ツ星。
空港の応対やホテルの食事なんかの細かな不満はあっても、なんだかんだとたのしい旅行になっていたのです。
ですがそれも、ある女性との出会うまでの話、ですが……

ホテルの料理にご不満の蟷螂のおなかを満たすため、外のレストランにやってきていた二人。
そこに、日本人の女性、春香が現れて声をかけてきたのです。
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久しぶりに日本人に会えて感激したと言う春香、ロンドンで暮らして3年弱になると言います。
ここに来て自分にしかできない何かを模索していると言うのですが……そう言いながらも、春香のまなざしはどこか物憂げなのです。

志賀と蟷螂の慰安旅行を、新婚旅行だと勘違いしている春香。
いろいろ説明するのも面倒ですし、そんなところだと答えた志賀たち。
春香はそんな志賀たちに、自分をガイドとして雇ってくれないかと言い出しました。
ガイドと言っても、同じ日本人のよしみとして同行したいと言うだけのようで……
流石にロンドン暮らしが長いだけあり、穴場なども知っていて日本語も英語もできる春香は旅行を楽しいものにしてくれます。
ところが、三人がかの有名な殺人鬼「ジャック・ザ・リッパー」の殺人現場として有名な地区にやってくると……
そこは立ち入り禁止になっていたのです。
昨日そこが、件の連続猟奇殺人事件の現場になっていた為に!

その連続猟奇殺人、殺され方が鋭い刃物でズタズタにされているという、まるでかのジャック・ザ・リッパーを髣髴させるもの。
三人はオープンカフェでその事件関連の会話を交わしていると、志賀の耳に空気を切り裂く怪音が飛び込んできました!
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咄嗟にバッグを盾にしてその怪音の発生源を防ぐ志賀!
バッグをズタズタに切り裂いてしまうその物体……
鋭利な刃の鞭の様なそれは、紛れもなく志賀が銀髪の蜘蛛として使う武器、「蜘蛛の糸」と同じもの!!
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すぐさま志賀はその蜘蛛の糸の持ち主を追いかけます。
が、あの人知を超えたスピードを誇る志賀の追跡が土地勘が違うとは言えあっさりと振り切られてしまうのです!
この謎の人物、その武器からしても今世間を騒がしている猟奇殺人犯と見て間違いないでしょう。
何故自分と同じ武器を持っているのか?
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その謎に迫るとき、失われた志賀の過去に迫ることにもなるのです……!!

そして、自分が狙われたにもかかわらず警察に連絡しないと固辞する春香の素性も気になるところ。
彼女と親しいルームメイトの日本人、絵理子も登場し、
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物語をより複雑にするのです!

愛用の武器を持たずに旅行に来てしまった志賀と蟷螂。
なにやらただならない関係であるらしい春香と絵理子。
4人がこの物語に絡み合い……蜘蛛の過去、そして現代のザック・ザ・リッパーとの対決が始まるのです!!

というわけで、新たに仕切りなおしとなった本作。
西川先生の取材がたっぷりと活かされた(?)、ロンドンと言う舞台での思わぬ相手との戦いが描かれています。
慰安旅行と言う楽しげなものから一転し、物語はハードなものに!
春香や絵理子のキャラクター背景も、最初に登場した明るい少女と言った印象とは違う、本作らしいものであったり。
仕切りなおしてもやはりエロ黒バイオレンスの本作らしさは失われ邸内のです!!

遠き霧の都で蜘蛛の過去との邂逅が果たされる「新 職業・殺し屋。 斬ZAN」第1巻は全国書店にて発売中です!
ドラマCDつき限定版も同時発売となっている本作。
旧作「職業・殺し屋。」の大型新装版の刊行も4月よりスタート予定で、職・殺完全復活といったところでしょう!
新装版には描き下ろしオマケ漫画や全巻購入得点なんかも用意されているそうで、新規の方はもちろん、旧作から買っている方も要チェックですよ!!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!


新 職業・殺し屋。 斬 ZAN 1 (ジェッツコミックス)
白泉社
2012-03-29
西川 秀明

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本日紹介いたしますのはこちら、「NO LONGER CHILDREN(ノーロンガーチルドレン) 子供失格」第1巻です。
双葉社さんのアクションコミックスより刊行、漫画アクションにて不定期に連載されています。

作者は友利卓司先生。
友利先生は、第9回漫画アクション新人賞を受賞し手デビューした新人漫画家です。
09年にはあの小池一夫劇画村塾を卒業していらっしゃいまして、劇画のテイストを色濃く残した作風となっています!

さて、本作は簡単に言ってしまえば主人公が怪物を叩きのめしていくバトル漫画です。
ですがその怪物と言うのがまず、オカルト的な物好きな人にはたまらない、マイナーメジャー問わないUMAであるというだけでも好事家にはたまらないはず!
そして、その主人公と言うのもまた一風変わった設定でありまして……とにかく個性の強い作品になっているのです!

凄まじい吠え声を上げながら、人を頭からバリバリと貪り食う野獣。
一見すると熊のようにも見えますが、その姿は見れば見るほど我々が良く知る動物とは一線を画していることがわかります。
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この巨大で獰猛な生物は、「チュパカブラ」。
南米で目撃されるUMAと同名ですが、そちらはだいたい子供くらいの大きさで、家畜の血を吸ったりする生態だとされているはず。
ですがこのチュパカブラは、体長3メートル超、体重にいたって半トン!
鋭い牙と爪を持ち、5メートルを超えるジャンプを生み出す強力な筋力も兼ね備える……額面以上の「怪物」なのです!

怪物が餌……人間をむさぼっている様を、安全な位置で見つめている人物がいました。
そのチュパカブラの飼い主にして、オークションへ出品する老人。
そのオークションの品定めに来ているらしい何名かの男性。
そして、その凄惨な残虐劇に嫌悪感をあらわしながら、「ファイターのスカウトに来た」と言う眼鏡の女性です。
老人は闘犬か何かのスカウトか?と笑いつつ、残虐ショーへ再び視線を向けます。
最初に口にした男性の頭部を租借し終えたその怪物、残された女性と少年へと興味を移します。
この生贄は老人の部下が無作為に誘拐してきたんだそうで。
見も知らぬ少年をぎゅっと抱きしめ、一緒に神様にお祈りしよう、天国に行ける、と最後まで励まそうとする女性。
ですがその少年は、「大丈夫だよ、ボクがここから助け出してあげるから!」と言い出すではないですか!
その台詞はすごくカッコいい台詞ではありますが、この局面では到底安心できるものではありません。
かっこいい言葉だけど逃げるのなんて無理だ、といって少年を自分の後ろに隠そうとする女性。
少年はその女性はグイと引き離し、いきなり大声で名乗ったのです!
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ボクの名前はトーマス・テスラ、5歳!
お前みたいな悪い怪物はぶっ飛ばしてやる!と!!
残念ながらチュパカブラは、普通の人間が、それも5歳の少年がどうにかできる相手ではありません。
それでも殴りかかっていく少年。
当然返り討ちにされる、と誰もが思ったことでしょう。
が、彼のパンチは
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一撃でチュパカブラに大量の吐血をさせるほどの凄まじすぎる威力を持っていたのです!!
一撃で体がふらつくチュパカブラ。
そこにトーマスは、更に追い討ちのアッパーをがら空きの顎に叩き込みました!!
その威力は、500キロを誇るチュパカブラの巨体を空高く舞い上げるほど!
そしてそのパンチを放ったトーマスの体は先ほどまでとは違い
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常軌を逸した勢いの筋肉で膨れ上がっていたのです!!

マイオスタチン(ミオスタチン)関連筋肥大症。
遺伝子変異によって、動物の筋量が倍にも膨れ上がることから、ダブルマッスル症とも呼ばれる症例です。
以前は家畜やペットの後輩の中から半ば人為的に作り出された症例だったそうなのですが、近年では人間にもその症例が報告されているそうで。
トーマスもまたその症状なんだそうですが、その筋量は倍なんてものではありません。
大人の五倍以上の筋量があることは明白です!!
やがてチュパカブラは捕食者としてのプライドなのか、立ち上がって再びその爪で襲い掛かってきます。
ですがそんなチュパカブラに、トーマスは顔面へのカウンターパンチをお見舞い!!
その勢いでチュパカブラはコマのように回転し、たまらずノックダウンしてしまうのです!

このままでは面白くないのがチュパカブラのオーナーである老人。
刺激剤をガンガンチュパカブラに打ち込み、強制的にその闘志を湧き立たせました!
ようやくチュパカブラは反撃のキックをトーマスに直撃させるのですが、ほとんど効いていない様子。
すぐさま顔面を鷲掴みし、そのまま地面に叩きつけました!!
そのダメージで、いの内容物を逆流させるチュパカブラ。
それは、哀れな犠牲となった多くの人々の亡骸でもあり……
トーマスはそれを見て逆上!
体により一層力を入れたかと思うと、なんとあのばかげた太さの筋肉が見る見ると細くなっていくではないですか!
筋肉が凝縮され、高密度になっていっているのです!
まるで金属のような硬度となったその体。
生み出される力のままに踏み切るトーマス!!
するとその衝撃は、きのこ雲を上げるような物凄さ!!
体ごとその勢いで飛び込まれては、チュパカブラの体も粉々にならざるを得ないじゃありませんか!!
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そしてトーマスの怒りはチュパカブラを片付けてもやみません。
チュパカブラを使い、人々を餌にしていたような悪い大人は許さない。
そう言ってトーマスは、銃弾すら跳ね返す屈強なその体で、
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怒りをぶつけるのです!!
子供らしい、その思いのまま感情を爆発させて!!

あのスカウトマンの女性、どうやらトーマスこそが求めていたファイターだったようで。
その圧倒的なパワーに笑みを浮かべながらも、その狂乱振りに怖気を感じるのでした……

というわけで、超マッスル5歳児の奮闘を描く本作。
超強い子供と言えばあの世紀末のリーダー伝を思い出してしまいますが、こちらはもっとリアル路線。
ギャグはなく、大真面目にとんでもないことをやってのけます!!
某リーダー的存在と大きく違うのは、性格自体は歯止めの利かない感情の起伏があったり、肉親にしつけられちゃったりするごく当たり前の少年だと言うこと。
それだけに、その有り余るパワー+子供らしい感情の爆発で、大暴走を引き起こしてしまったりするのです!
とは言えそのパワーはもう圧巻の一言。
この後もUMA好きにはたまらない、「ニンゲン」「サンダーバード」などなど、大型未確認生物との激闘が続いていくのです!!
さらにトーマス以外の超人も複数登場!
彼らがどんな形でトーマスと絡むのか、彼らの参戦で物語の骨組みが変わるのか?
このあたりも気になるところです!!

マッスル5歳VS巨大UMA、「NO LONGER CHILDREN(ノーロンガーチルドレン) 子供失格」第1巻は全国書店にて発売中です!
超人がみせる超越パワーが描かれる本作。
あふれ出すパワーを、渾身の描きこみで堪能させてくれますよ!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!





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本日紹介いたしますのはこちら、「あの夏で待ってる」第1巻です。
アスキー・メディアワークスさんの電撃コミックスより刊行、コミック電撃大王にて連載されています。

作者は毒田ペパ子先生。
毒田先生は本作が商業誌デビューらしい新人漫画家さんです。

さて、本作は同名のアニメを原作とした、所謂コミカライズ作品です。
アニメのストーリーをなぞりつつオリジナル展開も挿入。
こういった作品にはよくあるような、原作を見ている人でないとついていけないようなダイジェスト的なものではなく、本作だけでも十二分に楽しめる作品となっているのです!

古びたカメラを手に、夜の星空を撮影している少年、海人。
父や母を不慮の事故で失った彼ですが、人が死んだ後はどうなるのかと言うことを考えながらカメラを回しています。
人が死んだら天国に行くというが、そうではない。
思い出となって、心に宿って生き続けていく。
でも、それもやがて消えていく。
……だから、忘れてしまわないように何かに残したいと思うんだ。
そんな思いを胸に秘めながらカメラを回していると、突然夜空を照らす強い光が現われたのです!
なんだかわからないうちに、その光は海人のほうに迫ってきました!
その謎の光の勢いにあおられ、足を踏み外して崖から落下してしまう海人!
海人は死を覚悟するのですが、そのとき何者かの手が伸ばされるような感覚を覚え……
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気がつくと、海人はベッドの中にいたのでした。
もう学校に行く時間ですし、カメラもしっかりと枕元に置いてありまして。
あれは夢だったのでしょうか……?

朝ごはんを姉と一緒に食べていると、姉は三ヶ月間の海外出張に行くといいだしました。
海人は、大きなお家にこのお姉さんと二人暮らし。
そうなれば三ヶ月間ひとりぐらしということになるのですが……
間もなく夏休みにも入りますし、海人もそれなりに自炊ができます。
快く姉を送り出すのでした。

学校にやってくると、クラスメイトが次々と話しかけてきました。
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ショートカットで活発な感じの柑菜、イケメン眼鏡の哲朗、ロングヘアーで内向的な美桜。
彼らの口に出す話題は、映画を撮るというお話。
海人が最近カメラでそこかしこを撮影しているために出てきた話題なのですが、当人にはそんなつもりはなく、適当に取っているだけなのです。
とは言え、何かしたいという漠然とした思いは海人にもあるのです。
何をしたいのかまでは本人にもわからないながら、なんとなく窓の外の風景をカメラに収める海人。
すると偶然校門から走りこんでくる、眼鏡をかけた赤髪のロングヘアーの女生徒がファインダーに入り込んできたのです。
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その様子を見て、海人はああいうのがタイプなんだと冷やかされるのですが……

その女性は貴月イチカ。
今日より転入してきた三年生です。
抜群のプロポーションに整った顔、そして目を惹く赤い髪を持っているとなればクラスの男子達が放っておくわけがありません!
ですがその有象無象の男子達を退けたのは、クラスの中でもひときわ小柄な少女、檸檬。
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なんだかクラスでも恐れられている存在らしい彼女、いきなりイチカにいい友達になれそうだとアプローチ。
いきなりお昼を二人っきりで食べることになるのでした!

その二人がお昼を食べている様子を窺っているのは……哲朗とそれに促されてついてきた海人、そしてそれをこっそり追いかけてきていた柑菜&美桜でした。
哲朗の人脈を駆使し、イチカの身体データなんかをゲット。
それも、海人がイチカを気にしていることを感じ取った哲朗の親切心からだったのですが……
その親切心は、もう一歩踏み出してしまうのです!
海人を引っ張り出し、イチカたちの目の前に現れる哲朗。
そして簡単に自己紹介をした後、いきなり映画出演を依頼したのです!!
まだ撮る事すら決まっていない映画の出演を、それも何の面識も無い(イチカは海人を知っているようなそぶりを見せていますが!)先輩に依頼するなんて、到底受け入れられるとは考えられません。
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ですが意外にもイチカは、二つ返事であっさり承諾してくれたではないですか!!
なぜか一緒に檸檬も参加することになり、なんだかなし崩し的に映画撮影を開始することになったのでした!

そしてそのあと、ひょんにもほどがあることからイチカは海人の自宅に居候することになります。
かなり普通の人からずれた感覚を持つ彼女が一体何者なのか?
いや、それより初対面の女性と二人暮らしをすることになってしまったこの状況はどうなのか?
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そして、複雑に絡み合う恋愛模様はどうなるのか?
少しばかりの謎を絡ませつつ、忘れられない夏の想い出が紡がれ始めるのです!!

というわけで、謎の先輩を交えた映画撮影に挑むことになった本作。
物語は主要登場人物(檸檬以外)の恋愛模様に焦点が当てられて進むことになります。
青春ほとばしる甘酸っぱい夏の日がこれでもかと描かれるのです!
展開はアニメ版を踏襲し、丁寧になぞられているのですが、そこかしこに本作独自の要素もちりばめられておりまして。
何でも脚本の黒田洋介先生からは、毒田先生の完成で隙に描いてもらってもいい、最悪誰かを殺してしまってもいいとまで言われているそうで。
もしかしたら今後は大きく物語の展開がかわってしまうことも考えられます!
アニメ視聴済みの方も目が離せませんよ!!

アニメも好評のうちに完結を迎えた、「あの夏で待ってる」第1巻は全国書店にて発売中です!
ちょっぴりSF風味が混ぜ込まれた、高校生の甘酸っぱい青春が楽しめる本作。
リア充の日常に身もだえするしかありませんよ!!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!


あの夏で待ってる 1 (電撃コミックス)
アスキー・メディアワークス
I*Chi*Ka

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本日紹介いたしますのはこちら、「東京喰種 トーキョーグール」第2巻です。
集英社さんのヤングジャンプ・コミックスより刊行、週刊ヤングジャンプにて連載されています。

作者は石田スイ先生。
本作第1巻は12年2月22日の記事にて紹介させていただいております。
よろしければあわせてご覧くださいませ。

さて、思わぬ事故から人間を食う生物、「喰種(グール)」の内臓を移植されてしまったカネキ。
その体は徐々に人間のものからグールのものへと変化を遂げて行き、人を食べなければ生きていけなくなってしまう自分の体と戦いながら人間生活をつづけようとしました。
ですがそんな生活も限界を迎え、友人のヒデを襲ってしまいそうになってしまうのです。
すんでのところで行きつけの喫茶店、あんていくの従業員でありグールであるトーカに救われたのですが……

あんていくの店長に誘われ、アルバイトとして働くことになったカネキ。
店長はコーヒーの入れ方はもちろんのこと、人の世界への溶け込み方もじっくりと教えてくれようとしていました。
コーヒーは手間をかけることで味がまったく変わる。
人も同じ、あせることは無い。
そう言って穏やかに教えてくれる店長は、人間社会に潜んで生きていくグールにとっては、人間を生きた教本として学ぶ必要がある、とグールらしい言葉を続けたあと、こういって言葉を締めくくったのです。
私は好きなんだよ、ヒトがね、と。

「大きな荷物」を持った客が来たらこっそりと店長に知らせる。
そんなルールを教えられたカネキは店に出ます。
そこで待っていたのは、バイトの先輩であり、グールの先輩でもあるトーカと……客としてやってきていたヒデでした。
グールに襲われて気を失っていたヒデですが、どうやら店長によって「交通事故に巻き込まれて気絶、トーカが看病していた」という説明をうけているようで。
完全に勘違いですが、ヒデはトーカがずっとそばにいてくれたような気がすると思い込み、なんだかすっかりトーカに入れ込んでしまったのでした。

そんな能天気なヒデですが、彼の登場がカネキの日常への復帰を意味しているわけではありませんでした。
「あいつに気づかれてはいけない」。
そうトーカが釘を刺してくるのです。
確かに何かのきっかけで自分達がグールであることが知れれば、それは命の危険に直結します。
ましてや、グールになりかけているカネキが、今までのように日でと友人関係を続ければその恐れは倍増どころではありません。
そんな状況を牽制するように、トーカはキッパリと言い切ります。
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ばれたら、ヒデを殺す。
その言葉に今時分が置かれている状況の厳しさを痛感するカネキですが、頭痛の種はまだあるのです。
ヒデを守るために戦い、カネキが致命傷に近いダメージを与えたニシキというグール。
行方をくらました彼が、どんな行動を取るのかわからないのですから。

その後、カネキは普通の人間のようにものを食べるふりをする練習を行います。
食べ物を噛み千切ったあとに噛み砕かず、10回程どかむふりをして飲み込む。
グールの体となったカネキには、今までの食事はそれすらも耐え難いほどにまずいものになっており……
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上手くそれができるようになるまでは時間がかかりそうです。
どんどんとしなければいけないこと、気をつけなければいけないことが増え、憂鬱にならざるを得ないカネキ。
ですがそんな彼に、すこしだけ明るくなれる材料が与えられたのです。
店長から手渡された、ほのかに茶色い角砂糖のようなもの。
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中身がすこし違うんだそうで、グールが唯一飲める人間の飲み物、コーヒーに溶かして飲めば空腹がある程度抑えられるんだそうです。
材料は「知らない方がいい」とのことですが、確かにこれならば抵抗なく口に入れられそうです。
とは言え、あくまでこれは空腹を抑えるだけの効能しかありません。
いざとなったら「肉」を口に入れることも、覚悟しなければならないようなのですが……

そんなある日、あんていくに親子連れがやってきました。
やさしそうなお母さんと、引っ込み思案な印象を受ける娘さんの、笛口親子。
彼女達もグールとのことで、こんな普通の母子でも人を狩るのか?とカネキは率直に感じるのですが、どうやら彼女達は少し事情が違うようです。
トーカが言うには、カネキと一緒なんだとか。
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自分で人を狩れない。
そんなグールもいると言うことに、カネキは驚きをかくせないようです。

その頃、カネキたちの暮らす「20区」に事件が起こっていました。
人を狩るはずのグールを、真っ向から返り討ちにして殺してしまう人間……
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「喰種捜査官」がやってきたのです!
グールだという証拠を見つければ、容赦も躊躇もなく殺していく捜査官に、あんていくをはじめとした20区のグールたちは戦々恐々。
なにせ、仮に反撃して殺しでもしてしまえば、この地区にグールがいることが知れてかえって多くの戦力がこの地区に殺到してしまうことになるのですから!

慣れないグールとしての生活、血も涙も無いと思われていたグールにもいた同類、そして襲い繰る捜査官。
山積する問題を、カネキは片付けていくことができるのでしょうか!?

というわけで、新展開を迎える本作。
しばらくはこの笛口親子や捜査官が物語の中心に据えられていきそうです。
グールであり、人間でもあるカネキ。
ですがおそらく捜査官からすれば単なるグールとしてしかうつらないでしょう。
カネキの気持ちとは裏腹に、避けられない戦いがやってくることは間違いなさそう。
ヒデの件やニシキの件もあるだけに、これらがどのように絡み、物語を構築していくのかに注目していく必要意がありそうです!!

グールとしての生活が始まる、「東京喰種 トーキョーグール」第2巻は全国書店にて発売中です。
グールとしての生活を強制される今巻。
カネキはその運命を受け入れるしかないのでしょうか?
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!


東京喰種トーキョーグール 2 (ヤングジャンプコミックス)
集英社
2012-03-19
石田 スイ

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